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評価順123

21.  キング・コング(2005) 長い!長すぎる(怒)。筋書きに新しさは望めないのだから、リメイクするならその意味を考えて作れと言いたい。大人の男が面白いと思う映画ではない。女性向きだね、「私を守ってくれる王子様、それがコングよっ!」ってところに共感できない人にとってはきつい3時間になる、忠告まで。それから映像と流れは安っぽいよ、とっても。 恐竜が追ってくるシーンなど、CGは大量に投入されているがアーケードのゲーム機じゃないんだから、もう見慣れすぎて全然感動と驚きは無い。[映画館(字幕)] 3点(2005-12-18 17:37:22)(良:1票) 《改行有》

22.  アウトレイジ ビヨンド 《ネタバレ》 一作目に比べると、新鮮さがなく飽きてくる。シーンの衝撃度(びっくり度)も落ちる。ただ、様々なヤクザの人間性描写は人生の参考になるかもしれない。つまるところ、人間も爬虫類のように本能的には己が生き残る本能で生きてるようなところがあって、そういうのばかりが集まると共食い状態になるんだと。新型ヤクザはそういう爬虫類のようなタイプであり、実際、俳優もそういうのを使っていたと思う。[映画館(邦画)] 6点(2012-11-02 07:35:44)(良:1票)

23.  ヒューゴの不思議な発明 《ネタバレ》 なんかねぇ~。こういう完全空想、ファンタジー物ってのに波長が合わない私としては、そもそも観にいっちゃあイカンのかもしれないが、それにしても、だよ。あのじいさんの「過去の秘密」が最大の鍵なのだが、あそこまでイジケるほどのものか?ええっ?単にイジケてただけじゃん。くだらん。そのうえ、全体のテンポが遅すぎ。飽きる。大監督のくせに映像工作にだけ手間とられてちゃいかんよ。[映画館(字幕)] 3点(2012-03-12 00:03:29)(良:1票)

24.  フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ 《ネタバレ》 なにこれ?なんだこれ。全く意味がわからん。何を描きたかったのか不明。普通の学生がそれがいかに可愛かったにせよ若い大富豪の目にとまり恋愛になるなどという夢物語とエロシーンを見せたいだけか。たぶんそうだと思う。フィフティって50なのに、映画の訳では15人の同じような女がいたとかいってるし、どっちなんだよ。終わり方も変。「本気でやってみて」と女に言われたから富豪は言われたとおりにやっただけなのに、それで女は怒って帰っちゃうわけだが、そこで帰るんじゃなくて、SM部屋見せられた段階で帰るだろフツー。馬鹿かよ。こうやって次々と今までも、これからも同じように、富豪を変えられる理解できる、そのうち本気で愛されるようになる と勘違いした女たちが来ては去っていく、今回で50人目。そういう世界を描いたわけだが、どうせやるなら、もっと女優の体型をそれらしく色気のあるのにしたほうがいい。性描写も大甘。なにやってるの?「ごっこ」レベル。まあ、私の見るべき映画ではなかった。[映画館(字幕)] 3点(2015-02-20 06:46:58)(良:1票)

25.  ジュラシック・ワールド 《ネタバレ》 何が変わったのか全然わからない。ジュラシックパークじゃないのこれ?再放送なのかな。シャークもののパニック、ピラニアもの、B級モンスターパニック物の域を全く出ていない。恐竜や海生爬虫類のCGは今さら感が強く全く驚きはないので映像的には見るものなし。ストーリーはと言えば、パニック物にありがちな、無理やり設定の悪役ばかりであきれる。CEOがヘリコプター運転して戦死、飼いならせるはずない恐竜ラプターを哺乳類同然に考えて飼いならせるとしたデブッチョ悪役もあり得ないし、年増女のチーママの生物への愛着のなさ加減の無理やり感、続いてチーママのおっぱい強調はちょっと気持ち悪いんだけど。センス悪すぎ。子供映画としてもお金損した感強し。[映画館(字幕)] 4点(2015-08-09 19:52:21)(良:1票)

26.  ファイナル・デッドブリッジ 《ネタバレ》 そこそこ興味深く鑑賞させてもらった。やられるとわかっていて、そこをなんとか逃れようとするスリルという点では、もうそういうこと自体が定番になってしまっていて、緊張感は薄い。ま、どんなに逃れようとしても最後には壺に帰ってしまうハクション大魔王の最終回のような、そういう楽しみは無い。ほんとはそういう悪あがきぶりを存分に見せてから惨殺したほうがいいのに。しかし、パターン化されたこの映画はでは「どういう残虐な殺され方をするか?」を楽しむものととらえるといいかもしれない。このシリーズで今まで殺されてきた場面を回想的に映像で流してくれたりしたのを見ると、殺され方としては「胴体あるいは首が飛んできた物体で一気にばらばらにされる」パターンと、「何かが落ちてくるして頭部がグシャッとつぶされるパターン」と、「何かが突き刺さって殺される」パターンが頻度としては多く、突き刺さる場所は目が多いな。 こういった殺され方のバリエーションの豊富さではソウシリーズには劣るが、スピード感と唐突さではそのびっくり度合いはこっちが数段上だ。何か「いざと」なったときにうろたえないように、覚悟を今のうちに作っておくということで鑑賞するのなら、役に立つ映画だな。 こういうレビューを書く自分って、どうなんだろう?正常なの?ってちょっと心配になっちゃうな。人の死にざまを楽しむ映画。倫理的には最低映画かもしれないね。[映画館(吹替)] 7点(2011-10-09 21:50:49)(良:1票) 《改行有》

27.  イコライザー 《ネタバレ》 よくあるアクション物なんだろうなあと思いつつDVDを観た。穏やかにしっとりとした雰囲気で映像は流れていく。冒頭からしばらく、急ぐとか観客の興味を引くためだけのこけおどし的なアクションは皆無なのだが不思議と惹きつけらて見入ってしまった。人はつらい思いをした分だけ他人に優しく、また強くなれると言うが、まさにその言葉のように、娼婦の少女や職場の同僚への優しさがよく描かれているし、、自分の抱えた心の傷の存在も言葉でなく設定と映像で上手く描いている。武闘的な強さはもちろん強烈に描かれているが、それは「オマケ」だろう。ヒスパニック移民、ロシア移民、真面目に暮らす人々と濡れ手に粟のあくどい商売に手を染める移民の屑を登場させ勧善懲悪を描く。ありきたりに見える普通の日々を真面目に生きる姿を淡々と描く。普通の人にとって毎日はほとんどが辛いだけで面白いことも変わり映えもしない繰り返しであり、それを普通に生きることが強いことだと励まされた気もちになった。[DVD(字幕)] 8点(2015-05-06 08:13:45)(良:1票)

28.  ワールド・ウォー Z 《ネタバレ》 これはダメ。ゾンビ映画は基本的にサバイバル、鬼ごっこ、かくれんぼ。であるならば、そのゲームのルールがきちんとしていないと全然怖くないし、緊張感もない。 具体的に言うと、主人公が何がどうなっても死なない。冒頭、接触したんだからまずその時点でアウトでしょう、ふつう。飛行機が墜落してなんであの二人だけ生き残る?そしてあれだけ重症負って都合よくWHOの施設までどうしてたどりつけるの?周りにゾンビいるはずなのに。世界中が壊滅しつつあるのに電力がふつうなのはなぜ?衛星電話もいけるんですかね?ウイルスって目があるんですかね。ヘルペスウイルスが皮膚に水泡を作るのは弱った宿主から他の宿主に乗り移るためだけど、そういった発想からあの設定が出てきたんだろうが、あまりにも無理すぎじゃない? 人がアリのよう群がって行動する映像はそれなりに迫力はあるが、じゃあそれだけでいいかというと、さすがにゾンビものとしてはアウトでしょう。内臓とか血しぶきなんぞは今時流行らないからそんなの要らないが、脚本がクズすぎる。[映画館(字幕)] 5点(2013-08-15 23:37:33)(良:1票) 《改行有》

