Menu
 > レビュワー
 > R&A さんの口コミ一覧。9ページ目
R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

●今週のレビュー
   「」

   
     










    


  










  


 












表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
212223242526272829303132333435
投稿日付順1234567891011121314151617181920
212223242526272829303132333435
変更日付順1234567891011121314151617181920
212223242526272829303132333435
>> カレンダー表示
>> 通常表示
161.  ばかのハコ船
宇宙船鑑ヤマトのような希望感溢れる軽快な音楽に乗せて若いカップルが船に揺られてやってくる。電車を乗り継ぎ駅に降り立った二人の関係は先に歩く男と後を追う女の描写で漠然と示される。男の実家でのやりとりで二人が何をしにやってきたかが語られると同時に、男はどうやら相当の甘チャンらしく、女は相当図太いことが露呈される。そして同級生の営む八百屋で男の浅はかさは丸裸にされ、学校での二人のやりとりで、一見このバカな男が主導権を握っている二人の関係を実は女が支えているということが判明。実にわかりやすく、且つさりげなく人物を露わにしていく。たいした事を言ってない男の理論がなんともリアルでイタイ。そして東京から帰って地元で風俗嬢をする男の元彼女、男を追って東京へ行こうとするその妹、地元に張りつく八百屋の同級生、それぞれの様々な生き方を示しながらそれらの間をふわふわと流れるバカ男もまた彼なりに生きていることを見せていく。いろんな生き方があるけれど、とりあえず生きてるからいいじゃん、という優しくのんきな眼差しで男のダメダメぶりを映し出す。バカはバカなりに生きてゆく。その終点は..笑った。ストッキングの意味ないじゃん(笑)。
7点(2005-03-23 12:17:47)(良:1票)
162.  トーク・トゥ・ハー
相変わらず色使いにはセンスを感じる。時間をどんどん飛ばしてゆく展開もテンポが良くていい。ただ、テーマがテーマだけにということか、ドラマ性に固執しすぎた感があり、そのせいで印象的な画が少なかった。とは言うものの、前作『オール・アバウト・マイ・マザー』がこれまでのアルモドバルの集大成(だと思ってます)であるならば、当然新しい作風を作り出さなけりゃいけないわけで、全体的に抑え気味の演出は彼の新たなるチャレンジだと前向きにとりましょう。話の内容はアルモドバル的かもしれません。劇中劇と劇中映画が愛の正体を抽象的に描きます。主人公の行為そのものは許されるものではないでしょうが、彼の歪んだ愛はある意味純真でもあり、介護の真髄を見たような気がしました。
7点(2005-03-04 14:43:55)
163.  アフガン零年
新聞でこの作品の記事を目にしました。主演の少女に悲しい表情を求めるのに監督が悲しいことを思い出すよう進言したところ、少女はぽろぽろと涙を流し何度も撮影を中断したと。その姿を見て“嘘は描けない”と希望を感じさせるエンディングを悲しいエンディングに変更したと。幼い少女がこれまでの人生の大半を空爆から逃げまどう人生、そして抑圧と恐怖の人生を送ってきたという事実を涙ながらに読んだ。そしてその後に本作を見た。当然、記事のことが頭から離れず少女が映し出されるたびに泣けてきた。新聞の記事を含めた感想であり、映画単体での評価ではありませんが、監督の“アフガンの悲劇を世界に知らせたい”という想いは伝わりました。自分の人生を自分で決められない世界を、変更されたエンディングが一番如実に物語っていると思います。「おかしい」「間違っている」ということがわかっていても泣くことしかできないお香屋の少年は監督自身を投影した存在なのかもしれない。
7点(2005-01-31 12:01:03)
164.  キル・ビル Vol.1(日本版)
これは漫画。漫画の実写版という意味じゃなく、日本の漫画的プロットを映画的ではなく漫画的に見せる映画。このように”あえて”映画的表現を排除した映画に『マトリックス』があります。こちらはアニメ的プロットをアニメ的に表現した映画。どちらの監督も他作品では映画的表現を既に見せているので”あえて”としておきます。この作品と同時期の北野武の『座頭市』も漫画チックと感じましたが『キル・ビル』は設定、構成、キャラ、カット割、あからさまな引用等、全てにおいて漫画チック。あきれるくらい漫画チック。つじつま合わせまで無視した徹底ぶりが気持ちいい。このVol1はほとんど戦ってるだけというのも天晴れです。しかし殺るか殺られるかの緊迫したシーンでも頬を緩ませるあの日本語は狙ってるのか?たしかに漫画でも外国人のセリフはカタカナ表記の日本語だもんなぁ..
