みんなのシネマレビュー
トントさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2156
性別 男性
ホームページ http://urabe65.kan-be.com/
年齢 60歳

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順12345
投稿日付順12345
変更日付順12345

1.  関心領域 《ネタバレ》 壁一枚へだてて、向こうは地獄、こちらは楽園。 風刺画一枚で描けそうな話を深堀りしてる。 映画描写が際立って、我々の心に刺さるシーンは、白黒の反転ネガを、合成して、 死の匂いのする映像を作り出してること。 思い出したのは、「シンドラーのリスト」に出てくる白黒映画にピンクの女の子。 あの子は希望を意味していたのだが・・ 何よりアノ収容所が、町中にあったことが驚きだ。 そりゃ収容所の職員にも生活はあるのだから、それはそうだが・・ 関心領域というタイトルにも、衝撃。何をか言わんをや・・ でも、関心がマヒしていった結果の、この事実とも思えるから、 関心持続時間とでもいった映画も創られたら? ラストのエンドロールで流れる悲鳴のような曲。 自分のことに必死で他者に関心をいつまでも持てない現実に、発狂したような歌だった。[DVD(字幕)] 7点(2025-05-03 16:42:44)★《新規》★《改行有》

2.  外人部隊(1933) 《ネタバレ》 ジャック・フェデー監督作。この年のキネ旬2位。 外人部隊の集まるところは、空っぽ人間ばかり。まぁ幽霊みたいな人ばかり。 それでも、記憶のあの人は忘れられず、面影求めて、娼婦に恋をする。 女性をめぐるトラブルで、人を殺してまでして、奪った娼婦と、 実生活をやり直そうとするが、なんと記憶の女性が目の前に現れる。 その時、男はどうしたか? その結果、何が何だか分からなくなり、また外人部隊に戻るが・・・ これね~、昭和の漫画に「エリア88」っていうのがあり、傭兵のパイロットたちの話なんだが、 やっぱり外人部隊の虚しさを描いてた。 非正規社員も外人部隊と似てないか?虚しさがこの国を覆ったのは、外人部隊が増えたからではないか? などと閑話休題(笑) メモ)ジャックフェデー監督作に欠かせない肝の据わった女性、フランソワーズ・ロゼーは監督の妻でアリマス。[ビデオ(字幕)] 7点(2025-04-23 02:29:12)《改行有》

3.  乾いた花 《ネタバレ》 石原慎太郎原作。 「狂った果実」同様、独特の女性像。 加賀まりこの存在感がすごい。 花札賭博のシーンの緊張感は、「麻雀放浪記」を思い出した。 遠景からのショットを入れずに、白黒画面で、登場人物の顔を写し出して、 緊張感を醸し出す。 後の篠田監督作品は、時代劇が多いせいか、 世界観を出すために、遠景からのショットが多く、 本作は、彼の若い頃の才気走った演出が面白い。[ビデオ(邦画)] 7点(2025-03-15 01:09:32)《改行有》

4.  影の軍隊(1969) 《ネタバレ》 レジスタンスの映画。 見どころは、女性しかも母親が戦士になっている点。 むちゃくちゃ優秀なのだが、捕まって子どもを人質に取られると、かくも簡単に落ちてしまう。 この点において、やはり戦いに女性は使えないということかもしれない。 その女性、マチルダの練る作戦は、ものすごく優秀。 リノヴァンチュラが捕まった時に見せた作戦は、凄かった。 そのリノが、前半の主役である。 独特の風貌に似あう戦士ぶり。 しかし、映画は、アクションものではない。 レジスタンスの静かな戦いを描いている。 メルヴィルの作品。再評価の必要性があると思う。 どうでもいいが、手塚治虫のキャラクターにランプという人がいるが、リノヴァンチュラだと思う。 もう一つ、影の軍隊と言えば、我々昭和っ子には、漫画「男組」を思い出させる。 当時のワイルド7はじめ、こういう映画の影響が、漫画に強く出てたと思う。[DVD(字幕)] 7点(2024-10-06 01:08:53)《改行有》

5.  怪物(2023) 《ネタバレ》 子どもは純粋無垢じゃない。 こども視点から描くと、彼らの世界は、ドロドロしている。 大人の我々は、それを忘れているだけだ。 子どもの扱いに巧い是枝監督が、その子どもワールドを描く。 観終わると、大人が「怪物」ってことになるのかな・・ 田中裕子の演技が、見事に映画の層を厚くしている。 貫禄です![DVD(邦画)] 8点(2024-06-09 18:38:36)《改行有》

6.  カード・カウンター 《ネタバレ》 スコセッシとポールシュレッダーのコンビである。 二人のコンビと言えば、「タクシードライバー」である。 あの映画も、ベトナム帰還兵のトラウマが描かれていたが、 本作も、軍での尋問に耐える姿が、映画に出てくる。 非常にカジノの蘊蓄や軍の尋問のことなど、 台詞に出てくる興味深い内容が面白い。 前半はそれで話を引っ張り、 後半、カジノで儲けた金で青年の未来を買おうとするが、 青年は復讐に人生をかけ、殺されてしまう。 それをギャンブラーが、代わりに上官を殺してまた刑務所もどり。 そんな話なのだが、 話の進行が、新しい。 出てくる建物、セットすべてが洗練されていて、 今までの生活臭のある映像ではない。[DVD(字幕)] 7点(2024-05-04 01:12:15)《改行有》

