映画『スペースバンパイア』の口コミ・レビュー

スペースバンパイア

[スペースバンパイア]
LIFEFORCE
1985年上映時間:102分
平均点:5.55 / 10(Review 82人) (点数分布表示)
公開開始日(1985-08-10)
ホラーサスペンスSFパニックもの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2017-12-13)【イニシャルK】さん
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監督トビー・フーパー
キャストスティーヴ・レイルズバック(男優)トム・カールセン大佐
マチルダ・メイ(女優)フィメール・バンパイア
ピーター・ファース(男優)コリン・ケイン大佐
フランク・フィンレイ(男優)ハンス・ファラーダ博士
パトリック・スチュワート(男優)アームストロング院長
マイケル・ゴザード(男優)
オーブリー・モリス(男優)
ニコラス・ボール(男優)
津嘉山正種トム・カールセン大佐(日本語吹き替え版【1987年テレビ朝日】)
小山茉美フィメール・バンパイア(日本語吹き替え版【1987年テレビ朝日】)
田中信夫コリン・ケイン大佐(日本語吹き替え版【1987年テレビ朝日】)
前田昌明ファラーダ教授(日本語吹き替え版【1987年テレビ朝日】)
中田浩二ブコフスキー所長(日本語吹き替え版【1987年テレビ朝日】)
石丸博也(日本語吹き替え版【1987年テレビ朝日】)
小宮和枝(日本語吹き替え版【1987年テレビ朝日】)
嶋俊介(日本語吹き替え版【1987年テレビ朝日】)
藤本譲(日本語吹き替え版【1987年テレビ朝日】)
玄田哲章(日本語吹き替え版【1987年テレビ朝日】)
横尾まり(日本語吹き替え版【1987年テレビ朝日】)
小島敏彦(日本語吹き替え版【1987年テレビ朝日】)
藤城裕士(日本語吹き替え版【1987年テレビ朝日】)
屋良有作(日本語吹き替え版【1987年テレビ朝日】)
秋元羊介(日本語吹き替え版【1987年テレビ朝日】)
島香裕(日本語吹き替え版【1987年テレビ朝日】)
村松康雄(日本語吹き替え版【1987年テレビ朝日】)
大塚芳忠(日本語吹き替え版【1987年テレビ朝日】)
松橋登トム・カールセン大佐(日本語吹き替え版【2005年テレビ朝日】)
日野由利加フィメール・バンパイア(日本語吹き替え版【2005年テレビ朝日】)
山路和弘コリン・ケイン大佐(日本語吹き替え版【2005年テレビ朝日】)
勝部演之ハンス・ファラーダ博士(日本語吹き替え版【2005年テレビ朝日】)
土師孝也ブコフスキー所長(日本語吹き替え版【2005年テレビ朝日】)
池田勝(日本語吹き替え版【2005年テレビ朝日】)
小川真司〔声優・男優〕(日本語吹き替え版【2005年テレビ朝日】)
中博史(日本語吹き替え版【2005年テレビ朝日】)
喜多川拓郎(日本語吹き替え版【2005年テレビ朝日】)
松本大(日本語吹き替え版【2005年テレビ朝日】)
野沢由香里(日本語吹き替え版【2005年テレビ朝日】)
脚本ドン・ジャコビー
ダン・オバノン
音楽ヘンリー・マンシーニ
撮影アラン・ヒューム
製作メナハム・ゴーラン
ヨーラン・グローバス
制作東北新社日本語版制作(日本語吹き替え版【2005年テレビ朝日】)
配給日本ヘラルド
特殊メイクボブ・キーン〔特撮・特殊メイク〕
特撮ジョン・ダイクストラ(特殊視覚効果)
美術ジョン・グレイスマーク(プロダクション・デザイン)
ロバート・カートライト
衣装タイニー・ニコルズ(衣装監督)
編集ジョン・グローヴァー〔編集〕
録音オムニバス・ジャパン調整(日本語吹き替え版【2005年テレビ朝日】)
字幕翻訳戸田奈津子
その他モード・スペクター(キャスティング)
あらすじ
地球に接近しつつあるハレー彗星に向かった調査隊。彼らは彗星の尾の中に正体不明の構造物を発見する。そして、その内部で夥しい数のエイリアンの死体とカプセル状の物体でパッケージされた3体の人間らしき生命体を発見し回収する。しかし調査隊の宇宙船はその後交信不能に。救助に向かった宇宙船はクルーの焼死体と謎の生命体を納めたカプセルを発見し、地球に持ち帰る。研究者たちは謎の解明を試みるが、ほどなくして女性と思しき生命体に異変が生じ最初の犠牲者が。事態はやがてロンドンの街を壊滅的に破壊するほどの大混乱へと拡大していくことに。果たして生命体の目的とは? コリン・ウィルソンによる原作をトビー・フーバー監督がメガホンを取り映画化。
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💬口コミ一覧

82.子供のとき観たんやけど記憶になくて、レンタルして最近観たら、意外とおもろいやん。みんな、乳、乳ばっかりゆーけど、パニック映画として観ても結構迫力もあるし、吸血鬼物としてもストーリーぶっ飛んでるし、特撮もそんな悪くないと思うし。確かに乳は、ええ乳してるけども、そんなことよりホラーSFラブパニック映画として純粋におもろいやろ?こんな映画、他にないやろ?俺だけなんかな。乳以外でこの映画評価してるん。
なにわ君さん 10点(2004-04-21 02:59:47)
81.おっぱい大好き!!
Dutchさん 10点(2003-05-26 16:38:13)
80.映画の評価が時の流れとともに変わっていくのは仕方ないことなのだろうか。時を越えて評価される映画でなくとも、その公開された「旬」の時点では間違いなく秀作であったはずのこの映画。いつのまにか女優の肢体が映画評のスケールと成り代わってしまったのか。ストーリーの奇抜さ、斬新さ、時代とのマッチングは最高である。当時はハレー彗星がやってくるころで、ハレー彗星が何年かおきに地球に接近すると決まって疫病が地球全体で流行するなど不吉なことが起きるという伝説があった。そこからの発想で製作された映画である。映画を統一するカラーは黒~深青のイメージで、ハレー彗星のイメージそのままであり統一感がある。特撮も当時としては怖いことで話題となった。音楽はモチーフそのままに壮大、「警察24時間」等の特番によくつかわれる名曲である。こういう映画は「当時を知る」人間でなければ評価はどうしても下がっていく。仕方ないことなのだが、テレビメディアで中途半端にさらされ「どっかで何度か観た映画」としてしか評価されないのは残念でならない。
小鮒さん [映画館(字幕)] 9点(2005-12-22 22:27:06)
👍 2
79.ネタバレ 怖がりの私は、実はこの手のホラーが苦手なのだが、『鳥』でヒッチコックが、嫁姑問題を解決するために主人公の住む港町を鳥達に襲わせたように、本作では、一目惚れした女との愛を成就させるために、ロンドン中を火の海かつゾンビだらけにしてしまうという突拍子もない大胆な発想が気に入った。さらにラストでは、ジャン・コクトーの名作『美女と野獣』(ディズニーじゃあねえぞ!)に敬意を表するかのような演出には、思わず目頭が熱くなった。
なるせたろうさん 9点(2003-09-27 15:13:48)
78.ネタバレ 公開当時は何故か鑑賞しなかった作品。その後も、やたらと「全裸の美女作品」的なイメージが強く、積極的には観ようとして来なかった作品でした。が、たまたまヴァンパイア作品をいろいろ当っていたところ、今回CSで放映されたのを機に初鑑賞に至りました。

結論から言えば大満足。ヘンリー・マンシーニさんの重厚なテーマで始まるオープニングから惹き込まれ、切れ目のないストーリー展開、当時としてはハイレベルな特撮技術、宇宙船や謎の構造物のデザイン、ゾンビ化した群衆のシーンなどの様々な革新的アイディア等々、今にしてみればB級感は否めませんが、制作年代を考えれば優れたスペースオペラの大作として楽しむことが出来ました。

