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赤西蠣太

1936年【日】 上映時間:86分
時代劇モノクロ映画小説の映画化
[アカニシカキタ]
新規登録(2003-11-12)【へちょちょ】さん
タイトル情報更新(2019-01-31)【イニシャルK】さん
公開開始日(1936-06-18)


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監督伊丹万作
助監督佐伯清
毛利正樹
キャスト片岡千恵蔵(男優)赤西蠣太・原田甲斐
瀬川路三郎(男優)伊達兵部
阪東国太郎(男優)浅利貝之丞
原健作(男優)青鮫鱒次郎
比良多恵子(女優)妾お磯
滝沢静子(女優)老女沖ノ石
瀬戸一司(男優)若侍
芝田新(男優)菅野小助
葛木香一(男優)伊達安芸
鳥居正(男優)柴田外記
梅村蓉子(女優)政岡
志村喬(男優)角又鱈之進
関操(男優)入船屋鯖右衛門
杉山昌三九(男優)松前鉄之助
上山草人(男優)按摩安甲
原作志賀直哉「赤西蠣太の恋」
脚本伊丹万作
音楽高橋半〔音楽〕
配給日活
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【クチコミ・感想(10点検索)】

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2.昭和11年に作られた保存状態のよくないモノクロの時代劇で、これだけモダンでハイセンスな作品を見ることができるとは、イッツミラクル~~です。オープニングからピアノ音をバックに、雨に打たれる木→灯りの反射した地面を打つ雨→俯瞰ショットの傘二つ→伊達家家紋の瓦→字幕が入り、猫が一匹家屋へ・・・もうこれだけでこの作品の気品がうかがわれます。さっきの猫が行ったり来たりといったユーモア、テンポ、粋な会話、省略技法・・・ほぼ完璧であります。按摩師の殺害を角を曲がってから音だけで表現しているあたりは、「ライフイズビューティフル」が真似たのではないかな~と思ってしまいます。原田甲斐の登壇に、家臣がドミノ倒しのように次々と座っていく移動撮影、恋文の返事を読む赤西にインポーズされる小波といったカメラも見どころにあふれてる~。さらに片岡千恵蔵演じる、赤西と原田のコントラスト。女にまったく縁のない鈍そうな赤西、威厳あふれる勘の鋭い原田・・・この演じ分けもさすがです。終幕、メンデルスゾーンが炸裂し、クラシックと時代劇が見事に結ばれたのであります。イッツワンダフル! 彦馬さん 10点(2004-11-09 23:25:49)(良:2票)

1.伊丹万作は伊丹十三の父にして「無法松の一生」等の名脚本家として、つとに知られている。が、彼の秀抜な映画センスを真に実感したければ監督としての彼を知らねばなるまい。本作は現在でも鑑賞可能な数少ない一作である。まずもってチャンバラ時代劇全盛期の昭和11年という時点で”パロディ”という概念を導入した斬新な発想が凄い!しかも講談・浪曲で手垢にまみれた「伊達騒動」を巧みに換骨奪胎して”コメディ”に仕立て上げた手腕には思わず舌を巻いた。間違いなく「天才」の成せる業である。開巻の雨傘が踊る俯瞰撮影の妙、BGMにショパンやメンデルスゾーンをあしらう大胆で小粋な処理、「ミスター時代劇」千恵蔵にコントラストも鮮やかな二役を演じ分けさせるブッ飛んだエスプリ、それでいて実に快調なテンポ、どれを取ってもズバ抜けた映画センスとしか言いようが無い。惜しむらくは生来の病弱な体質が彼に作品の量産を許さなかったことだろう。太平洋戦争へと突入した時点で日本の敗戦を鋭く予見した理性の持ち主であったが故に病床の身で書き上げた脚本を盟友・稲垣浩に託した彼の無念な心情は「無法松の一生」にも滲み出ている。生きていれば間違いなく小津や溝口にも匹敵する天才監督と謳われたであろう。残念ながら息子にはその才能の一部しか受け継がれなかったようだ。僅か46歳の若さで夭逝した孤高の天才に敬意を込めて10点。
へちょちょさん 10点(2003-12-13 00:23:58)(良:2票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 7.86点
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7114.29% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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