吸血鬼ノスフェラトゥ(1922) の stroheim さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > キ行
 > 吸血鬼ノスフェラトゥ(1922)
 > stroheimさんのレビュー
吸血鬼ノスフェラトゥ(1922) の stroheim さんのクチコミ・感想
作品情報
レビュー情報
映画史を遡るしかない我々には元ネタを発見するという楽しみがある。脚本の元ネタは当然だが、数々の構図が後年の作品にそのまま使われていることに驚く。これはつまり模倣することでしか水準を満たすことのできない、カリスマ的なまでの完成度を本作品が有しているという証明だろう。 それにしてもこのシュレックという俳優はその容姿といい、影絵に生かされる長い指といい、まるでこの作品のために生まれたかのような俳優ではないか。  この作品においての影絵とはグロテスク描写を排するための手段であり、美しさであり、光と影の戦いの象徴でもある。船の上部をぐるりと回りこむ際の影はとりわけ忘れ難く、この作品の力強い存在を見せつけられる。
stroheimさん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-09-24 12:24:37)(良:1票)
stroheim さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2008-02-07気狂いピエロ10レビュー6.43点
ロゼッタ3レビュー6.03点
イタリア旅行10レビュー5.50点
悦楽共犯者4レビュー8.18点
父/パードレ・パドローネ8レビュー6.81点
イントレランス9レビュー7.55点
チャイナタウン10レビュー7.07点
ワン・プラス・ワン7レビュー5.59点
はなればなれに8レビュー7.69点
晩春10レビュー7.71点
吸血鬼ノスフェラトゥ(1922)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS