クイック&デッド の 飛鳥 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ク行
 > クイック&デッド
 > 飛鳥さんのレビュー
クイック&デッド の 飛鳥 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 クイック&デッド
製作国,
上映時間108分
劇場公開日 1995-11-18
ジャンルアクション,ドラマ,ウエスタン,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 女ガンマンのシャロン・ストーンがキレイでカッコいい。
劇画タッチの西部劇なのでリアリティの欠片もないが、キャラが個性的。
早撃ち大会はまるで天下一武道会、ゲームかマンガみたいなノリだ。
頭を銃弾が貫通してウソみたいな風穴が開いたり、派手に一回転して吹っ飛んだり、やられっぷりもチープそのもの。
そんなB級テイスト漂う作品なのに、思わぬ豪華キャストの競演を楽しめる。
ジーン・ハックマン、ラッセル・クロウ、ディカプリオ、脇役にゲイリー・シニーズも。
もっとも、クロウとディカプリオは有名になる前だから成立したのかも。

エレンは食事のテーブルの下で父親の仇であるへロッドに隠し持っていた銃を向けるが、結局果たせない。
エレンの思惑を見透かしたへロッドの威圧感とライターを銃に見せかけたフェイクに制された形。
ここはへロッドの凄みを感じさせるシーンだった。
へロッドの無慈悲な冷酷さはいたるところで感じられるが、極めつけは政府軍に撃たれた傷の手当てもし匿って助けてくれた神父を、相棒のコートに殺させたこと。
コートはその贖罪で牧師になったのに、へロッドに罪の意識は微塵もない。

少女だったエレンは、父の首吊りの縄を撃てば助かると持ちかけられ、誤って父を射殺している。
悲嘆に暮れる少女を尻目に、ヘロッドはゲームを楽しんだかのように笑って去っていく。
それだけやってりゃ復讐の対象にもなろうというもの。
ヘロッドは父親に認められたい一心で決闘に臨むキッドも射殺した。
ただ、この時だけは悪党へロッドにも親子の情がうかがえた。

ストーリーはなんてことないが、キャラの魅力でもっている作品。
特に、敵役のジーン・ハックマンの存在が大きかった。
シャロン・ストーンとラッセル・クロウのラブシーンがカットされていたのは残念。
飛鳥さん [地上波(吹替)] 6点(2013-06-19 23:09:04)
飛鳥 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2021-01-04シンプル・シモン6レビュー7.40点
2020-12-31スウィート17モンスター3レビュー6.80点
2020-12-27グリーンブック8レビュー7.97点
2020-12-27家族を想うとき7レビュー6.90点
2020-12-27運び屋5レビュー6.98点
2020-12-27ひとりぼっちの青春4レビュー7.78点
2020-12-26レスラー5レビュー7.19点
2020-12-09ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド6レビュー6.88点
2020-12-09プライベート・ソルジャー<TVM>7レビュー7.94点
2020-12-09シング・ストリート 未来へのうた4レビュー7.28点
クイック&デッドのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS