映画『シッコ』の口コミ・レビュー

シッコ

[シッコ]
Sicko
2007年上映時間:123分
平均点:7.61 / 10(Review 70人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-08-25)
コメディ医学ものドキュメンタリー
新規登録(2007-08-31)【ぐるぐる】さん
タイトル情報更新(2019-10-08)【S&S】さん
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監督マイケル・ムーア
江原正士マイケル・ムーア(日本語吹き替え版)
出演マイケル・ムーア
ジョージ・W・ブッシュ
ビル・クリントン
脚本マイケル・ムーア
製作マイケル・ムーア
製作総指揮ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
配給ギャガ・コミュニケーションズ
編集ダン・スウィエトリク
その他トーマス・ニューマン(スペシャル・サンクス)
ティム・バートン(スペシャル・サンクス)
ダニー・エルフマン(スペシャル・サンクス)
ジョージ・ルーカス(スペシャル・サンクス)
カート・ヴォネガット・Jr(スペシャル・サンクス)
ハンス・ジマー(スペシャル・サンクス)
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💬口コミ一覧

70.映画館で鑑賞しました。華氏911でそれなりに有名になったマイケル・ムーアですがこの映画あまり人気ないのでしょうか。他に鑑賞者誰もいませんでした。映画の内容はアメリカの医療制度を知るには充分な情報を教えてくれる。この映画をそっくり信じるとアメリカって何てひどい国なんだろう?と思ってしまいます。まさにムーアの思うツボ。この手の映画は真実も教えてくれるが誇張もある、という目で見ています。アメリカの医療制度と比較してフランスやイギリスの医療制度を絶賛してますが、フランスが抱える最近の失業・雇用問題など全く触れずにただ「なんてすばらしい国だ!」と絶賛するには抵抗があります。全編通してかなり、ムーア自身の誇張も入っており真実を知るドキュメンタリーとしてはクエスチョンマークが付きます。
やぶからスティックさん [映画館(字幕)] 7点(2007-09-01 22:52:06)
69.ネタバレ 正直、『ボウリング・フォー・コロンバイン』や『華氏911』よりも真剣にいろいろな事を考えさせられる作品でした。医療の問題というのはすべての人間が避けては通れないものですからね・・・・・。保険の不払いなんかは日本でも問題になりましたし、この作品で紹介された事例を全てアメリカの話と片付けることはできないですね(まあ、アメリカ特有の異常な例も多かったですが・・・・)。
 ちょっと、極端だなと思う部分もありましたが、非常にすばらしいドキュメンタリーだと思います。
TMさん [映画館(字幕)] 8点(2007-09-01 23:48:50)
68.ネタバレ 映画館で見ました。映画の日でしたが、思ったよりも観客が入っていませんでした。確か、この映画は911よりも前から撮っていて、911があったので、これを先送りにして今回ようやく出すことが出来たと聞いています。足掛け7年ぐらいかけて作ったと。今のアメリカの医療制度を理解することが出来たことと、カナダやフランスやイギリスの医療制度が良いことも取り上げていました。それよりも、関心したのが、イギリス人の賢人(老人)が言っていたことばです。「民主主義とは、国が民衆を怖がることが基本だが、国が強くなると国民を脅したり、無気力にさせて投票にいかせないようにさせるんだ。これに加担するのがメディアである。今のアメリカを見ていると、革命が起こっても不思議ではない。」翻って、日本はどうであろうか? 今の国民健康保険・社会保険・介護保険は、破綻寸前だと言われている。その国民健康保険でも、日本人全員が入っているわけではなく、医療を受けられない人たちがいる。メディアは、ほとんど何も取り上げない。私は、さっそく民主党に、次のような提案をした。「60歳以上、18歳未満は医療を無料にすること。」財源の問題などいろいろあるだろう。しかし、病んでいる人や貧しい人を助けられない社会を良い社会というのだろうか? 僕はそうは思わない。最後に、気になることが1つ。それは、マイケル・ムーア監督が太りすぎだということだ。しかも、これだけの映画がヒットしていると大金持ちになっているはずで、なんらかの形で、困っている人たちを助ける動きをすべきであり、それもレポートすべきである。スパイダーマンの中で言った好きな言葉がある。「力(お金でもよいだろう)を持ったら、それをどのように使うのか責任があるのだよ。」監督にはそれが感じなかった。
matanさん [映画館(字幕)] 8点(2007-09-02 12:57:59)
67.ネタバレ 観終わった後でいいから「モーター・サイクル・ダイアリーズ」観てください。エンディングのキューバの医療が、そしてCHEの娘さんのコメントがより現実のものとして理解できることでしょう。80~90年代にはあんなにボートピープルが多くてマイアミはキューバ移民の街みたいでしたが(マイアミ・ヴァイスとかグロリア・エステファンとかね)、いつのまにかそうじゃなくなってるのはなぜ?がちゃんと描かれてます。たぶんライ・クーダーが「ブエナビスタ~」やったころから変化がおとずれていたんでしょうね。このドキュメンタリーはアメリカの医療制度を詳らかにするというより、アメリカ人の社会主義アレルギーを描いてるんだと思います、結果的に。ま、国家社会主義と社会民主主義の差は紙一重で、その国民の民度によって決定されるわけですから皆保険制度の功罪の判断は難しいですが。なおムーア自身が道化となって他国の制度を知っていく過程がけっこうウザいんで減点してますけど、華氏911よりはずっとよい作品ですね。
shintaxさん [映画館(字幕)] 8点(2007-09-03 20:12:22)
66.ネタバレ 思っていたより非常に良かったです。
医療制度という地味なテーマであったのですが、非常にヒューマンな部分を見せられた想いです。
映画批評でおすぎがムーアが(一面をあげつらっているので)好きじゃないとか言っていたのを事前に目にしていたので、やっぱりこういうドキュメンタリーの連続には無理があるのだろうか?と思っていたら全然良いじゃないですか。むしろ、ムーアの方が理論的に感じるし、好きとか嫌いという感情ではなく世の中を良くしようという姿勢には共感できると思った。
前半に出てきた保険会社に勤めていた人が、保険会社が加入を断るのを判っていて、保険に加入しようとする老夫婦を見ていて大変つらい気持ちだったと証言するところとか、キューバで仮想敵国の人々に医療や励ましを受けるのがとても印象深いです。
人間ってふれあってこそ共感できるのだと、医療というテーマを離れてとても感動しました。ラストに自分に批判的なサイトのオーナーの話で、批判も自由だし、医療を受けるのも自由であるというのは大変冷静な意見に関心しました。
森のpoohさんさん [映画館(字幕)] 8点(2007-09-06 21:04:55)
65.ネタバレ マイケル・ムーアの新作です。
自身医療を施す側の立場の人間なので、
大変興味深く見ることが出来ました。

