デイズ・オブ・サンダー の 鱗歌 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > テ行
 > デイズ・オブ・サンダー
 > 鱗歌さんのレビュー
デイズ・オブ・サンダー の 鱗歌 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 デイズ・オブ・サンダー
製作国
上映時間108分
劇場公開日 1990-06-29
ジャンルアクション,ドラマ,スポーツもの,青春もの,ロマンス
レビュー情報
トニー・スコットとトム・クルーズのコンビが『トップガン』の次に選んだ題材が、カーレース。飛行機からクルマに変えただけであとは大差なし、おいおい、ジャンボーグAの次はジャンボーグ9かよ、と言いたくなった方も多数おられたかと思いますが(私も当時そう思った)。
しかも「今回もやっぱり、バイクにも乗っておきたいよね」ってんだから、やりたい放題。でも確かにバイク姿がサマになってるのよね。
と、まあ二番煎じっぽい、ってのが第一印象としては当然あるのですが、しかし、トム・クルーズ映画には、ポール・ニューマンやダスティン・ホフマンというお目付け役がつく流れがあって(ブライアン・ブラウンもそこに入れていいか?)、本作はその流れも汲んでます。今回はロバート・デュヴァル、なので、オイシイところを持っていかれる心配は無い(笑)。後年、アウトローで再共演したのもそういう、演じる側・観る側ともに感じられる安心感ゆえ、かしらん。
だけど、そういう年長者が横につく役柄だもんで、トム・クルーズはあくまで「若造」に徹していて、現在のムダにオーラを出しまくっている壮年スターの姿と比べると、ああ、そういやカリスマ・トム・クルーズだって、昔はこういう頼りないところがあったんだよな、なんて思ったり。実際、トム・クルーズのカリスマ性って、「こんなに歳食ったのにここまで若々しいフリを貫いて見せる、なんかブキミだなあ」って感じさせるようになってから、本格的なものになったような気もいたします。
それはともかく、若々しいだけじゃなくって本当に実年齢も若いトム・クルーズが、その当時なりのスター性を映画の中で輝かせてみせ、物語の方はというとレースばかりなのであまりまとまったオハナシにはならないけれど、主人公のライバルには気の毒な目にあってもらうことで、物語の上でも主人公をスターとして輝かせてみせる。
トニー・スコットのチャカチャカした落ち着きのない映像も、本作のレースシーンなどでは良い方向に働いていて、このあたりも作品の魅力になってます。このスピード感、そしてこのメカニックな描写さえあれば、もうストーリーなんてあっても無くってもどっちでもいいてしょ、と。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-12-08 04:47:19)
鱗歌 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-03-24透明人間現わる8レビュー4.33点
2024-03-17宇宙人東京に現わる6レビュー4.70点
2024-03-16復讐の荒野(1950)7レビュー7.00点
2024-03-16クライ・マッチョ8レビュー6.33点
2024-03-09必殺! ブラウン館の怪物たち2レビュー1.33点
2024-02-12プリズナーズ・オブ・ゴーストランド6レビュー4.50点
2024-02-04マッハ無限大6レビュー4.66点
2024-02-04燃えよデブゴン6レビュー5.11点
2024-01-21セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ5レビュー7.03点
2024-01-13クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち7レビュー3.51点
デイズ・オブ・サンダーのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS