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コメント数 1963
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161.  私は二歳 《ネタバレ》 
おう、これは良いもの観させてもらった。そういう気持ちになること間違いなしの何ともほのぼのした良い映画だ!なんてことのない父と母と赤ん坊の話なのに、これは面白い。まずは何と言っても母親役の山本富士子の美しさに見惚れてしまうぐらい、本当に山本富士子が美しい。そんな山本富士子の亭主役の船越英二の飄々とした演技も面白い。船越英二、やはりこの人は喜劇でこそ持ち味が発揮される役者だ!この作品を観て益々、そう思った。子供の面倒を見たり、見なかったりして、愚痴ばかり言われる船越英二、山本富士子ともう一人、自分のおふくろである浦辺粂子に散々、文句を言われ、「あなたが最近、読んでるものは新聞と週刊誌だけじゃない」みたいなことを言われるのを聞いて、あっ!何か今の私みたいだ!私ももっと為になるものを見たり、読んだりして、勉強しなくてはと思った。そして、この作品、やはり最後が良い。二歳の誕生日となった男の子と父と母との三人で誕生日ケーキのローソクを消すあの場面、見終わってほのぼのした気分になること間違いない。市川崑監督の眼の付け所の良い。これは家族の物語としても人間が成長することについての色々考えさせられる作品としても見応えのある作品です。
[ビデオ(邦画)] 8点(2007-03-24 11:44:06)(良:1票)
162.  女の中にいる他人 《ネタバレ》 
成瀬巳喜男監督作品、4本目の観賞にして、何と今回はサスペンスとはこれまたびっくり!そんな今作はキャスティングを見ただけで、成瀬作品てよりも私は川島雄三監督作品、若しくは「社長シリーズ」を思い浮かべてしまいます。それはさておき、この映画、本当に恐い。まずは何と言っても作品全体の雰囲気が恐い。またモノクロによる映像から伝わる恐ろしさ、オープニングからして本当に恐かった。小林桂樹が一人、喫茶店で飲んでいるビールの色がモノクロなもんだから余計に恐く感じる。親友の奥さんを誤って殺してしまった小林桂樹が自分の奥さん、新珠三千代に対して今までの過去、真実を打ち明けるシーン、それを知った新珠三千代も凄く恐い。またラストの海沿いを歩く新珠三千代、そして、無邪気に遊ぶ子供達と距離を置いて見つめる新珠三千代の後ろ姿、それを映し出すカメラワーク、余韻を残したまま終りを告げる何か見終わった後のこの何とも言えない余韻の残し方はこれから先もずっと残るような気がする。
[DVD(邦画)] 8点(2007-01-30 22:07:22)
163.  永遠の人 《ネタバレ》 
愛の無い結婚、愛のない結婚生活、何ともドロドロした人間関係を木下恵介監督はリアルに描いている。仲代達矢演じる片足が不自由な一人の男に乱暴された上、無理やり結婚させられてしまった高峰秀子演じるさだ子、そんな二人の間に生まれた息子と娘、この人間関係が物凄くドロドロしていて観ていて何とも言い難いやるせなさが作品を通して迫ってきます。田村正和演じる息子が両親に対して「僕は、どんなふうにして産まれてきたか解りました。」と言って二人の間から姿を消そうとして、自殺を図るその息子としての苦しみとまた父親と母親の苦しみも同じく描きながらかつての恋人である佐田啓二演じる隆に対する想いが消えないで苦しむさだ子が夫である平兵衛に謝り、死を目前としている隆に最後の別れをと許しを得て走っていく姿にこの映画、単なるドロドロしたままで終わらない救いを感じる。この辺りの演出は流石は木下恵介監督らしい温かさを見ることが出来て良かった。それにしても高峰秀子、この女優さん、やはりこういう不幸な女性を演じさせたらナンバーワンではなかろうか!とにかく凄いとしか言えない。
