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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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881.  メトロポリス(2001) うーん、とっとも好きな題材なハズなのに、ちっとも心に響いてきませんでした。自分的に何がダメだったんだろ? ティマが中途半端な存在だった気がします。彼女とケンイチの時間をもっと大切に描くべきだったんじゃないかな、って。ロボットは人とは違うモノだからと、半端な個性をちらちら出すんじゃなく、むしろ思いっきり人間臭さを出しちゃった方が、ずっとドラマが浮き上がってきたと思いますし(よっぽど脇役、端役ロボットの方が人間臭かったりしましたしね)。あと、ロックのドラマ内に配された位置にしても、結局彼を通して描きたかった事がちっとも判らなかったですし。仏作って魂入れず、というテーマを実際の映画で具現化しちゃったような映画でした。[映画館(字幕)] 3点(2004-01-15 13:07:22)

882.  メイン・テーマ マイクが「シュワッチ!」って言いながら立つとゆー、ホントにしょーもないネタを臆面もなく描いていた映画。なんか、ダメダメって印象しかありませんでした。脇を歌手で埋めてみせた意味が全くもって不明ですし(だったら、もっとリズミカルに流れてよ)。スタイリッシュな映像と、猥雑でダサい映像とが混沌とした状態は、なんだか意味がありそうで、ちっとも意味がない感じもしましたし、80年代って今思えば中身カラッポな時代だったかもしれないけれど、だからってわざわざそれを具象化するこたぁないでしょう。『家族ゲーム』で「ん!」となった森田監督、『ときめきに死す』で「んん~?」となり、この映画で「んあ~~~」って感じになっちゃいました。『模倣犯』は「んががぁ~~」って感じですけどね。[映画館(字幕)] 3点(2004-01-12 15:51:45)

883.  未来少年コナン 《ネタバレ》 テレビシリーズが描いていた事をねじ曲げてしまってまで映画的にまとめる、っていうのはどうなんでしょ? 太陽塔の復活でバンザイなハッピーエンド状態じゃ、テレビシリーズと真逆なんですけど・・・。太陽塔は古き悪しきものの象徴だったんじゃないの? それが機能を取り戻す=結果的に地球を壊滅に近い状態まで追いやってしまった旧時代に逆戻りじゃ、コナン達は一体なんのために戦ってきたの? 旧時代の人間として殉じてゆく宿命を背負っていたラオ博士は最後まで生きてるし。必ずしも宮崎駿の主張に共感はできない私ですけれど、ここまで愛のない切り刻み方をされてしまうと、宮崎駿に同情しちゃいます。研ナオコの主題歌も、いかにも「コナン」の世界を判ってないなぁ、って感じで存在自体が悲しい映画でした。[映画館(字幕)] 3点(2004-01-11 14:47:37)

884.  HANA-BI ごめんなさい。どうしてもこの監督の意匠が全く肌に合いません。頻繁に挿入される絵にしても、途中挿入される本編とは関係のない和風な映像にしても、非常にわざとらしく感じられてしまって、人にいいと思わせる映画テクニック集を見ているような感じ。物語も、いかにカッコ良く死んでみせるかを描く「俺様映画」状態。計算高さとナルシズムの塊・・・ぶっちゃけて言うと北野武という人の自慰ショーを延々と見せられているような感じで、気持ち悪くなってしまうのでした。ただ、正直に言うと私はビートたけしという存在が大好きで昔はライブに行くほどだったのですが、故・田山力哉氏に対する「TVタックル」での集団リンチ状態、あれで嫌いになりました。ああいう、じゃあお前が作ってみろ的な事は表現者として絶対やっちゃいけません。それだけで私はこの人、映画監督失格だと思っていますので(大島渚、崔洋一、井筒和幸も同罪。あれと「朝生」見て日本映画終わった!と思いましたが、つーか、大島自ら終わった宣言してましたが、ああいう人達より後の世代が頑張ってくれてます)、すっかり権威主義になってしまった点も含めて、今後も作品以前の状態でこの人を評価する事はないのかな?[映画館(邦画)] 3点(2003-12-18 21:53:01)

885.  バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌 《ネタバレ》 んー、前作で大人は信用できないから子供は自分で生きてくしかないんだ、というメッセージを突きつけて、そしてその結果がテロの肯定ってのは、どーかと思うんですが。前作の良かった部分、子供達がお互いを傷付け殺しあわなくちゃならない、その閉塞感はどこかへ消え失せ、生徒の顔も判らないままにどんどんと死んでゆき、それって「バトル・ロワイアル」である事自体の喪失なんじゃないの?と。戦う事、イコール、テロリストの雄姿ってところに結びつけちゃう発想がイヤ。七原ってば、ちっとも何も学んでないとしか思えません。第一、あの「明日に向って撃て」の安易な引用から、どうしてあのラストに結びつくのかの説明なしで、どうして納得しろっていうんでしょ? 七原が人を沢山殺した事に対して、この映画は理解できる説明も言い訳も説得力もないって時点で、ぜーんぜんダメでしょ。映画って親の七光りでなんとかなるモンじゃないんだから。[映画館(字幕)] 3点(2003-12-18 21:51:18)

