1521. ドロップ
漫画は未読だけど映画はそれほど楽しめなかった。 シンプルなヤンキー映画でベタな展開のために意外性はない。 初監督作品にしてはまとまってはいるけど、少し古い感じもして物足りなかった。 [DVD(邦画)] 3点(2013-08-29 22:50:38) |
1522. 完全なる報復
《ネタバレ》 司法制度への疑問を提示してはいるが、ドラマとしては粗が多くて入り込めない。 妻子を惨殺された夫の復讐劇なら普通はその夫に感情移入するものだけど、イカれた犯罪者にしか見えないので無理。 そうかといって検事にもまったく共感できず、ラストの返り討ちも疑問で後味の悪さだけが残る。 [DVD(吹替)] 3点(2013-08-26 22:55:33)(良:1票) |
1523. 不夜城 SLEEPLESS TOWN
《ネタバレ》 事件のキーを握る謎の女・夏美を演じる山本未來に役に見合った魅力がない。 それほどの美女ではないし、男を次々と虜にしていく魔性を感じない。 金城武はイケメンだけど演技の下手さが気にかかって、緊迫すべき場面で盛り上がらない。 登場人物に中国人が多くて名前が覚えにくいし、人間関係やストーリーがややこしくてわかりにくい。 裏切りの連続で意表をつきたい意図はわかるけど、描写が足りないので話の流れが急すぎてなかなか乗っていけない。 原作を無理に2時間サイズに詰め込んだからこうなってしまった印象。 無国籍カオス状態でのマフィアの抗争は惹かれる世界だけど、これは小説の映画化の悪い見本のよう。 [ビデオ(吹替)] 3点(2013-07-31 21:24:25) |
1524. ekiden [駅伝]
廃部になった部を部員集めから始めて再生させていく物語はよくあるパターン。 主演の伊藤高史のインパクトがちょっと薄いし、ストーリーがベタすぎる。 スター選手の中村俊介と元マネージャーの田中麗奈をめぐっての三角関係を絡めているが、ハッとするような展開はなかった。 田中麗奈もこんな顔だっけと思うほどあんまりかわいく映ってないような…。 [ビデオ(邦画)] 3点(2013-07-30 21:09:34) |
1525. 死刑台のエレベーター(1958)
当時は斬新なサスペンスだったかもしれないが、粗が目立っていろいろ気になる。 これがフランスヌーヴェルヴァーグの傑作?って感じ。 サスペンスとしては格別の出来とも思えないので、フランス映画っぽい独特の雰囲気が評価されたのかもしれないが、その空気感が自分には合わない。 ジャズトランペットをバックにしたオシャレぶった雰囲気も、気だるい演出にもちょっと醒めてしまう。 この気だるさは、サスペンスに必要な緊張感を損ねているようにも感じる。 [ビデオ(字幕)] 3点(2013-07-21 22:27:07) |
1526. マルホランド・ドライブ
初見ではさっぱり理解できず。 夢か幻想が混じっていることはわかるけどその境目がはっきりせず、意味がわからず途方にくれて、思わず解説サイトをあさってみることに。 これほど置き去りにされた感覚は寺山修司の『さらば箱舟』以来か。 デヴィッド・リンチや寺山修司のアングラ系作品は難解で頭が混乱して疲れるので苦手。 一つの不明点でもあればそこに引っかかるタイプだと、イライラしてフラストレーションが溜まるばかり。 感性で観るのがいいようで、論理的に納得しようとすると迷路にはまる。 ナオミ・ワッツの魅惑の裸体のことなど吹っ飛んで、超難解な問題を必死で解こうとあがき出す。 本作はとても自分の手には負えない。 人の解説など参考にせずに自力ですべて感じ取れた人に畏敬の念を抱いてしまう。 解説を踏まえた上で見直すとなんとなくわかったものの、こういう世界観はやっぱり合わないし、同性愛的なドロドロした要素も苦手。 クオリティは高いけど、初見でわからないのも当たり前のような作り方って研究対象ではなく娯楽を求める映画としてどうなの?って気持ちも。 [DVD(字幕)] 3点(2013-07-07 22:03:57) |
1527. ティファニーで朝食を
オードリーの代表作の一つなので期待したが、思わぬ凡作で拍子抜け。 ラブコメなのに、主人公ホリーのキャラにまったく魅力を感じないのが致命的。 原作者カポーティは主人公にモンローを熱望していたようだが、オードリーとこの役に強い違和感を覚える。 変な日本人キャラも面白くもなんともなく邪魔なだけ。 「ムーンリバー」だけは耳に残るがストーリーに盛り上がりもなく、名作とされていることが本当に不思議。 [DVD(字幕)] 3点(2013-06-27 00:47:30) |
1528. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
《ネタバレ》 学生のときから虚言癖のような主人公を好きになれない。 詐欺師が主人公の映画では、主人公に肩入れして騙しの痛快さを味わうのも醍醐味のひとつ。 ところが、この映画はFBIをはじめとして騙される側がマヌケすぎて緊張感が一向に高まらない。 実話に基づいているのかもしれないが、脚色はされているようで、そんな手に騙されるバカがいるかと思えてイライラしてくる。 時代が時代だとはいえ、捜査機関のレベルが低すぎる。 おまけに、主人公にも感情移入できないのが厳しい。 重大な犯罪者が刑期を務めることなくFBIにスカウトされて大成功する結末も引っかかる。 違法ハッカーがヘッドハンティングされたり司法取引が当たり前のアメリカらしくはあるけれど、正直者がバカをみるような世の中を間接的に肯定しているようにも見える。 [DVD(吹替)] 3点(2013-06-15 23:54:46)(良:1票) |
1529. ほしをつぐもの
《ネタバレ》 たけしが素に近い笑顔で、よくあるバイオレンスの香りはない。 女性レポーターがメインのストーリーに絡んでいないのでムダな印象。 淡々としていて盛り上がりに欠けた。 ラストで河原に姿を現せたたけしの笑顔が、今までにないくらいチャーミングでカッコよく見えた。 [ビデオ(邦画)] 3点(2013-06-13 00:12:56) |
1530. はるか、ノスタルジィ
《ネタバレ》 一人の少女との出会いをきっかけに、忘れ去った過去と向き合う中年の小説家が主人公。 男は少年の姿で現われた自分自身とともに、封印された過去を解いていくファンタジー。 ストーリー、演出、音楽など、どれもツボにハマらず。 中年男と少女の恋愛をファンタジーと文学仕立てに作った感じがついていけない。 少女好きな大林監督の幻想を見せつけられているよう。 はるかは少年時代の綾瀬を愛して現在の綾瀬に抱かれたようだが、男の視点で都合のよすぎる展開だ。 男にとっては三好遥子に対する贖罪でもあり、癒されて安息を得ただろうが、少女にとってはどういう意味があるのか。 『さびしんぼう』のときも感じたが、自分にとっては感傷的になる要素がなく琴線に触れなかった。 大林ワールドに共感できないのは、大林監督の持つ原風景がまったく異なっているということかもしれない。 2時間40分はとても長かった。 [ビデオ(邦画)] 3点(2013-06-12 00:12:34) |
1531. 贅沢な骨
《ネタバレ》 不感症のホテトル嬢ミヤコと親友のサキコ、それにミヤコの客の新谷が加わっての奇妙な共同生活。 つぐみがしっかり濡れ場を演じているのに、ホテトル嬢役の麻生久美子が出し惜しみして中途半端な濡れ場しか演じていないのは興ざめ。 ミヤコは新谷と関係を持ちながら、新谷にサキコを抱いてくれと頼む。 新谷がサキコと仲良くなっていくるとミヤコがヤキモチを焼くが、その対象はサキコだったというちょっと複雑な三角関係。 サキコが自分のことを汚いと思い込むのは、その理由に説得力がない。 ずいぶん屈折しているので三人の誰にも共感できず、自分とは縁遠い作品に感じさせる。 ノドに刺さった鰻の骨、影踏み、ミキサーに入れられた三匹の金魚、バレエを踊る少女…。 こういうメタファーを多用して解釈を観客に委ねて投げっぱなしにする映画は、文学青年が自己陶酔しているような気取りを感じてしまう。 [ビデオ(邦画)] 3点(2013-06-11 00:18:48) |
1532. 地雷を踏んだらサヨウナラ
《ネタバレ》 実在の人物がモデルだが、主人公の戦場カメラマンに共感できない。 動機がよくわからないからだ。 子供の遺体撮影を激怒するおばさんがいたが、そちらの気持ちならよくわかる。 正義感や使命感、ジャーナリズム精神などといえば聞こえはいいが、どうしても空々しく聞こえる。 戦争に対する怒りよりも、いいショットが撮れたとの興奮が優先して見える。 金や功名心を臭わせるシーンもあったが、人が命を落としている場面をカメラに収めて回る姿に腹立たしさを覚える。 共感できない主人公の行動を淡々と追われても、見ていておもしろくない。 なぜアンコールワットを目指したのかが伝わってこないので、それを目の前にした姿を見ても感動も何もない。 戦争の巻き添えになったとしても、リスクは承知の上だろうから自己責任としか思えない。 下手に反戦やヒロイズムに脚色して主人公を美化したりはしていないので、リアルさだけはある。 地雷で吹き飛ばされる子供や簡単に人が殺されていく様子に、戦争の実態、狂気を感じる。 それだけになお、そこへ自ら好んで身を置くことがわからなくなる。 「自分探し」をするにはあまりに危険な場所なのに、自分は大丈夫という思いがどこかにあったのだろうか。 「地雷を踏んだらサヨウナラ」という言葉とは裏腹に、死を自らに降りかかる現実として受け止めていないようにも見えてしまう。 [ビデオ(邦画)] 3点(2013-06-08 00:16:42) |
1533. ひまわり(2000)