以下、いくつか感想を羅列します。

謎の巨大宇宙船に調査隊が乗り込んでいく場面は、隊員が「懐かしい感じがする」と言っているようにどことなく産道を思わせるデザイン、とすれば男女3体が眠っていた空間は子宮のイメージと思え、そんな風に考えれば巨大宇宙船のデザインにはどこか「2001年宇宙の旅」へのオマージュなのかなといった印象を受けました。

そもそもストーリーよりもこの作品を有名にしてしまった全裸の美女は、特に後姿を見ると思いの外グラマラス。このエイリアンのキャラからすればスレンダーな美女の方が合っていたような気がしますが、見た男を虜にするという意味では少なからず母性を感じさせる体型で正解だったのかも知れませんね。

今時だったら、3体のエイリアンのうち女性タイプだけが吸精鬼的行動を取るというのはないかも知れません。調査隊の女性隊長が男性型エイリアンの虜になる展開もありでしょうし、両方同時進行もありでしょう。

ちなみに、全裸シーンのボカシはこの作品については不要ですね。少なくとも性的な意味合いでの全裸ではないわけで、地球人について事前に研究した結果、潜入するための仮の姿としてカプセル内で合成されたのでしょうから当然全裸なのだと思います。この辺りが映倫さんの画一的な取り扱いのなせるところでしょうか?

原題が「スペースバンパイア」だから仕方ありませんが、劇中字幕でも翻訳されているように、ここで登場するエイリアンは「吸血鬼」ならぬ「吸精鬼」ですね。英題の「Lifeforce」(生命力?精気?)の方がタイトルとして勝っているように思われます。

精気を吸い取られて死んだ者が、2時間で精気を求めて復活して暴れまくるというのは面白いですね。殺さずに精気を残し、精神だけ乗っ取るというのもユニークなアイディアだと思います。

ロンドンの阿鼻叫喚のシーンは、年代を考えれば画期的なシーンですね。ただ、何故群衆がゾンビ化しているのかについての説明ゼロは、少しばかりいただけないかと。

少々長くなりましたので感想はこの程度にしますが、SF作品には様々なスタイルがある訳で、科学的な物語、哲学的な物語、文学的な物語等々、いろいろある中でこの作品のように荒唐無稽さが先行する作品があっても、それはそれで映画の楽しさが広がる一助となるに違いありません。
タコ太(ぺいぺい)さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-04-08 13:43:59)
👍 1
77.ネタバレ 壮大なスケールで描かれた、人類の存亡を賭けた一大叙事詩。
地球規模の危機な割に、対処するのがほぼ5人くらいのスタッフという頼りない布陣も、この時代ならでは。
スペースバンパイアから精気を吸い取られるシーンは圧巻で、次の犠牲者から精気を吸い取ることで再び元の状態に戻るという設定も斬新。
設定も斬新なら、その映像も当時としては驚きだったし、今観ても素晴らしい。
SFホラー映画の古典として、永久に語り継がれていく映画。
roadster316さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-12-04 21:32:53)
76.ネタバレ これを初めて観たのは大学生のとき。ああ、こういうのをB級映画って言うんだろうなと思いました。まぁ、B級の定義は評論家の方々が議論されているでしょうが、私の定義は「決して高尚にならない中味で、観客を楽しませようと真剣に努力している映画」です。なので、私のB級映画はクソ映画ではありません。おそらく、スタッフ全員で何人もの女優の乳をオーディションしたんだと思います。由緒正しいB級の姿勢ですね。だから久しぶりに観ても、相も変わらず乳に感動しました。原題の「LIFEFORCE」は、あのお姉さんに吸い取られる“精気”を指しているのでしょうが、配給会社もまたB級にふさわしい邦題を付けたものです。吸い取った“精気”を巨大な宇宙船へ転送して傘の部分で受けとめ、冬眠中の仲間が死なない程度のエネルギーにする。そして宇宙を漂い次の獲物が近づいてくるのを待つ。B級らしい胡散臭さを残しつつ、良く考えられていると思います。宇宙船の中でじっと獲物が近づいてくるのを待つ習性が「エイリアン」に似ているなと思ったら、脚本家が同じ方でした。
アンドレ・タカシさん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-20 00:04:51)
75.ネタバレ ▼あのおぞましい「悪魔のいけにえ」の監督、さらには最近の「テキサスチエンソー・ビギニング」の製作者であるトビー・フーパが監督をしたSFものということで、1985年に劇場でみて、腰を抜かすくらい怖かったのを思い出しました。最近DVDを入手し、再見して違った意味で驚きました。▼あの頃、人間の奥底に潜む欲望の化身のような捉え方をしてしまいましたが、あながち間違いではなかったと思っています。▼音楽がヘンリー・マンシーニということが判り、あの印象的な音楽はさすがだと感じました。▼ハレー彗星状の宇宙船に人間の生命を集めるといった秀逸なアイデアに脱帽です。▼その命の収集器(?)のオスのバンパイアがカテドラルの前に立ったイメージは、11月に発売予定のPCゲームHellgate Londonを思わせ、そのゲームが真似をしたのかな?などと邪推しています。▼それにしても、人間が見る見るうちにミイラになり、逆に吸い取ったミイラが生き生きしてくるというアイデアはすばらしいです。
亜酒藍さん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-31 18:09:07)
74.公開当時は話題となり、私も大きな感銘を受けた作品です。
その時は、女エイリアンに惚れてしまったからなんですが。。。
久し振りにTV放映で観ましたが、よく出来た作品だと思っています。

