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プロフィール
コメント数 123
性別 男性
自己紹介 新作をどんどん観に行く、というよりも好きな作品を何度も繰り返し観るタイプです。
よろしくお願いいたします。

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1.  用心棒 《ネタバレ》 
今回、初めて映画館で鑑賞(本作自体は何度か観ている)。しかし面白いなあ。面白すぎて、かっこよすぎて鑑賞中ずっとニヤニヤが止まらなかった。これぞ世界中に影響を与えた日本映画だ!と胸を張りたくなる。(今も影響を与え続けている)ここにある殆ど全てが普遍なものなので、今後何十年経とうが古びる事はないだろう。「桶屋、棺桶二つ。いや多分三つだ(ポイッ←爪楊枝)」うーん、と唸るほどかっこよい。私は現代日本全体に蔓延する「泣きたい病」とも言える過度な感動路線飽和状態に辟易しているタイプの人間だ。TVCM等でよく見る(文字どおり本当によく見る!)「家族物語」的なものを見ると、虫酸が走って「だからこういうのもういいよ〜」とチャンネルを変えると、変えたチャンネルでも同じく演歌的感動路線をやっていて、結局テレビを消してしまうような人間だ。確かにこの用心棒の中にも家族をめぐる感動話があるにはあるのだが、三十郎自ら「俺はああいうメソメソしたの大嫌いだ!」と宣言する事で、ベタベタの感動路線に入り込まないように、絶妙なバランスを保っている。それでいて、結局は影できちんとそういった人達を救うのである。うーん、これが本当のかっこよさ、感動でしょう。確か7人の侍でも同じようなセリフがあったので、これはもう黒澤明監督の地なのだろう。そんな当該作品のバランス感覚の素晴らしさに感心すると共に、この5,60年で日本人の性質も随分変わっちまったんだなあと悲しくなった。本当にいつからこんなに日本人は年がら年中泣きたくなってしまったのだろうか?受験で頑張る我が子の姿を背中から見つめる親の姿とか、昔親父が身長測る際に使った柱を再利用したのを見つけて微笑とか、「名前は、あなたが初めてもらったプレゼントです」とか、もうそういうの勘弁してクレーーーーっ!
[映画館(邦画)] 10点(2018-06-14 14:44:44)
2.  2001年宇宙の旅 《ネタバレ》 
これぞ総合芸術としての映画ではないだろうか。映画でしかできないことをやっている。何年か前にリバイバルで映画館で観た際、最も印象に残ったのが最後のロココ調の部屋で年老いたボウマンがベッドに横たわりながらモノリスを観るシーン。そこに配置された緑色のソファに圧倒された。なぜか凄い迫力を感じてしまったのだ。このソファー、完全に計算されて配置されている事が分かる。勿論、他のシーンのセットも全てキューブリックの中で計算されている。(計算というか、キューブリックの中では直感でやっている部分が多いのだろうが。)  デビット・リンチとスタンリー・キューブリック。私の好きな2大監督だが、リンチは元々画家であり、キューブリックは元々フォトグラファーである。共に静止画の世界出身だ。それ故か、両監督とも一つ一つの画に対する姿勢に共通する物があるように感じる。動画である筈の映画だが、両監督とも、一時停止するとそのまま一つの静止画として機能してしまうほど、一つ一つのシーンの「画」が完成されているのである。  もう一度映画館で観たい。あと、凄く長い映画というイメージがあるが、上映時間思ったほど長くない。
[映画館(字幕)] 10点(2016-07-28 19:42:44)(良:1票)
3.  椿三十郎(1962) 《ネタバレ》 
これぞ日本が世界に誇る活劇映画だろう。かつて日本映画が世界中に影響を与えていた時代があった。これもそんな時代を象徴する一本。そりゃあこれだけ面白ければ、人種なんて関係ないだろう。  アクションもユーモアもたっぷりで、1時間半があっという間に過ぎて行く。  「手前が馬鹿だと思われてるのを気にしねえだけでも大物だ」 「10人だ!手前らのやることは危なくて見ていられねえや!」  こういった震えが来るくらい格好良い台詞を、願わくば現代の邦画でももっと聞きたい。
[ブルーレイ(邦画)] 10点(2015-10-17 10:20:00)
4.  日本のいちばん長い日(1967) 《ネタバレ》 
凄い映画だなあ。まず1つの作品として純粋に面白く、話は重厚、役者の演技も素晴らしく、セットも凄い。観終わった後に本当に凄い映画を観た、、とため息が出る。何か力でねじ伏せられたような気がして昔の日本映画は本当に力があったんだなと痛感した。この力はなんなのだろうか。あんまり言いたくないが、当時の人と現代人では根本的に人としての生命力が違うのではないか・・そんな気さえしてくる。加えて昔の日本映画には直接的に人生の教訓となるような、それこそ人生の教科書になるような台詞が出てくるが、本作でも三船敏郎による「生き抜くことは死ぬことよりよっぽど勇気のいること」や「日本人一人一人がそれぞれの立場で生き抜き、耐え抜き、そして懸命に働く。それ以外に再建の道は無い。」と言った言葉はやはり日本人なら誰もが改めて心に留め置くべきものであろう。本当は毎年8月15日に本作が地上波テレビで流れても良いと思うのだが、そうも行かないのか。とにかく素晴らしい反戦映画。