7点(2004-12-27 13:50:40)
165.  死ぬまでにしたい10のこと
人生まだまだこれからというときに突然、死を宣告されたら、そのときの、そして死ぬまでの行動って案外この映画のアンのようにジタバタしないものかもしれません。もちろん人それぞれだし、その人の今置かれている環境や立場、これまでどのような人生を送ってきたかによっても変わってくるだろう。でも少なくともアンはそうするだろう、と思わせてくれる。それはアンの家族との関係、生活ぶり、そして旦那以外の男を知らないだとか若くして結婚しているだとか普段は見せない不満だとかをきっちりと描いているから。しかも説明っぽくせずにさりげなく話の流れの中で描いているのがこの映画は素晴らしい。もう一つ大きいのはアンを演じたサラ・ポーリーの自然な演技。子供とじゃれあう姿、子供を嗜める姿がすごく自然で、けして感動を煽る過剰な愛情表現を見せない。だからこそアンならそうするだろうと。そしてだからこそ「死ぬまでにしたいこと」のリストの一番先に書かれた「娘達に毎日愛してると言う」が心に響くのです。
7点(2004-11-19 10:59:33)(良:1票)
166.  六月の蛇
最後の写真の、りん子の何かから解き放たれたような表情が印象的です。雨の映像も美しい。ラストで抱き合う二人のシーンでは涙が溢れました。でもあの激しい自慰シーンは..あれ、激しすぎないですか?まあ、実際に見たこと無いんでなんとも言えませんが..。レンタルビデオ鑑賞だったんですが、思わずボリュームを絞りました。オヤジたちが被らされてたあの覗き窓付きマスク、あれ面白い。どこ見てるのか一目瞭然で、その滑稽な様はまるでボリュームを下げてもしっかりと見ている自分を見ているようで..ハハハハッ..(ひきつり笑い)。
7点(2004-11-15 12:03:37)(笑:2票)
167.  ジョゼと虎と魚たち(2003)
ジョゼ(くみ子)の言葉がいちいちツボにはまって面白かった。こういう子、います。小さい子供に。ジョゼは本によって知識も豊富で肉体的にも精神的にも大人の女です。しかしコミュニケーションのとりかたが子供のようにストレート。でもちょっと違う。自分をさらけ出さない、かと言って装飾されない言葉。気遣わないけど感情の無い言葉。話すことでうちとけあうことを拒むような単刀直入な言葉。おばあちゃん以外の人との接触を遮断されていた女の子という特殊な設定ゆえのこの言葉のひとつひとつがとても印象的。本では知っている虎や海を実際に見た時の表情もすごくいい。そんなジョゼを見て初めて実感する世界観の違いに恒夫のセリフ無く心情を伝えるホテル、そして車中のシーンもなかなか良い。あっちにフラフラこっちにフラフラしていた恒夫が真剣に自分を見つめなおす。ジョゼとの出会いと別れのなかで成長していく恒夫の物語。良かったです。
7点(2004-10-29 11:20:40)
168.  ニューオーリンズ・トライアル 《ネタバレ》 
極めて上質のハリウッド・エンターテイメント。法廷劇の「被告VS原告」という大前提に陪審コンサルタントなるものが絡み、裁判前からの戦いを描いているのが興味をそそる。そしてさらに陪審コンサルタントの鋭い洞察力とハイテク機器が裁判をコントロールしていると思ったら法廷劇で無視されがちな陪審員にさらなる策略が。面白かった。前半においては誰が主人公なのかもわかりずらいキャスティングがその後の展開を読ませない。主人公が謎を解き明かすというのが一般的な法廷サスペンスにおいて主人公自身に謎があり観客といっしょにその謎を解き明かすのが敵方であるというプロットもサスペンスの面白さに拍車をかける。たしかに出来すぎた話で現実的ではありませんが、それを越える面白さがあればいいというのがハリウッド映画。また、アメリカの銃規制問題はこれぐらい非現実的なことが起こらないかぎり進展しないということなのかもしれません。
