機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者 の ザ・チャンバラ さんのクチコミ・感想

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機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者 の ザ・チャンバラ さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者
製作国
上映時間95分
劇場公開日 2005-05-28
ジャンルアクション,ドラマ,SF,戦争もの,アニメ,シリーズもの,TVの映画化
レビュー情報
リメイクではなく「新訳Ζ」。つまり、オリジナルありきの映画版ですという立ち位置をコンセプトの段階より明確にした作品であり、ゆえに、テレビシリーズを踏まえていない観客には徹底的に不親切な作りとなっています。驚いたのは冒頭、カミーユがジェリドに殴りかかるという、すべての発端となった事件をカットしていること。「この時点で分からない人は、この映画を見ても仕方ないよ」と、監督が冒頭で宣言しているのです。以降の展開も恐ろしい程の駆け足で、かつ登場人物の紹介も一切なく、テレビ版を見ていない人は論外としても、見たことはあっても記憶が曖昧な人では、ついて行くのはちょっと難しいのではというレベルです。そもそも、50話を費やしてもよく分からなかった『Ζ』を90分×3部作でやるには相当な無理があるわけで、観客の方で脳内補完をしてもらうことが作品の前提条件となっているようです。
では、本作の存在価値は何かというと、新規作画により大幅にパワーアップしたMS戦をタップリと堪能できることであり、「こういう戦闘を見たかった!」と満足できるクォリティの見せ場が次々と展開されます。本作のクライマックス、アッシマー隊との追撃戦のスピード感やテンションには凄まじいものがあり、これだけでも見る価値は充分にありました。また、Ζはシリーズ中でも特にMSのバリエーションが充実した作品であり、21世紀の技術でエゥーゴやティターンズのMSが続々と登場するだけでもワクワクしました。
1988年の『逆襲のシャア』でも感じたのですが、富野監督は音響へのこだわりも相当なものです。テレビ版のモノラルから5.1チャンネルにパワーアップした音響は素晴らしい迫力だったし、ガンダムMk-Ⅱのヘッドバルカンの効果音を変更するなど、細かい部分にまで気の利いた演出には感心させられました。賛否両論ある本作ですが、最新技術でΖを再リリースするということの意義は、きっちりと果たせていると思います。
ザ・チャンバラさん [DVD(邦画)] 7点(2015-07-10 17:18:29)
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投稿日付邦題コメント平均点
2018-07-30IT イット “それ”が見えたら、終わり。5レビュー5.60点
2018-07-17オールウェイズ4レビュー6.46点
2018-07-09黒い家(1999)7レビュー4.31点
2018-07-09ストリート・オブ・ファイヤー4レビュー7.43点
2018-07-04復讐するは我にあり7レビュー6.67点
2018-06-26愛と死の間で3レビュー4.85点
2018-06-26スイッチバック4レビュー6.00点
2018-06-22ゴースト/ニューヨークの幻8レビュー7.02点
2018-06-22ビバリーヒルズ・コップ26レビュー6.23点
2018-06-18危険な情事7レビュー6.47点
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