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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1061. ガメラ対大悪獣ギロン ギロンのデザインが余りに見事なのでてっきりH.R.ギーガーの仕事かと勘違いした程だ(ウソつけ)。ガメラがあれほど苦戦したギャオスを何と秒殺!哀れガメラもギロンの刃の犠牲となり、三枚におろされて刺身となり果てるのか!?って、よく考えると(考えるまでもなく)ギロンの武器は亀相手には効かなそう。なんだか八百長くさいなあ。でも、このように、悪役も実績積んでから最終決戦に挑むのは、よい姿勢です。プロレスもシリーズ通じて強さをアピールしたレスラーが最終戦でタイトルマッチやるから盛り上がるんです。米映画も少しは見習え。子供が脳天割られそうになる場面は血も凍る戦慄のシーンで、とても正視出来ませんでした(そんな時代もあったのさ。←仁鶴かよ)。正直言うと、昭和ガメラの中では、思い入れの強さで他の作品に一歩譲る映画ではあります。3点(2003-08-12 12:33:27)(笑:1票) 1062. 始皇帝暗殺 この話は一体どこへ落ち着くんだろう、と思って観てたら、うん、なるほど!見事な展開で、クライマックスは興奮してしまいました。途中の戦闘シーンなど、スペクタクル映画としてもサービス十分で、見ごたえあります。しかし、カメラが変わった瞬間の繋がりの悪さ、やっぱり観てて変テコですなあ。これはこれで面白いからいいけど。8点(2003-08-10 19:11:10) 1063. フラッド 合わせ技一本を狙ったような映画です。水没する町という非日常空間を、セットでうまく作り出しており、他の映画では観られないアクションシーンを提供してくれます。あ~ん、『タイタニック』よりに先に作ってれば、もうちょいインパクトあったのにね。7点(2003-07-13 15:59:03) 1064. ゴジラ(1984) 身長80mにスケールアップされたゴジラが久しぶりにまともに大暴れ。でも、昭和29年版のような悲壮感はもはや無く、寂しい限り。一応パニックは描かれているんで、そこは好きですね。身長4.8mとかいうロボットゴジラは、撮影上、効果あったのでしょうか??4点(2003-07-13 15:46:04) 1065. ゴジラ(1954) モノクロ映像がとんでもない迫力を生み出しています。戦争で焼け野原になってから10年近く経ち、傷跡を残しつつも徐々に復興してきた東京、そこにまた核実験によって生み出されたゴジラが現れ、容赦なく火の海にしていきます。人々はなすすべも無く逃げまどい、ただ「チキショー」とか叫ぶんですね。泣けました。9点(2003-07-13 15:26:35)(笑:1票) (良:1票) 1066. GODZILLA ゴジラ(1998) CGの限界を超えた違和感溢れる描写に辟易する部分もありますし、ストーリーにトホホな部分もありますが、やっぱりコレはスゴイ。日本の『ゴジラ』とは比較不可能ですが、少なくとも『ロスト・ワールド』を凌駕しようという意気込みは感じられます。最初に姿を現すシーンは『インデペンデンス・デイ』ばりにカッコいいねえ。8点(2003-07-13 15:16:23) 1067. 夢(1990) 大学の頃に大勢で連れ立って観に行って、帰途は不評の嵐でした。う~む。まあ8話オムニバスということで、確かにまとまりがないという憾みはあります(私も映画には第一に求心力を求めたい)。が、一話毎に、舞台が限られているので、黒澤監督お得意の超長廻しワンカットなど効果的に使われており、「らしい映画」には違いないと思います。「映画」よりむしろ「舞台」っぽい黒澤映画のイビツさが強調されてしまった、とも言えそうですけどね。最後は笠智衆の説教を聞いて寅さんの気分に浸りましょう。7点(2003-07-13 13:34:07) 1068. レリック 残酷描写はなかなかですが、暗くてモンスターがよく見えず欲求不満がつのります。クライマックスでようやくはっきり登場するとこれまたなかなかの出来で、スゲーと思ってたら何とも呆気無くオシマイ。