161. ベラミ 愛を弄ぶ男
美貌の男に墜ちる年上の3人女性が、クリスティン・スコット・トーマス、ユマ・サーマン、クリスティーナ・リッチと超豪華。この3人がちょうど10歳ずつ違うというのもびっくり。ありえそうもない超うらやましい話だが、これがモーパッサンの世界。 [映画館(字幕)] 6点(2013-04-29 14:01:32) |
162. プリンセス・カイウラニ
ハワイが王国だったことは知っていたが、その歴史までは知らなかった。激動の時代をわずか23歳で生涯を閉じた最後の王女ヴィクトリア・カイウラニの物語だ。映画は激動を十分表現できているとは思えないが、ハワイの歴史を知るきっかけにはなると思う。 映画には描かれてはいないが、カイウラニ王女は日本の皇室と縁組みする話もあったそうだ。 [DVD(字幕)] 6点(2013-04-23 07:14:12) |
163. みんなで一緒に暮らしたら
人生のエンディングをどう迎えるか、誰にも必ず訪れる人生最後の選択を扱った映画。この映画では5人が共同生活を送ることになるのだが、日本では簡単にこうはいかないだろう。遠慮とかプライバシーとか必ずついて回るが、欧州は開放的で明るいし、少しもジメジメしたところがない。75歳というのにヌード写真に凝ったり、セックスにも興味どころか実践まで・・・。ところでジェーン・フォンダだが、黄昏で共演した父ヘンリーフォンダとそっくりで驚くと共に、彼女もその歳になったのだとしみじみ思った。またピエール・リシャールは「おかしなおかしな高校教師」を見て以来だった。何十年ぶり [映画館(字幕)] 6点(2012-12-08 15:14:07) |
164. いわさきちひろ ~27歳の旅立ち~
誰もが知っている絵本画家いわさきちひろの、知られざる波乱の人生をドキュメントで綴る。個人的には、ネットその他で調べるだけ調べたあげくの鑑賞だったので驚くことはなかったのだが、興味ある人にはぜひ見て知ってほしいドキュメントだ。ドキュメントだからして点数で表すのはむずかしい。(一応平均でということで) [映画館(邦画)] 6点(2012-10-21 16:56:59) |
165. 白夜行
東野圭吾のベストセラー小説だけあって、どんなに映像化しても悪くなろうはずはない。しかしテレビドラマと印象が違って最初はなかなかなじめなかったし、ストーリーが急だったり省かれたりしていて不満だった。原作を読み直して再度挑戦して理解は深まったが・・・。 [DVD(邦画)] 6点(2012-06-06 09:25:42) |
166. 家族の庭
マイク・リー監督最新作、ジム・ブロードベントやレスリー・マンヴィルなど今までのリー監督作品に欠かせなかった男優女優陣が多数出演する。 今回の「家庭の庭」の原題は「Another Year」意味はもうひとつの1年だが、1年1年が昨年とはまた違う形で積み重ねられていく、人生そのものという意味だろうか。 何でもないようなできごとと会話の中に、人それぞれの思いが描かれる、至ってシンプルな映画だ。しかし、ラストはえっこれで終わり? 後はどうなるのだろうかと考えてしまう。 [映画館(字幕)] 6点(2012-04-05 18:09:07)(良:1票) |
167. ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ
ストーリーは子ども向きだけどファンタジックで楽しさ満点、結構おもしろい。ラストにはちょっぴり感激。映像も良いが、音楽はもっと良かった。エンドクレジットなんか、本格的で文句のつけようがない。 [DVD(字幕)] 6点(2012-03-07 17:20:53) |
168. ヒューゴの不思議な発明
《ネタバレ》 子どもの頃赤と青の色がついた眼鏡で見る立体映画というものもあったが、3Dと呼ばれるものは生まれて初めてで、画面に気をとられてストーリーがよくつかめなかった。 終盤、リュミエール兄弟の映画「ラ・シオタ駅への列車の到着」やメリエスの「月世界旅行」などが出てきて興味深かったが・・・。 [映画館(字幕)] 6点(2012-03-01 19:05:37) |
169. ジェシカ・アルバの “しあわせの方程式”
予告編を見て興味を持ち、見た映画(日本では未公開)だが、いまいちピンと来なかった。原作を読めばもう少し親しめるかも・・・。 映画の中で、モナと子どもたちが数字遊びをするのがほほえましい。 [DVD(字幕)] 6点(2012-02-19 09:54:29) |
170. サンザシの樹の下で
期待が高かったせいか感動は今ひとつ。「かまとと」と非難されるくらいの純愛映画、チャン・イーモウの世界。 [映画館(字幕)] 6点(2011-11-29 17:09:44) |
171. ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密
シリーズを1.2と見続けた者にとって、予告編で石板の秘密が解き明かされると知らされれば見ないわけにはいかない。だが見事に期待外れ。オープニングのエジプト砂漠シーンは良かったが、現代に戻ると舞台をロンドンに変えただけのいつもの映画でマンネリ化しただけマイナス。アーサー王と円卓の騎士についてもちょっと触れるが活かされてないし、エッシャーのだまし絵にしても同様。ベン・キングズレーも出番が少ないし物足りない。 [DVD(字幕)] 5点(2015-11-12 21:08:35) |
172. 「わたし」の人生(みち) 我が命のタンゴ
認知症や介護問題など現代社会の側面を描いた社会派映画だが、監督自身が現役医師だけにリアルで怖い。一見する価値は十分にあるが感動映画とまでは行かず、たどたどしい感じがしないでもない。浮かぬ顔を通した秋吉久美子だが最後にはもっと笑顔がほしかった。松原智恵子は年を取っても美しい。 [DVD(邦画)] 5点(2015-04-21 14:01:32) |
173. ANNIE/アニー(2014)
いくら現代風にアレンジしたとしても、もともとの舞台が大恐慌時代のニューヨークなのでストーリーにどうしても不自然さが残る。キャメロン・ディアスは大健闘と思うが、ジェイミー・フォックスはどう見ても百万長者にも市長候補にも思えずオリジナルとは大違い。 [映画館(字幕)] 5点(2015-02-09 19:30:18) |
174. ヴィオレッタ
昔見た「思春の森」のエヴァ・イオネスコよりも、ずっと艶めかしい小悪魔を演じるアナマリア・ヴァルトロメイの美少女っぷりがすごい。写真集発売に関する監督自身の生い立ちは表現できても、映画としてのまとまりのなさが気になる。 [映画館(字幕)] 5点(2014-09-01 16:25:33) |
175. 思い出のマーニー
主役二人が女の子なので、アリエッティほどはおもしろくなかった。女の子の成長を描いたと言えば評価できるけど、ミステリーというわけでもないし、ファンタジーもさほど・・・。やはり男の子も出てくるような映画が私は良い。 [映画館(邦画)] 5点(2014-08-21 19:35:41) |
176. 春を背負って
雄大な大自然を圧倒的なスケールと過酷さの中で描いた「劒岳 点の記」を見た後では、いかんせんかすんでしまいそう。前作より人間ドラマ的になったものの、ストーリーには深みがない。やはりこの監督は撮影監督であって、脚本監督でないのかもしれない。山小屋の存在意義は理解できるものの、大自然のきびしさはいまいちだった。それにしても、60kgの重い荷物を背負って急勾配の山を登るなんて人間業とは思えないが・・・、驚嘆の一言。 [映画館(邦画)] 5点(2014-07-10 13:32:29) |
177. 家族の灯り
ジャンヌ・モローは最近「クロワッサンで朝食を」でお目にかかったばかりだが、クラウディア・カルディナーレについては何十年ぶりだっただろう。「刑事」や「ブーベの恋人」など若き姿しか知らなかったので大変興味深く期待して見た。映画はシベリウスのヴァイオリン協奏曲をバックに港にたたずむ一人の男を映し出すシーンから始まる。不穏な雰囲気を醸し出すオープニングは実に印象的、あたかも光と影の芸術家レンブラントが描く絵のようでもある。ところが一転して貧しい家の一室、中央にテーブルと椅子があるだけ、そして家族や来訪者のおしゃべりが続く。舞台はほとんど動かず長い台詞の会話劇、演劇のセットをそのまま切り取った映画シーンは慣れてない人にはきっと退屈に感じてしまうだろう。演劇好きな私もさすがに眠気と格闘しながら見る羽目になった。この映画は100歳を超えてなお映画を撮り続けるオリヴェイラ監督作品、芸術性は高いと思われるが私には少々・・・。 [映画館(字幕)] 5点(2014-06-02 14:52:01) |
178. 真夏の方程式
湯川博士の天才科学者ぶりは相変わらず凄い。ペットボトルロケットを筆頭に数々の科学的思考や発想はあっけにとられるほど、そして少年との関わりもなかなか良い。だが犯罪捜査となるとどこから仮説が生まれてくるのか皆目不明、突飛すぎておよそ論理的には思えない。そして極めつけは、柴咲コウから代わった女性刑事、美人で若すぎて現実離れしすぎている。愛する人を守るためというのはわからないでもないが、およそ動機不十分、なんでそれで人を殺すの?という疑問が残る。 [DVD(邦画)] 5点(2014-02-01 06:17:41) |
179. セブン・デイズ・イン・ハバナ
第1話の「月曜日」とラストの2つ「土曜日」「日曜日」がおもしろい。「木曜日」「金曜日」あたりは芸術的かもしれないけど、私にはちょっと意味不明。キューバ(スペイン)の雰囲気は良い。 [DVD(字幕)] 5点(2013-07-03 06:34:38) |
180. 天使の分け前
《ネタバレ》 ウイスキーの樽一つで110万ポンド(約1億5000万円)と私にとってはまったく縁のない別世界。それにウイスキー蒸留に少しでも知識があればついて行けたかもしれないが・・・。 天使の分け前とは非常にロマンティックだが、大自然が分け前についたと言えば許されようが、人間がかすめ取るのは許されるのだろうか。犯罪を社会奉仕で償うのはとても良いことだと思うけど。それにウイスキーの世界に縁のなさそうな世界で育った主人公に、鑑定の才能があったとは不自然に思う。 [映画館(字幕)] 5点(2013-05-30 15:46:17) |