1541. ヴィデオドローム
クローネンバーグ監督とは『クラッシュ』でも感じたけどどうも相性が悪そう。 歪んだ倒錯的なものを感じて、べたつくような気持ち悪さが受け付けない。 [DVD(字幕)] 3点(2013-02-10 08:47:15) |
1542. 真木栗ノ穴
前半までは面白くなりそうな雰囲気があったのに、終盤まとまりがつかなくなった感じでガッカリ。 怪異譚として完成度がそれほど高くなく、エピソードのリンクが弱くて話が収束しなかったような印象。 [DVD(邦画)] 3点(2013-02-06 22:06:42) |
1543. 地獄(1999)
《ネタバレ》 学芸会並みの演技力を発揮する役者が続出して、のっけからすさまじいB級臭がプンプン漂う。 裸の男女がいっぱい出てきて奇妙な動きをするさまは、なんちゃって寺山修司の世界のよう。 宮崎勤や林眞須美をモデルとした人物も出てくるが、メインでなぞっているのはオウムの事件。 凶悪犯が地獄で責め苦を負う姿は、一種のカタルシスがある。 それにしても、セット、特殊効果、演技、演出と、どれをとっても極めてチープなのは狙いなのかマジなのか? エンドクレジットの一シーンで、字が斜めに映っていたのには失笑。 それを修正もしなかった雑さがすべてを象徴していた。 マジだったのかよ、これ…。 [インターネット(字幕)] 3点(2013-02-01 20:11:47)(良:1票) |
1544. でらしね
《ネタバレ》 デラシネとはフランス語で根なし草の意味。 主人公のホームレスは、まさにデラシネだ。 ホームレスが500円で売っている画に惚れこんで、個展を持ちかける画廊の女。 ある事件がきっかけで人物を描かなくなっていた男が、女をモデルにヌード画に挑戦。 画を描かれている女の顔が、性交しているかのように恍惚となっていく。 なんだかお約束通りの展開に、ちょっと興ざめ。 黒沢あすかはオールヌードのモデルで頑張っていたが、『六月の蛇』を観た後だったせいかインパクトに欠けた。 絵にあまり関心がないと、なかなかストーリーに入っていけない。 奥田瑛二の演じる女たらしのだらしない男は、どうも相性が悪くて好きになれない。 ラストはスパッとした終わり方で、あっけなかった。 [DVD(邦画)] 3点(2013-01-26 21:31:48) |
1545. ヘルタースケルター(2012)
《ネタバレ》 わかったことが二つ。 沢尻エリカが大っ嫌いなのでエロさは感じないだろうと思っていたら、それとこれとは別だったこと。 大森南朋は緊張をときほぐすコメディリリーフだったこと。 [DVD(邦画)] 3点(2013-01-21 21:27:50)(良:1票) |
1546. 嵐の季節
《ネタバレ》 俳優の川野太郎の青春時代をモデルに描いた高橋三千綱『掠奪の初夏』の映画化作品。 主人公はバイトで手伝った金融業の取立て先の撮影現場で、俳優としてスカウトされて売れっ子に。 不良少女だったアイとの交流が微笑ましいが、アイが昔つるんでいたヤクザに回されたことを知り仕返しに向う。 こうしてみると、なんだか陳腐なストーリーで少し古臭い気もする。 いわゆる青春もののジャンルに入るだろうが、主人公に感情移入もあまりできない。 新人の田中有紀美はがんばっていたけれど、作品として盛り上がりに欠けた。 [ビデオ(邦画)] 3点(2013-01-21 21:23:32) |
1547. さびしんぼう
共感もできなかったし、琴線にも触れなかった。 「男の子っていつでも母親に恋してるものなのよ」 それって大ウソです。 [ビデオ(邦画)] 3点(2013-01-20 01:43:47)(良:1票) |
1548. ルルの時代
《ネタバレ》 兄の友人に憧れて初体験まではよくある話。 その後のアブノーマルな展開についていけず。 二人の間にオカマのエリーが加わったり、パブロがいたずら心で目隠ししたルルと兄をスワッピングで関係させたり。 家を飛び出したルルが寂しさをまぎらわすためにゲイを漁って3PやSMクラブ通いと過激になる一方。 エリーが助けに入ってなんとか危機を脱するが、その頃には見ているこちらがゲンナリしている状態。 [ビデオ(字幕)] 3点(2013-01-19 23:12:59) |
1549. 千年の恋 ひかる源氏物語
《ネタバレ》 舞台が似合うような演出なので、舞台を映像で見たときに感じる物足りなさがある。 キャスト、衣装、セットは豪華なのに、ストーリーがダイジェスト的で味気なく退屈。 源氏物語の筋を知らないと楽しめないし、知っていたら知っていたで随所でイメージが違ってくるかも。 宝塚じゃないんだから、光源氏はやっぱり男が演じないと。 歌う松田聖子の浮きっぷりも半端なかった。 ファンタジー色を加えるとこうなるのか。 [地上波(邦画)] 3点(2013-01-19 23:08:51) |
1550. 成熟
《ネタバレ》 デビュー作の瑞々しいヌードで話題になった関根恵子だが、本作ではそういうシーンはない。 あくまで純愛青春ものに仕上がっている。 庄内弁や庄内の風景など地方色を生かした叙情は豊か。 ただ、設定やストーリーがさすがに時代を感じさせて、今みると相当古臭い。 水産高校と農業高校というライバル校にいる男女が、あらぬウワサを立てられて東京へ駆け落ちしようとする。 でも、二人とも故郷の海や田んぼから離れられられずに――。 後半からは陳腐な展開にダレてしまった。 ラストもコントになりそうなほどの青春臭さで、なんだか気恥ずかしくなってくる。 [ビデオ(邦画)] 3点(2013-01-16 22:08:20) |