886.  劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険 ゴジラ見るためのオマケ。それにしても、どうしたんでしょ、出崎統演出は。50分という短い上映時間(ゴジラファンにとっては悪夢の長さでしょうけれど)にも関わらず、記号化されたアニメキャラクターが演じるハムハムランドの探検物語は、密度がなくてダレまくり。ミニハムずだけトゥーンシェーディングなフルCGで浮きまくり、だけど全くの蛇足。昔の出崎演出は、もっとシャープで無駄を削ぎ落としたものだったんですけどねぇ。かなりツラい50分ではありました。でも帰りにキャラクターグッズコーナーでゴジラグッズには目もくれず、ミニハムずのミニフィギュアセットと下敷き買ったおじさん、それは私。[映画館(字幕)] 3点(2003-12-13 14:11:46)

887.  1000年女王 《ネタバレ》 ≪めちゃネタバレ≫女王の正体は?ってウリだったんですけど、いや、最後まで判んないし。そのうち、公開中の新聞広告で「1000年女王はメー○ルだった!」って。ええー?んなコト何にも言ってなかったじゃん、そういえばプロメシュームって呼ばれてたなぁ、でもそれってメー○ルのお母ちゃんじゃん、つーか、そもそもラストで死んじゃってるじゃん・・・。もうワケ判んない。独特のクドい絵柄は最後まで馴染めず、意味のない映像に気合い入った作画してたり(ドクターがただ延々と歩くシーンを大々的な動画で描いております)、物語は感動しろ~!と押しつけてきながら、全く感動できず、散々な映画でした。主題歌は良かったですけど。[映画館(字幕)] 3点(2003-12-09 22:55:44)

888.  新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生 テレビのダイジェスト、ですらないフィルムの細切れと、始まったかと思ったら途中で終わる新しい物語部分。えーと、完成しなかったんなら、次の映画はタダで見せるべきじゃ? こんなやり方を許し続けたら、映画はダメになってしまいます。アニメの製作者の中には、映画を非常に安易に捉えている方が結構いらっしゃるようですが、映画というものにする以上、その世界に参加するという意識をきっちり持って頂きたいものです。[映画館(字幕)] 3点(2003-12-07 15:04:14)

889.  さくや妖怪伝 オープニングの竹中直人のナレーションで始まる時代劇の雰囲気と、エンディングの「もうやめて~」な妖怪ダンスのノリとが、まるで別の映画のようです。安藤希の雰囲気はいいのですが、喋ってしまうと「あらら~」状態ですし、誰を喜ばせたいのだか、ちょっと不明なカッパ小僧&妖怪さんがこんにちわ、なノリは、見ていて「どうしよう」って感じ。寡黙な安藤希のアクション妖気時代劇、で作れば良かったんじゃないかなぁ。大映の妖怪モノオマージュなんて言ったって、そんなの判る人間、少なすぎだって(いや、子供の頃「ガメラ」と3本立で見た記憶あるけどさー)。[映画館(字幕)] 3点(2003-12-05 13:17:25)

890.  GODZILLA ゴジラ(1998) ゴッズィラがニューヨークの窓の外をうりうり歩いてるトコまでは名作でした。メインタイトル部分は秀逸だし、その予兆、痕跡の描写はワクワクするし、「街中に突如として現れた信じられないモノ」の描写は楽しいし。なので、そのままうりうり歩いてニューヨーク観光して、海に帰る、という展開だったら10点あげた事でしょう。「ゴッズィラってばクールだぜ!」って。中盤以降は、ただの動物災害映画ですからねぇ。ゴッズィラ、そう魅力的なイグアナじゃないですし。ゴジラ? そりゃ東宝製の、中に人が入る着ぐるみの事でしょ?[映画館(字幕)] 3点(2003-12-03 15:14:27)

891.  がんばれ!!タブチくん!! あゝツッパリ人生 1作目見てコケちゃったクセして、なんでコレも見たのかなぁ? この3作目、何か進化したのか?ってゆーと、もう、全く、なーんにも。唯一違ってたのは、エピソードの区切り目に入るアイキャッチがヒゲダンスになってた事くらいで・・・時代感じますねぇ。そうそう、西田敏行が苦手な私としては、彼の一番好きな役は、このタブチくんかもしれないです。上手いですし、何と言っても当人の顔見なくて済みますからね。[映画館(字幕)] 3点(2003-11-30 23:09:34)

892.  がんばれ!!タブチくん!! ライオンズファンな私としては、ライオンズを舞台とした(原作はタイガース時代から存在してましたが)数少ない物語として、この映画を贔屓にしたいところですが・・・いかんせん、リアリティのカケラもない荒唐無稽なシロモノ(原作はそうでもないです)になってしまって、あらら。なんで、わざわざお子様向けアニメ仕様にしちゃいますかね? そりゃ確かに、ライオンズファンはお子様多いけど・・・。[映画館(字幕)] 3点(2003-11-30 23:04:20)

893.  鍵(1997) ほとんどの役者がぽわ~ん、とやる気あるんだかないんだか、みたいな演技をしている中、大沢くん一人キバりまくりの浮きまくり演技、というのが楽しい(?)映画です。まあ、クライマックスで川島なお美のヌードを見せる、というのだけが目的で作られたような映画ですから、多くは望めません。もっとも、そのヌードをありがたがれる程、私の目はなんでもいい状態ってワケではなく・・・。[映画館(字幕)] 3点(2003-11-29 15:52:11)

894.  宇宙戦艦ヤマト 完結篇 冒頭からいきなり物語の途中、という展開についてゆけず、最後まで違和感を持ち続けて終わってしまった、という感じです。ヤマトの最後、クド過ぎですしね。そもそも、物語がヤマトの最後をメインに構成されているために、敵(ディンギル帝国でしたっけ?)の存在がいい加減。「女子供は必要ない」って、あんた、どうやってこれから先、帝国を繁栄させてゆくのよ?って。70ミリ版の方は、更にラストが間延びしていて、「いい加減終われ~」って感じでした。まあ、今となっては70ミリアニメってレアですけど。[映画館(字幕)] 3点(2003-11-27 14:45:16)

895.  狗神 ダメだ~、自分の日常からは、かけ離れ過ぎてて入り込む余地が全然ありません。面白いポイントも、ちっともないですし。監督、自分の映画に冴えない息子出すの、いー加減にしたらぁ?って、そんなトコくらいにしか気が向いていかない映画でした。私、四国って行った事ないんですが、「死国」とセットで「こういう世界なの?」って勘違いしちゃいそうです。罪作りな映画だなぁ。[映画館(字幕)] 3点(2003-11-26 15:23:33)

896.  ベルサイユのばら 《ネタバレ》 ムチムチで女らしいオスカルは、まーいいとしましょう(いや、良くないんでしょうけど)。問題は、オスカルが、ちっとも自分の隊長としての任務と民意との間で苦悩したり、反旗を翻したりせず、なんとな~く革命にピクニック気分ででかけて、アンドレが撃たれちゃって、という展開。オスカルはねぇ、愛のためなら自分の隊をねぇ、平気で捨ててねぇ、男といちゃつくよーな女じゃないんだよぉぉぉ![映画館(字幕)] 3点(2003-11-23 13:45:03)

897.  菊次郎の夏 作為的な映像、というのを歓迎しちゃう私なのですが、何故かこの人のはダメ。もう見てて恥かしいです。あの回るホイールからの映像とか、夢のシーンとか、「やめて~」って感じ。なんか、北野監督のスタイルとして確立されてるものじゃなくて、「こんな事してみたらいいでしょ?上手く見えるでしょ?」みたいな感じでやっているような気がしてしまって、あざとさばかり感じてしまう私なのでした。カメラぶんぶん振り回してガタガタ言わしてる方が、らしくていいと思うんですけどねぇ。[映画館(字幕)] 3点(2003-11-22 22:00:25)(良:1票)

898.  ゴジラ2000 ミレニアム 最初の15分間は凄いです。「うわぁ、こりゃ『ゴジラ』の、いや、日本の怪獣映画の新しい夜明けだ!」と感激します。でも、そこまで。短距離ランナーがいきなりフルマラソンに出たかのような、グデグデの展開に唖然。物語がどんどんウソくさくなって、退屈で、目をそむけたくなるようなデジタル合成が出てきたりして、見るべきところが、ミニチュアセットはワリと良くできてるね、くらいになって。東宝はゴジラを神格化し過ぎなんじゃないでしょうか。[試写会(字幕)] 3点(2003-11-21 15:50:19)

899.  劇場版 艦これ 《ネタバレ》  『艦これ』、元のスマホゲーは以前DLしたものの、サーバーが混雑していて入れない状態がずっと続いて、ハラ立ってさっさと削除っちゃったのでプレイしていません。今回の映画、ツイッターとかcocoとかによると「テレビシリーズよりはずっとマトモ」だそうで、映画版でコレじゃあテレビ版は一体どんだけ酷かったんだ?っていう。  この映画版、『艦これ』のどこが魅力なのか、どこが売りになる部分なのかが全く描かれておらず、背景の説明も全く無く、ただ状況が描かれるばかり。大海原を舞台にしながら、その世界は極めて狭く小さいです。何しろ「何か」と海で戦っている数十人の少女達だけで完結している世界ですから。舞台も拠点となる海岸と海しかありません。世界の成り立ちも少女達のそれまでの生も何も描かれず、ただ海で戦わなければならないという刹那的な状況があるだけ。  それでも一応、後半になると「物語」が動き出しますが、それがどっかで見たようなハナシで(ハッキリ言っちゃえば『まどマギ』ですな)、観念的世界に入り込んで自己満足的自己完結ワールドでケリ付けちゃうという、甚だ迷惑なタイプの(しかし、よくある)アニメでございまして。  キャラがそれぞれシリアスになればなるほど個性分けができなくなってゆく感じで、お姉さんタイプか、妹タイプか、その中間か、くらいの分類がせいぜい(しかも単純に上官か否か、体が大きいか小さいかで見分けるような)、誰かに愛着を持てるようなエピソードも無く、小隊に分かれて別々にエピソードが描かれたところで誰がどこに所属しているから物語的にどうだ、という違いが判る訳もなく(もちろん主人公的存在が中心に存在しなければならないのだけは確かですが)、そもそも地理が描かれない(イマジナリーラインめちゃくちゃ)ので戦況の把握も不可、と。海戦モノは地理描写が重要だと思うのですけれど。  魅力ある個性的な戦闘シーンが描かれるという訳でもありませんし(実のところ、ああいう武装少女モノって『プロジェクトA子』あたりのクラシカルなセンスね)、見てて「あー、困っちゃったなぁ」って感想しか抱けない状態で。  世界と断絶した閉塞的な作品として、今の萌えアニメを象徴する典型としてのサンプル的な価値はあるのかもしれませんけれど、そんなネガティブな存在価値なんか無い方がマシではあります。[映画館(邦画)] 2点(2016-12-03 17:59:17)《改行有》

900.  ラブライブ!The School Idol Movie 《ネタバレ》  スクールアイドルって? ラブライブって? 劇中一切説明ないのね。もうこの時点で「一見さんお断り」。映画からスタートする人間なんてモノは一切想定していないっていう。  キャラが全員同じ顔をしていて、髪型と髪色、瞳の色で区別を付けている状態(っていうか髪型すらもサイドのレイヤーが顔にかかってるキャラが半数以上で描き分けが雑)で誰が誰やら。全員同じ表情で横並びになってるカットで「クローンかよ!」って笑えましたが、なんか実のところ笑い事ではない感じの映画で。  男という性の存在は作品内から意識的に消されています。世界にいない訳ではないけれど完全に無視されるものとして扱われ、彼女達のファンになってゆくのも女子高生。本来の作品の主力ファン層の存在を削ぎ落とす事で逆に「アイドル」「萌えアニメキャラ」の純化を図っている、男の存在は作品にとってはノイズにしかならないのでしょう。  しかし、その純化から生まれているのは激しい閉塞感と画一性。キャラの描き分けができていないのは絵だけではありません。心に闇を持たない世界ではみんな仲良く、声はみんなアイドルアニメ声優らしいハイトーン、歌は全員で同じキーを歌います。キャラの個性の振幅は最小限に抑えられ、萌えキャラのフォーマットというのは実はあまり応用が利かない、ごく限られた範囲の中に収まっている事を示します。そして、そんなキャラだけで構成された世界は当然、とてつもなく狭く閉鎖的に映ります。まるでクローンばかりの世界。  クライマックスにおいてその世界は極まります。全国から集まった何千というスクールアイドルがアキバの街を埋め尽くし、同じ歌を同じキー、同じ振付で歌います。それはまるで『スター・ウォーズ』のクローン・トゥルーパーの如き姿であり、もはやホラーです。  この作品が実はアイドルや萌えキャラのクローン的記号化を批判する社会派アニメっていうのならばシニカルな、なかなか挑発的な映画だと思うのですが、多分そうじゃないんですよねぇ。  作る側が「お前ら、こんな記号に萌えられるのか?(笑)」ってバカにしてるくらいの方がまだマシ、無自覚でやってるとしたら恐いわ。めっちゃ恐いわ。こんなのがクール・ジャパンとやらなんスか?  結論。『ラブライブ! クローン・ウォーズ』が相応しいタイトルだと思いました。[映画館(邦画)] 2点(2015-08-30 20:06:36)(良:2票) 《改行有》

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