ハート・ロッカー の すぺるま さんのクチコミ・感想

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ハート・ロッカー の すぺるま さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ハート・ロッカー
製作国
上映時間131分
劇場公開日 2010-03-06
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,戦争もの
レビュー情報
最低である。最悪でもある。
みんなで頑張って爆弾処理に行こう、イラクに泊まろう、みたいな映画である。あるいは、USアーミー爆弾処理班の仕事紹介のイメージビデオだ。それでも俺は戦場に行く、というメッセージか。明らかに戦闘意欲を昂揚させている。反戦とかそういうこととは別に、軍隊に入ろう、爆弾処理の記録を作ってヒーローになろうみたいな糞みたいなことを2時間以上も観せられた。もはや拷問だ。
戦争に行ったことのない女監督が、さも戦争知ってますみたいな面して、これが真実、現実です、みたいに押し付けてくる映画を作っちゃたっていう最悪な出来事だ。彼女は恐らく戦争が麻薬とかそんなことには大して興味はなくて、USアーミー辛いけど頑張れくらいの労いの気持でこの映画を作っている。それがいけないんだ。それが駄目なんだ。それが糞ったれなんだよ。こんなところには真実も現実もない。それらは戦争を体験した人以外にはわからない。映画で戦争をやるならそれなりの覚悟が必要だってこと理解しなければならない。これはスーパーマーケットで沢山あるシリアルの中からお気に入りのシリアル買ってるような女がやっちまった惨事だ。そもそも映画なんかに真実や現実なんかあるわけがない。戦争を経験してない人間は主人公の妻みたいに押し黙ってるしかできないんだよ。素早い反応なんて出来ないんだよ。だって経験してないんだから。童貞やバージンがセックスについて語れないのと同じようなもんだ。しかし、自分にも責任があるってことを忘れては駄目なんだよ。それは戦争を知らない人々にも罪はなくとも責任はあるからで、罪は個人に関わり、責任は集団に関わるからってことだ。
爆発すると映画的にも華があっていいよね。人間関係、対立とか、友情とか、信頼とか中途半端に描いて何がしたいのかね。物語も放棄して、ただ映像繋げて垂れ流して、あと何日とかいう何の効果もないチャプター分けして、手持ちかスタビで、クウィックズームで臨場感ですか?立派だねぇ。嗚呼立派だ。まさか21世紀初頭、こんなプロパガンダにアカデミー賞をあげるなんて、アメリカという国はまだまだ異国で糞垂らしまくる気なんだな。本当に立派な国だ。
アメリカ映画の面汚し的愚作。中指立てて差し上げます。  
すぺるまさん [映画館(字幕)] 1点(2010-03-13 00:00:18)(良:1票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2019-09-07ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド9レビュー6.88点
2017-06-02LOGAN ローガン9レビュー7.00点
2016-09-26ハドソン川の奇跡7レビュー7.35点
2015-06-06サンドラの週末9レビュー6.50点
2015-05-11ブラックハット9レビュー5.72点
2015-01-07脱出(1944)10レビュー7.60点
2014-07-18忘れじの面影(1948)8レビュー6.37点
2014-05-04とらわれて夏9レビュー7.13点
2014-01-04襤褸と宝石8レビュー8.00点
2013-12-14ゼロ・グラビティ9レビュー7.63点
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