29.  ハウルの動く城 老いた感性を持つ者だけがこの映画を味わえる「舌」を持っていると言えるのかもしれない。老いて初めて気付く過ぎし日々の美しさや尊さを描いた類稀な映画である。未来に心を馳せる若人には何を描いているのかテーマを共感して楽しむことは困難であろう。ただ表面的なストーリーを追いながら、ただ映像を見せられているという感を持たざるを得ないであろう。 人生を振り返ったとき、自分の歩いてきた道程とこれから自分に残された意外に残り少ない時間に気がついたとき、この映画を見直してみるといい。[映画館(字幕)] 9点(2005-11-15 22:14:52)(良:1票) 《改行有》

30.  スパイダーマン3 スパイダーマンのリズム感が単調に思え、特撮時間はたっぷりあったのだけれど驚きは無い。物体にぶち当たっても平気でいるということが、却ってバトルシーンでの緊張感を奪っている。こういう映画はヒューマンドラマは正直なところ「お飾り」でしょう。従ってストーリーでハラハラさせられたり、特撮で驚かされたりというのが乏しい本作はツライ。CGをとにかくたっぷりみたいというゲーム世代には良いかもしれない。[映画館(字幕)] 5点(2007-05-05 22:20:03)(良:1票)

31.  ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション 《ネタバレ》 アクションのアイディアが今一つかなあ。例えばインディジョーンズならゴムボートをパラシュート代わりにして落下、さらにそこからスキージャンプの着地よろしく滑降していき、そこからさらに渓流へと。007にしてももっとかっこよくて奇抜でアッといわせるアクションが冒頭に入るんだが、この映画のはなんなんだろう。飛行機に飛びつくのはいい。だがそこからの危機回避の仕方がずるい。魔法の杖のように電子機器出てきて飛行機のドアロックを操作する?どうなのかねえ?そもそもその特定の飛行機を操作する準備はどうなってるの?そっちのほうがスパイ大作戦じゃないのかよ!!難易度かなり高いぜ。無理やりすぎるんだよ。なら初めから飛び立てないようにしちゃおうよ(笑)。遠隔操縦もありだよねえ。こういうアクションものもそうだし、カンフーもの、チャンバラも、「決まり事」、「そこは突っ込んじゃダメよ」みたいな前提を客に強いるようなアクションはダメ。この映画はそういうのばかりでがっかりのし通し。水から上がった女性のスパイ役の「だるん」とした太もも、お尻!まだ30そこそこの女優なのねあれ。50を超えてなお若々しさを作っているトムクルーズにしっくりきていたのが唯一の見どころだったかなあ。[映画館(字幕)] 6点(2015-08-17 07:37:03)(良:1票)

32.  ダーククリスタル 最近の映画ではないが。当時としては非常に斬新だった。ストーリーのまとまり、映像の綺麗さ、キャラクターの突飛さ。今観ても遜色ないが、スターウオーズの小動物のキャラやそういうのに慣れている世代には面白くないかもしれない。当時こういう映画が他にあったか?この映画が出たあとだからネバーエンディングストーリーには新鮮さを感じなかった。[映画館(字幕)] 10点(2005-11-07 22:48:03)(良:1票)

33.  ザ・ウォーク 《ネタバレ》 駄作。実話と予めことわっているとはいっても、ドラマ性が薄すぎるし、主人公が思い出話を語るというスタイルにしたことで緊張感、臨場感がかなり棄損されている。高所の怖さや臨場感はそれなりに描かれていたとは思うが、YOUTUBEでいくらでも生の高所パフォーマンスを見られる時代であり、何らの目新しさも無い。 例の911に関連して「思い出」を交錯させる狙いが透けて見えすぎて、米国民はそれで心に訴えるものがあるかもしれあいが、だからといって私にとってこの映画を高評価にする要素には全くなりえない。そもそも「違法」であるし、アナーキーとか反体制とか70年代の流れの中であのような行為が「ウケル」と思って行った行為に過ぎず、一片の称賛も私は与えたくはない。クーデターと言っていたようにVS警官、VS規則、VS道徳 みたいな行為がその時の社会を変えたいという思いから来ていたといえなくもないが、でも実際にはそういう名目で行われた自己中心的な「パフォーマンス」以外の何物でもなく、描かれてないだけで、多くの人に迷惑をかけたに違いない。だからそういった意味では911の犯人とどこが違うのか?程度の差というものを無視して事を語るのは無意味ではあるが、このパフォーマンスの意味を考えるならば、911と関連して目を潤ませるような米国人がいたとしたら、やはりバカだと言わざるをえない。[映画館(字幕)] 2点(2016-01-29 06:21:39)(良:1票) 《改行有》

