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称えよ鉄兜さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 112
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自己紹介 アメリカ在住

名前の由来は赤塚不二夫先生の作品(天才バカボン)からです。 実際金属フェチでヘルメット持ってますけど

配点分布をみると8点がピーク。 高得点評価が多い。 これは好きな映画の評価が多いから。 つまらない映画のことはあまり書かない。

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1.  アポロ13 《ネタバレ》 
製作者、出演者の熱い思いが伝わってくる。 壮大なアポロ計画のどこかを切り取って映画作品にするとするともうこのアポロ13しか考えられない。 11号は確かに歴史的イベント。 でもあまりにも大きすぎる。 みんなが知っている。  A Successful Failureといわれたアポロ13号の事故。 11号による人類初の月着陸でピークを迎えたプログラムは引き続き12号の成功、そして13号と人々の興味は急速に失われていったが、3人の宇宙飛行士の命が風前の灯になった大事故によって注目を集めることになったのはまさに皮肉なことだ。 13と言う不吉な数字、直前の飛行士交代、そして事故、とにかくドラマティックな話盛りだくさん。 映画化に最適の題材。  NASAの協力を得て飛行機内部にセットを作って自由落下状態で撮影すると言う前代未聞の試み。 そうとう大変な作業だったと思うがこの映画の完成度を一つ高い次元に押し上げたと思う。  宇宙船内で飛行士同士の言い争うシーンがある。 密閉された小さな空間。 その外は宇宙、逃げ場は当然無い。 しかも事故によって最悪の環境だし無事に帰れるかどうか判らないというものすごいプレッシャーの中、感情的にいらだつのもありそうな話だが現実は違った。 爆発が発生した直後の通信でも彼らの口調は常に冷静だった。 ただモニターしている心拍数が通常から倍くらいに飛び上がっていた。 これは映画でも描かれている。 誰も助けにいけない宇宙空間での爆発事故だから極度の緊張で心拍が上がるのが生身の人間の自然な反応。 しかし彼ら宇宙飛行士はあくまでも冷静に行動した。 超人的に強靭な精神力。 だから映画にあったような言い争いは無かったという。 でもあれくらいのシーンがあったほうが映画としては確かに一般受けは良い。 こんな具合に少しハリウッド的な演出はあるが、鼻に付くほどではない。  この映画の後トムハンクスはスピルバーグと組んでFrom The Earth to The Moonと言うアポロ計画全体を描いたミニシリーズ完成させた。 このシリーズの中でも当然13号の事故は1エピソードを割いて描かれているが地上の人々の反応を追うと言う全く違う視点で描かれ見事な対比を見せている。 映画と違って地上の視点で描かれているので宇宙船内のシーンが全く無い。  From The Earth to The Moonという偉大なるミニシリーズに昇華したことを考えるとこの映画の存在はとてつもなく大きい。 
[ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 10点(2010-12-08 06:23:18)
2.  バウンス ko GALS
ごちゃごちゃとした始まりからいったいどんなことになるのかと思いつつ観たが、どんどん引き込まれてしまった。 メインになる3人の女性の演技がすばらしい。 そして脇を固めるベテラン俳優がまた良い。 これは、おとぎ話だな。 現実的な話に終始するのかと思ったらだんだんと熱くなって、虚構と交わり、最後は気持ち良く観終わることができた。   しかし最後の最後の笑い声はいったい何?
[ビデオ(邦画)] 9点(2008-10-05 03:51:48)
3.  リストラ・マン 《ネタバレ》 
傑作と言うほどではないが小気味良いコメディ作品だ。 かなりつぼにはまった。  時は1999年、場所はアメリカ。  主人公はソフトウェアエンジニア。 当時大騒ぎだったY2K対策を銀行用ソフトウェアに施すと言う仕事をしている。  オフィスの環境や日常、上司の振る舞いなどアメリカの会社を実にうまく描いている。 あんな上司が本当にいると言うわけでもないが、あんな感じの上司はいる。  パーティションで仕切られたキュービクルはアメリカの会社ではごく普通だし、誰かの誕生日(特に上司とか)にでっかいケーキをみんなで食べるなんてのも良くあること。 人数が多い場合切り分けたケーキが自分のところまで回ってくるか心配になることも実際にある。  細かい部分で笑わせてくれる。 でもアメリカの会社、生活を実感で知らないとピンとこないかもしれない。  残念なのは最後、終わり方がが少し強引過ぎる。 でも全体的な出来は良い。 時々無性に観たくなる映画と言うのがいくつかあるが、これもそのひとつ。 
[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2010-12-08 05:53:59)
4.  御法度
新選組と衆道(男色)という映画の題名どおりタブーな話題を正面切って扱った映画だし、監督が大島渚だし、話題倒れなんじゃないかと思ったら、大変に面白い作品だった。 近藤勇、土方歳三、井上源三郎いずれも役者の年齢が高すぎるのがやや難だけどそれを逆手にとってエピソードとして入れたりして、好感度は高い。 松田龍平がいい演技をしていたのに感心。 浅野忠信のうまさはやはり光っている。 トミーズ雅もなかなか良かった。 要するに全体的に良く出来ている。 なんだか怖い話だったけど、最後の終わり方だけがちょっと説明しすぎ、やりすぎという感じでじわじわと高まっていた怖さが急に冷めた感じだったのが唯一惜しいところ。 でも決着付けないとしょうがなかったのかな。 もうひとつ、いくら衆道をあつかったからといって床のシーンは見たくなかったかも。
[ビデオ(邦画)] 8点(2007-09-10 03:54:38)
5.  ア・フュー・グッドメン
トムクルーズは顔で損している。 どうしても軽薄に見えてしまう。 演技でがんばっているだけに惜しい。 彼のせいじゃないけど。 なかなか良くできた法廷劇。 最後まで緊張して観てしまった。 ジャックニコルソンの鬼気迫る演技。 彼の存在なしにはこの映画は成り立たなかったろう。 最後の対決は迫力満点で良かったのだが、やや強引というか、あっけないという印象。 下された判決は実に重い意味を持つものだった。 他の出演者の演技もすばらしかった。 
[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2007-08-27 14:15:23)
6.  ヒマラヤ杉に降る雪
過去と現在が交錯するので初見では結構混乱すると思う。 私の場合原作を読んでから観たがそれでもわかりにくい部分があった。 とても美しい映像、音楽。 ゆっくりした演出の流れの中でじわーっと心に染み渡る。 これはイシュマエルの癒しの物語。 イシュマルのハツエに対する屈折した想いは当時の日系移民に対する差別偏見、日米戦争、そして越えられない父親の存在が混ざり合って形成された。 しかしそれを決定的にしたのはハツエだった。 なぜあのようにハツエはイシュマルを拒絶したのか。 映画だけから彼女の心情を読み取るのは難しいかもしれない。 イシュマルは父の影響で日系人に対しても差別なく公平に接していた。 しかしハツエから最後の最後に拒絶され打ちのめされている時に彼は海兵隊員、通信兵としてタラワ島に上陸、そこで負傷する。 腕を切り取られた手術台の上でつぶやいた「Fucking Jap Bitch!」。 これは日本兵に対する言葉か、あるいはハツエに向けられたのか。 それともそのすべてを含む「日本」という存在に対する言葉だったのかもしれない。 それまで日系人と偏見なく接してきた彼が発した言葉だけに重い。 マックス・フォン・シドーが演じる弁護士の最終弁論が極めて印象に残る。 ハツエ役の工藤夕貴は日本人で日系二世を演じた。 たいしたもんだと素直に思う。 だが相当な力みを感じた。 他の出演者の自然な演技と比べてやや浮いていた。 
[映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2007-08-12 10:12:11)
