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<ネタバレ>ロリコンです。物語終盤の「おばさんたちの縄は切ったよ」というパズーのセリフは、「おばさんたちの命は心配ないから、二人で死のう」という心中の誘いにほかなりません。それに対するシータの態度は、パズーに対する感謝と全幅の信頼を表すものであり、実際上の意味は心中の承諾そのものです。敬虔な気持ちを誘う静かなコーラスに乗せて、ドラマチックなシーンがテンポ良く展開していきます。しかし、このテンポの良さにだまされてはいけません。これは途方もなくエロティックなシーンであり、子供がするようなやりとりではないのです。宮崎監督はこのシーンで、賢く健気な少女シータを肉欲にまみれさせることなく彼岸の愛に連れ去ってしまいました。シータは「永遠の処女」となり、少女の肉体のまますべてを受け入れる存在に昇華してしまったのです。これをロリータ・コンプレックスといわずして何というのでしょう。深いというより根深いですね、この愛は。[笑:1票]