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<ネタバレ>眼鏡をかけたジョニー・デップがまず映像的な要諦であり、その見た目(主観ショット)として淡々と風景が流れていく。が、ジョニーととりあえず同一化はできない。やがて、相変わらず淡々と、次から次へと暴力がある。ジャームッシュの一見「無意味な」ロードムービーだが、無意味ぶりに師匠ヴェンダースとは違った硬派な何かがある。ところで、「意味」はある、ネイティブアメリカンとの親近性こそが、それ。白人の眼鏡は「交換」され奪われなければならない。あとは眼鏡をはずしたジョニー・デップの顔で映画は進むが彼が「主体」では、ほぼ、ない、という凄さ、がこの映画の凄さ。