7点(2004-09-10 11:34:36)(良:2票)
169.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル 《ネタバレ》 
シリアスな題材でありながら、問題提起をして観客に訴えかけるといった類ではなく、あくまで”娯楽映画”として完成させるのがアラン・パーカーの映画。今回は死刑制度というかなりヘビーなものを持ってきたが、それでもまじめに”娯楽”に撤し、ちゃんと”娯楽映画”が出来ちゃうんだからやっぱり凄い。オチは確かに読めちゃいます。弁護士のせいで終身刑のところを死刑にされたのにそのまま雇い続けるというところや記者に与えた調査期間の短さなんかを考えると確信まで持ててしまうオチ。それでもラストのビデオ映像には愕然とさせられる。脚本?いやいや、やっぱりアラン・パーカーの手腕によるところが大きいでしょう。アラン・パーカーだから深く考えてはいけないと思って見た事も大きいかな?
7点(2004-08-27 12:42:21)(良:1票)
170.  ノー・マンズ・ランド(2001)
ここに描かれるボスニア紛争に限らず、今も世界のあちこちで戦争があり、そこにはメディアと国連が人道という大義のもとに関わる。しかし現実は人道とはほど遠い目的のためにこの二者がいる。ビジネスであったり自らの存在意義のためだったり。「事件は現場で起きてるんだ!」と叫ぶ映画があったが、現実は叫ぶことすらできない。この映画、後味は最悪である。何かに対して怒りさえ覚える。何かとはきっと戦争そのものだろう。あたりまえのことなのに今さらにそう感じる。戦争の現実をまざまざと見せつけられたような気がする。今作の監督の経歴(ボスニア兵として戦場へ行き、また戦争ドキュメントも撮っている)を聞き初めてリアルに感じるところが映画としては残念なところ。いや、きっとあまりの衝撃に私自身が映画だけの話として捉えたかっただけかも。この映画は平和な日本で戦争というものを、テレビや新聞といったマスメディア以上に感じさせてくれたような気がする。
7点(2004-03-17 14:50:32)
171.  クライム&ダイヤモンド
脱走方法にはかなり無理があるような気もするが、練りに練りに練りに練った脚本が面白い。ただこれだけなら5点くらい。「クライム」とあるのに全く緊張感や恐怖感が無いから。でもそういうの、要らない映画なんですよね、これって。いちいちニヤッとさせられる毒舌ジムの一言一言が最後までしつこく感じない。ラストは「えっ、やるの?..やっちゃったよ。」いい終わり方だ。毒舌ジムの私生活を覗いてみたい。
7点(2004-02-10 11:27:07)
172.  アレックス
いろんな意味でかな~~~り後をひく。頭を抱えて「やめてくれ~!」と叫びたくなる暴力描写もリバース映像によって見てる側は多少救われた気分になるという不思議な感覚はこの作品の持つメッセージ「時間はすべてを破壊する」とリンクする。「全てを見せる」という監督の主張もワンシーン・ワンカットに表されている。オープニングとエンディングに「時間はすべてを破壊する」と入れられれば、たとえ深読みするほどのメッセージが無いとしてもいろいろ考えてしまう。そういう意味においても後をひく。解からないなりにもこれまで見てきた映画の中で良くも悪くもここまで頭から離れないというインパクトを与えたという点でとりあえず7点。ただ、おすすめはできません。「時計じかけのオレンジ」で吐き気をもよおした人は間違いなく吐くでしょう。
7点(2003-10-29 11:20:54)
