70.「負担」への言及が弱いし、面白おかしく編集するために多少のバイアスはあるだろうが、考えるキッカケにはなる。ただし、これを鵜呑みにしてオワリにせず、自分で調べてみる必要はあるのかと。本作では取り上げられなかったが、日本の医療制度も外国人にいいように利用され、食い物にされている側面があるということも留意すべきだろう。 |
69.「意見が偏っている」云々はともかくとして、日本の医療制度が如何に恵まれているか再確認できる。ただ、財源が確保できなくなったら、アメリカみたいになってしまう危うさがあり、国家に全体を委ねず、健康管理は可能な限り自分で徹底しないといけないだろう。 |
68.ネタバレ マイケル・ムーアの最高傑作として評価の高い作品。
とりあえずDVDで笑顔を見せるムーアを殴りたくなったのは俺だけ? 初っ端からブッシュの演説、脚の怪我をみずから治療医療保険を持つことができない人々の現状、指を失った者の選択、たらい回しにされる両親 、子供はただ泣くしかない、これみよがしに悲しそうな子供の顔を見せつけること。
老骨に鞭打つ仕事人、酷い理由で保険が下りない人々、赤い丸やラインを引き強調、著名なwwwww映画作家wwwww、一般人や保険会社、刺客、医師といった人間にもインタビュー。 リストを「スターウォーズ」のパロディで映すのに爆笑。
保険に入れた人々は幸せ…なんて思っていた時が私にもありました、、何故チャップリンのマッサージ、人種差別問題にも踏み込んでいく、過去を示すザラザラのフィルム、写真 、ホワイトハウス、椅子で足を組む男、ニクソン、クリントン、、赤狩り、ジョン・ベルーシ?、政治家どもの茶番、人を診るのに嘘を糞のように垂れ流し、主義もクソもあるものか!
ムーアの評価:カナダ最高 ま た カ ナ ダ か
もう結婚しろよおまえら、トミー・ダグラス、ソ連のプロパガンダ映画、労働、アメリカに当てはめる歌、ムーアは偏見に満ちたアメリカ人となってインタビューしまくる。 戦争を潜り抜けたイギリスだからこそ、イギリスを戦勝国呼ばわりするのは大間違いだ。 広大な植民地を失い、街も焼野原、チャーチルはボケナス、フランスは革命の国、薬のCM、奴隷のように、テロリストになぜ医療を、その癖イラクは空爆、直訴するための船出。 キューバ「訴訟も辞さない」 カストロ「誠に遺憾である」 治療を受ける人々、自分のアンチサイトまで取り上げるからこそムーアは強いのだと思う。そんな自分を楽しんでさえいるのだろう。
最後は命の洗濯を頼みに今日もムーアは歩き続ける。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-08-26 06:54:01) |
67.ネタバレ 面白い、よくできてる。どこまでホントかわかんないけど、カナダとかイギリスとかフランスとかキューバとかすごいね~。日本はどっちかというとちょっとアメリカよりなんじゃない?とか思ってしまった、まぁアメリカの状況程はひどくないけどね。なかなかいろいろと勉強になりましたハイ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-02-07 08:10:32) |
66.僕はドキュメンタリー映画がそんなに好きじゃない。そんな中で監督の主張が前に出過ぎてるのは特に好きじゃない。でも評価が高いので、この映画を観てたみたが、これは面白い。全てが正しいわけじゃないと思うが、作りが絶妙である。最後まで全く飽きなかった。しかし、治安も悪く、こんな穴だらけの医療制度で、よくアメリカとゆう国は成り立ってるなー。ほんと不思議な国である。きっと国民がタフなんだな。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 10点(2015-06-16 03:47:31) |
65.味噌もくそも一緒にして、悪いのは共和党と保険会社としているのだから、ドキュメンタリー?としては、破たんしまくっている。例えば、腎癌に対する造血幹細胞移植の適応は日本でも保険適用になってない診療なのに、それを適用にしない保険会社を告発するのはどうかと思うし、保険会社や共和党を悪いというなら、医師・医師会の側の問題も指摘しないとフェアでない。それをいったら、今の制度は多くのアメリカ国民が良しとしているだから、アメリカ国民も悪いということになる(それとも、共和党と保険会社によって、アメリカ国民が洗脳されているとでもいうのか?)。そもそもアメリカの医療体制に問題が多いのは間違いないが、先進国どこも多かれ少なかれ問題を抱えているにもかかわらず、フランスやキューバやカナダがあたかも理想かのようにとりあげるのは、全く偏っている。理想の医療制度など存在しえないことは、分かりきった事実なんである。知識が十分でない人々を誤った認識に至らしめるような、偏った映画をこれ以上つくるべきではない。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 0点(2013-11-01 14:57:56) |
64.アメリカの医療問題に苦言を言いたいがあまり、フランスの紹介が明らかにおかしくなってますね。まるで天国のように見せているのがマイケル・ムーアの手癖というか、公平なドキュメンタリーではないです。ただ、深く考えさせてくれるのはさすがです。キューバに乗り込むところとか、普通の作家では考えられないだろうし、不可能でしょう。ムーアのすごさを感じられる映画ですよ。いい意味でも悪い意味でも。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-08-14 16:15:54) |
63.2008.11月鑑賞。問題がありすぎて考えさせられる。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-01-10 19:25:28) |
62.ネタバレ キューバは歴史に名を残した革命家であるエルネスト・ラファエル・ゲバラやフィデル・カストロの影響もあり、医療や教育を無料または低価格に抑えるなど力を入れていることは知っていたが、イギリスやフランスなどの他国も同様に医療のあり方が日本とは異なることに唖然とした。 隣の芝生は青いと言うが、我々の国は国民全員がアドバンテージを得られるような満足な芝生さえ持っているのだろうか?今の年金制度のように、権力者や富裕層ばかりに青い芝生しか持っていないのではないか?日本人がなぜ、ここまで愛国心やボランティア精神を持てないのも国の方針からして実に納得がいく。
生命保険や医療保険の約款なんてレアケースの給付可能条件ばかりが書かれていたり、CMの【満足度No1】というアピールが良くされているが、“誰に対して実施したか / どういう方法で実施したか / どこで実施したか”を明確にしない限りは、完全な印象操作としか思えない。 また少し前に保険会社を訪れたときは“保険は売上げではなく相互補助が目的”ということを主張していたが、フロア内に張り出されていた各担当者の契約成績 / 月間を示した競争力を煽るグラフが前途の理想を真っ向から否定していた。ムーア監督の作品は平和ボケしている国にとっての警鐘なのかもしれない。 【シバラク・オバマ】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-05-11 00:12:22) |
61.ムーアの作品を観ると、毎度すごく引きつけられます。そして「うわぁ、これが事実なのか!」とビックリしてしまいます。世の真実をきちんと知って判断するにはこうした映画を1つ見たくらいで充分ではなかろうし、それだけに真面目で深刻な内容について、観た後の感想を軽はずみに出すのは不安だったりもします。けれど『華氏911』にしても、この作品にしても、同じように強く思うことは「金と、権力・地位と、情報(のコントロール)」がいつも人を脅かしているなということ。情報といえば「みんなで助け合おう」てな考え方が出てくると即座に「共産主義」て言葉が出てきちゃうんですね。なんで特定のカラーに分類し「敵か味方か」みたいな単純判断するんだろう? ところで若い頃は「アメリカに生まれたかった」とか「ハワイで暮らしたい」とか思ってたけど、もうアメリカには幻滅。病人から約束の金をいちゃもんつけてふんだくったり道に放り出したり、もう人間じゃないですね。アメリカを船に例えると、乗せた黒人をたくさん海に放り投げた『アミスタッド号』みたいです。フランスもイギリスもまるで興味なかったけれど、この作品観てフランスやイギリスやカナダの人々の生活について興味が出てきました(疑いも含んだうえですが)。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 8点(2011-02-02 16:05:27) |
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60.アメリカの医療制度の問題を鋭く描いている。 マイケルムーアの作品は、大げさに誇張しているところもあるとは思うが、それを除いても今のアメリカが問題だということがこの映画でわかる。
誇張したり簡略化して描いている分、わかりやすくて(監督に言わせればアメリカ人のために単純化しているのだろうが)見る人を選ばない。
これからもこの、アメリカを愛しているが故に今のアメリカが許せない、マイケルムーア監督の作品に期待したいと思う。 |
59.ネタバレ オバマ大統領の重要政策である医療保険制度改革とリンクして興味を持って見ることができた。が、この手のドキュメンタリーはどこまで正面から受け取っていいのか困りますね。称賛している医療制度も短所があるだろうし、そういうところが見えなかったのでドキュメンタリーとしては微妙ですね。アメリカがいろいろ問題があるのはよくわかりますが。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-01-02 03:28:40) |
58.メッセージが強すぎてエンターテイメントとしては楽しめなかった。そういう映画ではないのはわかってますが。 【ぷろぐれめたる】さん [映画館(字幕)] 3点(2010-12-26 17:08:41) |
57.相変わらず、この人は見せ方がうまい。最高か最低しかないアメリカの医療制度と、他国の平等で無償の医療制度を、これでもかとばかりに対比させて叩き潰していく。しかし、これも過去の話。アメリカはこれから平等で公平な医療を誰でも受けられる国に生まれ変わります。ですよね、オバマさん? 【Junker】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-05-13 17:03:18) |
56.ネタバレ 今見終わりました。 お恥ずかしい事に私もこの監督の事を色眼鏡で見ていた1人でした。
しかしこの作品は文句無しに素晴らしい。医療ドキュメンタリーとしては傑作の部類です。 アメリカにおける医療問題の歴史を細部に至るまで詳しくリサーチして 彼独特の表現方法で作品にしています。
彼の作品は全般にどれもシニカルです。 だがこの作品は、そう、確かにシニカルでは有りますが 同時に暖かいヒューマ二ズムにも溢れている。
突き詰めれば結局、アメリカは資本主義がトコトン行き着いた国だと言う事なのでしょう。 政治が1部大企業の言い成りに政治を進め それが医療に関してまでクチバシを入れると、どういう事態に成るのか? それを年代も踏まえ、赤裸々に暴露しています。
政治家は皆、金を掴まされ製薬会社の代弁者となり ごく限られた金持ちだけしか正当な医療を受けられない。
貧乏人は文字通り、身ぐるみ剥がれる様に、有り金を全部医療費に巻き上げられ 必要な医療を途中で打ち切られ、そのままガンが進行して死んだり カネが無くなったと見るや、路傍へ打ち捨てられてしまう。 文字通り、「文無しは死ね!うせろ!」と、こうです。 私は目を疑いましたが、今やアメリカではそんな事が日常茶飯事に行われて居る。
はた、と、考え直すと日本でも現在、特別養護老人ホームに申し込んでも 全国で42万人の待機者が居て、仕方なく劣悪で小規模な介護ホームへ押し込まれた 寝たきり老人が火災で7人焼死したというニュースや
他にも収入が無く、健康保険料が払えないからと言って自治体に保険証を取り上げられ 医療を受けられない人々も増えていると聞きます。
その一方で大規模外食チェーンのオーナーが病院経営の規制緩和を求め 病院事業の株式化を政府に働きかけていたりしている。 つまりわが国も決して「対岸の火事」では無いと言う事なのです。
作品の後半に呼吸器の薬がアメリカ本土で買えば120ドルもするのに キューバでは僅か5セントで手に入る事を知り、女性が号泣していた場面が有りますが
「日本では絶対その様な事態に成らない」と言えるのでしょうか? 私は今の日本医療の現状を考えると空恐ろしく成ります。 また同時に、オバマ大統領の成立させた皆保険制度が早晩覆らない事も祈ります。。。
【一般人】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-05-03 00:44:46) |
55.ネタバレ アメリカって、恐い国ですね。昔ERをよく観てましたが、あんな色々治療してて大丈夫だったんだろうか・・・。あれで保険どうのこうのというストーリーが入ったら更にややこしくなるから、あんまり触れなかったんだろうな。それとも無保険なんか当たり前だからストーリーに組み込む必要がなかったのかな。かわいそうな人をどーっと出した後に、医療費無料の国をどんどん出すのはちょっと卑怯かな。何か負の部分があるはずだけど、一切触れないのもちょっと・・・。でも、観た後に色んな人に話したくなる内容でした。 【鉄男】さん [地上波(字幕)] 6点(2010-04-24 23:03:40) |
