映画『デッドマン(1995)』の口コミ・レビュー

デッドマン(1995)

[デッドマン]
Dead Man
1995年上映時間:121分
平均点:5.78 / 10(Review 65人) (点数分布表示)
ドラマウエスタンモノクロ映画
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2014-09-27)【M・R・サイケデリコン】さん
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監督ジム・ジャームッシュ
キャストジョニー・デップ(男優)
ロバート・ミッチャム(男優)
ミリー・アヴィタル(女優)
ランス・ヘンリクセン(男優)
マイケル・ウィンコット(男優)
ユージン・バード(男優)
ジョン・ハート(男優)
ガブリエル・バーン(男優)
アルフレッド・モリーナ(男優)
クリスピン・グローバー(男優)
イギー・ポップ(男優)
ビリー・ボブ・ソーントン(男優)
ジャレッド・ハリス(男優)
スティーヴ・ブシェミ(男優)(ノンクレジット)
山路和弘(日本語吹き替え版)
納谷悟朗(日本語吹き替え版)
佐々木優子(日本語吹き替え版)
樋浦勉(日本語吹き替え版)
若本規夫(日本語吹き替え版)
古澤徹(日本語吹き替え版)
池田勝(日本語吹き替え版)
茶風林(日本語吹き替え版)
脚本ジム・ジャームッシュ
音楽ニール・ヤング
撮影ロビー・ミューラー
配給フランス映画社
特殊メイクジョエル・ハーロウ(ノンクレジット)
特撮スティーヴ・ジョンソン(特殊効果)
ランドール・バルスマイヤー(視覚効果スーパーバイザー)
衣装マリット・アレン
録音ユージーン・ギーティ(音響効果エディター)
字幕翻訳戸田奈津子
あらすじ
クリーブランドから西部の果てマシーンへやってきた若者、ウィリアム・ブレイク。新しい生活が待っているはずだったその町で、彼は一夜にして賞金首になった。その夜、肉体に鉛弾を抱えた瀕死のブレイクを救ってくれた先住民が銃を渡し、「銃はお前の舌、弾丸はお前の言葉だ」と言う。ブレイクは英国の神秘主義詩人ウィリアム・ブレイクと間違えられたのだ…ダンテの『神曲』を基調としながら、精神世界の天国と地獄を彷徨する西部幻想譚。
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💬口コミ一覧

65.ネタバレ ジョニーデップ作品ではこの作品が1番好き。最近ジム・ジャームッシュのDVDBOXが発売されたおかげでこの作品もDVDで観られることが出来て嬉しい。
ジョニーデップのセリフのない部分の演技が素晴らしい。死と隣り合わせの男と彼がウィリアムブレイクだと言うインディアン=ノーバディ(このネーミングが良い)、2人を追う3人の刺客。二ール・ヤングの音楽がモノクロの映像に色を添えてくれる。すごくシンプル。心臓の近くに銃弾が入り、苦しんでいる姿が美しすぎるジョニーデップはモノクロが似合う俳優だと確信した。
おっちょさん [DVD(字幕)] 10点(2006-04-17 22:38:26)
64.ジム・ジャ-ムッシュ監督のひとつの到達点だと思う。これだけの深度を持ちながら、しかも軽やかな作品を作り得るのは、たぶんジャームッシュならではじゃないかな(アキ・カウリスマキ? いやいや、彼の映画は良くも悪くも通俗的ゆえに、「哲学」の表出には向いていない…)。ジョニ-・デップ扮する主人公が、少しずつ生者から死者へと移りゆくさまの、何という美しさ。これが映画の詩というものじゃないかな。感動しました。
やましんの巻さん 10点(2003-05-29 14:49:39)
👍 1
63.即興的な生ギター、ウィリアム・ブレイクの詩集、先住民、死にゆく人、こんな叙情詩のような映像はモノクロームでしか表現できないのだろうなとおもった。
潤平さん 10点(2003-03-15 01:11:09)
62.この話、実際劇場でパンフレットかってみないとはなしが分かりにくいんですけど、インディアンは銃弾を打たれた場所が運よく、何とか回復したジョニーデップを死人が生き返ったとばかり思っているんですね。そして、さまよえる魂を自分なりのインディアンのやり方で葬ってやろうと。だから、最後はジョニーデップは生きたまま海に埋葬されるんです。ホントに音楽がいい映画。はなしが分からないでみた人、もう一度見てみて下さい。かっこいい映画だから。
セクシーさん 10点(2003-02-11 04:06:01)
61.ネタバレ ジム・ジャームッシュはこれとストレンジャーザンパラダイスがベスト。でも双方全く雰囲気が違うのが面白いし、この監督のキャパの広さがうかがえて良い。モノクロの映像、ウイリアム・ブレイクの詩、二ール・ヤングの音楽ともう多少クサイくらい格好良過ぎるのだが、それほど嫌味にならない程度で良いと思う。3人の殺し屋、支配人などの人物描写も相変わらずのさめたユーモアがあって面白かった。
なによりも特筆すべきはラストシーンであり水葬というのだろうか、夢うつつのウィリアム・ブレイクことジョニデとその周りの世界がひたすら幻想的で素晴らしかった。結構不幸な話なんだけれどもその不幸さを覆す静かな境地が映像中に開けていたと思う。ちょっと格好よすぎるけど・・・格好良いよ、うむ。意外と東洋的なものを求めているような気もした・・で黒人の葉隠れドッグが誕生しちゃったのかね?
べんじょみんさん 9点(2004-03-06 03:31:38)
60.ゲーリー・ファーマー(ノーバディ)が良かった。モノクロって所も味があって良かった。災難だよねぇ
だだくまさん 9点(2003-10-29 23:35:14)
59.実際ビデオ借りてからちゃんと観終わるまで3回挑戦しました。つまりどうしても眠らずにはいられなかった(笑 しかし明日は返却というその日、体調万全でみたところがびっくり!ヤラれました。自分のユメそのまんまの世界がそこに。「ああ、そこはわたしも歩いた事あるよ!」どうりで眠たくなったはずだわ。----ああ。。上手く言えない。なんつーかもうたまらなく好き。そんだけです。
airさん 9点(2003-07-08 19:41:18)
58.ネタバレ 9をつけたい大好きな映画だけど、それじゃ思いやりがなくて自分勝手な感じがするので7、いや、やっぱり8はつけたい。
この映画が自分にとって最もリアルなインディアン映画で、アメリカの当時の原住民の生活を感じることができて好きなのと、音楽がやっぱりいいですよねえ。
女装の野蛮人も、すごくリアル。滑稽で、恐ろしい。本当に恐ろしいものはジョーカー然り、このように滑稽な姿をしているのですよね。
でも何より、映画を流れるこのタイム感覚がいいです。知らない場所、拠り所のない場所に来てしまい、少しずつ、自分のタイム感覚が侵食され、壊れていき、最終的に人生が純粋なプロセッシングと化していくブレイクさん。
電車の中で居眠りすると変な正夢を見たりするように(自分だけか)、夢かうつつか、現実か幻か、前世か来世か、キョクタンな話なのか、勘違いなのか、いろいろなことが何がなんだかわからなくなってくる不思議な感じ、とてもいい。
登場人物の名前が米英の詩人とかってとこが気に食わないけど、何かメタファーでもあんのか?ほんとにあんのか?あったとして、ほんとに映画に活きてくんのか?とかが気になるんですけど、追及する気にならず。意味ないんだったらステキだけど、意味があるならなんか嫌だな~。
最後、ノーバディの銃弾戦を目の前に、ようやく死へと旅立つブレイクさん。破壊、崩壊のピークがこれかい。しかし拍子ぬけはしなくて、圧倒的な美を感じますね。サイレントで。ウツクシイ。ポエム。ラストではこうして、おかしなフランス人になってしまう自分でした。
ジャームッシュ監督、最初の二作とこれ以外はなんだか全然だなあ。自分的には。もうちょっと、作るのかと思ってたけど...。
hatomixさん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-01 05:10:39)
57.ビヨヨ~ンボヨヨ~ンとむせび泣く二ール・ヤングのギターとまだら馬に載せられて
魂のふるさとへの旅。
情けないんだかかっこいいんだかわからないという、相変わらずの不思議風味を
ジョニ―が上手く出しているし、彼をよく知っているジャームッシュが上手につかっている。
生への執着も死への怖れも、あるのかないのかわからなくなる、本能の擦り切れる境目まで
不思議な透明感を持ってたゆたっていく不条理さに、妙なおかしみを加える、絶妙な味わい。
こういうテイストを、また彼の作品でみたいと思う。
あにさきすRさん 8点(2004-09-16 09:03:16)
56.ネタバレ 死んだ小鹿に頬寄せるジョニー、あんたヤバいよと思いつつも惹かれてしまう俺ははたしてどうなのか。ぼんやりとまるでノーバディのセリフみたいに、この映画がうたう叙事詩は、ある種の心地よさを伴って聴けた。退廃的な雰囲気が好きな人はおもしろく観れるんじゃないでしょうか。二ールヤングがヤバすぎ。ギターが泣くということは、あり得ることなのだと知った。
koziさん 8点(2004-06-28 10:13:57)
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55.ネタバレ ジャームッシュは、いつも、当事者の予測や期待に反して思いがけない方向にものごとが転がってゆく、という状況にこだわってる。思ってたのとは全然違うトチ狂った就職先に転がり込んだり、オカシナ思いこみを固く抱いたインディアンが脈絡なしに出現したり。つじつまの合わない出来事が、つじつまの合わないままに支え合って、それなりに世界が出来てしまう構造になってる。そして、デップの人生はちょっとずつずれて行って、最後は黄泉の国に心静かに旅立ちましたとさ、というお話し。大変心地よく観られました。
哲学者さん 8点(2004-06-16 10:32:56)
54.ジョニーデップが好きになった頃で、マニアックな映画を上映する映画館で見ました。モノクロな映像がよかったです。
しずかな映画でした。
栗原 あややさん 8点(2003-12-18 22:11:45)
53.数年前、深夜偶然テレビで観た。映像の美しさに惹かれ、何の映画かわからなかったが、観るうちにジム・ジャームッシュに違いないと思った。彼のとぼけた感じ、大好きなので眠気は抜けて見入った。もっとも、映画自体は夢を見ているような感じだけれど、さすがだなと感心して見終わったのを覚えている。好みが別れる彼のような映画が平均点で判断されるのが忍びなく、プラス票を投じたい。映画からエンターテインされなくてもOKなひと、もしくはそういうゆとりのあるときにみると、少しいびつではあるが作者が追求しているものの輝きがみえる。
テーブルランプさん 8点(2003-11-30 01:41:12)
52.白黒の映像と音楽が、独特の作品の世界観を創り出していますね。ジョニーデップの目の表情に見とれました。特に死んだ子鹿と寝そべる場面がとても深い意味を持っているようで好きです。不思議な余韻が残った1本。
めぐもさん 8点(2003-08-27 21:37:46)
51.ネタバレ ずいぶん前に見ましたが、結構印象に残っている作品のひとつです。冒頭から映像で引き付けられます。主人公は東部から西部に来た時点で自身の狭い既成概念が壊れる準備ができ、インディアンの宗教感に触れ完全に崩壊する。その伝道師的役割を担うインディアンが妙に人間臭くてまたいい。最後は、その世界感に身を委ねるように海に流される。ある意味人間離れしていく主人公をジョニ-・デップが好演している。
R&Aさん 8点(2003-08-21 12:29:34)
50.かなり意味のわからない映画そしてかなり面白く詩(死)のような叙事的で考えさせられる映画冒頭の’死人とは旅をせぬほうがいい’とあるが彼は撃たれたときにもう死んでいたのか?最後に死んだのか?とか死んでいるようで死んでいないような何処の場面で死んだのか分からないのがたまらなかったニールヤングもたまらない
SSKDSKさん 8点(2003-06-02 03:19:56)
49.映像が美しい。デップが美しい。はっきり言ってストーリーはさほど重要ではない。とにかく、ひたすら、静かで美しい。    ミッチャムさんも出てます。
愚物さん 8点(2002-11-06 05:54:54)
48.かなり渋い西部劇。ニール・ヤングが映像を見ながら即興で弾いたというギターにも要注意。ロバート・ミッチャム老けたなー。ジャームッシュの中で一番すき。
プリンさん 8点(2001-02-15 13:43:00)
47.ネタバレ ジム・ジャームッシュの現在までの唯一撮ったウエスタン、ジャームッシュ史上もっとも豪華な出演者を揃えている作品でもあります。ジョニー・デップが演じる主人公の名前がウィリアム・ブレイクであり、本作自体が英国の大詩人ウィリアム・ブレイクの詩と思想に対するオマージュがプロットなんだそうな。浅学な自分はブレイクのことなんて皆目判らないけど、セリフや登場人物の名前などが多々引用されているらしい。あとサブキャラ的な登場人物にはやたらとロック・ミュージシャンの名前がそのまま使われており、一例としてはロバート・ミッチャムが演じた役名はアイアン・メイデンのボーカルであるブルース・ディッキンソンが由来だったりとかね。まあこういうところはあくまでジャームッシュの個人的な趣味の反映で、ストーリー自体には有機的な関りは薄いけどね。 あくまで本作は西部劇ではあるけどやはり所謂ジャームッシュ節は健在で、短いシークエンスの集積みたいな構成でその変わり目は画面暗転で繋ぐ、ジョニデと遭遇するサブキャラたちがみんな揃って「煙草をくれ」とせがむというジャームッシュ作品ではお馴染みの煙草への拘り、などです。本質的にはこの映画はジョニデと原住民ノーバディーのロードムービーなんだと思いますが、“デッドマン”というタイトル通りジョニデは前半のどこかで死んでいて、死者のジョニデが黄泉の国に流されてゆくのがラストシーンなんではないかな。この原住民ノーバディーがなかなかいい味を出しているんだけど、名前は忘れちゃったけどサッカー関係者でとんねるずのヴァラエティーによく出ていた人と瓜二つなんだよな(笑)。ランス・ヘンリクセンが演じる殺し屋の不気味さもかなりのもんで、死体の頭を踏みつぶすわ相棒を射殺してなんと喰っちまう、あの焚火にあたりながらなんかの肉を喰っているカット、それが人の腕だったと判ったときはちょっと衝撃でした。 まあ大多数の人にはジャームッシュの文学趣味が炸裂するこの映画は「なんじゃコリャ?」となるでしょうが、ジャームッシュ節愛好家の自分にはけっこうイイ感じな作品でした。あと完成した映像を見ながら即興でつけたニール・ヤングのギター演奏は、掛け値なしに渋い。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-12-04 20:06:39)
46.美しく、残酷で、詩的。二ール・ヤングのむせび泣くギターとモノクロの映像。ジャームッシュのひとつの到達点。
フライボーイさん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-17 07:35:41)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 65人
平均点数 5.78点
023.08%
123.08%
223.08%
369.23%
4710.77%
51015.38%
6710.77%
71116.92%
81116.92%
934.62%
1046.15%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.33点 Review3人
4 音楽評価 8.66点 Review3人
5 感泣評価 3.00点 Review1人

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