7.   《ネタバレ》 祖国ロシアから、なかなか受け入れられないタルコフスキーには、 自ずと国家と対峙する自分が映画の中に滲み出てくるのだろう。 「ノスタルジア」のラストの、周りは建物で覆われてたとこなんか、特にそう感じる。 ここでは、話は理解できなかったが、タルコフスキーに対峙する 祖国や家族が、自ずと、にじみ描かれているようだ。 それが「鏡」なのかどうかは、ロシアを勉強しないと、 分かりづらいのではないか?[DVD(字幕)] 7点(2023-11-24 22:25:35)《改行有》

8.  神の道化師、フランチェスコ 《ネタバレ》 「無防備都市」の監督である。 実在の人物、聖フランチェスコと十数名の兄弟たちのエピソードが綴られる。 特にジネプロのエピソードがいずれも秀逸である。 自分的には、暗殺容疑で死刑寸前まで行き、謙虚さが指導者の胸をうち、放免された話が面白い。 1200年代のイタリアが舞台だ。日本の鎌倉時代に当たる。 着ている服が、その頃日本では麻の単衣だったが、西洋でも同じような素材のシャツを着ている。 ジネプロのエピソード中の指導者の鎧が興味深い。 マンガ「鋼の錬金術師」の弟みたいな、ごっつい鎧だ。 動き回れず、何のための鎧か、笑ってしまった。 どつかれてもどつかれても、飄々としている修道士の彼ら。 のどか、の一言に尽きる。[DVD(字幕)] 7点(2023-10-22 20:55:41)《改行有》

9.  ガンヒルの決斗 《ネタバレ》 「真昼の決闘」に似てる。←こちらのほうが製作年が早いので、あるいは真似たのかも・・ ワンマン経営の町の中で、誰も味方しないで、敵と闘うとこなんか・・ 日本なら村八分ものですね。 だからなのか、色々脚色を塗り重ねた感じです。 先住民の妻とか、もう一人のチンピラが最後になって関わってくるとこなんか・・ でも映画史上でも稀に見るダメな息子でした・・[DVD(字幕)] 7点(2023-08-16 00:17:38)《改行有》

10.  カモン カモン 《ネタバレ》 モノクロの画面がアメリカ人の心象風景にマッチしていて、バンドデシネコミックみたいな味である。 子どもを描いた映画は楽しい。 本作は、感受性の高そうな少年と叔父さんの、楽しいお泊り会の様子を描いてる。 タイトルの「カモンカモン」は「先へ先へ」という意味である。 世の中、不安だらけの世界ではあるが、 確実に子どもたちは世に出てきている。 自信喪失の大人に対して、子どもたちの「さぁ未来へ行こう」という声の映画である。 何より、頼りなくても愛してくれる大人がいたら、 子どもは未来にはばたく。 子どもの予測不能な部分を 「我々は、母親に、社会や我々自身の最も厄介な重荷を押し付けている」という ジャクリーンローズ氏の本からの引用文が心に響く。 大人には理解できなくても、彼らの個性は、希望なのである。[DVD(字幕)] 8点(2023-06-11 20:14:56)《改行有》

11.  風の歌が聴きたい 《ネタバレ》 聾唖者の映画といえば、名作「名もなく貧しく美しく」。 大林さんの本作は正に平成の「名もなく貧しく美しく」です。 聾唖者の映画といえば、もう一本お薦めなのが「エール!」。 これも素晴らしい映画です。 大林演出マジックのない、真っ向勝負の演出で、 感動の出産場面を描きます。 考えてみれば、映画で出産場面を描いた映画ってないですよね。 (小生も経験ないですが・・笑) もうこの場面は涙、涙でした。 さて、令和の時代の「名もなく貧しく美しく」は、誰が撮影するのでしょうか?[ビデオ(邦画)] 10点(2023-01-10 21:52:58)《改行有》

12.  神々と男たち 《ネタバレ》 ラストがいたたまれない。 信仰に身をささげて、潔く生きようと 村に残る決断をした7人の修道士たちと医者のあの夜の時間。 当然、軍は去る。 そして、テロリストに・・ 神は沈黙するかのように、ラストのエンドロールが寂しい。[DVD(字幕)] 7点(2022-07-10 10:47:33)《改行有》

13.  カセットテープ・ダイアリーズ 《ネタバレ》 面白かった♪内容も良かった。 白人のつくるアジアがらみの娯楽映画は、よく出来てるね。 「マダムインニューヨーク」もそうだし・・ あれもそうだけど、本作もスピーチで一気に話を絞める。 最初は、白人押し付けの夢追いドラマかと思ってた。 ところが政治が絡んだり、親父が失業したり・・ どんな話の落とし前をつけるかと思ったら、ラストのスピーチなんだね。 ブルースの曲の解釈をたどり、一気に感動のクライマックス。 もう号泣、号泣でした。 当たり前だけど、どこの国の人間も頭がいい。凄い!(この監督、女性なんだね)[DVD(字幕)] 9点(2021-09-19 01:56:30)《改行有》

