みんなのシネマレビュー

にっぽん昆虫記

1963年【日】 上映時間:123分
ドラマコメディモノクロ映画
[ニッポンコンチュウキ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2014-10-25)【イニシャルK】さん


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督今村昌平
キャスト左幸子(女優)松木とめ
岸輝子(女優)松木りん
佐々木すみ江(女優)松木えん
北村和夫(男優)松木忠次
小池朝雄(男優)松木沢吉
露口茂(男優)本多俊三
吉村実子(女優)松木信子
桑山正一(男優)小野川
殿山泰司(男優)班長
榎木兵衛(男優)若い衆A
青木富夫(男優)東北本線の客A
高品格(男優)東北本線の客B
久米明(男優)取調官
河津清三郎(男優)唐沢
北林谷栄(女優)蟹江スマ
春川ますみ(女優)谷みどり
長門裕之(男優)松波守男
平田大三郎(男優)
東恵美子(女優)
炎加世子(女優)
脚本今村昌平
長谷部慶治
音楽黛敏郎
撮影姫田真佐久
製作日活
配給日活
美術中村公彦
編集丹治睦夫
照明岩木保夫
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品(無) 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想(8点検索)】

別のページへ(8点検索)
1


5.《ネタバレ》 どえらく濃厚な映画である。ぎょっとしたり呆気にとられたりしてるうちに観終わった。筆致はむしろ淡々としていて感情を煽るような演出は一切無いし、箇条書きのようでもある。だけど、演じる左幸子の演技熱量がもの凄いんである。
女の社会的地位が相対的に低い時代に、娼婦以外に稼ぐ術のない主人公の境遇は大変キツイ。ところが主人公とめのしたたかさときたら。元締めママに取り入るためには見舞いに来てくれた同僚を速攻で売る。売春組織のママに成り代わった後は、人が変わったように毒々しくヤル気に満ち溢れる。置かれた境遇によって、とめって女はくるくるとペルソナをいくつも変えていく。あこぎでキツイ性格ゆえ、男とは長続きしないし、女友達もいそうにない。娘だけが父親亡きあとは真に心を預ける存在だったのに、情婦に堕ちたと知った途端泣き崩れた。この場面は とめの、数少ない真人間ぽい描写の一つ。
日本が貧しかった時代の、東北の寒村のいかにも前時代的な考え方(娘を借金の方に売るとか、赤ん坊が女の子なら口減らしするとか)には心が寒々とするしで、まあラストまでキツイ描写が続くのだが、監督は驚きの展開で話を締める。性の谷底に落っこちず、踏みとどまった信子は、唯一の健康な希望として観客に与えられた。「この子も父無し子を産まなきゃいいが」の婆さんの予言が不吉に響くのではあるが。 tottokoさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-04-15 18:14:15)

4.《ネタバレ》 冒頭のマイマイカブリがラストで山を登って行くとめの姿だとすれば、随分と身も蓋もない映画だなと見終わった後すぐに思った。志を持って生きようとしながらも、欲望に取り込まれ、最終的には生きていればそれでいいというような境地にまで堕ちて行くこと自体は肯定的に捉えていない。しかし、最後のとめの描写には確かにどこか突き抜けた感があり、力強さを感じてしまう。生きるということに対して得体の知れない感情を喚起させる、不思議な映画だった。 クルシマさん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-08-08 01:24:28)

3.息苦しいほど濃密な映画。情念の女優・左幸子のまさに面目躍如。まぁ、最初こそ展開が性急に感じ、乗れるまで時間を費やしたけど、後半、娘(吉村実子)が母親以上のしたたかさを見せるところは実に面白かった。
丹羽飄逸さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-01-18 01:01:22)

2.今村昌平監督の女性の描き方が何とも凄い。タイトルの如く、本当に昆虫のようにして描くこの今村昌平監督の人間観察、主演の左幸子の凄まじい演技力あってこそ成り立つこの映画、一人の女性の生涯を生々しくリアルに捉えることで人間の生命とでも言うのか?何か凄いドキュメンタリーものでも観ているような気分になる。今村昌平監督のこのねっちこくしつこい演出に応えて見せた左幸子、この女優の演技力はただ者ではない。歩く姿まで本当に昆虫のようだ。 青観さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2005-11-23 13:33:20)

1. 今村昌平監督が戦後史を描いた奇妙な味わいの”重喜劇”。左幸子の熱演により、正しく昆虫の如きヴァイタリティ溢れるしたたかな女の生き様が活写されている。後年、カンヌ映画祭で何かエラクもてはやされてたみたいだが、作品のパワーもクオリティも明らかにコレや前作「豚と軍艦」の方が遙かに上。日活がロマンポルノへと凋落する前の最後の輝き…って感じかな。今村作品では他に1958年の「果てしなき欲望」も傑作。 へちょちょさん 8点(2003-01-29 03:39:27)

別のページへ(8点検索)
1


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 7.17点
000.00% line
100.00% line
218.33% line
300.00% line
400.00% line
518.33% line
618.33% line
7216.67% line
8541.67% line
918.33% line
1018.33% line

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS