1. 11人いる!
普通に面白いです。でも普通以上のものはなく、手塚治虫のSFを読んでいるようで萩尾望都らしさは若干薄いかもしれない。ミステリー的な結末も、ちょっと擦れたミステリ好きなら予想の範囲内でしょう(発表された年を考えるとすごい?)。いちばん衝撃だったのはフロルというキャラクターの特異な設定で、これは萩尾望都以外の作家が書くとつまらないギャグになりかねない(ていうか普通思いつかない)。愛らしいんだけど好きだといわれるのはためらわれる、ちょっと不思議なキャラクターでした。 6点(2007-10-30 16:34:55) |