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プロフィール
コメント数 127
性別 男性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/23806/
年齢 41歳
自己紹介 多少の恥は承知の上で素直に書きます。

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1.  ポーの一族
萩尾望都の世界観に浸るには最適の作品ではないかと思う。『トーマ…』も良いけどこちらのほうがより広いテーマと豊富なエピソードを備えていて、一般に受け入れられやすいはず。初期のアンデルセンの挿絵のような画風や最近のリアル志向の画風もそれぞれ異なる長所があるけれども、やはりこの時期にの絵には得難い美しさがある。萩尾さんの長編ではいちばん好きだ。
9点(2007-11-02 02:36:40)
2.  ガラスの仮面
古風な絵柄や表現に抵抗を覚えないといえば嘘になるけれど、それを差し引いてもめっぽう面白い。白目を見るとうすた京介を思い出してしまうし、砂浜で笑いながら追いかけっこをする場面には戦慄を禁じえないけれども、やっぱり普通に面白い。これが名作の力なのでしょう。劇の内容も作中作として楽しめる、二重の面白さもこの作品独自の強み。漫喫で一気読みするには最適の傑作ではないかと。  余談ですが、「演る」と書いて「やる」と読むのがなんか面白かった。
8点(2008-05-23 12:29:22)
3.  こちら葛飾区亀有公園前派出所
昔のほうが面白かったという意見に賛成です。ギャグに限った話ではなく、たまにやる回想編の人情ドラマも、昔のものに比べると格段に質が劣っているのはなんでだろう? めちゃくちゃうすっぺらい話で強引に感動を仕立てられてもなあ……。一話一話が大味で、粗くなってしまった。それでもときどき面白いのはすごいと思うけど、もうちょっとなんとかならないものかと思う。
7点(2008-02-01 02:00:17)
4.  トーマの心臓
正直、よくわからなかったんですよ……。だって普通に少年同士で恋愛しているところからして違和感ありまくりだし、最後に明かされる衝撃の真実も全然共感できないしで、ちょっとキャパシティを超えている部分が多過ぎた。  もっとも絵や台詞の精度の高さに驚いたのも事実で、非常に完成された作品であるのもわかるし、そんじょそこらの凡作に比べたら遥かに楽しめるのは確か。ただこの世界に没入するには、感性に隔たりがありすぎた。
7点(2007-10-28 02:06:17)
5.  漂流教室 《ネタバレ》 
人、死にすぎ。まだあどけない小学生の死体が累々と積み重なっていくさまに、開いた口が塞がらない。殺人鬼と化す大人たち、砂漠から現れる異形の怪物、狂ったコンピュータに支配される遊園地、鉄砲水から黒死病まで、ありとあらゆる災難が子ども達に襲いかかる。まあ人がたくさん死ぬ話ならそう珍しくはないのだけれど、年端も行かない子どもばかりがこんなにも大勢、容赦なく殺される作品は後にも先にもない。かつてはホラーの分野でも幼い子どもの死を描くのはタブーとされた時代があったはずだし、そうでなくとも無意識のうちにブレーキをかけるのが普通の感覚だと思うんだけど、そこが天才楳図かずおのすごいところであり、怖いところでもある。そういう意味では連載当時は残酷描写が騒がれたそうだけど、連載されているのがたとえ現代だったとしても衝撃的なのには変わりなかっただろうと思う。  たとえば鉄砲水が校舎を襲うエピソードで、戸を押さえていた女の子の手首が激しい水流のためにあっさり千切れてしまう場面がある。これを普通に描けてしまうのは、語弊があるのを承知ではっきりいえば、頭がおかしい。登場人物に対して容赦のない作家は大勢いるけれど、楳図かずおの場合、それがあまりにも普通だ。上手い言い方が見つからないが、これが平凡な作家ならどこかしら「ほうらすごいだろ、こんなに残酷だぞ」という気負った感じがするものだが、対する楳図氏は至極冷静に、平然とやってのけてしまう感じがする。  野暮な突込みをさせてもらうと、現実の小学生がこうした状況に置かれたとしてもけっしてこのマンガのようには行動しないだろうとは思う。またクライマックスでIQ230の天才少年が「学校がタイムスリップしたのは、ダイナマイトのために光の速さで校舎が揺さぶられたからだ!」と説明したのには腰の骨がこんにゃくになった。しかし楳図氏の天才思考回路に異を唱えても無益というもの。おそらくは作者当時のアイディアのありったけを注ぎ込んだに違いない、常軌を逸した世界。読んでよかったと思う。こういうぶっ飛んだ漫画も、一度体験しておいて損はない(害はありそうだけど…)。
6点(2007-11-25 01:16:51)(良:1票)
6.  11人いる!
普通に面白いです。でも普通以上のものはなく、手塚治虫のSFを読んでいるようで萩尾望都らしさは若干薄いかもしれない。ミステリー的な結末も、ちょっと擦れたミステリ好きなら予想の範囲内でしょう(発表された年を考えるとすごい?)。いちばん衝撃だったのはフロルというキャラクターの特異な設定で、これは萩尾望都以外の作家が書くとつまらないギャグになりかねない(ていうか普通思いつかない)。愛らしいんだけど好きだといわれるのはためらわれる、ちょっと不思議なキャラクターでした。
6点(2007-10-30 16:34:55)
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