1. キンキーブーツ
《ネタバレ》 紳士でも淑女でもどちらでもない者たちの、アイデンティティの再認識を経て、進むべき方向性に対する確固たる自信に満ちた、誇り高き堂々としたステージに涙が溢れた。勇気とは流されずに自らの存在を問いただすことができるということなのではないだろうか。 [DVD(字幕)] 8点(2012-04-01 21:21:55) |
2. デジャヴ(2006)
《ネタバレ》 冒頭からのグルグルと早いカメラ、カットに気持ち悪いなあと感じていたら、タイムテレビ出てきて、ああこれかと唸りました。解説しているブログなんかを読んでも、整合性がとれているのか理解できないのでそのへんは置いといて、テンポはよいし、すわバッドエンドかと思わされる展開面白かったです。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-27 19:22:14) |
3. 月に囚われた男
《ネタバレ》 自らの運命に抗うクローン人間の悲哀なんていうとちょっと違うのかもしれない。、確かに旧サムは何か気弱で悲哀満開なのだけど、新サムの方は結構ポジティブに切り開いていこうって感じがする。その差は3年間の孤独か。知らぬ間に飼いならされていたのか。うーん、新時代を切り開き、革命を起こすのにはやっぱりフレッシュなパワーが必要なんですよね。 [DVD(吹替)] 7点(2012-03-25 06:27:42) |
4. ペルシャ猫を誰も知らない
正直羨ましい、イランの若者の抑圧された現状などまったく理解していないが、音楽への情熱が、表現することへの欲望が、共に夢見る仲間が、反抗する対象もなく、武器もない自分にはただただ羨ましい。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-25 06:25:09) |
5. リンダ リンダ リンダ
《ネタバレ》 このど真ん中の青春物語は、本番前夜一人出歩くソンの様に、訳のわからない高揚感で「何か変わりそうで眠れない夜」を過ごしたボクの青春時代を丸々肯定してくれているみたいに感じる。自己解放、自己表現と存在表明のlive(ライブとリブ)に涙がでるのか、それとも彼女らに重ね合わせるように自分の思い出の断片がフラッシュバックするから涙がでるのか。思い返せば中学時代、バンドを組んで初めてのステージは文化祭、曲は「リンダリンダ」に「終わらない歌」に「青空」だった。遠いノスタルジアとプールに浮かぶ香椎由宇の生意気な二つの小山を抱いて、今はただもう眠りたい。 [DVD(邦画)] 7点(2012-03-24 14:53:22) |
6. リアリズムの宿
はたしてこれはリアルなのだろうか、その間やぎこちなさ、その状況。リアルにもみえるし、すごく嘘っぽくもみえる。そのどっちとも取れる狭間の面白さというのもみつけられなくはないのですが・・・。リアルリアルリアルリアルリアリズムリアルリアル←この文字列、一語一語は意味を成すのに、うそ臭い意味のわからないものに見えます。そんでもって何だか気持ち悪いでしょ?これと同じ感想です。 [DVD(邦画)] 3点(2012-03-24 08:38:13) |
7. 運命じゃない人
《ネタバレ》 時系列を入れ替え、また視点を変えただけなのになんでこんなに楽しいんでしょう。ヤクザに捕まってもクスクスとなる緩さ、良いのか悪いのか締りはまったく無い。大オチがなんとも気持ちよく、ビリー・ワイルダーあたりを彷彿させる。 [DVD(邦画)] 8点(2012-03-24 07:05:45) |
8. アンチクライスト
《ネタバレ》 ふと目を閉じると、浮かんでくるのは、シャルロット・ゲンズブールの自慰。摩擦で火をおこさんばかりの擦り様で、トラウマレベルに焼きつき、フラッシュバックをかますのです。恐らくは一生忘れることはできない、ある意味記憶に残る作品。 [DVD(字幕)] 6点(2012-03-17 13:18:47) |
9. すべては愛のために(2003)
アンジェリーナ・ジョリーを使ってスイーツ女に難民の辛酸な状況を刷り込んだかもしれないということが評価できる(かも) [DVD(字幕)] 2点(2012-03-17 13:06:14) |