医療のレベルがとてつもなく進化し、
そこにかかるコストも青天井で登り続ける今、
アメリカの医療を至上とし、
そこに近づくこと=進歩という単純な思考では通じない世の中になってきています。

医療を受ける側から言うと、
日本の医療は他国に比べて非常に恵まれていると思います。
しかし恵まれすぎて、恵まれていることを自覚できていないというのも一つの問題。

腎臓が悪くなったら血液透析を受ける。
この日本人には当たり前の治療が世界ではいかに特別なことか。

ある程度前知識がないとアメリカを貶している映画、で終わってしまうかもしれませんが、
あの映画で描かれているアメリカの医療は将来の日本ではないでしょうか。
らべさん [映画館(字幕)] 9点(2007-09-17 19:44:16)
64.ネタバレ 呼吸器をつけた患者を病院に捨てる監視カメラの映像と、捨てられた人の悲しげな顔。あれだけは一生忘れることは出来ない。 日本では最近障害者自立支援法というものが成立した。端的にいえば「金のない障害者はサービスを受けるな」という法律である。少しずつ、でも確実に日本の医療はアメリカ式になっていく。私は頭はよくないので、法を売っている識者たちには勝てない。「かわいそう」「罪悪感を感じる」「誰もが被害者になり、加害者になる」その程度しか言えない。さらに悔しいのが、私自身が傍観という形で制度に加担しているということだ。これからの世の中、私のような態度では通用しなくなるだろう。重い十字架を背負うようにして、私は錦糸町の映画館を出た。出来ればもう二度と見たくない。
ヤブラシ・ガイカンさん [映画館(字幕)] 10点(2007-09-22 22:32:17)
63.久しぶりに映画館でオイオイ泣きましたよ~。華氏911は映画としてはイマイチと思っていたのですが、今回のはよく出来ている。
hayakawadotcomさん [映画館(字幕)] 8点(2007-10-03 20:30:27)
62.アメリカって高度先進医療(使い方間違ってる?)が発達していて、知人は日本でできない治療をアメリカでできないかって、わざわざセカンドオピニオンに行ったくらい。でも、お金次第だってわかって帰って来てがっかりしていました。でも、もっと日本では簡単に受けられる標準的治療まで・・・。
目が、セツナイ目が忘れられません。
エセ・ルイス・ブニュエルさん [映画館(字幕)] 9点(2007-10-16 01:08:08)
61.ネタバレ 私は医療従事者なので、施術者の立場から観ました。
とても衝撃を受けました。

日本の保険制度が世界のスタンダードのように思い込んでいた、自分の常識がこの映画で崩れ去りました。
(ちょっと大げさですね(笑)

困った人が居て治す方法があるのに、法外な価格のために受けられないなんて!
アメリカが先進国なんてとても言えません。
私は日本に生まれて良かったです。
そして保険制度のお陰で、私はこれからも義歯を修理させて頂き、お年寄りに喜ばれることでしょう。

日本の保険制度が揺るぎないもので、もっと改善されることを願います。
たんぽぽさん [映画館(字幕)] 10点(2008-01-14 15:15:32)
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60.ネタバレ この映画を見て「自分は日本人でよかった」と思っている方がいたとしたら大間違い。
日本だって近い未来こうなってしまう道を歩んでいます。
それにアメリカでお金のなくなった人間を路上に捨てたという事実が取りざたされていたけど
日本だって同じような事があったはず。現に今だってお年寄りには住みづらい国になっているのに。
この映画を見た日本人は日本にいることに安堵するのではなく、これからアメリカのようにならないようにすることを考えるべき。

フランス国民が「政府は国民を恐れている」と言ったのがとても印象的でした。
そしてその逆で日本は政府に舐められている現実のせいでこれからどんどん住みづらい国になっていくと思うとこれから国民が声を上げていかなくてはならない事がわかる。
05さん [映画館(字幕)] 10点(2008-02-09 19:36:16)
👍 4
59.テロ戦争だって言ってる場合じゃないですよ。こっちの方が大問題ですよ。
Yoshiさん [映画館(字幕)] 8点(2008-03-16 00:54:15)
58.ネタバレ 大統領選挙でも争点となっている医療制度。
この映画をムーアが撮影したときと状況は変り、今は導入の財政問題が争点になっているらしいですね。
民間医療保険会社もここまで悪辣なことを続けられなくなって、公的医療制度自体への反対はしていないらしい。
一方、フランスの制度も素晴らしいけど、子どもを2人産めば納税もほとんどなくなり、育児手当を月に約16万円も受け取れる上に、無料のヘルパー派遣・・。
結婚しない・子どもを持たない人たちはすごい高負担なんですよね。
「社会保障」を比較すると、その国の性格も見えてくるかもしれないですね。
しかしアメリカって何でも極端な国だわ・・。
グレースさん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-04 18:45:49)
57.おちおちアメリカには行けないね。日本はまだましなことがよくわかった。
doctor Tさん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-15 03:54:09)
56.マイケル・ムーアのドキュメンタリーはいつも根拠に乏しく無理やりでしかも偏っていてほとんど評価できないが、今回はなかなか説得力がある出来。それほどアメリカの健康保険制度が誰の目から見てもどうしようもないものということか。この制度、国ごとに文字通り「天国と地獄」ほど違う。革命前・革命後ほどに違う各国の実体を、実体験と皮肉を中心に描いたドキュメンタリーは実に対比がはっきり出てわかりやすかった。決して先進ではない日本のそれが優秀に思えるほどのアメリカのそれ…共産主義とかではない、個別事項として最善策であっても絶対にノーマライゼーションのために犠牲を出そうとはしないアメリカ。共生の理念も併せ持たなければ生き残れないグローバリゼーションの中で孤立していくのは当然だ。
Arufuさん [DVD(字幕)] 9点(2008-04-17 01:33:30)
55.ネタバレ 米社会に蔓延している様々な「問題点」と、犠牲になっている「弱者」にキチンとしたピントをあて、それらを「解決」するにはどうするべきなのか?を、誰にでもわかり易く説明してくれる。こういうエンタテイメント性の高いドキュメンタリ作品を撮らせると、M・ムーアは本当に巧い。洗濯物を抱えてホワイトハウスに向かうラストシーンは、流石M・ムーアといった感じ。
aksweetさん [DVD(邦画)] 9点(2008-04-20 14:17:49)
54.アメリカの医療制度の欠陥を切に訴える、大胆かつ愛情こもったムーアの映画である。日本人にも是非一度見て欲しい。
プライドだらけさん [DVD(吹替)] 8点(2008-04-27 00:52:56)
53.ネタバレ 大統領候補指名争いで、ヒラリーがNational Health Care政策をアピールしていた国内の背景がよくわかり興味深かった。マイケルムーアのドキュメンタリー映画を初めて見たのだが、対照的な状況を交互に見せるやり方、当事者へ取材法、皮肉の効いた味付けなど上手いと思う。ある種電波少年(古いけど)的な志向ともいうべきか。

