戦場のメリークリスマス の camuson さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > セ行
 > 戦場のメリークリスマス
 > camusonさんのレビュー
戦場のメリークリスマス の camuson さんのクチコミ・感想
作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 公開当時、劇場には見に行かなかったのですが、姉貴所有の坂本龍一による同名のサウンドトラックおよびピアノヴァージョンの「CODA」が録音されたカセットテープを聴きまくりました。インストゥルメンタルをじっくり聴くということに目覚めたきっかけでもあり、音楽作品として相当な思い入れがあります。また、何故か写真付きのシナリオ本も家に置いてあったりして、音楽と台本と静止画からイメージを膨らませていました。テレビ放映で部分的に見たことはあると思いますが、公開から30年以上たって初めて通して鑑賞することに。内容としてはジャワ島の日本軍外国人俘虜施設での日本軍兵士と外国人兵士の交流を描いているのですが、とにかく理解しづらいの一言に尽きます。ローレンスとたけし、デヴィッド・ボウイと坂本龍一の2つの関係が軸になっているのはわかるのですが・・・ある程度背景や事情がわかるはずの日本人が見ても、作家の意図を酌むことが難しいので(少なくとも私にはできなかった)、いわんや外国人をやです。多くの外国人を含む演じ手達が、作家の意図がわからず、迷いながら演じていたのではないかと邪推してしまいます。前作「愛のコリーダ」でも感じたのですが、この作家は、印象的な構図の絵をつくるのには長けていると思うのですが(首に敬礼のシーンや、最後の顔アップとか)つなぎや流れがいまひとつで、狙ってる感が出てしまうんですよね。と言うのが、英語が聞き取れない日本人が、日本語字幕の無い北米版blu-rayで見た感想です。また、音楽は大好きなのですが、BGMとしては音楽が勝ちすぎていると思いました。赤道直下、熱帯の中の熱帯と言っていいのですが、その割には映像がおとなしく、絡みつくような蒸し暑さなどが感じられないのです。饒舌な音楽がその現実感の無さに拍車を掛けているような気がします。
camusonさん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-10-12 19:09:41)
camuson さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-04-22太陽の帝国(1987)6レビュー6.65点
キサラギ9レビュー7.51点
処刑の部屋1レビュー4.83点
ローマの休日5レビュー8.42点
レイクサイド マーダーケース5レビュー5.07点
2024-04-14メメント8レビュー7.04点
2024-04-14若草物語(1949)8レビュー6.65点
2024-04-14鬼が来た!6レビュー7.76点
2024-04-14パッチギ!5レビュー6.75点
2024-04-14運命じゃない人9レビュー7.83点
戦場のメリークリスマスのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS