これ、タイムマシーンで行くんじゃなくて『戦国自衛隊』とか『フ .. >(続きを読む)
これ、タイムマシーンで行くんじゃなくて『戦国自衛隊』とか『ファイナル・カウントダウン』みたいに発掘隊が突発的に発掘対象の時代にタイムスリップしちゃうってしたほうが断然面白いと思う。まずその1、人間を分子レベルにまで一端分解って、えらく簡単に説明しているがその簡素な説明だけでいくら人命がかかっているとはいえタイムスリップしちゃう連中が信じられない。その2、私が聞き逃したのかもしれないがどういう理屈で制限時間があるのかよくわからない。それは置いたとして、その3、制限時間があるのなら制限時間内に一度帰ればいいだけじゃんか。あるいはまた誰かが助けに行けばいいだけじゃんか。といった説明不足、心理描写不足による不満が一気に解消される。それだけでなくそうすることで『グーニーズ』ティーンエイジャー版と言ってもいい明確な路線を提示することもできる。実際この作品はSFではなく冒険ファンタジーなんだから。ちょっとした疑問、不満、引っ掛かりがあるとなかなか作品世界に入ってゆけないもの。入ってゆけたら一応主人公らしい博士の息子の行動規範が好いた女にしかないことをより楽しめるに違いない。