ガーン。例によってストーリーの面白さに欠けるハイアムズ作品の一つだと思います。監督として気にならないのかなあ(もし気に入らなければ手直しさせるのが監督の役目)。5点(2003-07-06 16:10:52) 1069. 乱 私の周りにもこの映画に批判的な意見の人が多くて、まあ図星だな、と私も思うだけにつらいものはあります。中学の頃親に連れられて観に行った本作が最初の黒澤体験でして、鮮烈な印象を受けた(特にラストシーン!)のが忘れられません。当時の私は何をトチ狂ったか、たまたまシェイクスピアばかり読んでたんですが、『リア王』のスケールのデカさは、この映画にも感じることができました(ちなみにワタシの能力では、『リア王』はスケールがデカ過ぎて一読では理解できなかった。トホホ。今ではとても好きだけど)。まあ、実際には、『リア王』ではなく「三本の矢の教え」が映画の発想の原点だそうですが。とにかく雑なところも目立つ映画ですが、やっぱり圧倒的な存在感のある貴重な映画には違いないと思います。あと、武満徹という作曲家を知ったのも、この映画がきっかけで、何となくイイなあ、と思ってたんですが、あまり打楽器を好まなかった武満さんにとっては異色の試みでもあったんですね。9点(2003-07-05 20:54:45)(良:1票) 1070. 悪い奴ほどよく眠る ああ、面白い脚本って、こう書くんだなあ、と感心した映画です。登場人物の設定が、ストーリー展開に必要充分な形で見事に配置されてます。リアリティの面からは、やや出来過ぎな設定かもしれませんが、ストーリーテリングのうまさという観点では、抜群でしょう。8点(2003-06-28 20:55:49) 1071. ペパーミント・キャンディー よく、悲しい結末の映画を続けてもう一度最初から観ようとする時、2回目は冒頭を観ただけで悲しくなってきます。結末を、私は知ってて、主人公は知らないわけですから・・・。この映画は、時間の流れと逆にエピソードを並べることで、それに似た感覚をもたらしてくれます。不必要にトリッキィな伏線を張らず、淡々とした語り口であるのが効果的で、好感が持てます。が、その分、観終わった時のダメージも大きいです。8点(2003-06-01 00:45:41) 1072. ピラミッドの彼方に -ホワイト・ライオン伝説- 最近はどうか知らないのですが、以前は劇場窓口で前売り券を買うと何かしらオマケがもらえることがありました。この映画では、「幸運を呼ぶ<ピラミッドパワー>ペンダント」なるものをもらいました。どうしたらよいのかわからないので、未だに開封してません。さて、アデランスが製作したという本作、アメリカの少女とアフリカの少年が、幻のホワイトライオンを求めてアフリカの大地を旅するお話で、あまり大きな波瀾はない割にはやや強引な設定が目につきます。が、大自然を堪能できるので、コレはコレでよいのではないかと。6点(2003-05-18 13:43:52) 1073. プロスペローの本 ピーター・グリーナウェイ&マイケル・ナイマンのコンビによる催眠映画の1本。とりあえずハダカで踊るだけ。ナイマンは後に「蜜蜂が踊る場所」という曲にまとめています。4点(2003-05-11 13:22:51) 1074. 血煙高田の馬場(1937) バンツマの身体能力のすごさは、セガールの比ではない(たぶん)。9点(2003-05-11 00:45:55) 1075. 極底探険船ポーラーボーラ この当時の幼いワタシと言えば、「恐竜・怪鳥の伝説」ですら大興奮して観てたくらいですから、これより若干上等な恐竜対決シーンのあるこの映画に文句のあろう筈も無く。批判能力ゼロですな(成長した今でやっと1くらい)。あれこれ武器作って恐竜やら原始人(!)と戦うんですが、この辺デズモンド・バグリイの「高い砦」のパクリではないかという気もします。気にしないことにしましょう。そんな作品ですが、クライマックスからラストにかけてはかっこいいのです。5点(2003-05-10 23:52:39)(笑:1票) (良:1票)
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