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《ネタバレ》 環境週間のポスターに、この映画が使われているというのが、まず笑える。特撮&SF映画としては上出来といえるほど、面白かった。こういう温度では、こうなるんだーとか、こういう観測しているんだーとかいうような、単純な驚きが随所にあって、サイエンス・フィクションとしてきちんと楽しませてくれる作品だった。SF作品にこれ以上の現実的なツッコミをするのは野暮である。映像は迫力があったし、大まじめに環境問題をテーマにもってきて、こういうストーリーを練り上げるのも古き良きSFという感じでもある。主人公(子)と共に図書館にこもるメンバーの人選とか、大統領と副大統領の使い方とか、国境の場面とか、案外にかなり気を遣って話を構成しているような気がする。ラストが「インデペンデンスデイ」のごときアメリカ万歳なものにならなかったのも、時代を反映していると言うべきなのか・・・・・・。日本のシーンは確かに違和感があったが、その後の日本のが描かれることがなかったので、むしろ、冒頭に出したんだから最後もフォローしてくれよと思った。それにしても、この映画の隠れたテーマは理系VS文系なんじゃないだろうか・・・・・・? 日本は「理系離れ」と言われているが、理系離れしてたら、国家が滅ぶかも?!
【ルクレツィアの娘】さん 8点(2004-06-18 13:49:31)
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