10. トレーニング デイ
《ネタバレ》 昔はイーサン・ホークのように正義に燃えていたデンゼル・ワシントンがどうゆうことがあって悪になったのかがわからず、やっていることを正当化するだけの説得力ももたず、ただ悪徳刑事が殺される話にしか思えません。 [DVD(字幕)] 5点(2012-03-13 19:50:16) |
11. サマリア
《ネタバレ》 色々レビューを読んでみると当然、聖書・キリスト教的解釈がされています。 しかし、バスミルダのこともあるので、あえて仏教的に考えてみると愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五取薀苦という生きる人間の苦しみと、視点として慈愛というふうにみる事ができ、誰にでも当てはまる普遍的な意味を感じることができました。 [DVD(字幕)] 9点(2012-03-11 00:24:21) |
12. 悪い男
《ネタバレ》 男として気持ちはよくわかる。歪んではいるがイノセントとも言える。女はどうか?ボクにはわからんっすわ。止め画で終わればスッキリするものをそこで終わらせないのがミソ。不器用なアウトサイダーの営み。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-10 05:24:14) |
13. マッスルモンク
《ネタバレ》 かなり想像していたのと違ったけれど、憎しみの連鎖を断ち切り、新たな命・始まりを表す綿毛舞う中、煙草をくぐらせ歩き出すラストシーンのアンディラウが滅茶苦茶かっこよくて、それだけで見る価値があったなあと思う。渋い! [DVD(吹替)] 7点(2012-03-10 05:22:54) |
14. ドッグ・バイト・ドッグ
サム・リーのあの大げさな表情!ヤバイ以外の言葉が見つからない! [DVD(字幕)] 8点(2012-03-10 05:21:03) |
15. 受取人不明
《ネタバレ》 米軍基地のある町、閉塞感に満ちたマイナスの歯車、はけ口の見つからぬ気持ちは受取人不明。キムギドク作品では珍しくまともな(一般に受け入れられそうなという意味で)青春ドラマだと思う。 [DVD(字幕)] 8点(2012-03-10 05:19:41) |
16. レスラー
《ネタバレ》 ひどく悲しく哀れな男にみえる、自ら選択肢を狭めて、リングにすがるしかなかった。だが、彼の一瞬一瞬には嘘がなかったということが救いになる。昔流行したドブネズミは美しいという歌の意味、なんだかわかったような気持ちになった。 [DVD(字幕)] 9点(2012-03-10 05:16:54) |
17. 映画は映画だ
《ネタバレ》 無制限一本勝負、泥んこファイト以降泣きっぱなし。本物には本物で応える、どうだ、これがヤクザだ!って、そこにシビれる!あこがれるゥ!! [DVD(字幕)] 7点(2012-03-09 04:25:00) |
18. 17歳の肖像
《ネタバレ》 ゲスな男に騙される女が悲しい。汚い物に目をつぶり快楽に溺れるのが悲しい。ゲスなくせにその一瞬は本気だった男が悲しい。そんな出来事を勉強になったような気になって自己防衛するのが悲しい。そんな穢れを隠し男を騙す女が悲しい。騙される男が悲しい。リアルだから、そしてそのサイクルに俺もいるから悲しい。騙したり騙されたり。本来のテーマではないけど悲しいのだからしょうがない。 あの先生もそんなことがあったのかなとか考えると物凄く気分が沈む。 [DVD(字幕)] 6点(2012-03-09 04:23:30) |
19. 処刑人II
《ネタバレ》 3に含みを持たせた終わり方でしたが、この出来では3なんか観な...やっぱ観るか。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2012-03-09 04:06:23) |
20. ミスター・ノーバディ
アハ体験というのでしょうか、あっ、そういうことなのかという快感。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-08 23:26:47) |