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ひと3さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 253
性別 男性
自己紹介 直接的に「内容」に向かうのではなく、「スクリーンへの現れ方」を語る言葉(技法論的な言葉)をなんとかめざしたい。

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161.  浜辺の女(1947)
あのルノワールであり、ジョーン・ベネットであり、ロバート・ライアンである。最高の顔合わせで、雰囲気も盛り上がるのだが、スジが足りない、惜しい。フィルム・ノワールの女ジョーン・ベネットの登場で、ルノワールの「ノワール」な部分に触れることが出来るのかなと期待したが、スジ違いの期待であったらしい。
[DVD(字幕)] 6点(2012-10-01 06:38:38)
162.  情婦 《ネタバレ》 
これはネタバレがあるとだめ、というネタバレ。だがヒッチコックの作品の一つでもいいくらい上出来。ディートリッヒ作品はヒッチコックにもあって(『舞台恐怖症』)あれも嘘つきの男がずーっと観客を騙している。
[DVD(字幕)] 6点(2012-09-18 23:08:03)
163.  ベルリン、僕らの革命 《ネタバレ》 
一見古風すぎる「革命」活動だ(かつての、ベルリンの「空き家占拠」運動だって「合法化」にむけた地道な社会運動だったし、それに比べてもプリミティブである)が、感動的な三角関係ものなのが良い。ナチュラル即興演出が成功している。
[DVD(字幕)] 6点(2012-09-15 20:22:28)
164.  ダーティハリー 《ネタバレ》 
犯人があまりにも単純にクソ野郎(こんな奴はさっさと始末すべきだと誘われてつい思ってしまう)というふうに描かれるのが、結局たいへんモンダイなのだ。こんなに単純にクソ野郎の道一筋の人間はいない(皆それなりにシンコクな「理由」を抱えているはずだ)。犯人にだって人権はあるとはそういうことだ。・・・というようなマジメな見方は野暮だろうなあ。映画としては巧いな。 
[ビデオ(字幕)] 6点(2012-09-03 18:24:57)
165.  泥棒成金 《ネタバレ》 
代わりの代わりの代わりの・・・であることが、終盤で一挙に判明する。父親の義足の代わりを行う娘、つまり男の代わりに女の犯行、さらに黒幕の代わりの実動部隊、そして、ほんとうに面白いハナシ(主人公が犯人)の代わりに万人受けする(犯人は別に居るという、客体化の)結末。ずっと、ひょっとしたら主人公が犯人かと観客は思い続け、これこそがミステリー要素を兼備したサスペンス(宙吊り)そのものである、ラストで「ぶら下がる」(suspend)犯人なんかよりも。フィルム・ノワールふうに黒を強調した夜のシーンが美しい。
[DVD(字幕)] 6点(2012-08-16 13:03:17)
166.  アンダーカヴァー(2007) 《ネタバレ》 
内容的には他愛のないもので「警察友の会」的ですらある(アウトローの人物を掘り下げた方がほんらい意味深いかもしれない)のだが、この重量感はどうだ。形式面のこの充実!怖いシーンのもの凄い怖さ。 
[DVD(字幕)] 6点(2012-06-18 15:04:31)
167.  17歳の夏 《ネタバレ》 
フランス映画らしい長回し手法で、人物配置やプロットもシンプルな造りながらも見事に充実している。中年になったあの風采の上がらないドニ・ラヴァン(かつての「アレックス」役俳優)にうら若き乙女が死に至る恋をしてしまうのである。これについて十分に納得のいくように構成されている、と言いたいところだが、やはり彼女が死ぬことはないから、その点では無理があるかな。とにかく、一瞬の厭世的なラディカリズムの罠といったところ。 
[DVD(字幕)] 6点(2012-05-04 23:22:38)
168.  エスター 《ネタバレ》 
エスターの主観ショットとして揺れる画面の恐怖、動物虐待から人間へと移行する暴力、嘲笑される安手の精神分析という無力な審級、異常な事態に鈍感である者が真っ先に犠牲にならねばならないプロットの運び、すべて常套であろうが、こういうホラー・サスペンス(つまり観客に暴力的な危険の存在がいち早く知らされるハラハラもの)の強制的なありようには疲れる(ヒッチコックのサスペンスはそこが違う、と言ってもせんないが)。日常生活の平穏さというものはもろもろの不快・不安を抑圧する蓋の上にあり、この蓋をつついてしまったためにそれが開くとき元の不快・不安が巨大に膨れ上がって噴出する、というホラー映画の本格的な精神分析的・哲学的なコンセプトを、 もっと明瞭にしてもよい。「アメリカ白人中産階級の欠けるところない家庭の幸福」の表象が必然的に引き寄せるホラーなのである。
[DVD(字幕)] 6点(2012-01-05 13:31:49)
169.  青春群像 《ネタバレ》 
模索中の若者(劇作家志望、「師匠」の後についていくうちになにやら「ぞっとして」身を引く)に強い風が吹いているシーンの風がいい。フェリーニと風といえば『81/2』の記者会見のシーンの強い風、あれも良かったな。
[DVD(字幕)] 6点(2011-10-17 13:59:52)
170.  人生のお荷物
『マダムと女房』は「モダン」という時代の話題と頑張って取り組んでいたが、この作品は気楽に、飄々とした五所平之助の持ち味を出している。余談だが、五所監督は松竹時代に映画界から去ろうとしていた成瀬巳喜男を引き止めた人である(いわば映画界の恩人)。
[映画館(邦画)] 6点(2011-03-24 12:26:11)
171.  キッチン(1989) 《ネタバレ》 
「映画化」なんぞはゼッタイ不可能な淡い感覚表現だらけの原作を、思い切って映画の側から、映画に出来ることに沿って作った映画で、成功していると思う。ただ映画には叙事性が欠かせないので、それが足りないのは原作の問題なのである。いずれにせよ、森田芳光、『そろばんずく』『悲しい色やねん』と連続して空振り三振のあとの、久々のヒット性の当たりであった。
[映画館(邦画)] 6点(2011-03-22 20:54:01)
172.  おくりびと 《ネタバレ》 
いい映画だが、映画館で観ているときから違和感のあった箇所を二つ挙げる。一つ目、「死」に触れて帰宅したモックンが広末に抱きつく場面がポルノ映画的になっている、つまり「死」に対する「生」の対置が窃視的な「性」に流れすぎ(省略技法が大切だ!)。二つ目、ラストのクライマックスにはモックンの一筋の涙だけで崇高なのに、広末がらみでなんだかんだ喋らせてぶち壊している。だから省略という方法がこの作品にもっとも欠けているものであって、それは作品の気品にかかわるのである。
[映画館(邦画)] 6点(2011-03-21 09:57:49)
173.  ディア・ドクター 《ネタバレ》 
同質的であることを前面に押し出す芸風の鶴瓶ももちろん、何を考えているかわからないような他者である。このキャスティングがいい。ところで、見終わったときはかなりいい感じだったが、日が経つと印象が薄れていく。
[映画館(邦画)] 6点(2011-03-20 23:32:00)
174.  歩いても 歩いても 《ネタバレ》 
限られた場面で面白みを繋いでいく演出が立派である。この人がなんで『空気人形』なんかを撮るのかわけがわからない。
[映画館(邦画)] 6点(2011-03-19 11:14:11)
175.  黒い罠 《ネタバレ》 
ウェルズのローアングル手法(まさにこの作品で炸裂)が巨大な堆積の「悪」ウェルズを見上げる。ジャネット・リーがいい。
[映画館(字幕)] 6点(2011-03-18 15:41:39)
176.  人のセックスを笑うな
この欄の低評価には驚く。映画館ではかなり充実感があった。こういう何気ない感じつまり「存在」が大切な映画は、事柄に対する「知識」でしかないDVDではたいしたことがないだろう。DVDは矮小化する。
[映画館(邦画)] 6点(2011-03-17 10:48:31)
177.  リンダ リンダ リンダ 《ネタバレ》 
際立ちを抑制したタッチが成功した映画である(こういうタッチで二匹目のドジョウを狙うとうまくいかないのかもしれない)。ドアのフレームの中に練習中のメンバーたちを収めたショットが良い。
[映画館(邦画)] 6点(2011-03-12 12:45:45)
178.  この窓は君のもの 《ネタバレ》 
典型的な長回しの映画。松葉杖の彼の家の二階が気持ちの良いパノラマで、そもそも撮影技法のパンにはうってつけというわけだ。長回しのなかでアイスクリームは溶け始めるし、西瓜の種も周囲へと威勢よく吹き散らされなければならない。彼女が運転する自転車のショットすら、それに同乗するのが松葉杖の彼なので、緊張感のある長回しのスペクタクルとなる。緑蔭、青い空、白い雲、良い感じの映画だが、松葉杖から「一挙に」(これが嘘っぽい)解放されるや彼が彼女を追いかけ回すくだりは馬鹿らしい。惜しいことである。
[映画館(邦画)] 6点(2011-03-06 17:37:00)
179.  トスカーナの贋作
観客に向かってのメイク直しは、観客を鏡役割にしているのであるが、通常の関係を逆転している。通常は、スクリーンが観客の同一化のための鏡であり、そんなふうに例えば『トリコロール、青の愛』に引きつけられたのだった。いまや人としての厚みの方で勝負していそうなビノシェのカメラ目線すれすれの眼差しを、観客が受け止める番なのである。
[映画館(字幕)] 6点(2011-03-06 00:34:46)
180.  ロスト・ハイウェイ 《ネタバレ》 
無い話はいらんなぁ。出先でメフィストみたいな怪しい人物が目前でささやく、「俺今おまえの家に忍び込んでいる、嘘だと思うなら電話しろ・・・な、ほんとだろ」、これには倒れ込むほどの恐怖がある。この辺で十分で、あとはいらんなぁ。
[ビデオ(字幕)] 5点(2015-11-18 22:33:52)
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