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<ネタバレ>原作は未読ですが、キャロル・リードが撮った「オリバー!」のイメージがありもっと明るい話かと思っていましたら、ポランスキーの手にかかるとヴィクトリア朝時代のドロドロしたロンドンを全面に押し出した作品となっています。意図は良いのですが、原作どおりなのかオリバーが主体性のない泣くことしか能がないような少年でイライラさせられます。そして感じたのは、オリバーと「戦場のピアニスト」の主人公シュピルマンは行動がなんか似ている気がすることです。そう思い出すと、「戦場のピアニスト」でシュピルマンを助けたドイツ軍将校と、行き倒れたオリバーを助けたフェイギンも共通性がありますよね。なんか、ロンドンの貧民街がユダヤ人ゲットーに見えてきてしまいました。