[ビデオ(邦画)] 8点(2007-01-13 11:05:03)(良:1票)
164.  日本侠客伝 斬り込み 《ネタバレ》 
今回でこのシリーズ観るのは四本目だけど、今回はいつもと違った展開、何と今回は高倉健演じるやくざな男に一人息子がいるという今までとは違う内容!冒頭からいきなり殴り込みのシーンで始まり、最後もお約束通り殴り込みで締める。それだけなら何も変わらないのでは?と思うかもしれないけど、違います。マキノ雅弘監督はこの作品では初めてだと思う試みをしています。それは義理と人情、やくざの世界にいる男は最後は必ず捕まってしまうものの、今度だけは一度は捕まるけど、最後は捕まらない。高倉健と藤純子の最後の二人のツーショット、笑顔が素晴らしい。これは今まで私の映画を見て、応援してくれている人へのプレゼントのように感じる清々しい終り方!そこまでの流れの中でも主役だけでなく脇を固める俳優陣、一人、一人をきちんと描いているから全くダレルことなどない。マキノ雅弘監督の演出の上手さによって、一人、一人の人間性、例えば金子信雄と長門裕之の二人の子分についてもとても爽やかで気持ちが良い。金子信雄の最初の登場シーンで見せる健さんとのやりとり、卑怯な手を使う悪い奴らを許すことなど出来ないとばかりに寝返り、健さん達の見方となる長門裕之とその仲間達、とにかく義理に厚く、人情に弱いそんな男達の人間模様を描いているからマキノ雅弘監督作品とこのシリーズを初めとするこの頃の東映任侠映画って人気シリーズとして何本も撮られ、そして、どれもが大ヒットとなったのだと私はこの作品を観て益々感じました。いずれにせよ、マキノ雅弘流、任侠映画的な熱くて熱くて盛り上がるそんな作品です。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-12-02 09:12:46)
165.  緋牡丹博徒 鉄火場列伝
これはちょっと驚き!何がって?いつにも増してこんなにもかっこ良い待田京介、それもほとんど剣を振るわずに男の中の男と言えるかっこ良さ、かなり新鮮!そして、相変わらずお竜さん(藤純子)は美しいし、かっこ良い。このシリーズ全部に言えるんだけど、このシリーズの成功はイチにも二にも矢野竜子演じる藤純子の燐とした美しさとその上品さ、言葉使いまでもが本当に上品で、単なる任侠ものとは明らかに違います。そんなお竜さんを見事に演じている藤純子あってのこのシリーズだと思います。この作品の中でも本当に上品でしかも美しくて、強い女を見事に演じています。更にこのシリーズ全般に言えることの一つとして、やはり脇を固める俳優陣の素晴らしさ、それを描ききっている監督の手腕、今回で言うならみんな良いけど、特に鶴田浩二が良い。鶴田浩二と娘との親子の絆のような物語に私は同じ監督の撮った「関の与太っぺ」を思い出しました。娘の名前が「おかよ」←漢字が分らない。て「お小夜」みたいだなあ!てね。そうそう、それと丹波哲郎の本当に良いとこどりみたいなものと最後の方の祭のシーンなど、盛り上がりと同時に哀愁めいたものを感じた。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-11-07 21:55:15)
166.  緋牡丹博徒 二代目襲名
どうやら観る順番、大きく間違ってるみたいだ。しかし、それよりも何よりもまたしてもお竜さんのかっこ良さと美しさに惚れた。本当に23歳なのか?あんな23歳はおそろく今は存在しないだろう!そんなお竜さんをはじめとする仲間達と敵対するやくざ達との抗争をこれまたエネルギッシュに描いていて面白い。主役の藤純子は勿論のこと、脇を固める俳優陣の凄さ、演技から身体全体を伝わる熱いもの、観ていて本当に面白い。中でもやっぱり高倉健が良い。まるで「昭和残侠伝シリーズ」の花田秀次郎でも見ているようなかっこ良さ、そして、ラストの決闘シーンでの迫力ある演技といい、本当にかっこ良い。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-11-05 13:42:35)
167.  素晴らしい風船旅行
何だか最近、寝不足気味で身体全体、とてもだるい。そんな時こそこういう映画を観るに限るなあ!「赤い風船」と同じ監督さんの映画だけあって、心温かい雰囲気が十分に伝わってまいります。気球に乗って空を飛ぶ少年、その描き方にしてもいかにもフランス映画て感じの温かさです。フランス映画、特に昔のフランス映画を観ていると、何だか癒されます。癒し系の映画を求めている人、普段、仕事とかで疲れきっている多くの社会人にオススメのこれもまた味わい深い1本です。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-10-28 23:16:40)
168.  イチかバチか
川島雄三監督の遺作となるこの作品、これは面白い。やはり川島雄三監督はただ者ではなかった。遺作にしてこれだけのものを見せてくれたことにまずは感謝したいと思う。正にタイトルの如く、イチかバチかの大勝負に打って出る社長と市長との人間模様を描きつつも、人と人との結びつき、絆のようなものを描くこの川島雄三監督という人の持っている人間的観察力みたいなものをこの作品の中からも見ることが出来て良かった。川島雄三という監督は凄い傑作、それも大傑作を撮ったかと思えば、とんでもない失敗作、つまりは凡作も沢山、撮っているけど、最後の作品がこれだと言うことは、もっと長く生きていたらまだまだ、沢山の面白い作品を撮っていたと思えると、何だか心が痛むし、物凄く寂しい。僅か45歳という若さでこの世を去ってしまったこの川島雄三という監督の死は日本映画界においてとても大きな損失だと思います。最後にもう一つ!個人的願望として高峰秀子主演の川島雄三監督作品が見たかった。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-09-27 21:21:54)(良:1票)
169.  にっぽん泥棒物語 《ネタバレ》 
三國連太郎の演じる主人公は、泥棒上がりの前科者である。その前科者の三國連太郎の泥棒時代のエピソードとそこに関わる人達、また泥棒からは足を洗ってはいるものの、世間の眼はとても冷たい。かつてまだ泥棒時代だったある日、列車の脱線事故を目撃したことで、警察に色々と聞かれたりもする。あること、無いこと色々言われても、家族を思う者として耐える三國連太郎の主人公の姿に心を打たれる。そんな三國連太郎の裁判シーンでの笑えること。伊藤雄之助の警部に対し、嘘の証言を迫られたことを述べるシーン、それを見つめる妻、佐久間良子の表情も切ない。更にこの作品、元泥棒だった三國連太郎演じる主人公が警察の尋問に対して、思い切り笑える皮肉を沢山言うのだが、これがまた物凄く笑える。警察にあなたは泥棒する時は縄は用意しないのですか?という質問に対し、泥棒は縄など用意はしません。何故ならお縄になるなどと、言っては裁判を見に来ている客を爆笑の渦へと巻き込み、このシーンは私も大爆笑してしまった。更に凄いのが警察は嘘を言わせようとしている。嘘は泥棒の始まりではと言うようなことを言う。元泥棒による警察に対する皮肉いっぱいの凄い作品を観た気がする。法廷シーンでの三國連太郎の演技は本当に凄い。やはりこの人、ただ者ではないとこの作品を観て改めて感じた。三國連太郎=すーさんとばかり決め付けてはいけないし、そう思っている方に特にお勧めしたい。これまた間違いなく俳優、三國連太郎の代表作の一つだと言えるでしょう!
