恋愛映画というよりは青春映画の色合いが濃い作品で、名作と称さ .. >(続きを読む)
恋愛映画というよりは青春映画の色合いが濃い作品で、名作と称されるだけあり、
洗練された作りには素直に脱帽。
主人公の心情描写や変化が丁寧に描かれているわけではないので、共感しづらかったり、
後半の彼の行動やラストシーンに今一つリアリティーが湧かないのだが、そこは想像力で。
鑑賞者の感性に委ねるような手法は、いかにもアメリカン・ニュー・シネマらしい。
大学を卒業したばかりの青臭い青年役に、ダスティ・ホフマンはハマリ役。
ロビンソンさんのキャラと、演じた女優さんも良かった。音楽はもう言わずもがな。
意味深なラストのカットは、強烈な印象として記憶に残っている。