過疎化の進む山村におけるドラマ性、恋愛模様が非常に秀逸な空気 .. >(続きを読む)
過疎化の進む山村におけるドラマ性、恋愛模様が非常に秀逸な空気感で描かれる。温かくも切なさと寂しさを拭えないノスタルジイに胸が締め付けられる。ストーリーは一つの家族のたどる運命を淡々と描き連ねているのすぎないのだが、山村の自然、登場人物たちのさりげない言動に心が揺さぶられた。撮影時は出演陣のほとんどが素人だという。この感動は、映画自体のに心が伴っている故であると思う。何の予備知識もなく、ふらっと立ち寄ったミニシアターで観た作品であるが、観終わった後は「素晴らしい」の一言だった。