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-09-08 21:30:39)(良:2票)
170.  緋牡丹博徒 花札勝負
緋牡丹のお竜こと、藤純子演じる矢野竜子!シリーズ第3弾となる今回は、前作よりも良かった。藤純子演じるお竜は女だてらに剣を振るったり、時にはピストルを撃ったりもする。しかし、この映画が何故、ここまで人気シリーズとして確立されたかと考えてみると、例えどんなに男のように振る舞っても上品であり、それでもって、やはり美しい。美しさの中に見せる女としての悲しみみたいなものがとても解り易く描かれている。高倉健とのツーショットで見せる表情の素晴らしさ、義理に厚く、人としての生き方みたいなものが格調高く描かれているのも良い。脇を固める俳優陣の顔ぶれもこれまた凄い。個人的には前作よりも面白かったし、そして、やっぱり藤純子と高倉健、この二人の並び立つ場面での美しさ、このシリーズ、次のも早く観たい。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-08-13 22:24:53)
171.  乱れる 《ネタバレ》 
ここ数年、昔の日本映画を多く観てきて、沢山の素晴らしい日本映画と監督を知るようになってはいたものの、どういう訳か成瀬巳喜男監督の映画だけは一つも観ていなかった。今回、初めて観た訳ですが、どれを観ようか?どれを借りようかと悩んだ結果、何故、この作品を選んだかと言うと脚本に松山善三とあったからで、それだけの理由で借りてきました。まずこの作品、内容はかなり重苦しく感じるものの、見応え十分の作品だと思った。加山雄三が姉である高峰秀子に対し、愛を告白する場面とその時の高峰秀子の演技が素晴らしく、こういう役を演じさせると高峰秀子の右に出る者はいないと改めて感じると共に自らの苦しい胸の内、作品のタイトルにもなっている乱れる心を見事に演じきっている。成瀬監督作品、これが初めてだけど、他の作品も観ようという気持ちが今まで以上に強まりました。
[DVD(邦画)] 8点(2006-08-12 18:42:01)
172.  ぼんち
市川崑監督、市川雷蔵のコンビ、同じく市川崑監督、若尾文子のコンビ作品ではこれが今のところ、私にとってはベスト作品です。同じ市川崑&市川雷蔵コンビでも「破戒」は良い映画かもしれないけど、どこか好きになれず、けど、これは良かった。市川雷蔵ってこんなにも演技が上手かったっけ?て思わせる上手さ、また若尾文子にしても同じ市川崑監督と組んだ他の作品より断然、良いし、それに何と言ってもあの関西弁とそして、ピンクの傘!これに尽きる。何と言う鮮やかさ、美しさ、まるで川島雄三監督の映画の中での若尾文子を観ているようで、うっとりさせられる。またその他の女優陣にしても豪華な顔ぶれ、女と女の息を呑む戦いも、ドロドロした雰囲気でなく、コミカルな雰囲気を醸し出していて、観ていて面白い。上手い演技と良い役者、特に女優陣の上手さはどれもがこれぞ映画女優の演技というものを見せてくれるし、最後まで飽きずに楽しむことが出来ました。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-07-30 08:07:49)
173.  リバティ・バランスを射った男
ジョン・ウェインとジェームズ・スチュアートの競演作は昨日も観ました。観たのは「ラスト・シューティスト」です。この作品、まずは監督がジョン・フォード監督というだけあって、流石に上手い!俳優の使い方、キャスティングの妙とでも言うのか、どの俳優にしてもこの役はこの人でこそと言うべき見事な配役!ジョン・ウェインのトムのかっこ良さとジェームズ・スチュアートの弁護士といい、この映画のタイトルにもなっているリバティ・バランス役の俳優といい、どの俳優にしても描き方から何から本当に上手い!オープニングの音楽もいかにも西部劇て感じで良いし、これまたジョン・フォード監督て感じの西部劇でした。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-07-04 21:56:11)
174.  緋牡丹博徒
やっと見つけた。色んなレンタル屋さん、探しに探してやっと見つけて嬉しくて借りてきた。良かったなあ!藤純子の美しさと高倉健のかっこ良さ、この2人が同じ画面に映し出されるだけで、何か良い!とにかくそう思えるのです。マキノ雅弘監督の「昭和残侠伝」シリーズのような雰囲気が良い。監督が山下耕作ていうだけあって、流石は「関の弥太っぺ」を撮った監督だけのことはあるその美しい牡丹をショットに撮り入れるなどの工夫もされていて、なんと言う心憎い演出!そんなこの作品、どの人物にしてもきちんと描かれているからダレルなんてことは全くないから楽しめる。男社会に生きる女の哀しさ、つらさ、そこに流れる空気、全てが叙情的に描かれているのも良い。このシリーズ、初めて観たけど、予想していた通りの出来で、良かったです。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-06-22 20:51:13)
175.  社長道中記
「へそくり社長」に続いて連続観賞!これは面白かったです。この作品は何と言っても森繁久彌の喜劇俳優としての名演ぶりに大いに笑わせてもらいました。奥さんに女の人を近づけないようにと頼まれた小林桂樹扮する部下を追い払おうとしての森繁久彌が面白く、特にあの場面は笑ったなあ!マッサージを受ける場面での森繁久彌、本当に笑ってしまいました。また他にも脇を固める俳優の演技も面白く、今のところ観たこのシリーズの中ではこの作品が一番、面白かったし、一番好きです。
[DVD(邦画)] 8点(2006-06-18 21:22:40)
176.  次郎長三国志 第三部 《ネタバレ》 
第二部に引き続いての第三部、連続の観賞!今回の作品ではこれまた東宝版と内容的にも同じだから、内容的なことはこまかく書きませんが、次郎長一家のお帰りのシーンから始まって、次から次へと起きる大問題!関取の面倒を見てやったり、新しい子分が加わったり、何とお仲さんが人質となってしまったりと、とにかく次から次へと起きる大問題解決のための次郎長一家の絆というものをより深く観ることが出来ます。マキノ雅弘監督らしいテンポの良さ、そーれ!ワッショイ!ワッショイ!粋な演出、俳優陣の顔ぶれ、演技、どれをとっても今時の時代劇にはない魅力的な作品!さて、次はいよいよって、あっ!まだ登録してなかった。では登録のお願いしなくては!
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-06-10 09:17:33)
177.  続・次郎長三国志 《ネタバレ》 
さて、さて、東映版「次郎長三国志」の第二部、朝から気合、一発観ましたので、それでは感想書くと致しますか!えぇ、今回も話の筋は東宝版と同じなわけで、新鮮味がないと言えばないかもしれないけれど、そんなことはこの際、どうでも良くて、とにかくこの東映版もやはり東宝版同様、この辺りから段々と盛り上がって行くわけです。そんなこの作品、やはり一番の見所は東宝版でも出来たお仲さんと石こと石松との酒を酌み交わしながら、歌う「惚れて~惚れられて~惚れて~♪」とかいう歌を唄いながらの2人のやり取り、東宝版のお仲さん(久慈あさみ)とは良い意味で違う魅力たっぷりのお仲さんを演じているのが何と昔の東映時代劇ファンなら誰もがご存知の丘さとみでして、東宝版の久慈あさみのお仲さんはセクシーて感じだったのに対し、今回のこの東映版のお仲さん、丘さとみは可愛いって感じで、丘さとみファンにはたまらない。酔っ払って、ふらふらで忘れぽいそんなお仲さん、丘さとみを観るだけでも十分値する作品になってます。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-06-10 09:05:58)
178.  喜劇 逆転旅行
これ、面白い!冒頭の列車の中のシーンからして凄く笑える。名優フランキー堺と伴淳三郎の列車内でのやり取り、更に倍賞千恵子がなんとこの作品の中ではフランキー堺を誘惑しまくるという役で登場!出ている俳優達の演技、会話、それだけでもこの作品、かなり笑える仕上がりに満足のいく出来栄え!フランキー堺、この人、本当に上手いし、画面にフランキー堺が出てくるだけで笑えるのが凄い。フランキー堺の1人芝居の笑えること!傑作というよりも快作て言った方が良いような日本映画ならではの笑いがここにはある。これはとにかくフランキー堺という名優の良さ、面白さが十分に現れていて、フランキー堺なら一度は観るへきだ!
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-05-21 19:10:10)
179.  真田風雲録 《ネタバレ》 
これは、この時代だから撮れた作品です。とにかく出ている俳優の顔ぶれ、組み合わせの凄さと時代劇とミュージカルの混合の様な風変わりな作品の中で繰り広げられる世界を楽しめ!とでも言わんばかりの作品です。中村錦之助の笑い声、千秋実の男らしい生きざま、色んな意味でこの作品には今時の時代劇には無い物が見る事が出来る。加藤泰監督が描く世界はどことなく変だけど、その変な世界こそこの監督の魅力の一つである。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-05-12 22:01:22)
180.  バファロー大隊
ジョン・フォード監督が法廷劇をどう描いているのか興味があって借りてきました。でもって、やはりこの監督、上手い!話の持っていき方、裁判シーンでの緊張感、盛り上げ方、更にはこの作品、勿論、監督が西部劇を撮らせたら世界一の監督だけあって、西部劇としても十分楽しめる仕上がりに満足のいく作品でした。法廷劇と西部劇とのそれぞれ回想シーンでの見せ方もさすがです。壮大なる西部の街並み、その写し出される背景といいまた一つジョン・フォード監督の映画で面白い作品を観た気がします。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-05-03 13:08:35)
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