主人公とマイケル・ダグラスとの、2つの「娘との関係」がシンク .. >(続きを読む)
主人公とマイケル・ダグラスとの、2つの「娘との関係」がシンクロする物語になってる、ってのがミソなんでしょうけれど、ではそれを物語の中にどう溶け込ませ、展開にどう絡ませるかがポイントになろうものを、映画の中盤はその設定自体を長々と引っ張って見せて、展開が重たいこと重たいこと。もう設定はわかったからさ、先に進もうよ、と言いたくなってしまいます。
小さいヒーローが飛んで走って、クルクルとキレのいい動きを、一連のアクションとしてみせてくれるのが、やっぱり見どころ。ただしこれも、サム・ライミが『スパイダーマン』で展開してみせてくれたアクションに近くって、どこか既視感を感じてしまうんですけれど、そこに大きさが変わることに起因するさまざまネタが絡んでくるあたりは、本作ならではの楽しさがあります。