[映画館(邦画)] 9点(2019-06-29 23:51:22)
5.  大脱走 《ネタバレ》 
時代を超えた大傑作。3時間近い上映時間も殆ど気にならず、鑑賞中ずっとワクワク、ハラハラとさせられる。まさに上質な緊張感が貫かれた作品。基本的には悲劇だと思うのだが、鑑賞後の感想は悲壮感よりも爽やかさが上回る。それは、要所要所で描かれる、様々な男たちの友情が土台となっているからだろう。役割分担をして脱走を企てている箇所は、どことなく悪ガキどもが大人達にばれないようにいたずらを画策しているようでもあり、ワクワクしてしまう。この辺り、男性の方が感情移入しやすい所以だろう。様々なキャラクターも良い。やはり中でも常に飄々としているマックイーンの格好良さ。しかし、マックイーンも、ブロンソンも、コバーンも皆若い!それだけで嬉しくなってしまう。  そして脚本の素晴らしさ。松本清張の小説のごとく、やはり人間の本質を描いたものは、何十年経ったってその魅力は変わらない。練習の時には「こんな簡単な罠に引っかかっちゃダメだぜ」と、騙す側だったマックが、本番では「good luck」と言われて、つい「thank you」と答えてしまう箇所など・・・もう旨い!としか言えない展開である。  収容所から逃げるシーンの緊迫感、そしてそこからの逃走劇。あるものは電車で、あるものはボートで、自転車で、そしてあるものはバイクで・・それぞれの道を行く。果たして彼らの運命は・・・。何度も見る事で更に面白さが増すだろう。
[DVD(字幕)] 9点(2017-10-23 09:34:58)(良:2票)
6.  赤ひげ 《ネタバレ》 
非常に濃厚な人間ドラマ。前半は暗く重苦しい印象。後半は前半で蒔いた種を一気に刈り取って行くような爽快感があった。見終わった後も様々印象的なシーンが余韻とともに残る名作。
[映画館(邦画)] 9点(2015-10-17 14:24:42)
7.  卒業(1967) 《ネタバレ》 
アメリカンニューシネマの先駆けとなった素晴らしいコメディ。もちろん、単なるコメディではなく、様々な意味合いが含まれているのだろうが、表面上はあくまで笑わせることを優先しているのが良い。お笑いの種類としては相当シュールな部類に入ると思うが、よくできている。親世代、旧体制に対する若者たちの怒りが、このシュールな笑を通してよく描かれていると思う。「あなたたちの作った社会なんて信じない!結局戦場で死ぬのは俺たちなんだ!」もちろんそんなセリフは出てこないが、ベースにあるのはこのような怒りで、それを笑に変換して表現するというのは、実はストレートに怒りを表現するよりもよっぽど難易度の高いことだと思う。年上の女性に誘惑されオドオドするダスティンホフマンの演技は本当に面白くて笑ってしまう。サイモンとガーファンクルの音楽は言わずもがなに素晴らしく、この映画を単なるコメディ以上の作品にするのに何役も買っている。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-11-15 09:04:07)
8.  暴力脱獄 《ネタバレ》 
様々なメタファーを用いて、人間とは、そして神とは何かを描いた作品。私のようにキリスト教の教えに馴染みのない人間にとっては、流石に隠された意味全てを理解することは難しい。しかしこの映画は、たとえ表面的に見たとしても十分に面白い作品であり、だからこそ名画なのだろう。数々の名シーンを通じて個人的に得たメッセージは「どんな逆境にいたとしても、要は自分次第であり、自分の考え方が一番大事」「自分の生き様を通じて自らが光となり、その事を忘れてしまった人々の道を照らすことができる。」といったものだ。そう、人は人の希望になれるのだ。少し抑えめながら美しいラロ・シフリンのスコアもとても印象的だ。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-05-25 10:14:18)
9.  アパートの鍵貸します 《ネタバレ》 
一年の計は元旦にあり。。ということで「今年は年初から映画でも観に行くか」と元日の朝、無理矢理起きて映画館へ向かった。選んだのはリバイバルでやっていた「アパートの鍵貸します」。観客は小生含めて全部で5人(数えた)。皆さんそれぞれお一人で来られていた。元日から同じ映画を観る事を選んだ皆さんと上質な時間を共有できた。  さて、恥ずかしながら小生が当該映画を見るのは今回が初めて。観るまでは勝手なイメージで、いかにも名作然とした、クラシカルな作風かと思っていた。しかし観てみるととってもモダンな作風で、これは当時の最先端を風刺した、トレンディドラマであると感じた。  プロットも、不倫している女の子を好きになってしまう男というまさに現代に(そしてこれからも永遠に)通じる普遍的な物。 ジャック・レモンとシャーリー・マクレーン、そして不倫部長を演じたフレッド・マクマレイそれぞれの演技が見事にハマっていた。  この映画のジャック・レモンを観ていたら、三谷幸喜作品「THE 有頂天ホテル」に出てくる川平慈英演じるボーイを思い出した。 それにしても素敵な邦題ですね。
[映画館(字幕)] 7点(2016-03-17 13:16:40)
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