健康保険料を支払えない人のみではなく、払っている(いた)人さえも十分な医療行為を受けられない現実が次々と紹介される。アメリカの医療制度では医療従事者、医療施設、保険業界、医薬品業界の力が強く、自由主義の名の元の利益優先のため患者自体が置き去りになっているのかもしれない。9.11のグラウンドゼロで活躍した救命士ボランティア達が、キューバの病院で十分な治療を受けられて涙を流すところなんか、アメリカ人は誰も見たくないんじゃないかな。

日本の医療制度の方向を考える上で、一度見ておいて損は無いドキュメンタリーだと思います。
アステカさん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-29 11:39:45)
52.アメリカの医療制度は明らかにおかしい!この作品をみて日本も米国と同じようなことが起こってもおかしくない社会だということがよくわかった。
ホットチョコレートさん [DVD(字幕)] 8点(2008-04-30 23:23:03)
51.ネタバレ 前作の「華氏911」は見るからにプロパガンダ映画でしたけど、今回の作品はかなりの説得力を持ったメッセージ力のある作品だなと思いました。アメリカでは国民皆保健制度を「社会主義医療」だと言って批判するという、あれは実に興味深く、この意見に対するムーアの反論が実にうまい。あるいはまた、米国でムーアを批判する人は、よくムーアのことを社会主義者だ、共産主義者だと言って罵ることが多いので、そういう自分への当てつけに対してのアンチテーゼみたいな面もあるんでしょう。作り方はこれまでのやり方を踏襲していて、古い映画のシーンをはさみコミカルポップに展開し、諸外国を引き合いに出し米国の駄目っぷりを露呈するという感じですが、ただ相変わらずムーアのやり方というのは帰納的で、演繹的、体系的に論点を持っていかないですよね。勿論、これが彼のスタイルなんだと言ってしまえばそれまでですが、観る側としてはそういうことも忘れてほしくないわけです。例えばフランスの進んだ医療や福祉制度に対して、これらの財源はどこから来てるのかという話になるのですが、それがただ単にフランスに住んでる夫婦一組に話を聞いてみただけで終わっちゃってる。こういう重要な点を帰納的取材だけで話を終わらせちゃう。この点はそんな簡単に流しちゃいけないんです。世界の先進諸国を見ると、税金は低いけど福祉は手薄いアメリカみたいな国か、税金は高いけど福祉は手厚い北欧みたいな国かのどっちかに別れる。要するに、米国にこれからも前者の立場でやり続けるのか、と。まぁいろいろ意見はありますが、でも間違いなく良作だし、面白いのは事実です。それにしても、米国は国民皆保健を社会主義だと言って毛嫌いするけど、一番大事なのはその国の国民が満足し、幸福になる、そういう制度が必要であり、それをやるのが国の仕事ではないのか、と。当たり前の様ですが、この作品を観てその当たり前のメッセージがむしろ新鮮な印象を持ったのは、実は自分たちの国もこの「当たり前」のことを忘れていってしまってるからなのでは・・・。人事ではない作品であります。
あろえりーなさん [DVD(字幕)] 7点(2008-05-02 23:21:19)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 70人
平均点数 7.61点
011.43%
100.00%
200.00%
311.43%
400.00%
522.86%
6710.00%
71521.43%
82738.57%
91318.57%
1045.71%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.80点 Review5人
2 ストーリー評価 8.28点 Review7人
3 鑑賞後の後味 8.28点 Review7人
4 音楽評価 7.00点 Review5人
5 感泣評価 7.16点 Review6人

【アカデミー賞 情報】

2007年 80回
ドキュメンタリー長編賞マイケル・ムーア候補(ノミネート) 

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