54.内容のことはともかく、語り口のリズムが絶妙で、あっという間の2時間でした。都合のいいところだけつぎはぎしてるような印象も強いので、この映画だけで分かったような気になるのは危険だと思いますが、娯楽作としての完成度は高いです。下手な社会派ドラマなんか観るより、よっぽど楽しめました。 【かねたたき】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-04-17 19:58:54) |
53.地元の医師協会主宰の映画会で観て来ました。この作品でマイケルムーア好きになりました。 アメリカの医療制度と現状がよくわかるドキュメンタリー。以前は日本の皆保険制度が当たり前だと思っていたから、ホントびっくり(x_x)/ 【kaneko】さん [DVD(吹替)] 8点(2010-02-08 16:58:29) |
52.ネタバレ ボウリング・フォー・コロンバイン、華氏911とムーア監督の作品を見てきて、これが3作目。3作の中で最高傑作といえる。アメリカの保険制度の今がよくわかる。ひどいもんだ。日本はすぐアメリカのまねをしたがるが、これだけはまねしないことを切に願う。
監督はアメリカの仮想敵国であるキューバに患者を連れて視察、患者にキューバの医療を受けさせる。もちろんタダだ。患者たちは感謝しつつもアメリカとの違いに愕然とする。社会主義国家は民主主義国家に比べ何もかも劣っていると教育されてきただろうアメリカ人にとってこのシーンは相当ショックだろう。私はこの現実に涙を止めることが出来なかった。パンフレットにも「鼻っぱしの強いアメリカの批評家やジャーナリストの多くが、映画の最中に泣いたことを認めた。」との一文が掲載されていた。そうだろう、そうだろう。
監督の作品はドキュメンタリーという手法をとっているが、監督の主張が最も効果的に表現できるよう演出・編集がなされているという批判が一方ではある。それは事実だろう。劇中で紹介された良い医療制度の国にも医療問題はある。その辺りはあえて触れられていない。でもそれはこの映画にとっては大した問題ではない。もっと重要なことは「演出がなされているとはいえ、そこに映し出されている映像自体は全くの真実」ということなのだ。
パンフレットにはまた、デーブ・スペクターのコメントが載っていた。「確かにムーアの指摘通り、アメリカの医療保険制度には問題があってHMOはサイアクの状態だけど、アメリカの医療技術や製薬技術はナンバーワンなんですよ。映画ではフランスやキューバの医療が天国みたいに描かれているけど、ヨーロッパでも中東でも世界中のお金持ちはみんなアメリカで手術を受けたがるんです。きっとオサマ・ビンラディンだって、可能ならばアメリカで手術を受けたいと思うはずですよ。」確かにそうだろうが「お金持ちは」でしょ?ムーア監督が言いたいことはそういうことではない。医療技術や製薬技術が高いことと医療保険制度に問題があることとは別物だ。
繰り返しになるが、すごいドキュメンタリーだ(あえてドキュメンタリーと呼ばせてもらう)。 【MASS】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-01-11 02:08:41) (良:1票) |
51.参った。これは素晴らしいドキュメントです。同監督の銃社会批判やブッシュ批判は、どこか他人事でしたが、医療の話は普遍的なものであり、感ずるものが段違い。 今、日本でも問題にありつつある医療問題ですが、アメリカの実情には愕然。 どこまで公正に事実を伝えてくれているかはわからないんですが、自分が他国について何も知らないってことを気づかせてくれました。フランスは本当に絶望がない夢のような国なのか、アメリカの医療問題と他国の違いはなぜなのか。 日本では個人的に毎月結構な額の保険料を取られている気がするが、それでも医療費はそれなりにとられます。僕なんかは貧乏の割に健康体なんで保険料なんか払い損だなーとか考えちゃうダメな奴なんですが、やはり無料で医療を受けられる国はやはり莫大な税金をとられているんですよね。そんな点からも、税金や経済についてはもうちょい触れてほしかったところですが、教えて教えて言ってないで自分で調べろって話ですね。 メディアでは、悲惨な国の実情は時折報道するが、他国の素晴らしい点をなかなか見せてはくれない。国の現状をより良くするには国民が賢くなり、知るということが大事です。そりゃあもう政府に恐れられるほどに。 まさに自分の無知を思い知らされた気分なので、これをきっかけにもっと他国について勉強したくなりました。そんなきっかけを与えてくれる映画ってのはホントに有難いです。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-12-02 01:11:09) (良:1票) |