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コメント数 1963
性別 男性

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1681.  父ありき
小津安二郎監督作品、それは、私にとっては欠かすことの出来ない俳優、理想の父親像でもある笠智衆という俳優の存在あってこそ、笠智衆さん無くして小津作品を語れない。少なくとも私にとっての小津作品、私にとっての笠智衆という俳優はそういう存在なのであります。ですから、当然、この作品も私は観たいと思って、借りてきて昨日、観ました。感想としてはやはり良かったです。小津監督の作品はほとんどカメラを動かすことなどせず、台詞にしても無駄な台詞はほとんどない。俳優の演技とそれを映し出すカメラワーク、構図とでも言うべきか?見事に決まっていて、静かであることがこれだけの良いショットを捉える事が出来るのだと思います。例えば釣りのシーンが良い例で、親子でただ釣りをしているだけなのに父と子、二人の思っていること、言いたいことが映像として台詞などなくても聞こえてくる感じがします。やはりこういった事、ひとつだけでも小津監督の映画には今の映画にはなかなか見られない。ないものがある。良い映画っていうのはそういうものではと思うのであります。とにかく小津作品は観れば観る程、はまるものがあります。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-02-28 20:39:22)(良:1票)
1682.  にがい米
イタリアネオリアリズム、正しくその名の通りの映画だと思いました。たった今さっき観終わったところですが、あまりにも切ない。何て残酷な運命なのか!この映画を観て感じた事は、イタリア映画って、こういう作品を撮らせたら本当に上手い!その徹底した人間描写、ワンカット、ワンカットが物凄く強烈なほどの印象を与える。ネオリアリズムの象徴のような映画とでも言うべきなのか?これはどう考えてもイタリア的で、他の国の映画とは違う凄まじさ!既に二人のあまりにも素晴らしいコメントの後だけに上手く言えないけれど、シルヴァーナ・マンガーノの美貌と健康的な肉体美から映し出されるぞくぞくとする雰囲気、何もかもが凄い印象を与えること間違いなしの本当に観ていてぞくぞくせずにはいられませんでした。そんなシルヴァーナ・マンガーノともう一人、対照的な女性を演じたドリス・ダウリングの演技も素晴らしい!女優の魅力を失わせることなく、それでいて女性が出稼ぎとして働くことの厳しさ、社会の厳しい現実を描き、一つの社会派のドラマとしても成り立っている所もイタリア映画としての質の高さを感じることが出来ました。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-26 13:04:11)
1683.  本日休診 《ネタバレ》 
都会の下町に住む人達とそこで医者を開業し、やってくる人達を温かく、時には厳しく見つめる町医者役の柳永二郎のとぼけた演技が何と言うのか?良い味を出していて、他にもやってくる客やこの物語に出てくる人達がどの人も良い味を出していて、特に女優陣がいずれも素晴らしい!角梨枝子に岸恵子に淡島千景が皆、美しく、また望月優子の腰巻が凄く笑える。上手く言えないけど、とにかくこの作品、観たのは今回が初めてだけど、雰囲気はどことなく川島雄三監督の映画のような不思議な魅力いっぱいで楽しかった。この映画、シリアスなヒューマンドラマでもあり、喜劇でもありつつ、けして、下品にはならず、それでいてユーモアたっぷりに最後まで楽しませてくれて、特に私もあの最後のシーン!三國連太郎演じる戦場帰りの元将校の基、みんなで大空高く羽ばたいていく沢山の雁を見守るあのシーンは感動しました。これまた今まで知らなかった良い雰囲気の日本映画を観た気がします。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-02-25 21:56:08)
1684.  グランド・ホテル
沢山の人間がホテルという環境の中で見せる人間模様をグランドホテル形式で見せるこの映画、役者の豪華さと演技の上手さは素晴らしいと思うものの、如何せん、話的にあまり面白味が感じられないまま終わってしまったという印象!それなりに楽しめはするものの、期待以上の出来ではなかった気がする。人、それぞれの人間模様を映し出す時のカメラワーク、構図とでも言いますか?は見るべきものがあるとは思いました。よって、点数を付けるとすると、そんなに悪くはないし、けしてつまらない訳でもなかっのでこの点数です。
[DVD(字幕)] 6点(2006-02-25 17:37:48)
1685.  心の旅路 《ネタバレ》 
やばい!これまた泣ける。凄く切なくて悲しくて、しかし、最後はとても良い終わり方、良きアメリカ映画の雰囲気十分に思い切り泣かせてくれる素晴らしい傑作を観た。監督が「哀愁」の監督だけあって、話の持って行き方、泣かせるこつといい本当に上手い!そんなこの作品、自分を支えてくれた良き妻、ポーラとの結婚生活、上手く進んでいたかと思いきや、夫、スミシィの突然の交通事故による記憶喪失という悲劇によって、どん底に落とされる思いのポーラ、やがて子供が生れたものの、子供も亡くなってしまうという悲しい現実、更にお互い結婚しているにも関わらず、記憶喪失の為にそのことが分らないスミシィ、それでも愛するスミシィのことを思い、必死に耐えるポーラ、泣けて、泣けて仕方ないです。このまま不幸で終わらせることなく、最後はハッピーエンドを迎える訳ですが、その物語の運び方、役者の演技、どれも素晴らしい!特に最後のシーンを迎える寸前の映し出される景色、冒頭に映し出される桜の花と昔、スミシィが住んでいた場所、家をここで再び見せることによって、失われた記憶を蘇らせる。見事な演出だ!けして、ド派手な演出をする訳でもなく、役者には抑えた演技と余計な台詞をしゃべらせずに観る者に感動を与えるところも素晴らしい!
[DVD(字幕)] 9点(2006-02-25 17:25:18)(良:1票)
1686.  霧の中の風景
テオ・アンゲロプロス監督作品はこの作品しか観たことないけど、これは間違いなく傑作だと言えるそんな素晴らしい映画です。この映画まず何よりもどのシーンにしても台詞は少なくても映像だけで迫ってくる。それも今のアメリカ映画的な大騒ぎ的な映像とは全く違う落ち着きのあるそして、美しい構図の中で繰り広げられる物語!長回しというカメラワークを巧みに使って、一度観ただけで絶対に忘れることの出来ないほどの素晴らしいショットを撮って見せた。霧の中の風景という正にタイトルにぴったしの素晴らしい映像!霧の中から映し出される二人の姉と弟の並び立つシーンやそして、やはり圧巻はあのラストシーン!何もかもが本当に美しく撮られていて素晴らしい!映画本来の持っている映画でしか観られない。映画だからこそ可能なこれぞ映像のマジックとでも言うべき傑作の一本です。
[ビデオ(字幕)] 9点(2006-02-19 22:50:18)(良:2票)
1687.  戸田家の兄妹 《ネタバレ》 
「東京物語」に通じる家族のあり方、家族制度への問いかけ、小津監督らしい人間を見る眼の優しさと厳しさとの両方が上手く描かれていて感心しました。最初のうちはかなり腹の立つ内容ではあるものの、佐分利信扮する次男が帰ってきた辺りから話は段々と面白味を増し、そして、何と言ってもあの法事の席でのやりとり、母と妹が冷たくされている事に対しての怒りを見事なまでに表現し、兄やその配偶者などを片っ端から追い払うところなど気分爽快!小津監督は最後に見事な場面を持って来て見せた。流石です。また一つ小津監督の映画で良い作品を観た。そんな気が致します。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-02-19 11:50:17)(良:1票)
1688.  ある映画監督の生涯 溝口健二の記録