173.  アメリ
素朴な話を凝りに凝った映像で見せてくれる。途中だらだらと感じる部分も映像がカバーしている。アメリ役の人、よくこんなぴったりな人を見つけたもんだ。一番笑ったのは、小さい頃のアメリの復讐劇。
7点(2003-07-29 13:24:21)
174.  スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
EP1から10年後、パルパティーンの暗黒面がチラホラ。シスが一度滅びた教訓なんだろうが、えらく壮大な陰謀だこと。ラブラブなのはいいから早く3を見たい。評価は甘いですが、スターウォーズなので。
7点(2003-07-04 19:15:03)
175.  赤目四十八瀧心中未遂
見る前から綾を寺島しのぶが演じるってだけでそりゃないぜ!とも思ってたんだけど、映画は原作とはまた違ったオリジナル「赤目四十八瀧心中未遂」であった。堕ちてゆく男が行き着く先として兵庫県尼崎市出屋敷周辺のいかがわしい土地(映画ではそこまで明確じゃなかったかも)を選ぶ。阪神尼から出屋敷一帯のいかがわしさは今でもその名残を残してはいるものの原作の舞台となる時代とは雲泥の差。映画が時代を現代にしたのはロケーションの問題もあったのだと思うがそのせいで原作に漂う「堕ちるところまで堕ちた」感が数倍落ちている。先に原作とは違うオリジナルと書いたがストーリーはほぼ忠実になぞっている。でも作品の印象は全く別モン。描こうとしているものが違うのだろうと思う。原作はひたすら地獄を見せていた。最底辺で生きるという地獄を主人公の男に見せていた。綾はどんなに美しかろうがそこからは抜け出せない。その最底辺の人の一人でしかない。一方映画はこの世の地獄そのものではなくそこで強く生きる女を見せている。男は「闇」を覗いてしまうのではなく「生」を見るのだ。この場合の綾に寺島しのぶはあまりにもピッタリはまっていた。
[DVD(邦画)] 6点(2011-11-25 16:01:10)
176.  ヴァイブレータ 《ネタバレ》 
精神が崩壊しようとする寸前でトラック運転手と出合って救われた、といった感じなのでしょうか。妄想もたしかにアリですよね。だとしたら妄想でも救われるというある意味ポジティブな映画とも言えるんだろうけども、どちらにしろそれはラストまで鑑賞して初めて言えることで、それまでは終始ネガティブな雰囲気で、とにかく寺島しのぶの精神と体のバランスが崩れている様の生々しさがきつくって、その根源はいろいろとあるんだろうけど、その中に絶対に「孤独」というのが付いて回ってて、その「孤独」から救ってくれるのが大森南朋のはずなのに、こいつはこいつで「孤独」だってことが追々分かってきて、もうどこまでもきついなぁこの映画、と。でも妙に目が離せないわけで。それはたぶんトラックが走り続けることで景色が変化してゆくように二人も少しずつ変わっているような気にさせられるからかもしれない。移動するということはその先になにかがある。というのは公式みたいなもんだから。
[DVD(邦画)] 6点(2011-11-07 15:16:49)
177.  靖国 YASUKUNI
靖国問題は賛成反対といった単純な二分割で語ることが難しい。例えば遺族が合祀しないでほしいと訴えることと当時の首相が参拝することはなんら相反するものではない。この映画は様々な訴えが映されるが、それらは繋がりを持たず、ただ靖国神社のイビツさを浮かび上がらせてゆく。監督の主張がないという批判があるが、主張はある。反対だ賛成だとはたしかに語っていないが「靖国はイビツだ」ってことはじゅうぶん伝わってくる。合間合間に刀匠のインタビューを挟むことで「靖国は特別」な存在であることもふまえつつ、それ以上のイビツさを備える靖国が映し出されている。浄土真宗の僧侶が「靖国は戦争の頃から全く変わっていない」と言う。時代が変わろうと頑なに変わらないからイビツなのか、とも思った。映画の中で一部とんでもなく気持ち悪い連中が登場する。こういう人たちはそのイビツさの象徴的存在であり、またそういう人たちによって靖国のイビツさは増幅されているに違いない。しかしそのイビツさも含めて戦争の遺物であることを戦争フィルムをモンタージュすることで示している。
[映画館(邦画)] 6点(2011-11-02 15:10:37)
178.  SR サイタマノラッパー
今さらのレビューですが、これを映画館で見た貴重な人のようです、私。昨今、ダサい人に焦点を当てた映画やドラマがよくありますが、ダサくない人がダサい人を演じているというのが見え見えなのばかり。その中にあってこいつらのダサさイタさのリアリティは素晴らしい。段々見ているのがつらくなるほどでした。ワンシーンワンカットの演出が見事に功を奏しているといえる。微妙な空気ってやつが漂ってました。そしてリアルにダサい奴らの中でみひろがリアルに可愛かった。ちょい感動のラストも実はイタい。ダサければダサいほど、イタければイタいほどに感動するようになってる。笑いを誘うシーンまでうっすらとサブイのも狙いか。
[映画館(邦画)] 6点(2011-10-31 16:15:22)
179.  闇の子供たち
問題提起するならもっとこうしろだとか社会派としては中途半端とかといった批判が聞こえるが(まあわからんでもないが)、そもそもこの作品はフィクションである原作小説の映画化であるわけで、それらの批判は的外れだと思う。原作は読んでないけど映画だけで判断しても根っからの社会派であろうとはしていないように思われる。もちろん題材が題材なだけに観た者が問題を提起されたと思うことは想定しているだろうし、監督が意図しなくとも社会派の面があることは否めない。が、主人公の秘密は人間には表と裏があるということの決定打としてあるのであって、はたまた物語を楽しむためのサスペンスを生むためであって、けして児童虐待や幼児売春といった諸問題を語るためのものではない。宮崎あおいの役柄が若干やりすぎのような気もしたが反面分かりやすかった。福祉センターでボランティアをする人たちも含めて、正論は単なる正論でしかなく、そこから生まれるのは自己満足でしかなかったり、正論を吐くことで敵を作ることもあるという複雑な社会構図の見せ方が面白かった。人間も社会も単純ではない。ということを世界のどこかで起こっているかもしれない劣悪な現実に我々日本人が係わっているかもしれないという物語の中で見せた映画。
[DVD(邦画)] 6点(2011-09-29 16:22:38)
180.  アイランド(2005) 《ネタバレ》 
ジョージ・ルーカス『THX 1138』の世界観に後に映画化もされたカズオ・イシグロ「わたしを離さないで」の設定を加味した感じ。といってもマイケル・ベイですから設定は設定としてあってもその設定からそのアクションにはいかんだろうってところも無理矢理にアクションへと向かわせる。その荒っぽさがなんとももったいなくもあり、痛快でもある。スピード感溢れるカーアクションはもうこの人の十八番。あらゆる角度から堪能できます。残念なのがエロいボディラインを見せ付けるスカーレット・ ヨハンソンのそのエロさを活かせていないこと。せっかく意図的に押さえ込まれた性欲が芽生えようかという展開があるのだから(なかったっけ?)このエロい体を活かさない手はないのに。 
[DVD(字幕)] 6点(2011-09-28 14:02:43)(良:1票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS