君たちはどう生きるか(2023)の口コミです。

君たちはどう生きるか(2023)

[キミタチハドウイキルカ]
The Boy and the Heron
2023年上映時間:124分
平均点:5.80 / 10(Review 65人) (点数分布表示)
公開開始日(2023-07-14)
公開終了日(2024-07-03)
ドラマアドベンチャーファンタジー戦争ものアニメ動物もの
新規登録(2023-04-26)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2025-05-06)【イニシャルK】さん
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監督宮﨑駿
山時聡真牧眞人
菅田将暉覗き屋の青サギ/サギ男
柴咲コウキリコ
あいみょんヒミ
木村拓哉牧勝一(特別出演)
木村佳乃夏子
小林薫老ペリカン
火野正平大叔父様
國村隼インコ大王
大竹しのぶあいこ
竹下景子いずみ
風吹ジュンうたこ
阿川佐和子えりこ
滝沢カレンワラワラ
ロバート・パティンソン覗き屋の青サギ/サギ男(英語吹き替え版)
フローレンス・ピューキリコ(英語吹き替え版)
福原かれんヒミ(英語吹き替え版)
クリスチャン・ベール牧勝一(英語吹き替え版)
ウィレム・デフォー老ペリカン(英語吹き替え版)
マーク・ハミル大叔父様(英語吹き替え版)
デイヴ・バウティスタインコ大王(英語吹き替え版)
原作宮﨑駿
脚本宮﨑駿
音楽久石譲
麻衣(演奏)
作詞米津玄師「地球儀」
作曲米津玄師「地球儀」
主題歌米津玄師「地球儀」
撮影奥井敦(撮影監督)
製作星野康二
西村義明(協力製作)
宮崎吾朗(製作プロデューサー)
スタジオジブリ
プロデューサー鈴木敏夫
制作スタジオジブリ
スタジオポノック(制作協力)
配給東宝
作画本田雄(作画監督)
井上俊之
近藤勝也
田中敦子〔作画〕
米林宏昌
高坂希太郎(原画)
コミックス・ウェーブ・フィルム(作画協力)
亀田祥倫(原画)
美術武重洋二(美術監督)
高屋法子(ハーモニー)
編集瀬山武司
録音木村絵理子(アフレコ演出)
東北新社(音響制作)
あらすじ
太平洋戦争が激化しつつある中、東京に住む少年・牧眞人は入院中の母を病院を襲った大火で失い、その後父とともに疎開する。疎開先には父の再婚相手であるナツコが待っていたが、彼女は亡くなった母の妹であり、眞人の弟妹となる命を身籠っていて、彼は素直に新しい母として受け入れられなかった。更には転校先の学校の子どもたちとも打ち解けられず、眞人にとって孤独な日々が始まることに。そんな中、広大な屋敷の敷地を歩いていた彼は、森の中にひっそりと佇む朽ち果てた様子の塔に辿り着く。その塔に惹きつけられる眞人。すると謎めいたアオサギが彼に語り掛け塔の中に誘うのだった。「風立ちぬ」以来10年ぶりに宮崎駿監督が送る長編アニメーション作品。
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【口コミ・感想】

