1. 純潔のマリア
《ネタバレ》 「漫画のヒロインが処女かどうかを気にするなんて、『かん○ぎ』の単行本を引き千切るコアな病的童貞ヲタじゃあるまいし!」とか思ってますが、このマリアの純潔の行方は気になるところです。 しかし、主人公の使い魔のサキュバス・アルテミスの「これだから処女は面倒くさい」という意見には、激しく同意です。(下衆でスマン) 8点(2012-08-27 05:15:40) |
2. シグルイ
《ネタバレ》 南条範夫のソリッドな文章描写と、山口貴由のエロティックな筋肉描写が、恐ろしいほど噛み合っている。 蛇足ですが、個人的には牛股権三郎の「にぱ!」とした笑顔が好きだ。超好きだ。 しかし「腸(わた)を撒くのをやめさせい!」と叱られるシーンは、壮絶すぎて不覚にも笑ってしまった。 「腸(わた)を撒くのをやめさせい!」って叱られる人間なんて、平野耕太のキャラか牛股権三郎くらいだ。 多分、この世にはいまい。 多分、死ぬまで言わないだろうし、言われないであろう名台詞。 9点(2012-08-13 02:09:47) |
3. 自殺島
自殺未遂者の群像劇という「気を衒った」感のある設定と、孤島という舞台装置。一見悪趣味に写る漫画だが、内容は何とも堂々とした人間賛歌。目が離せない。 9点(2012-02-04 00:42:34) |
4. 進撃の巨人
万人数多の漫画家が踏倒したであろうどのジャンルにも属さない、孤高な雰囲気がスゴイ。 初めて読んだ時は、とにかく「すげぇ…すげぇな…すげぇ」と、ブツブツと言いながら読んでました。(きみわるい) 8点(2011-04-19 00:46:54) |
5. シュート!
塀内夏子をはじめとして、少年マガジンの女性作家が描くスポーツ物ってそこそこ面白いのに、この作品は例外的につまらない。 上手さを感じつつもアツくなりにくい絵柄に、問題があるのかも。 3点(2010-01-08 18:17:56) |
6. ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン
第一話で私のビッチ萌え魂をガッチリと掴まれました。 エルメェスや、ウェザー・リポート等の脇キャラ群も秀逸。特にエンリコ・プッチに物凄い親近感。私も素数好きで、1972年生まれという理由で、ですが。 爽やかなラストを迎えましたが、私的にはチョッと物足りないかも、です。 6点(2009-04-26 10:02:41) |
7. シュガーはお年頃
《ネタバレ》 二宮ひかるにしては「裸率低め」で、二宮ひかるの近年の傾向なのか、イナカの高校生モノ。読んでいて感じるのは、展開の読めなさと、相変わらずのキャラクター内面の面倒くささ。しかし、今回もやはり、嫌悪感が湧いてこないんですよね。 集団に溶け込めない、同性の友達が少ない女子って私、正直苦手なはずなんですが。くそう二宮作品め!みたいな。 6点(2009-02-27 17:41:26) |
8. SINGLE ACTION ARMY
ヒロモト作品の初期作品で絵は荒いが、意外と読みやすい。突き抜けたセンスでハードボイルドを描いていた良作。単行本を持っているにもカカワラズ、ぶっちゃけそんなにスキな作品ではないのだが、大ゴマの使い方が異様に格好イイ。 7点(2008-11-02 13:45:55) |
9. 邪眼は月輪に飛ぶ
《ネタバレ》 「藤田和日郎」を知るための一冊としては、これ以上ない作品。寓意を込めたエンタテイメントを描かせると、藤田和日郎はホントに巧い。姿を見ただけで生き物すべてを呪殺してしまう敵役の怪鳥「ミネルヴァ」も(本当は悲しい性を持つが)、非常に怖い。こういうのを描かせると、藤田和日郎は…(以下略)。 8点(2008-10-18 01:19:27) |
10. シティーハンター
槇村(兄)が死んで香が出てきたあたりから、ジャンプでは流し読み。 「もっこりするだけか?君はそれいいのか?サエバリョウ!」と、いつも思いながら読んでいた気がする。少年誌の主人公に、大人気ないとは思いつつも。 そういや「コータローまかりとおる!」を読んだ後でも、似たような事をよく思っていた。 5点(2008-10-18 00:39:53) |
11. GTO
《ネタバレ》 そういや全巻読んだなぁ、と思い、レビューしようと思ったが、ガンダムオタクのネタ、家畜人ヤプーのネタ、そしてマグロの目玉が気味悪かった、という感想しか書けない。少年マガジンの青春モノとしては「キラキラ」を超える作品が出てこないなぁ、と、思った。 5点(2008-10-16 23:14:38) |
12. じゃじゃ馬グルーミン★UP!