《ネタバレ》 海難事故で亡くなった小学校の同級生の葬式で、久しぶりに集まる面々から悲しみは感じられない。 葬儀に出るのも面倒くさそうなので、朋美の希薄な人間関係がうかがえる。 みんなの昔話から次第に朋美の人間像が明らかになっていく。 小学校の回想シーンは、ノスタルジーを刺激する。 幻影で小学生の自分に出会い、朋美の靴を隠したことを思い出したのは、朋美に好意を持っていたことを確認することになる。 汚いからボールをぶつけられなかったという本心とは裏腹の言葉が、朋美を傷つけた切ない痛みを伴って蘇る。 子供の頃の何気ない残酷な行為が甘酸っぱい後悔となって残るという経験は、誰しもがあるのだろう。 ファンタジー仕立てで、どこからどこまでが現実で幻想なのか判然としない。 冒頭のニュースで死亡者12名が全員クラスメートの名前だったとしても、それに意味を持たせるのはあまりに不親切。 観客が通常気がつかないようなことをするべきではないし、謎を投げっぱなしでわからないヤツは置き去りにしてしまえという作り手の傲慢さを感じる。 12人死亡したのが全員関係者なら話が全然変わってくるし、ストーリーも破綻しているように思える。 結局、何を描きたかったのかがよくわからず、よかったのはノスタルジックな雰囲気と映像の美しさ。 [ビデオ(邦画)] 3点(2013-06-07 00:09:35) |
1534. ショーガール
《ネタバレ》 ショーガールの裸がいっぱい出てくるのに、少しもエロさを感じないのが残念。 淑女なら胸の谷間だけでもエロスを感じるのに、揃いも揃って品がなくてケバいからか。 不名誉なラジー賞をもらうほどではないと思うが、確かに面白くなかった。 主人公を含めて登場人物のほとんどに嫌な面が目について好感が持てない。 そんな映画を好きになれるわけがない。 ノエミが目の上のタンコブだったクリスタルを突き落として重傷を負わせたのに、最後でとってつけたように和解したところで、醜いいがみ合いの不快感は解消されない。 [ビデオ(吹替)] 3点(2013-06-06 00:14:14) |
1535. HYSTERIC/ヒステリック
《ネタバレ》 カップルが知人の留守中に部屋に無断侵入して居座り、金に困ってその部屋の隣人を殺してしまった実在の事件が元になっている。 保母を目指した平凡な女が「太く短く生きて死ぬ」が信条の男と出会い、犯罪を繰り返しながらのその日暮らし。 刹那的で我慢のできない男を千原ジュニア、男に流されるようについていく女を小島聖が演じるが、無軌道で浅はかな二人に嫌悪感しか覚えない。 男がグレた原因が、母が父を裏切って他の男に走ったというのもありきたりでガキっぽすぎて同情するに当たらない。 男のクズっぷりと女のダメさ加減でイライラするだけ、二人に関わった被害者に同情するのみ。 同じ犯罪ものでもギャング映画のようなスケールも痛快さもなく、ひたすらにジメジメと暗い。 [ビデオ(邦画)] 3点(2013-06-02 00:50:51) |
1536. 青い性 処女喪失
島の風景と女優の美しさがみどころだが、ストーリーはデタラメでわけがわからない。 何を描きたかったのか、支離滅裂なまま終わった感じ。 デヴィッド・ハミルトン監督なので、ストーリーは横に置いてイメージビデオとして捉えたほうがいいかも。 もともと映画畑ではなくソフトフォーカスのヌードが評価された写真家なので、物語を作る才能はないのだろう。 きれいな海を背景に、若くてきれいな女優たちのヌードが拝めればいいでしょうという作品だ。 もう少しまともなストーリー性があればいいのだが、女優がもったいない。 エマニュエル・ベアールはコケティッシュで好きな女優。 主役かと思って見たら、この作品では完全に脇役だった。 ヌードを鑑賞する映像作品としてなら価値はあるが、映画としてはポンコツ作品。 [DVD(字幕)] 3点(2013-05-26 20:46:21) |
1537. DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?
これはファン以外の人が見ても面白くないだろう。 インタビューが多くてつまらなかった。 [DVD(邦画)] 3点(2013-05-20 18:50:34) |
1538. チェ 39歳 別れの手紙
前作「チェ 28歳の革命」と同様に淡々と描かれているので、見ていて退屈。 感情移入できず、エンターテイメントの要素も感じられない。 ゲバラが大好きな人以外は、作品世界に引き込まれないのではないか。 [DVD(字幕)] 3点(2013-05-18 22:15:02) |
1539. チェ 28歳の革命
チェ・ゲバラはとても魅力的な歴史的人物だが、映画としては淡々と描かれていてストーリーの起伏がない。 ゲバラの国連演説など実際のモノクロ映像も挿入されている。 史実に忠実にドキュメンタータッチで描いているが、ドラマとしては退屈。 ドキュメンタリーに徹するか、映画としてエンターテイメントを加味するかしないと中途半端。 [DVD(字幕)] 3点(2013-05-18 22:13:33) |
1540. 私の奴隷になりなさい
官能小説の映画化だが、壇蜜と板尾のSM的なやりとりがコントに見えて仕方がない。 エロ目的で観ても、中途半端な作品。 [インターネット(字幕)] 3点(2013-05-12 19:56:23) |