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65.ストーリーが全く楽しめなかった。
勢いはあるし、キャラクターも主人公以外はそれなりに魅力を感じたんだけどな。
ジブリと宮崎駿の名前がなかったら、どうなっていたんだろうか、この映画?
いろいろ考えて、ストーリーの意味を考察するような映画も良いのかもしれないけど、難しい事を考えず誰でも楽しめるような映画こそ一番だと個人的には思う。
たとえそれが幼稚だといわれようとも。
misoさん [地上波(邦画)] 3点(2025-05-08 02:25:04)★《新規》★
64.ネタバレ 有名な本の題名なので、どんなふうに映像化したのかと思って楽しみに見たのだが、まったくもって違う中身の作品でガッカリ
まずもってストーリーが訳わからない。突っ走って観客を置き去りにするのはこれに始まったことではないけれど、主人公はじめ魅力的な人物がいないことも致命傷。ヒミも最初はいいんだけど途中から情緒不安定になるところは、またかという感じ。
ただし、作画と勢いだけは評価できる。面白いシーンもほとんどないが、父親の「真人がインコになっちまった〜!」だけはバカバカしくて笑えた。
mhiroさん [地上波(字幕)] 2点(2025-05-06 19:39:50)《新規》
63.ネタバレ 初めから「難解」とか「不評」とかまあそれなりに心の準備は出来ていたし、何よりも地上波放送で無料で視聴(ノーカットかはわからないけど)できたので気楽に観ることができました。で、まあ確かに色々と言われることは理解できた。でも個人的にはそこまで酷いとは思はなかったし、そこまで難解とも思はなかった。まずとにかくアニメーションとして色彩が綺麗で動きが本当に滑らかでうっとりです。そして宮崎駿監督の言いたいことも伝えたいことも理解はできた...はず。要するに今は戦時中でもなく豊かで便利な時代にはなったけど、その代わりに価値観が多様化しすぎてオンリーワンになりにくくなった。そんな時代で自分を貫き通し自分らしく生きていけるのか?渇きを癒すためにとにかくなんでもいいから求めてしまうのか?何かに依存せずにいられるのか?人の意見に左右されない価値観を持つことはできるのか?君たち私たちに生きることの意味を問うているんでしょう。ただ漠然と物事を深く考えず流れに身を任せてその日その日を生きる人の方が多いのかもしれないけれど、世界に対して特別でなくても自分自身に対しては嘘をつかない生き方をしたいきたいものだと、私はこの映画からそれを感じました。

確かに世の中は理不尽なことだらけかもしれないけれど、それでも生きていかなければならないんです。自分の中にある悪意とも向き合いながら・・・。

おっと!なんか随分と大げさなことを言ってしまいましたが、別にそこまでこの作品をめっちゃ評価しているわけではないんです。はい。すいません。自分がこのサイトで6点以上を付ける最初の基準は人に勧められるかどうかで決めています。なのでこの点数です。あしからず...。

追記:どうしても一箇所だけ訳がわからなかったシーンがあるのですが、大叔父に最初に会った時に急に火花が散って気が付くとインコたちに囚われてて今にも食べられそうになっていたあのシーン。あそこの展開だけは全然わからなかった。そしてその後に大叔父が会いたがっている云々てなるけど、いやいやあんたがインコに売ったんじゃないの!? て思っちゃいました。ほんと、あそこだけは難解でした。
Dream kerokeroさん [地上波(邦画)] 5点(2025-05-04 19:34:24)《新規》
62.ネタバレ やっぱりジブリは苦手。わけがわからない不思議な世界。わけがわからない生きものたち。アカデミー賞ってどういう評価基準?
『君たちはどう生きるか』という有名な本を映画化したのではなく、本は映画の中でチラッと出てくる。それだけ?
ずっと会いたかった死んだ母(ヒミと化した母)と会えた...はずなのに、なぜかなんの感慨も見せない。ヒミのcv(あいみょん)は棒読みすぎて引く。
チョコレクターさん [地上波(邦画)] 4点(2025-05-04 17:52:12)《新規》
61.宮崎駿監督の壮大なワンダーランドに付き合わされた感じで、睡魔と戦うのに苦労した。
原作本未読だが、何を伝えたいのかまったくわからなかった。
とれびやんさん [地上波(邦画)] 5点(2025-05-03 16:38:48)《新規》
60.面白い映画とは言えない。それでも不思議と飽きない。
何となく村上春樹の小説を読んでいる時の感覚に似ている。居心地は悪くはない。
全体像としてはぼやけた印象だが、宮崎駿というビッグネームから奥行きを読み取ろうとしてしまう。
自分が作り上げる理想の世界に生きるのではなく、仲間たちともっと複雑な世界で生きていくというテーマ性はすぐに浮かぶが、詳細まで踏み込むとかもう一度観るとかは無いかな。
simpleさん [地上波(邦画)] 5点(2025-05-03 09:23:43)《新規》
59.ネタバレ これは戦時中の話です。主人公は転校先で同級生の悪意にさらされ、自分で自分の頭を傷つけて嘘を吐きます。一方、父親は戦闘機を作っている人で、個人の悪意に対しても国家の悪意に対しても「力で解決できる」と信じているように見える。家のなかに戦闘機の操縦席のガラスをたくさん並べるシーンがありますが、あの部品の数だけの若者が特攻で死んだのではないかと思います。そのように命が使い捨てにされる現実のなかで、主人公は地下の世界に潜り、命の神秘(生まれる前と死んだ後)の世界を体験します。ひとりの人間の生き死にには壮大な物語があるし、この世に産まれてくるのも、死なずに生き延びるのも簡単なことではない。
大叔父は悪意に満ちた世界を作り直そうとしています。父や祖父は子孫を残した人ですが、一般に「叔父」というのは子孫を残さなかった人の象徴だろうと思います。おそらく大叔父は、命の連鎖から切り離されたところで世界を作り直そうとしている(『ポニョ』でいえばフジモトの立ち位置に近い)。そして頭に同じ傷をもつ主人公も大叔父と同じ資質をもっている。しかし結果的に、主人公は大叔父の仕事を引き継ぐことなく戻ってきます。それは「悪意に満ちた世界を生きるほかない」「戦争を含む人間の文明に向き合うほかない」ということを意味します。そして、観客であるわたしたち自身もそのような世界に生きている。
映画公開時には「難解」との評判だったので身構えてましたが、すこしも難解とは感じませんでした。あきらかに宮崎アニメの過去作の延長上に作られており、共通のテーマを負ってるのも分かります。簡単にいえば『ポニョ』と『風立ちぬ』を組み合わせたような構造ですが、過去作に比べてもテーマ性はより明瞭になっている。実際、本作を観ることで『ポニョ』のテーマが理解しやすくなるはずです。残念ながら『ポニョ』はキャクター造形などから幼稚な作品と思われがちですが、じつは本作にも通じるテーマをもつ作品だったというべきです。むしろ幼稚なのは、いまだに『ラピュタ』のような冒険活劇しか評価できない観客のほうでしょう。
宮崎駿のアニメは、たんなる反戦映画でもなければ、たんに世界を肯定する映画でもなく、つねに否定と肯定の宙吊り状態のなかで「人間としてどう生きるか」を問うてくる映画です。そういう映画は珍しいわけじゃありませんが、その宙吊り状態に耐えられない観客は、より簡単な答えを求めたがるわけですね。
まいかさん [地上波(邦画)] 8点(2025-05-03 01:53:04)(良:1票)★《更新》★
58.ネタバレ 昔の熱量に比べれば枯れてきたようでもあるが、一応の冒険ファンタジー的展開もあって普通に面白く見ていられる。
原作でもない同名の本は年少者向けの道徳読本のようなものだそうで、前に読んだらあまりにまともな内容なので感動というか感激したことがある。この映画は同じ題名で何を表現しているのかと思って見たが、題名の問いに対する答えとして、映画では次のようなものが含まれているかと個人的に思った。

【1】まず、現世を嫌って別世界を夢想するのでなく、現世をよりよく変えていこうとするのが人としての正道であり、そういう前提で自分の生き方を現実的に考えろ、ということかと思った。主人公に関していえば大伯父ではなく父親の後継者になって、技術の平和利用で社会に貢献するという感じのことかと思われる。物語を離れた一般論としてはいいにくいが、要は昔あったような、書を捨て町へ出よう的なことかも知れない。またはアニメの世界に閉じこもって完結してしまうなといったことなど。
【2】もう一つ思ったのは、人の人生は生きた時間の総体を捉える必要があるということである。終わりよければ全てよしというのはまあいいとして、終わりが悪ければ全部ダメとはならない。病気や災害や事故や犯罪や戦争など、早すぎる死とか不遇な死だから人生全体が不幸だったと断定するのでなく、その死の時点までに何をしてきたかにより、結果的に生まれた意味があったと本人が思えば幸せだったことになる。この映画では、塔の世界での出会いによって母子ともそれを確認できた形になっていた。さらに一般化していえば、いつどのように死んだとしても自分の人生に意味があったと思えるよう、悔いのない生き方をしようという意味になるかも知れない。
【3】その他、人間は常に善人でいられるわけでもないが、主人公に関しては庶民の中にある素朴な善意を知ったことで、これに応えていこうとする生き方も期待される。また自分の世界を広げるために友達を作る(異質な者と付き合う)という点は元の本とも共通だったかも知れない。
全体としてはまとまらないが、要はどう生きるかをテーマにそれぞれが考えればいいのだろうと思った。