7.  はるか、ノスタルジィ
おじさんの妄想映画かと思ったらそうでもない。 そういうにおいをわずかに感じさせつつも実は心理劇の様相。 「過去を記憶し苦しみ続けることだけが贖罪になる」 そのテーマは心の奥深くに響いてくる。 過去の自分と向き合うという映像にしにくい話をうまい具合に処理している。 映画の演出としてはなかなか興味深い。 「おじさん」と「少女」のこんなめぐり合いもほとんどあり得ないけど、でもあるかもしれないなんて思う。 石田ひかりがとても魅力的だ。 若さゆえか、撮影がきつくて体調崩したのか、肌荒れが結構気になったりするのだけど、でもそれが返って生々しい「少女」を具現化していた。  大林監督の作品は演劇的というかなんというか、いかにもお芝居って言う感じの作品が多いと思う。 この作品も例外ではない。 でもその独特の雰囲気になじめるのなら思いっきり楽しめるだろう。 しかし監督、原作者の「古里」への想いがとにかく強いのでそれを受け入れるもやり過ごすも観る人しだいだけど肯定的に受け取れなければこの作品を受け入れることは難しいだろう。
[DVD(邦画)] 8点(2007-08-07 08:43:41)(良:1票)
8.  紅の豚
「飛ばねぇ豚はただの豚だ」 宮崎監督の趣味丸出しの映画。 粋な会話がとてもよい。 かっこ良くて楽しい映画。 何なんだろうね、豚だよ、豚。 何で豚なの? それが何でこんなにかっこ良いんだろう。 ほかの登場人物や、細々した設定、小道具など、宮崎監督のほかの作品に通じるものが多いが、それもまた楽しい。
[DVD(邦画)] 8点(2007-08-01 15:53:57)
9.  スーパーの女
商品の偽装というのはここ数年話題になることが多いけど10年前にこの映画が作られたということはこの種の偽装は昔から当然のように行われてきたということなのだろう。 終盤話が大きくなりすぎて破綻しているのが惜しい。 また一部の演出がくどくてじれったいのが玉に瑕。 でも娯楽映画として良く出来た作品。 
[DVD(邦画)] 6点(2007-12-10 06:13:11)
10.  ねじ式 《ネタバレ》 
つげ義春の漫画「ねじ式」が原作だそうだ。 原作は未読だしそもそも彼のマンガは読んだことがないので雰囲気が似ているのか、原作に忠実なのかに関しては何もいえない。 主人公は貸本漫画家。 一瞬水木しげるの半生記かと思ったけど全然違った。 つげ義春も昔は貸本漫画家で一時期水木しげるのアシスタントをしていた時代がある。 そのためかこの映画への協賛者として水木しげるの名前が入っていた。 映画の冒頭はかなりインパクトがある。 アングラ劇かと思ったが、実は違った。 これは若気の至りの物語というか、妄想の産物。 なるほど色欲、なるほど迷宮、そして確かにねじ式だ。 面白いって言えば面白いけど、わけわからないっていえば確かにわけわからない。 「もっきり屋」という名前が妙に映画の雰囲気に合っている。 丹波哲郎が出てきて驚いた(まったく予期していなかったので)。 相変わらずいい味出していた。 後半清川虹子が主人公(浅野忠信)の母親役で特別出演。 主人公の台詞は「僕の生まれる前のお母さんではないですか」。 うーん、年齢的にそれはありえないでしょうと突っ込みを入れてしまった。 こういう作品は自分と波長が少しでも合うとはまるのだろうが私とはこれはあまり合わないようだ。
[DVD(邦画)] 5点(2007-07-23 16:00:37)
11.  Undo “アンドゥー” 《ネタバレ》 
縛りがなっていない。 ってそういう映画じゃないんだろうけど。 せっかくもっとちゃんと縛ってよって言っているのに、気ばかりあせって結局糸くずを丸めたような状態。 全然縛っていない。  最後にだんながきっちり縛られていたけど、妻はあんな縛り方をして欲しかったんだろう。 でもだんなには出来なかった。 だから愛想を尽かして出て行ったんだ。  なんてことはなくてもっと別の意味があるんだろうが。 じゃあなんだって問われると。 うむ。 よくわかりません。 犬かネコを飼いたいというのにだんなはカメを買って来た。 せっかくブレースがとれたのにだんなはそのキスに不満気味。(あのキスのシーンはなかなか良かったが。) 週末も仕事で相手をしてくれない。 そんなこんなの積み重ねで壊れていったというのが無難な考察なのか。  でもやっぱり中途半端な縛り方がお芝居であることをことさら意識させてしまう。 
[ビデオ(邦画)] 4点(2008-09-22 13:38:37)(良:1票)
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