昨日の小津安二郎監督のフィルム映画に続いて、今度はもう一人、これまた日本映画を代表する名監督中の名監督の一人である溝口健二監督の記録映画もということで、小津監督を見たら溝口監督も見なくてはならないと思って、一緒に借りてきました。そして、これまた昨日、見た小津監督のフィルムに続いて、見応え十分!溝口健二監督と共に仕事をした素晴らしい俳優、素晴らしい脚本家、カメラマン、その他溝口健二監督作品に携わった多くの関係者のインタビューを聞いて、溝口健二監督も素晴らしい監督であったと共に一人の人間としても素晴らしい人物であったということが解る。日本人なら黒澤明監督は勿論、小津安二郎監督にそして、溝口健二監督も見るべきだ!それだけ溝口健二監督の映画には日本人的な美の世界が写し出されている。少なくとも現代の日本映画にはない何かがきっと見つかるはずです。この記録映画を見ると、私は勿論のこと、今まで知らなかった世界、溝口健二監督の素晴らしさ、溝口健二監督作品にもっと興味が沸くこと間違いないと思うし、少なくとも私は今まで以上に溝口健二監督の作品にも小津安二郎監督同様、興味が沸きました。とにかくまた一つ、素晴らしい記録映画を見た思いでいっぱいです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-16 22:47:14)(良:2票)
1689.  生きてはみたけれど 小津安二郎伝 《ネタバレ》 
冒頭、映し出される小津安二郎監督のお墓と「無」の文字!そして、そんなお墓の前で一人、手を合わせる笠智衆さんの姿を見て、小津作品=笠智衆、笠智衆さん無くして小津作品は語れないと改めて思った。私にとっての小津作品との出会いは10年前でした。その時は全く解らなかったし、面白くもなかった。しかし、あれから10年、何となく観た「東京物語」で感動し、その後も小津さんの映画は何本か観ているけど、どれも良かった。昔、観て良くても今、観ると大したことのない作品が沢山、ある中で小津監督の映画はその逆で、昔は解らなくても、今、観ると凄く良く解るし、面白い。また感動する。これが本当の意味で良い映画ではないでしょうか!そんな小津作品に関わった人達、俳優(男優、女優共)に脚本家、カメラマンをはじめとするスタッフ全員、更には小津監督の家族、親に弟に妹、他にも生前、親しくしていた他の映画監督とのエピソードとインタビュー、その全てがとても興味深く描かれていて良かった。小津作品のファンで小津監督の作品に大きな影響を受けていると思われる山田洋次監督の姿も観られて嬉しい。小津監督のお墓に書かれている「無」について語られる話も凄く興味深く思えました。この作品を観て、益々、小津監督の作品に興味が沸きました。私自身、まだ観ていない小津監督の作品が何本もあるので、残りの作品も全て観たいと思わせるそんな貴重な体験をした思いでいっぱいです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-15 21:55:51)(良:1票)
1690.  ザッツ・エンタテインメント
映画が娯楽であるということを楽しく見させてくれるその名の通りの作品という印象です。私自身、今までは苦手だったミュージカル映画だが、この作品を観た事で今まで知らなかった作品が沢山、出てきて見たくなった。ミュージカル映画の名場面集を集めた内容のこの作品、何と言っても華やか、優雅とでも言いますか、物凄くゴージャス!アメリカ映画の歴史に名を残す俳優、勢揃いでそれだけでも見る価値十分だと思います。エリザベス・テイラーにジェームズ・スチュアートにライザ・ミネリなどの解説も楽しめる。特にライザ・ミネリが母であるジュディ・ガーランドについて語るシーンは感動的!ジュディ・ガーランドが如何に偉大かを見せ付けられた思いです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-13 21:19:37)
1691.  翼よ!あれが巴里の灯だ
作品そのものはワイルダー作品としては平凡な出来だと思う。しかし、それでも今のハリウッド大作なんかよりはずっと良い。作品全体は例え、平凡でも品がある。ワイルダー監督らしい優しさ、品の良さ、そして、何よりも主演のジェームズ・スチュワートが良い。頑張れ!と応援したくなる俳優、ナンバーワン!
[ビデオ(字幕)] 6点(2006-02-13 21:03:20)
1692.  M(1931) 《ネタバレ》 
ドイツで実際に起きた殺人事件を描いたこの作品、音への拘りがとにかく凄いのと、モノクロの映像から伝わってくる恐ろしさ、例えば犯人の吹く口笛えと1番最初に殺人者が出てくる場面で少女に声をかける時も顔を一切見せずに声と影だけで見せるその映像、全てが本当に恐怖というものを観ている側に暗示させる。何でも見せれば良いというものではない。この監督さんはその辺りが最近の監督とは大きく違って、よく解っている。光と影と音の効果によって見えない恐怖を描くことで、より恐ろしい作品に仕上げている。見習うべき点が今の監督さんには沢山、あるのではないかな!作品のタイトルにもなっているMの文字の使い方も見事です。見つけた犯人の背中に「M」の文字を押し付けるといった試みによって描くことで、追う者と追われる者との戦いをスリリングに描く効果を上げている点も見逃すわけにはいきません。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-12 21:03:16)(良:1票)
1693.  淑女は何を忘れたか
小津監督、これまた面白い作品を見つけました。この作品にしてもどの登場人物の描き方がとても面白く描かれていて楽しめる。小津監督の映画を観て感じることは、一人、一人の台詞回し、その時の映し出される表情の豊かさ、面白さ、観ていて本当に楽しい。ストーリーだけを追って観ていたら小津監督の作品は面白くはないと思うし、楽しめないと思う。しかし、小津作品に共通して言えるのは物語よりも間の取り方、会話の楽しさ、暗くなりがちな所をユーモアたっぷりに描くことで楽しませてくれる。だから私は小津監督の作品はどれも好きです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-12 13:15:14)
1694.  シェルブールの雨傘 《ネタバレ》 
うわあ~!なんだ、この映画!もう完全にやられた。まずは最初に映し出される沢山の傘!ミッシェル・ルグランの美しいメロディ!そして、物語開始からずっと最後まで全ての台詞がメロディ付きというこれまた今まで一度も観たことのない世界!物凄い新鮮で、物凄く感動しました。物語そのものは至ってシンプル!愛し合う若い二人がお互いの事情により、離れてしまう。こんなどこにでもあるような物語なのに、凄く面白い。しかも、泣ける。もう本当になんと言うのか、物凄い美しさ、画面全体の美しさだけでなく、カトリーヌ・ドヌーブの美しさ、可愛さ、音楽の美しさ、それだけでこんなにも泣ける。隣の家の犬の鳴き声と最近、家の周りに出没する野良猫の他の猫を求めているような鳴き声までが、美しく聞こえてしまう。冗談なんかじゃなくて、本当にそのぐらいどんな音でも美しく聞こえてきてしまい、泣けて、泣けて、仕方がありませんでした。観終わって、間もなく一時間経つけど、未だに思い出すだけで泣けてくる。こうして書いてるだけで泣けてきて、やばい!涙で眼の前が見えなくなってきた。文句無しの10点です。
[ビデオ(字幕)] 10点(2006-02-10 22:29:31)(良:2票)
1695.  浮き雲(1996)
正しく、小津監督の世界だ!その人間の描き方、一つ一つのシーンの描き方から音楽まで何もかも小津監督を思わせる世界です。暗くなりがちな中にも時々、見えるユーモアと優しさとのバランスがほど良くて、観ていて気持ちが良い。ラストがこれまた良いんだなあ!正にタイトル通りに相応しいあのラストシーン!空を見上げる二人の表情がこの映画を物語っている。やたらめったらうるさい音楽を流し、CGばかりのめまぐるしい映像ばかりの今のハリウッド映画とは違って、人間味溢れる世界、じわりじわりと来る温かさ、こういう映画があるから私はミニシアター系の映画が好きです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-10 21:57:00)(良:1票)
1696.  ブロンコ・ビリー
いやあ、まさか「許されざる者」以前にこんな粋な作品をクリント・イーストウッド自身が撮っていたなんて、知らなかったなあ!クルイベルさんのコメントを読んで、寅さんぽいのかな?というコメントで、借りてきました。正しく寅さんです。1番最初にイーストウッドが出てきた時の登場シーンのかっこ良さは正しく寅さんです。男はつらいよ第一作目の柴又へ帰ってきた寅さんが登場するシーンのようなかっこ良さ、何よりも友情を大切にし、女性に対しても優しい。まんま寅さんです。オープニングのかっこ良い音楽と一緒に写し出される美しい風景、川、夕陽、その全てが映画ならではの美を感じられずにはいられない。そんな何とも味わいある出たしからして、これは間違いなく当りだ!と思いました。とにかくクリント・イーストウッドの魅力十分のこの映画、借りてきた本当に良かったです。