34.  サイド・エフェクト 《ネタバレ》 この映画は世間一般にはまだ認知されていない精神医療の問題点を組み合わせて、巧みなサスペンスに仕上げている。 昔、日本でも新聞記者が患者として潜入して精神医療の問題点をルポした本があったが、あれを思い出した。元来正常な記者が詐病で入院したのだが、いざ退院しようとしてもさせてくれない。まだ治ってないからと。おまけに薬を飲まされるので正常な人間が正常でいられなくなるという恐怖。 それから抗うつ剤SSRIとかSNRIの副作用のこと。体は起きているが脳は寝ているという状態(だったかな)。副作用でこういう犯罪がありうるんだよということを披露している。 そこにインサイダー取引、司法取引、医師と製薬会社の取引の裏側など、現実に行われているであろう世の暗部を映像化し、それら支流、傍流が次第に大きな本流へとなっていくストーリー展開は見事。[映画館(字幕)] 8点(2013-09-27 23:25:17)(良:1票) 《改行有》

35.  パシフィック・リム 《ネタバレ》 怪獣映画で大事なことは「スケール感」。大きいからこそ怖い。ストーリーでハラハラするとかそんなのはっきり言ってどうでもいい。言うなればシマヘビとニシキヘビでどっちが怖い?トラザメとホオジロザメでどっちが怖い?見るだけで怖いのが怪獣。そこをどう迫力ある映像に仕上げるかがすべて。 この映画はそういう視点からみて、非常に迫力がある。おそらく史上最高の映像だろう。怪獣だけでなく、迫力を増幅させているのが対戦相手のロボットだ。これはダムとかでかい橋脚とか水に遣った巨大建造物が人間に何がしかの恐怖を与える理屈と同じで、あのロボットが水に濡れつつ海で戦いつつ、というのはなかなか怖い。 そのほかの人間ドラマ的な部分は「カレーライスの福神漬け」。この映画を見てそんなとこにアラを探しても楽しくはない。 iMAXのせいかもしれないが、この迫力には度肝を抜かれた。[映画館(字幕)] 9点(2013-08-15 23:17:30)(良:1票) 《改行有》

36.  マッドマックス 怒りのデス・ロード 《ネタバレ》 地方TOHOシネマは3Dが見たくば吹き替え一択。こーゆー男っぽい映画はやっぱ吹き替えじゃあ気が抜けたコーラっつーか、かつら被った和製ブロードウェイミュージカルみたいなもので、雰囲気もなにもあったものじゃあない。きっと原語ならかっこいいんだろうなあと思いながらずっと観てた。ストーリーは特にどうということもない。この映画はアクションがどうなのか、つまりマックスの男っぷりがどうなのか?に尽きると思う。なのにセリフを原語で聞かせないのは罪悪だ。ロック、ヘビメタ、なんであれ、洋楽DVDをだな、吹き替えで見せているのと全く同じなんだよな。ストーリーなんて追えなくていいんだっつうーの!マックスの男臭さを味わう映画だよ。[映画館(吹替)] 6点(2015-07-30 22:09:47)(良:1票)

37.  トゥモロー・ワールド これは凄い。久しぶりに感動した。次々に死んでいく命の軽さと一人の赤ちゃんの命との対比をこれほどまでに見事に描いた原作も素晴らしいし、映像もまた素晴らしい。戦闘シーンはリアルで迫力と緊迫感がある。映像はどれもシックで落ち着きがあり美的に描かれている。今までのどんな戦争映画もSFもかすんで見える。 子供を育てた経験のある人なら必ずわかる、心の奥にある人として持つ子供への愛。それをもう一度呼び起こして心を揺さぶってくれる。必見、本当に必見。[DVD(字幕)] 10点(2007-04-09 23:24:04)(良:1票)

38.  0:34 レイジ 34 フン 《ネタバレ》 状況設定が非常に苦しい!苦しすぎてダメ。こういった「追い詰められていく型」の映画は状況設定のシビアさが全て。あまりにもありえない設定をしており、その点で現実味が全く感じられず、つまり怖くない。ただ残酷で痛そうなだけ。公共交通機関である地下鉄構内から一切脱出不能であること、監視カメラがあるのに監視者が少ない、監視者も殺される(しかもタイミングよく)、携帯も通じない、小銭を持っていないことにして公衆電話という手段を映画上で抹消(笑)。モンスターの正体はロボトミー手術を受けさせられた(精神障害をきたした)元産婦人科医という設定だろう。が、あのパワーはなんだ?あるときは超人的な力持ち、あるときはひ弱なガリガリ男、でも実際はおじいさんの外科医(産婦人科)なのに。あまりにも雑な設定で酷すぎる。あまりにもいい加減なためストーリーに説明がつかないから「不条理」にみえるだけ。 映画制作者としては「意味のある」殺人鬼として作ろうとしているのは間違いない、ただそれが失敗しているだけ。説明もなくぶんぶんと殺人を繰り返していく様を見せるだけで怖がらせる名作「不条理」ホラーとは、かけらほどの一致も無い。[DVD(字幕)] 4点(2005-12-03 22:17:11)(良:1票)

39.  シンドラーのリスト 《ネタバレ》 人間の善良さ、悪辣さ、そういった尺度で人間を見つめてみることは現代の日常では平和が満ちているのでなかなか少ない。戦争時は生死をかけた限界環境でのやりとりであるからそういう、人としてこうあるべきである ということが現れやすい。 この映画は話題にはなっていたが、「ユダヤ人をたくさん救った正義の人の話」であるかのように話を伝え聞いていたため、なんとなくうんざりしてしまい見そびれていた。が、実際見て、決してシンドラーの正義の話ではなかった。シンドラーは金儲け主義のプチブル階級のスノッブで聖人君子でもなんでもない。が、正義感が強かったことは間違いない。彼をしてユダヤ救済に走らせた理由は正義感であり、人間愛なのではない。ひととして「こういうことをしてはいけない」と憤る心が彼を動かした。かわいそうだからではない。だからユダヤ人を働かせて金をもうけた自分自身をもその正義感で否定し、自己の行動をさいなむこととなった。[DVD(字幕)] 8点(2006-07-16 00:18:06)(良:1票) 《改行有》

40.  ダーク・シャドウ(2012) 《ネタバレ》 「現代に蘇った吸血鬼」ではあるが、真の現代ではなくて1972年ということで、今から思えば「懐かしいあの時代」である。ベトナム戦争とかヒッピーとかLove&pieceとか、日本でも今の50代後半からは「わかる」文化だ。それを舞台としたワケは、まあ、近代的な現代よりは馴染みやすいからであろうし、懐古趣味でもあろう。とまあ、真面目に評しようとしても無駄な努力かもしれない。エバ・グリーンのエロい魅力とカーペンターズのTop of the world が映画館で聴くと案外音質よくて感心したことが印象に残った。ケチョンケチョンの低評価はリアルに70年代を知る「少数派」としては残念であるので、9点とさせていただいた。 この映画はストーリーの整合性とかモラル的なものを基準に見ちゃ、つまらない。「くだらない」ものでも飽きずに惹きつけられて1本見とおしてしまう、そういう味の映画かな。まあ真面目で品が良く、40歳より若い鑑賞者にはつらい映画かもしれないが、ブラックな味が好みの中年男にはギリギリストライクです。[映画館(字幕)] 9点(2012-05-20 23:17:38)(良:1票)


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