ボーン・スプレマシー の マンフロント さんのクチコミ・感想

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ボーン・スプレマシー の マンフロント さんのクチコミ・感想
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スパイ映画の中に官僚機構としてのスパイ組織をしっかり説得力を持って描いた点や、何も特別なものを使わずに相手の居室を調べ上げたり、手じかにある普通のものを創意工夫で武器にして難局を切り抜けるリアリティのあるキャラクター像が新機軸だと思います。組織に命令されて何でもやらざるを得ない一兵卒のボーンが、その気になって反撃すれば組織の総力を遥かに上回っている点がスカッとするし、それだけで終わらずあくまで個人の良心にもとずいて行動しようとする点が単なる娯楽作品に終わらない感動を与える。構成員による個人悪で暴走する組織と、個人の良心の対決という現代社会が抱える今日的テーマを扱っていると思います。娘に告白したからといって何が変わるのか? といくらでも危険を冒さないで済ませる言い訳が可能ですが、とにかく実質何も変わらなくてもできることを精一杯やる、というのがこの映画の答えなのだと思います。
マンフロントさん [DVD(字幕)] 10点(2007-08-08 13:50:30)(良:2票)
マンフロント さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2019-08-09(500)日のサマー8レビュー6.60点
2009-10-27プライド(2008)8レビュー6.38点
2009-09-04愛のむきだし9レビュー7.15点
2009-04-03ヤッターマン(2008)8レビュー5.15点
2009-03-12ジェネラル・ルージュの凱旋7レビュー6.29点
2008-11-26うた魂♪9レビュー5.96点
2008-08-31ノーカントリー8レビュー6.42点
2008-04-25キサラギ8レビュー7.51点
2008-04-04亀は意外と速く泳ぐ8レビュー6.50点
2008-03-07それでもボクはやってない8レビュー7.60点
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