141. ペイルライダー
《ネタバレ》 「荒野のストレンジャー」のリメークといった感じでしょうか。でもこちらの方が、より”不思議な存在”を前面に出していますよね。音楽からしてそうだもんなあ。見事な”幽霊の用心棒”です。 8点(2003-12-01 22:42:25) |
142. 腰抜け二挺拳銃
偽装結婚して悪を暴くという”西部の女傑”カラミティ・ジェーン(ジェーン・ラッセル)と、その夫の歯医者ピーター・”痛くないよ(笑)”・ポッター(ボブ・ホープ)が、幌馬車に乗って出かける先々で騒動を巻き起こすコメディです。ラッセルはきつそうな美人だよね。気が弱くて役に立たない男をボブ・ホープが好演しています。彼のこの”腰抜け”シリーズの最高傑作ではないでしょうか。 8点(2003-12-01 22:33:39) |
143. ドラゴンスレイヤー
わたし的にこの作品はかなり評価高いです。ディズニー製作の映画は、最近のモノ(といっても本作はもう22年も前なのか(苦笑))は実写版の方がアニメよりも好いと思うのは私だけでしょうか? 男装の少女と魔法使いの弟子になった少年が、魔法使い(この爺さんがとぼけたいい味を出しているんです)の助けを借りてドラゴン退治をするというファンタジーですが、かんじんのドラゴンの姿が暗くてよく見えないのがかえって好い感じです(笑)。ド派手なCGシーンなどはないので、それをどう取るかがポイントだと思いますが、私はこういうの結構好きです。未公開作品なのでビデオで探してください。 8点(2003-12-01 11:51:45) |
144. 刑事コロンボ/忘れられたスター<TVM>
ジャネット・リーが何もかも忘れてじっと自分の演じるシーンに見入っているラストはとても印象的ですね。彼女をかばって証言する男たちの気持ちに同情してしまいます。これはコロンボの傑作のひとつだと思います。 8点(2003-12-01 09:43:53) |
145. クリスマス・キャロル(1970)
スクルージおじさんっていうと、ディズニーのアヒルにもなってますね(笑)。アルバート・フィニーが嫌な奴を好演してます。アレック・ギネスって、「スターウォーズ」のオビ・ワンのイメージよりも、こういう皮肉な幽霊の役が似合っていると思うんですがいかがでしょう? 有名なディケンズの小説ですから、皆さんご存じの通りだと思いますが、幽霊に導かれて改心するという話ですね。クリスマスの頃になると、こういう映画はよくやりますね。イギリスらしいブラックユーモアと皮肉が効いた作品だと思います。知らなかった人はぜひご覧ください。 8点(2003-12-01 09:18:45) |
146. プリンセス・ブライド・ストーリー
プロレスラーの故アンドレ・ザ・ジャイアントが、心優しい巨人の役で好い味を出しているんです。中世ヨーロッパを舞台にした、一種のファンタジーでしょうか。物語の本をピーター・フォーク演じるおじいちゃんが孫息子(NHKのテレビシリーズ”素晴らしき日々”の主演でしたね)に聞かせるという話なんですが、その語り口調が実に楽しいんです。王子さまがお姫様を悪役から救って、チャンバラがあったり、伝説の怪獣が出てきたりと、盛りだくさんの話を満喫できます。隠れた名品だと思いますよ。 ロビン・ライトのお姫様役もキュートで好い感じです。 8点(2003-12-01 08:55:33)(良:1票) |
147. 風が吹くとき
森繁久彌、加藤治子の吹き替えで観ました。「ザ・デイアフター」とかと同じ類のテーマですよね。老夫婦の愛情ある生活と、政府を疑わない(まるでジョージ・オーウェルの「動物農場」に出てくる馬のボクサーのような)態度が、かえって悲劇を印象づけています。お互いを気遣いながら、どんどん放射能に冒されていく描写は、淡々としているだけに、かえって胸に響きます。 こういう皮肉とカタストロフィの描き方は、やっぱりイギリスという民族の国民性にあるような気がします。 8点(2003-12-01 06:33:29) |
148. メリー・ポピンズ
傘に乗ってあんなお手伝いさんが飛んできてくれないかなあ(笑)。楽しい話ですよね。煙突掃除の”チム・チム・チェリー”の歌が好きです。 8点(2003-12-01 00:00:15) |
149. 12人の優しい日本人
相島一之の「話し合いましょ♪」って台詞が耳から離れません(笑)。”だよ~んのおじさん”根多とか、そういう小技に凝る三谷脚本がとても好きです。「十二人の怒れる男」とは逆に有罪にしたがる男の、悲しい人生がホロッとさせます。梶原善のヤクザモンも好かったけれど、彼が私よりずっと若いとは思いませんでした(笑)。 8点(2003-11-30 22:12:05) |
150. ニューヨーク東8番街の奇跡
