M(1931) の Сакурай Тосио さんのクチコミ・感想

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M(1931) の Сакурай Тосио さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 M(1931)
製作国
上映時間99分
ジャンルサスペンス,モノクロ映画,犯罪もの
レビュー情報
この映画の主眼は殺人鬼がどういう人間かという点ではなく、殺人鬼が現れたことで社会はどのように変化するかという点に置かれています。明確な主人公が設定されていないのも、あくまで社会の多様な人々を描くことが目的だからでしょう。悪人の魅力や異常性よりも悪人の平凡さ、脆弱さを強調しているのは後のサイコキラーものには見られない点です。暗黒街と警察、殺人鬼と民衆、倫理的にどちらか一方が優れているわけではなく対等なものとして描いています。全編に渡り音楽が全く流れませんが、完全に無音になるシーンは演出に感心する以前に機械の不調を疑ってしまいます。窓の外からカメラが屋内に入り込むシーンはよく見ると窓を不自然に動かしているのが見えちゃってます。ラストもぶつ切りのようでえっこれで終わり?と思ってしまいます。構成とテーマには今見ても感心するものがあるのですが、ところどころ演出に違和感を覚える箇所がありそこには時代を感じてしまいます。
Сакурай Тосиоさん [インターネット(字幕)] 6点(2023-05-31 23:41:02)
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投稿日付邦題コメント平均点
2023-11-05キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン5レビュー7.20点
2023-11-04天国にちがいない5レビュー5.00点
2023-11-03セリ・ノワール5レビュー5.00点
2023-11-02野獣死すべし(1980/イタリア)5レビュー5.00点
2023-11-01マラソン マン3レビュー5.83点
2023-10-31ガザの美容室5レビュー5.33点
2023-10-30ザ・ハント(2020)4レビュー6.72点
2023-10-29切腹7レビュー8.33点
2023-10-28聖地には蜘蛛が巣を張る6レビュー6.33点
2023-10-27ALWAYS 三丁目の夕日7レビュー7.15点
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