| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 これを初めて観たのは大学生のとき。ああ、こういうのをB級映画って言うんだろうなと思いました。まぁ、B級の定義は評論家の方々が議論されているでしょうが、私の定義は「決して高尚にならない中味で、観客を楽しませようと真剣に努力している映画」です。なので、私のB級映画はクソ映画ではありません。おそらく、スタッフ全員で何人もの女優の乳をオーディションしたんだと思います。由緒正しいB級の姿勢ですね。だから久しぶりに観ても、相も変わらず乳に感動しました。原題の「LIFEFORCE」は、あのお姉さんに吸い取られる“精気”を指しているのでしょうが、配給会社もまたB級にふさわしい邦題を付けたものです。吸い取った“精気”を巨大な宇宙船へ転送して傘の部分で受けとめ、冬眠中の仲間が死なない程度のエネルギーにする。そして宇宙を漂い次の獲物が近づいてくるのを待つ。B級らしい胡散臭さを残しつつ、良く考えられていると思います。宇宙船の中でじっと獲物が近づいてくるのを待つ習性が「エイリアン」に似ているなと思ったら、脚本家が同じ方でした。
【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-20 00:04:51)
アンドレ・タカシ さんの 最近のクチコミ・感想
|