【その他雑記】 塔の世界はいわゆる来世のようだが、誰かが作ったものという点で、仏教でいう「浄土」のようなものかと個人的には思った(サギも南無阿弥陀仏と言っていた)。しかし仏様が作ったわけでもなく、浄土にしても残念浄土とか失敗浄土というしかないものになっている。住民のうち死者?こそ殺生ができないことになっていたが、飢えたペリカンは餓鬼、肉食インコは地獄の獄卒のようで、それ自体に六界を含むものが浄土ともいえない。
一方でなぜか出生前の魂を生産?養殖?する場でもあったようで、これは良質の魂を現世に供給する意図とすれば前向きな取組みといえなくはない。しかし出荷途中でペリカンに食わせていたのは出生前段階で淘汰選抜していたようでもあり、人の受精時における熾烈な競争と似ているようでもある。人間が作ると来世も現世的にできてしまうのか。
かっぱ堰さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2025-03-22 09:16:00)
57.家族みんなで気軽に楽しむエンターテインメント作品とはまるで異なる、宮崎駿監督が自らの創作人生を凝縮させたような“シュール”なアニメ映画です。
これまでの『トトロ』や『ナウシカ』のように語りやすいあらすじやわかりやすい構成を期待すると、きっと戸惑うことでしょう。
しかし、その不可解な雰囲気こそが本作の大きな魅力であり、“死生観”や“輪廻”をファンタジーとして描き込むことで、観客に深く考えさせる余白を与えているのです。

本作の舞台には、戦争や事件といった現実世界の痛ましい歴史がさまざまなメタファーとして散りばめられています。
それは単に大昔の出来事として語られるのではなく、生きるとはどういうことか、死と向き合うとは何かという普遍的な問いへとつながっていく仕掛けに思えます。
例えば、主人公が異世界へ誘われる場面も、一種の“死者の国”を思わせる描き方がなされるなど、生と死、そして再生が曖昧な境界のなかでぐるぐる回り続ける構造が印象的です。

だからこそ、この映画は一度観ただけではすべてを理解するのは難しいと感じました。作品内にちりばめられたヒントを手繰り寄せ、何度も考察を重ねる行為そのものを楽しめるともいえます。
わからない部分を想像で埋め合わせてみたり、戦争にまつわる歴史背景や宮崎監督自身の人生観を重ね合わせてみたりと、
謎解きのような読み解き方もできますし、純粋に不思議なファンタジー世界として眺めるのも良いかと思います。

さらに興味深いのは、本作が“子ども向け”ではないとされながらも、少年が主人公であることです。
少年が受け継がなければならないもの、放棄しなければならないもの、その葛藤は観客一人ひとりの生き方に直結します。
宮崎監督自身の少年期や、盟友・高畑勲監督との想い出が投影されたともいわれるキャラクターたちは、固有のエピソード以上に“人はどう生きるべきか”という原点的な問いを浮かび上がらせるのです。
アカデミー賞でも評価された映像の美しさ緻密さは、子供にもインパクトのあえるファンタジーな画像をストーリーにこだわらずに心に残すことも可能ですので大人だけの映画でもないのです。

だからこそ私は、「わけがわからない」という理由でこの作品を遠ざけてしまうのはもったいないと思うのです。
宮崎駿監督が集大成としてアニメという表現を使い、あえて常識的なストーリー構成をこぼれ落ちるほど詰め込んだ結果、多層的な謎と象徴が生まれたのでしょう。
観客がそれぞれの答えを探す喜びを味わうための“余白”ともいえます。

ぜひ劇場や配信でこの作品と向き合い、自分なりの“答え”を探してみてください。
たとえ答えが出なくとも、その旅路こそが宮崎駿監督の問いかけに応える一歩ではないでしょうか。
私はファンとして、そしてひとりの観客として、この未知なる冒険をより多くの人に体験してほしいと心から願うのです。
そくらてつこさん [ブルーレイ(邦画)] 10点(2025-03-22 00:26:34)
56.引退を撤回してまで描きたかったものがインコの世界!?
TERUさん [ブルーレイ(邦画)] 4点(2024-09-19 21:24:36)
55.『君たちはどう生きるか』は、「宮崎駿が高畑勲に掛けられた呪いから自らを開放する物語」と確かに読める。そうであれば、彼は少なくとも、呪縛が解かれた自分としてもう1作品作りたくなるのではないか。