ロンドンの町がパニックになっているシーンを見て思ったのですが、
ゾンビが街を大規模に襲撃しているシーンを描いた作品ってこれ以前ありましたっけ?
確か元祖ロメロ監督も描写していないように思いましたが(廃墟となった町の描写や、小規模な襲撃は描写していましたが)。
ゾンビ映画好きなので、こういったところもポイント高いですね。

ちなみに、ラストであの二人(男と女エイリアン)は死んでいないように思うのですが。。
いかがでしょうか。
ぴよさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-01 23:30:25)
73.ゾンビが生気を吸い取る場面は今見てもトラウマ!デェンデケデンデケデデンデケ♪の音楽も最高!ゲテモノになるぎりぎりのサジ加減がかなり良い!スペクタクルな物語のなかにエロもあって夢枕獏や菊地秀行の小説を読んでるような感じ!とてもバランス感覚に優れた映画。
わーるさん [地上波(吹替)] 8点(2005-04-05 00:10:07)
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72.これって日曜洋画劇場で頻繁に放送されてましたよね。いい時代です。日曜洋画劇場って1ヶ月以上前から予告を流すんですけど、当時中学生の私は、予告の時点で見たくて見たくて仕方ありませんでした。だって、主演女優がずっと全裸の映画なんてありえませんよ。しかも予告のナレーションが「バンパイアによる地球侵略」とかって煽るもんで、裸に地球侵略だなんて、中坊にとっては夢のような映画でしたね。というよりも、青少年の妄想を完璧に形にしてくれた映画です。惑星ソラリスです。ディズニーランドよりも夢があります。サンクス淀長。で、本編ですけど、これが面白いんですよ。裸の嬉しさよりも、映画の面白さにひかれちゃいました。とくに後半のパニック描写がすばらしく、「これはエライものを見てるぞ」って思いましたね。しかも締めはちゃんと裸。わかってらっしゃる!
ザ・チャンバラさん 8点(2004-07-14 13:16:30)
😂 2
71.
Seeさん 8点(2003-07-05 02:44:55)
70.ネタバレ ホラーブームの原点ともなった最高傑作とパッケージに書かれてた。
それも分かる内容だった。
テーマ曲の雄大な感じから気に入った。