[DVD(字幕)] 8点(2006-02-09 22:15:14)
1697.  ゴッドファーザー PART Ⅲ
う~ん?最初は5点とかなり厳しい点数付けたけど、待てよ!最初の二本があまりにも凄い。素晴らしすぎただけで、よく考えてみると、最近の他のマフィアものと比べると明らかに上だと思うのである。前の二本に比べたら重圧感は無いし、劣るもののやっぱり面白いので7点に変更!例を挙げるとすると同じマフィアもので、同じアル・パチーノ主演の「ヒート」や「カリートの道」なんかよりもずっと良いし、もっと昔のものに例えるなら「スカーフェイス」よりも絶対にこの方が完成度、面白さという点でも上です。それと、確か何年か前のキネマ旬報やスクリーンでベストワンになった別の監督のもので出演者も違う「ロード・トゥ・パーディション」やそうそう、「ワンス・ポンア・タイム・イン・アメリカ」よりも絶対にこの方が面白いし、上だと思ってます。前の二本の出来が本当に素晴らしすぎただけであって、今、ここに揚げた作品と比較したら断然、この作品の方が上です。そんなこの作品が前の二本ほどの評価が獲られない一番の原因はキャスティングに問題ありだと思います。ソフィア・コッポラの演じた役を最初の予定通りウィノナ・ライダーに演じて欲しかった。そう思っているこのシリーズのファン私だけでないと思います。 
[映画館(字幕)] 7点(2006-02-08 20:56:05)
1698.  勝手にしやがれ
ヌーベルバーグ?うっ?何それ?私はどちらかというとハンバーグの方が好きなのですが、この作品、思っていた以上に楽しめた記憶があります。何だか最初は堅苦しい映画なのかと思ったけど、いやいや、どうして、ちっともそんな事はなくて、解り易いし、主人公のバカっぷりとヒロインの可愛いけれど、男を弄ぶ態度などは腹は立つものの、男も男でアホやし、要するにこの映画は私のようなアホにでも結構、楽しめる作品として評価したいと思います。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-06 22:06:00)(笑:1票)
1699.  江戸っ子奉行 天下を斬る男 《ネタバレ》 
中村錦之助と丘さとみ、本当にこの二人、いつもいつも一緒でずるいなあ!と思ってしまう。しかし、この二人なら許す。とにかく本当にこの二人が画面に出てくるとそれだけで感情移入させられてしまうほど、この二人は東映時代劇のメンバーの中でも一番のお似合いのカップルだと思う。今回は博打で大負けした兄の身代わりになってしまう丘さとみ、同じくそんな丘さとみを助ける中村錦之助、そこに絡んでくるお家騒動、色んな要素が絡み合って、しかも僅か89分という短い時間の中でこれだけテンポ良く、悪党どもを最後は約束通りの展開ながらも気分良くやっつける。観ていて本当にスカッと致しました。それにしても丘さとみ、今回も物凄く可愛い!益々惚れてしまう。またそんな丘さとみと並んで大川恵子の美しさもこれまた見所の一つで、中村錦之助を訪ねにやってきた時の大川恵子と丘さとみのツーショット、ファンにはたまりません。作品全体の雰囲気、俳優達の演技もそして終り方も良い。また一つ面白い時代劇を観ることが出来て良かった。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-05 11:41:36)
1700.  嘆きの天使(1930) 《ネタバレ》 
うわっ!脱毛!いや、脱毛なのは中・高等学校の教師でありながらマレーネ・デートリッヒ演じる踊り子に心を奪われ、そして最後は破滅の道を進んでいく哀れな人生を演じたエミール・ヤニングスの頭で、頭のことよりも何よりも演技に脱帽です。なんと言う哀しい結末!を凄まじい演技力で見せる。そんな教師の虜になるマレーネ・デートリッヒの演技も凄いが、圧巻なのはなんと言う美しくもあり恐ろしさ、それほど美人とは思えないマレーネ・デートリッヒという女優の持つオーラ、怪しい魅力を十分に引き出し物凄く美人に見せてしまうジョゼフ・フォン・スタンバーグという監督は本当に凄い!「モロッコ」に引き続いてまたしても凄い作品を観てしまった。個人的には「モロッコ」の方が好みという意味では上だが、負けず劣らず一人の女優の魅力をここまで映し出すことに成功しているとは頭が下がります。それにしてもマレーネ・デートリッヒの脚線美を映す時の何とも言えないいやらしさ、エミール・ヤニングスと二人だけのショットの時のマレーネ・デートリッヒのアップを横から映す時のカメラワーク、下から脚だけを映すいやらしさ、マレーネ・デートリッヒに迫られておどおどするエミール・ヤニングス、どれもが本当に観ている私さえもドキドキせずにはいられない。これもまた間違いなく傑作と言えるでしょう!
[ビデオ(字幕)] 9点(2006-02-04 18:22:59)(良:1票)
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