呪いとは何かは、二人の間のことなので正確には分からない。しかし、高畑勲が『火垂るの墓』『平成狸合戦』の人であれば、彼は教養の人であると共に哲学的意味において「精神」とその獲得の為の闘争の人だったのだろうと感じる。それは「どう生きるか」において呪縛となるであろう。
onomichiさん [映画館(邦画)] 8点(2024-09-05 22:27:18)
54.◇先日、ビジネス誌の表紙に大きく「どうせ死ぬのに なぜ生きるのか」という言葉が掲げて売られていた。それと同じことを、この映画を見た後も少し考えた。◇結局人間は「よく生きる」ために生きるのでしょう。「よく生きる」のは人それぞれ。生きるに値するものを見つけるのは自分自身。◇・・・なんてことを考えさせてくれる、哲学的なお話でした。ストーリーや意味、監督の意図を考えるのは、もっと先の老後に取っておくことにします。もしかしたら、監督と同じ年になってみてみるとまた違う感想を持つのかも。
ハクリキコさん [映画館(邦画)] 6点(2024-09-01 15:37:24)
53.ネタバレ どうせ、私たちの生きるのは、大叔父の作ったシンプルな原則で理解できるような世界ではなく、眞人が選んだのと同じ、猥雑で不幸なことばっかりのこの世界だ。どう生きようとも、そこで生きるしかないのだ。なんちゃって。
なたねさん [DVD(邦画)] 7点(2024-07-26 21:09:24)
52.ネタバレ 世間での評判はあまりよくなかったのと、なんだか説教臭いタイトルが気になって、ロードショー時は敬遠したのですが、なんとアカデミー賞獲ったということで、観てみました。いやあ、権威に弱いなあ。
難解だとかわけわからんだとかの評価が多いのも知っていたので、ストーリーはあまり真剣に追わないようにして、何があっても受け入れるという姿勢で、また、タイトルも英題である「少年とサギ」だと思い込むようにして鑑賞しました。
そうすれば、比較的素直なストーリーのファンタジーとして観れないこともないです。でも、面白かったか?感動したか?と振り返ると、あまりそうでもないような。
イマジネーションの爆発、という点においても、私個人としては千と千尋やハウルの方が上だった気がするんですよねえ。
Northwoodさん [映画館(邦画)] 4点(2024-03-24 17:17:01)
51.先ず、言っておきたい事がある。宮崎駿て名前だけで持ち上げられてる作品だ!
近くの映画館の無料ポイントが溜まってたから利用して見てきたけど予想通り、いやいや、予想を遥かに超えたつまらなさ。
やはり、宮崎駿監督は風立ちぬで引退するべきでした。いや、違う。もっと早く引退しておけばここまで多くの映画ファンに叩かれる事はなかった筈。宮崎駿作品で評価できるのは紅の豚が最後で、もののけ姫以降はただ単に説教臭い台詞、監督の自己満足作品ばかりで子供も大人も誰もが楽しめる作品を撮るつもりは無いようにしか感じない。千と千尋で海外の人からも認められた。それまでの功績に対する評価を与えられたことで、引退したくてもまだ引退できない状況になったと感じるのだ。
かつてのワクワクできるストーリーがこの作品にはないし、魅力のある人物もいない。分からない。つまらない物はつまらないと素直に言いたいぐらい、何がしたいのか?宮崎駿てブランドが無ければこの作品はヒットはしてないだろうし、海外の人からも評価されてないはず。
このつまらない作品を宮崎駿だからていう理由だけで、持ち上げるような事を私はしたくない。
駄目な物は駄目!つまらない物はつまらないし、改めてアカデミー賞は何の参考にもならない事を知ることになりました。
青観さん [映画館(邦画)] 0点(2024-03-16 22:17:33)(良:4票)(笑:3票)
50.ネタバレ アカデミー賞授賞式が迫っていたので、今まで情報をほぼシャットアウトした状態でようやく鑑賞した形だ。

「いったい何を見せられているのか?」というバッドトリップ状態。
今までの宮崎駿は水で薄めただけで、宮崎駿の原液そのまま飲み干して体感せよと言わんばかりに。
ジブリブランドだからこそ宣伝なしで行けたと言っても良い。

人工の黄泉の国を左右するジェンガみたいに積み上げられた積み木。
一瞬で崩れたら全てが終わってしまう危うい、そのバランスによって世界は成り立っている。
その世界が無くなってしまったら、自分が持っている積み木でゼロから未来を積み上げないといけない。
タイトル通り、「自分で答えを見つけろ」という宮崎駿らしい内容であるが、かつての勢いはない。
太平洋戦争を舞台にする必要もないものの、多くの命が失われ、
倫理観も価値観も危うい時代が再び訪れることを予期してのことか。

