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<ネタバレ>これほどカラーで観てみたくなったモノクロ作品は初めて。景色の雄大さもさることながら、なんといっても1万頭の牛!ただ集まってるだけでも壮観なのに、走り出した時の迫力といったら・・・。「牛の大移動」とだけ聞くとシンプルな響きですが、それがいかに大変か改めてわかりました。牛って意外と足速い&繊細なんですね。
この映画は牛を連れて仲間と移動するというアドベンチャー要素だけでなく、人間ドラマ要素もかなり強かった。長い旅の中で単発系の問題が発生するのと並行して溜まっていく鬱憤、旅立ちの前のウェインや暗闇や霧などで示す恐怖と不安、頑固男と優しい男の対比、頑固それ故の過去の後悔と現在の息子、ブレスレットと烙印等々、描き方が見事でした。