男はつらいよ 純情篇 の kei さんのクチコミ・感想

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男はつらいよ 純情篇 の kei さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 男はつらいよ 純情篇
製作国
上映時間90分
劇場公開日 1971-01-15
ジャンルドラマ,コメディ,シリーズもの,TVの映画化
レビュー情報
キャストへの驚きの連続につい点数加増。

冒頭部、寅さんの五島への旅路の途中亭主と喧嘩して飛び出したまま故郷へ向かう赤子連れの女として先日2007年約10年ぶりに銀幕に復帰した姿を拝んだばかりの宮本信子が登場。20代後半の頃の彼女がほぼノーメークで影のある女を怪しげに好演。父親役が森繁久彌だったのはついスルーで、これは「小早川家の秋」(1961) でも犯した同じ過ち。この人には終末部ではつい持って行かれてしまった…。

若尾文子氏は溝口作品「赤線地帯」(1956) と小津作品「浮草」(1959) にて当時20代前半の彼女にほだされたっきりで、その後の再会があっという間に71年まで飛ぶことになってしまうとは予想だにせず。ただこの時期での広い範囲の年齢層の男どもがついぽかんと口を開ける妖艶な美女という設定に足るキャスティングであることには違いない。とはいえやはり彼女にはスクリーンで会う度にどこかズキンと痛い。

で、最後の驚きは町医者役で登場した松村達雄氏。後日初代おいちゃん森川信の早逝にともない後続に回る人であることはすぐ気づけたのであるが、この方こそが先日鑑賞したばかりの「解夏」での住職であったことを知った時には…。8作目までのおいちゃんはじっくり楽しませていただくし、9作目からのおいちゃんもじっくり楽しませていただきます…という方針に若干軌道修正。

ふるさとは、遠きにありて想うもの。

身に沁みます…
keiさん [DVD(邦画)] 7点(2014-05-27 10:15:42)
kei さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2018-06-11蜂の巣の子供たち6レビュー3.50点
2016-11-01限りなき前進6レビュー6.66点
2016-10-27妖刀物語 花の吉原百人斬り7レビュー8.00点
2016-10-09海街diary7レビュー6.62点
2016-10-09火垂6レビュー4.75点
2016-10-09プレデター7レビュー6.97点
2016-03-29ホーリー・マウンテン7レビュー5.88点
2016-03-07パルプ・フィクション7レビュー7.70点
2015-11-29ハウス/HOUSE(1977)6レビュー6.04点
2015-11-14花嫁の寝言6レビュー6.00点
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