競馬・北海道・ゆうきまさみ・という、私にとって「結構どうでもいい」要素が三つも揃っていながらも、サクサクとテンポよく読めました。競走馬育成とラブコメを同時に楽しませる器用さに、脱帽です。 相変わらず競馬には何の興味もないままな私ですが。笑。 8点(2008-06-21 22:30:46) |
13. Jの総て
マリリン・モンローに憧れる(男)主人公「J」の波乱万丈な青春を、見事に描き上げた怪作。カテゴリとしては私のちょーニガテな同性愛モノか。しかし何て言うか、身も心もボロボロにしながらも幸せに近づこうとする「J」の生き様にハラハラし、ドキドキし、涙し、最終回には感動。全く、こういうジャンルにも楽しめる作品があろうとは。 主人公Jはトランスセクシャル(性同一性障害)なんで、イワユル「BLモノ」とはチョッと違うんですが、まぁ、試しに如何か?といった所。 9点(2008-05-17 00:41:34) |
14. シャカリキ!
キャラクターやレース中の描写が半端なくアツく、魅力的。ラストレースのツールドおきなわのクライマックスは、ハラハラさせられました。 9点(2008-04-07 04:21:35) |
15. 人類ネコ科
80年代の学園ラブコメ作品の中で、頭一つ抜けたような甘酸っぱさがこそばゆい。いかにも小学館的なベタさが気になる作品ではあるが、ご愛嬌。今読めばイライラとくすぐったくなるよな作品ですが、連載当時(中二?)は、かなり好きでしたね。いわゆる「中二病」というヤツなんでしょうか。笑。しかし、みず谷なおき。この作品で絶筆するには惜しい。惜しいな。 7点(2008-02-28 00:35:24) |
16. 敷居の住人
特筆するようなイベントも特に起きず、ウダウダとした登場人物の日常をそのまんま切り取った作風が印象的。イイ意味でも悪い意味でもダラダラとした語り部。この才能は稀有。 8点(2007-11-30 21:28:07) |
17. 失踪日記
吾妻ひでおのタッチで描かれているからこそ際立つリアルとでもいうか。失踪・アル中漫画家の肉声なんて滅多に読めるものではない。しかも、面白い。これを機に「鴨川つばめ」だとか「山上たつひこ」だとか「よしもとよしとも」だとか、寡作すぎてどうしようもない天才肌の漫画家による私小説風漫画ブームが…来ればいいなと思うのだが、まだ来ない様子。 8点(2007-11-22 00:46:40)(良:1票) |
18. ジョジョの奇妙な冒険
《ネタバレ》 突出したセンスと世界観で読者を魅了し続ける荒木飛呂彦「JOJO」シリーズ。JOJOファン同士が「どのキャラ(スタンド)が好き?」「何部(編)が好き?」「好きな台詞は?」と語りだしたら、もうキリが無い。その「キリの無さ」は「ドラゴンボール」や「魁!男塾」以上だと、思う。 ちなみに私は「岸辺露伴」「第四部(杜王町編)」「ブラボー!おお…ブラボー!!」です。笑。 9点(2007-11-14 05:17:37) |
19. GENTE ~リストランテの人々~
《ネタバレ》 やや確執のある母子と色気のある老紳士を中心にした「リストランテ・パラディーゾ」の続編で、今作は前作の脇役達のサイドストーリー的というか、外伝的なお話。 オノナツメ作品×イタリアンの相性の良さは、素晴らしい。 8点(2007-11-14 04:53:30) |
20. G戦場ヘヴンズドア
ただ「読む」という以上に漫画を愛している私としては、「G戦場ヘヴンズドア」と「編集王」は、もうバイブルと言ってイイ。この作品を「漫画家の悲しい言い訳」と心無くみる事も出来るが、私は日本橋ナヲコの掛け値なしの意思表明と、みたい。日本橋ナヲコに一生ついて行くと、この作品で決めた。決めました。 10点(2007-11-05 01:00:28) |