《ネタバレ》 こういう夢のある優しい話って好いですね。偽善者といわれようが、人生に対する認識が甘いといわれようが、こういうストーリーは評価したいと思います。心優しいボクサーが子供円盤を修理するのも好いし、何よりもやっぱり、建物が完全に修復されたり地上げ屋が退散したりというストーリーはホッとします。 <2003年12月15日追記>こういう話こそ、クリスマス・シーズンに観て欲しい(といっても私はクリスマスを祝いませんが(苦笑))作品だと思います。奇跡が起こってみんなでハッピーというのは、こういう世の中だからこそ、楽しめるんじゃないでしょうか? 8点(2003-11-30 22:06:59) |
151. 身代金
逆上して犯人に賞金をかけるメル・ギブソンの発想が面白いです。「リーサル・ウェポン」夫婦が息子を取り戻すために奮闘するわけですが、なぜかメル・ギブソンが自分で銃を持って簡単に解決しそうに思えるのは、彼の映画の見過ぎでしょうか?(笑) ゲイリー・シニーズはああいう癖のある役が似合っていますね。 8点(2003-11-30 21:39:00) |
152. ミザリー
キングの皮肉な薄笑いが浮かぶ作品ですね。実際人気作家にストーカーはいるようですし、「あなたのいちばんのファン」という台詞は怖いよね。映画もキャシー・ベイツが怖い女性を怪演しています。ジェームズ・カーンが足を折られるシーンはこちらも思わず痛くなります。原作を文庫本で読みましたが、あの表紙とカバーは凝った演出をしていてニヤリとしますね。 8点(2003-11-30 21:15:47) |
153. まぼろしの市街戦
こういうファンタジーのような戦争映画も面白いですよね。精神病院から患者が逃げ出してくるという発想は、真逆から人間社会を批判するときに使われる手法で、「遠すぎた橋」でもショーン・コネリーが降下した地点でも出てきましたね。本作は見ているうちに、どっちが正気なのかわからなくなってくる面白さがあります。 8点(2003-11-30 19:00:24) |
154. 摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に
立身出世を夢見る青年をコミカルに描いた、マイケル・J・フォックスらしいコメディだと思います。エレベーターのボディビルダーの真似とか、コピーの話とか笑えます。こういう作品は楽しくて好いですね。ヘレン・”スーパーガール”・スレーターも可愛くて好きです。 8点(2003-11-30 18:44:20) |
155. マッドマックス2
前作よりもこっちの方がより馬鹿馬鹿しくて好きですね。プロテクターをつけた悪役とか、バギーのマシンとか、皆さんお書きの通り、まんま「北斗の拳」の世界ですよね(笑)。ド派手なアクションで実際にスタントマンも亡くなったそうですが、その迫力を堪能するヒーローモノでしょうね。 8点(2003-11-30 18:39:59) |
156. マイ・フェア・レディ
オードリー・ヘップバーンの映画ではいちばん好きな作品です。これはぜひ字幕で観ないと、ことばが変化していく過程がわかりにくいですよね(もちろん池田さんの吹き替えも悪くはないんですが)。女性の中には、ヒギンズ教授が女性蔑視だから嫌いだとか、評価を下げる人もいるでしょうが、映画の中の設定がそういう時代ですし、それでも庶民のおっかさん連中は頑張っていますよね。 8点(2003-11-30 18:04:35) |
157. 夜の大捜査線
シドニー・ポワチエの目がいいね。ロッド・スタイガーってああいう差別意識のある役をやらせると輝いている気がします。クインシー・ジョーンズの音楽といい、レイ・チャールズの歌といい、すごくいいですね。 8点(2003-11-30 16:54:52) |
158. 夕陽のガンマン
リー・バン・クリーフの髭が格好いいですね。こういうマカロニウェスタンの敵役としては打ってつけの役者だと思います。テレビ放送の日本語吹き替えで観ても楽しめます。故山田康夫さんの「俺、名無し」とかいう台詞が楽しいな。モリコーネの音楽も最高! 8点(2003-11-30 16:32:55) |
159. ライフwithマイキー
マイケル・J・フォックスのファンとしては、彼の人生を観ているような切なさを感じます。彼の持ち前のユーモアでそう感じさせないわけですが、売れなくなった現在の役と、マネージャーの仕事。そういううらぶれた感じが、2003年現在、病気の彼とダブってしまい、個人的には感動してしまいます。少女とだんだんうち解けていくのもジーンとしますし、シンディ・ローパーが好い役を演じているのも嬉しいです。 8点(2003-11-29 01:54:03) |
160. わが命つきるとも
”羊が人を食う”で有名なトマス・モアの生涯を、16世紀当時の宗教観や個人の思想信条の自由と絡めて描いた傑作です。ロバート・ショウ(どうしても”へスラー大佐”のイメージで観てしまう(笑))とポール・スコフィールドが、がっぷり四つの演技で堪能させてくれます。いかにもイギリスらしい映画だね。オーソン・ウェルズやジョン・ハートが出ているはずなのに、わたし的には印象に残らなかったのが不思議です。 8点(2003-11-29 01:35:16) |