恐らくスピーシーズの元であり、パラサイトイブもここからいくらか来ていると思う。
エイリアンのような宇宙船描写と、宇宙に対する未知の恐怖。
また吸血鬼をユニークな視点で描き、SFバンパイアというものを創造してしまった。
いや、SF映画と吸血鬼映画との高次元な融合とでもいうか。

またゾンビ映画の名作ともいえそうで、
たぶんこれは「走るゾンビ映画」の走りともいえそうだ。
たぶんヴァンパイアゾンビというのも当時まだ新しい。
この作品が元になった映画は僕が知らないだけでもっとあるだろう。

なんといっても規模が素晴らしい。
地球VS地球外生命体というスケールをこのスペースバンパイアはド派手にやってる。
大量の死体の山が他の映画に類を見ない終末的風景だ。
ゾンビ映画としてみた場合こんな規模の大きなゾンビ映画はないかもしれない。
天から教会を縦に突き抜ける光の柱は画的に神々しい。
古いSFファンタジーの良さも感じられる。
トビーフーパー監督の初期のやり過ぎ感が作り出す半端なき迫力のシーンの数々が面白い。
スプラッタやモンスターの表現も実に迫力があり「悪魔のいけにえ」でみせた実力が生きる。

そしてこの作品を見たときSF映画を見たなという実感がわいてくるそんな超SF映画だ。
ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 7点(2013-05-26 00:05:26)
👍 1
69.男子の目の保養映画ですけど、オモシロイのは確か。邦題もわかりやすいし、マンシーニのアップテンポのスコアやダイクストラの不気味な宇宙船も独特のものがあります。マチルダ・メイの完成度の高いボディ&ルックスも美し~♪ピカード艦長が途中退場なのは残念。(彼女に吸引されちゃうよりはいいかも)オバノン脚本で「エイリアン」風味もアリな怪作。
レインさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-10-29 00:00:06)
68.ネタバレ ( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい! の一言で終わらせようかと思ったのだけれど、せっかくだからちょっとだけ真面目にレビューしておく。このタイトルに真面目にレビューした時点で負けのような気もしますが。

『エイリアン』の脚本家、原作コリン・ウィルソン、音楽にH・マンシーニと錚々たる面子を揃えながら、なぜにここまで安っぽい代物ができてしまったのか? (まあ問うまでもなく監督のせいかなって思うけど)。科学考証無視のおバカSFなのにおふざけで作っているという雰囲気でもなく、恐ろしく力が入っているのが異様な印象。根本的なアイディアがでたらめなのにすごく真面目に作られていて、ロンドンが壊滅する映像なんて無駄に迫力がある。

百歩譲って設定の緩さを許すとしても、これほど主要登場人物をないがしろにした脚本は珍しい。人間ドラマを描けとはいわないけれど、普通は申し訳程度にでもキャラ付けするなり、人間味を与えようという努力が見られるものだが、一切ない。しかも主要俳優陣が信じられないほど地味な顔ぶれ(マチルダ・メイを別として)。それでいて荒唐無稽な出来事が次々と起こる展開にはスピード感があって、案外退屈はしないのだから不思議なものだ。

加えてこれも独特だなと感じたのは、ユーモア感覚の欠如。普通なら作中でおちゃらけた脇役が「お前SF小説の読みすぎなんじゃねえの?」と突っ込むなりして相対化するのが定石だが、そうした台詞が一切ない。それどころかこの滅茶苦茶な事態を誰一人として疑わず、終始大真面目なテンションで乗り切っている。もちろんコメディにする必要はないのだが、これではかえって作品全体がギャグになってしまう。(唯一精神病院で女を尋問する際の「わたしは見るのが趣味なんだ」、という台詞がユーモアっぽかったが、その前の「この女は究極のマゾヒストだ…!」が意味不明すぎてそれどころでない。)

そしてなんといってもマチルダ・メイ。金髪碧眼のplaymate的なステレオタイプだったなら大して印象にも残らなかったろうが、彼女のような容姿はむしろ日本人向けと思う。皆さん冗談半分で言及していらっしゃるが、発表から四半世紀が過ぎたB級映画のヒロインがほぼ満場一致の支持を受けるというのは、それはそれですごいことだ。彼女の魅力がこの映画全体を食ってしまったのだから。ウィキで調べたらコンセルヴァトワールを首席で卒業した方だそうで、なんというか……出演作選べよマジで……。(他の出演作を確認したら『おっぱいとお月さま』だった。気の毒に、この映画でイメージが固定してしまったらしい。)

総じて、稀に見るアンバランスな作品だ。この映画では幼稚さと拙さと、成熟した技術と真剣な情熱、傑出した魅力の女優と地味すぎる出演者たちとが一緒くたになっている。真剣に論じるのは気恥ずかしいが、駄作といって斬り捨てられるのも多少気の毒な、なんとも困った作品。
no oneさん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-27 21:32:32)
67.ネタバレ ポルターガイストの監督という以外には当時何の予備知識もなかった私は
普通のSF映画を想像して劇場に足を運びました。
しかし、巨大なスクリーンには乳、乳、乳。
面食らいました。
しかし、流れ出した血がマチルダ・メイになるシーンは幻想的で印象に残っています。
今だったらCGで表現されたでしょうが、ぎこちない動きが芸術性を高めていると思います。
実はあまりのことに3回も続けて観て、お尻が痛くなった。
後日、面白かったと言いふらしてたら友人がそれを信じて見に行ったらしい。
劇場で暴動を起こしてやろうかと思うくらいくだらなかったと本気で怒られた。
スマンかった。
なんか、結構くだらない映画が好きなんだと自覚させてくれた、自分にとっては記念の映画。
アホをどりさん [映画館(字幕)] 7点(2006-06-14 16:25:45)
😂 1
66.いいですよ、これ。バンパイアに恋してしまう話は王道ですが、きれいなだけでなくエロな魅力もいいかんじに出てます。
全体のノリも古くてがんばってる感じが好感持てます。

最初の方のゾンビ状態の男が名倉潤そっくりなので笑ってしまいましたが。。
レンジさん [地上波(吹替)] 7点(2005-08-28 19:01:42)
65.乳ルダ・メイでしょう。それだけじゃない、と言いつつこの漢字を5回も使って大真面目にレビューして下さるなにわ君さん(笑)。ミイラが起き上がってもこれまた大真面目に演技して下さる役者さんたち(笑)。大真面目に壮大な♪マンシーニ。グロさと美しさで大真面目に魅せてくれる特撮。ぜーんぶ大好きです。後半押し寄せる緊迫感に、夫は寝ころんだ姿勢のまままんじり動きもせず見入り、私は松橋登と玉川紗己子の滑らかな吹き替えに精気を抜かれてしまいそうでした(笑)。長く日曜洋画劇場の担い手をされてる本作に喜んで捧げます。

かーすけさん [地上波(吹替)] 7点(2005-08-01 01:19:50)
64.大袈裟すぎるテーマ曲にマチルダ・メイのパイオツ。生体エネルギーが飛び交う中、いきなりゾンビ映画にシフトチェンジしちまう終盤など、B級映画好きには堪らない展開のオンパレード。オッサン同士のキスシーンは演じてる役者が気の毒だった。
終末婚さん 7点(2005-01-11 20:48:29)
63.マチルダ・メイの裸体を見るだけでお釣りがくる映画。それだけで十点挙げたいが、コウモリ姿のマチルダは嫌なのでマイナス三点。男同士のキスシーンには爆笑したよ。
パレポリさん 7点(2004-02-28 09:48:29)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 82人
平均点数 5.55点
000.00%
122.44%
222.44%
367.32%
4910.98%
52429.27%
61619.51%
71113.41%
889.76%
922.44%
1022.44%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.60点 Review5人
2 ストーリー評価 6.50点 Review6人
3 鑑賞後の後味 5.60点 Review5人
4 音楽評価 7.80点 Review5人
5 感泣評価 4.33点 Review3人

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