これでアカデミー賞を取れたら凄いと思うが、"宮崎駿の遺作"になるかもしれないという忖度が働いているわけで。
私がアカデミー会員だったら間違いなく『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』に投票する。
Cinecdockeさん [映画館(邦画)] 5点(2024-03-08 23:23:03)(良:1票)
49.子供向けではないな。そういうのはもう作らないんだろうな。
Yoshiさん [映画館(邦画)] 4点(2023-12-06 18:32:08)
48.言うなれば難解。ファンタジーというより妄想。
(今更ながら💦)セル画では到底なしえないワラワラとした圧倒的な雑踏感。
近年の宮崎作品に特有な要素はてんこ盛りに含まれていて尚且つ暗示的で哲学的な要素を
これでもか!と詰め込んでいるので1度みただけでは理解不能。
ただ言える事は当年82歳にもなる後期高齢者とは到底思えない
底知れないイマジネーションのパワーは見せつけられた気がする。
それこそ頭の中に蟲でも沸いてるのか?と思えるくらいのファンタジー・・・もとい
死生観?或いはインターステラー?・・・とにかく常人に理解できないワールド感に圧倒される。

・・・と4カ月前に思っていたありのままレビュー、今になってようやく投稿できた
理由は分からないが自分の中で咀嚼できなかったか・・・単に忘れていただけか。。。
後者だな、歳も歳だし忘れる事も肝要。それが普通の人
sting★IGGYさん [映画館(邦画)] 7点(2023-11-21 22:50:02)
47.圧倒されるイメージ力と
物語の語り口がとても心地好く。
素晴らし時間を体験することが出来ました。
muntuさん [映画館(邦画)] 10点(2023-10-07 12:53:38)
46.ネタバレ まるで「千と千尋の神隠し」のように隠喩を散りばめた、「ラピュタ」のような冒険活劇、といった作風ですが、そこに戦火の混乱期という時代設定があり、まさに監督宮崎駿、人間宮崎駿の集大成、、と言えそうです。 その内容については、観終えたばかりの浅い解釈を書き並べても安っぽいし、それこそラピュタの方が、千と千尋の方が、、それを延々と書き並べても仕方がない。よって、本作を通して直感的に感じたことを一つだけ。 近年のジブリ映画は、宮崎駿監督 (個人) の哲学的思想が色濃く出ていて、あまり好きになれないところがありました。そこは、まさにラピュタを夢観たクリエイターたちの、歯がゆくも、手出しできない聖域であったと思います。しかし、最後と銘打つ本作を観るかぎりでは、ジブリはまた、ラピュタや千と千尋をやってもいいんだよ、、という、御大の置き土産であり、ありがたい「お言葉」のようにも思えます。 堂々と言うが、エンディングの歌は私の心には全く刺さりませんでした。最近の若いアーティストの歌全般、ほとんど心に響かないし、本作こそ、ユーミンでいいやん? って、心底から思った私は、はるか昔にその感性は取り残されているのかも。しかし、思うに宮崎駿が最後にこの「歌」だから、若い後進たちは、ユーミンに縛られることなく、誰に気兼ねすることなく、これからは好きな歌を自由に歌っていけるはず。 後進たち、クリエイターたち、、ジブリの栄枯盛衰を共に生き抜いた君たちへ。 そして、君たちはどう生きるか。 これは、"監督" 宮崎駿 、からの言葉です。
タケノコさん [映画館(邦画)] 7点(2023-10-03 23:21:46)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 65人
平均点数 5.80点
023.08%
123.08%
223.08%
3710.77%
457.69%
5913.85%
669.23%
71624.62%
81015.38%
934.62%
1034.62%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.50点 Review4人
2 ストーリー評価 5.33点 Review9人
3 鑑賞後の後味 6.70点 Review10人
4 音楽評価 5.85点 Review7人
5 感泣評価 5.50点 Review8人

【アカデミー賞 情報】

2023年 96回
長編アニメーション賞宮崎駿受賞 
長編アニメーション賞鈴木敏夫受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2023年 81回
作曲賞久石譲候補(ノミネート) 
アニメ映画賞 受賞 

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