1551. 桜の樹の下で
七瀬なつみの濡れ場だけが見どころ。 [ビデオ(邦画)] 3点(2013-01-13 23:34:26) |
1552. さらば箱舟
寺山修司の世界はシュールでなかなか共感できない。 この作品はあまりに難解でお手上げ状態。 なので、いくつか解説サイトをあさってみたが…。 理解しようとしてもう一回見直す気にもなれず。 [ビデオ(邦画)] 3点(2013-01-12 22:57:48) |
1553. 友情 Friendship
元は感動的な実話だけれど、映画はちょっと退屈で感動もできなかった。 [ビデオ(邦画)] 3点(2013-01-12 22:56:41) |
1554. いこかもどろか
男女七人が好きだったから、期待したけど…。 [ビデオ(邦画)] 3点(2013-01-12 22:54:27) |
1555. アンブレイカブル
アメコミに描かれるヒーローと悪党をモチーフにしているが、アイデアだけが先行してしまった印象。 設定や話の運びに無理があるので、素直に頭に入ってこず、ストーリーの流れに乗れない。 映画が終始暗いトーンで抑揚がないのも気にかかる。 何を描こうとしたのかがピンと来ず、感動もカタルシスも驚きもドキドキ感もなかった。 [ビデオ(吹替)] 3点(2013-01-09 00:05:45) |
1556. 流されて…
《ネタバレ》 しょっぱなから機関銃のようにしゃべりまくる高慢ちきな女が、ウザいことこの上ない。 バカにしてきた使用人の男と無人島に漂流し、力関係が逆転するのは小気味良い。 ブルジョアジーへの怨みつらみを女にぶつけてエスカレートする男。 ついに屈服して従順になる女に、今度は男のほうが溺れていく。 男は気に入らないことがあると女に暴力を振るうが、女がそれさえも受けいれるようになって…。 このあたりがあまりにもリアリティがなくて、ばかばかしい。 暴力を振るわれてもついていきたくなる男も存在するだろうが、そういうタイプの男にも見えない。 あれだけ高慢な女が、いくら立場が変わって現実に適応したとはいえ、そこまで変わらない。 少なくとも助けの船を拒絶したりはしないだろう。 女のキャラなら、策略として助けを拒絶するふりをして男を安心させ、男に救助をしむけるというならわかるけど。 [ビデオ(字幕)] 3点(2013-01-08 00:34:25) |
1557. ロード・オブ・ドッグタウン
《ネタバレ》 スポーツはたいてい何でも食いつけるが、スケボーは見ていても何が面白いんだかさっぱりわからない。 興味のないジャンルを舞台に何が起こっても、全然関心が沸いてこないので退屈。 カッコいいとも思えず、冷めた目で見つめるしかない。 だいだいプロスポーツものの映画化自体が難しい。 演じるのがスポーツの素人なので、本物のプロの技を見せられないからだ。 この映画でも役者がスケボーの大会で技を見せているが、すごさがまったく伝わらなかった。 それなのに、すごい技が決まった態で話が進行するので、そのギャップに戸惑う。 メインのキャラクターも好きになれない。 無法者のギャング映画は好きだけど、なぜだかこの映画のティーンはウザく感じた。 中途半端で傍迷惑なガキがメインでは、ストーリーに乗れなかったのかもしれない。 青春ものは好きなジャンルの一つではあるけど、この作品は生理的に合わなかったようだ。 ただ、時を経てそれぞれがまったく違った人生を歩んでいる姿には感じるものがあった。 ラストで4人が昔の仲間に戻ってプールで遊ぶシーンは、退屈じゃなかった。 [DVD(吹替)] 3点(2013-01-06 00:50:25)(良:1票) |
1558. 呪怨 (2003)
《ネタバレ》 お化け屋敷系のびっくりさせるホラー。 この手のホラーは、ストーリーがとってつけたようなものでまとまりがない。 時系列がバラバラのオムニバス形式で、次第にそのつながりが明らかになっていく構成だが、少しわかりにくい。 怨念の背景がこの映画ではほとんど描かれていないので、これだけ見てもわけがわからない。 印象に残るのは白い顔の子供と変な声くらいだが、何度も同じパターンだと慣れてくる。 [地上波(邦画)] 3点(2013-01-05 00:18:56) |
1559. 仄暗い水の底から
《ネタバレ》 ホラーなんだけど、離婚問題と娘への愛情が絡んでいるせいで、ホラーに徹しきれずに少し中途半端な印象。 子供の霊に「私がママよ」と抱きしめる意図が伝わりにくいのが致命的。 娘を守るためだというのをはっきり観客にわからせないとラストが決まらず、拍子抜けすることに。 リメイクのハリウッド版では、その辺りが改善されているようだけど。 [ビデオ(邦画)] 3点(2013-01-04 00:22:44) |
1560. 容疑者 室井慎次
本家の踊る大捜査線は好きだけど、これは…。 最後までたいして盛り上がらず。 [地上波(邦画)] 3点(2012-12-31 00:27:18) |