14.  鵞鳥湖の夜 《ネタバレ》 「薄氷の殺人」に続く、ディアオイーナン待望の新作。 犯罪者が警官から逃げて、夜の街を謎めいた女性とさまよい歩き、ついに銃撃戦のあとに朽ちる。 いわゆるフィルムノアールというやつだ。 古くは「灰とダイヤモンド」「第三の男」から始まる、魅せる映画の一つの在り方だ。 ※ただし、フィルムノアールの定義は定かではないようです。 本作も、実に渋い。 前作同様、静かなキレのあるアクションシーンで締める。 ただ、アジア映画らしく、ドタくさいのだ。 主人公が、最後、中華麺を貪り食うとこなんか、アジアンノアールなんだね。[DVD(字幕)] 7点(2021-08-14 17:50:01)《改行有》

15.  カスパー・ハウザーの謎 《ネタバレ》 文明批判の名手、ヘルツォークが冴える。 今話は、ずっと牢にいた男が、言葉を覚え、本当のことをドンドン言って、周囲を驚かせ、 最後、殺されて、解剖され、やっぱり人と違うよ、この人は、と皆が安堵するという話である。 痛烈な風刺である。 論理学の先生とのやり取りが痛快である。 二重否定の論理より、カスパーの方が、ずっと明解なのだ。 あと二つの夢。 みんなが山を登ると、頂上には死神がいたという話。 もう一つは、砂漠での隊商の先頭は盲目の老人。幻影に惑わされず、町にたどり着くのだが、 その町は・・・というとこで彼の話は終わる。 どれも、文明の先にある不安を言い表しているようだ。 しかし、文明批判の展開が進む中、流れる曲はカノンというのは、変な気持ちもした。[ビデオ(字幕)] 7点(2021-04-29 16:33:07)《改行有》

16.  カナディアン・エクスプレス 《ネタバレ》 映画を好きになった80年代頃のアクション映画。 「ダーティハリー」とか、この映画のジーンハックマンとか・・ とにかく観まくってた。 この映画は、公開当時気にはなっていたが、30ン年経って、鑑賞。 何より分かりやすいよね。 今の世代には、予測可能なんて馬鹿にされるかもしれないけど、 迫りくる殺し屋におもちゃの銃で反撃開始とか、列車の屋根でのクライマックスのアクション。 正体怪し気なデブが実は味方だったり、うるさくつきまとうオバちゃんが敵だったり、とにかく楽しい。 新しいものに疲れたときには、この頃のアクション映画が癒しだったりする。[ビデオ(吹替)] 7点(2021-02-11 20:26:22)《改行有》

17.  河(1951) 《ネタバレ》 ルノワール、いい! 古典で、もうこんなに豊かな映画があるんだ~♪ インドの映画ということで、ヨーロッパ、上から目線の映画だろうと舐めてた。 ところが若草物語をさらに深めたような内容に驚いてしまった。 ルノアール、最初のカラー映画。 3人の娘がいい。 アメリカ風の翔んでる長女。 女の子と女性の狭間にいて、自分をもてあましてる次女。 そしてインドの聡明な女性。 ここに戦争で負傷して、一時は英雄扱いされたものの、戦後の成長期で 障害者として、後ろめたい気持ちのままの青年がやってくる。 さぁ、悩める男性に、この3娘、どう立ち向かう!? 素晴らしい映画でした。 これはレンタル屋の古典のコーナーを侮るなかれということであろう。 P.S. 助監督があのサダジットレイとは・・(驚)[DVD(字幕)] 9点(2020-10-18 00:53:30)(良:1票) 《改行有》

18.  家族を想うとき 《ネタバレ》 ケンローチの社会派。 2時間のなかでは、罪のない家族が、現実の社会の中で 破滅していくように描かれている。 そこにあるのは、今の社会の在り方への疑問である。 とくに配達業界のフランチャイズによる、巧妙な搾取の描かれ方がキツイ。 最後の「仕事」に向けて、出かける暴走した父親を見つめる 家族の呆然とした様子が切ない。[DVD(字幕)] 7点(2020-09-19 21:53:37)《改行有》

19.  カツベン! 《ネタバレ》 おそらく「舞妓はレディ」で、日本の映画職人のハートを掴んだんだろうね。 この映画は、映画職人の力なくしてはできない。 後半のドタバタは、007のような映画に慣れてる向きには冗漫と映るかもしれないが、 映画愛に満ちたシーンと捉えれば、微笑みすら出てくる。 実際、日本の昔の活劇は(語るにはまだあまり観てないが)、長いことドタバタが展開する。 そして、敵との攻防も押したり引いたりの繰り返しである。 さらには、絶体絶命の場面が次々続くとこもそう。 昔の映画へのノスタルジーだけでは、ここまでは引っ張れない。 そこを弁士として売れるまでの苦労など人生譚を重ねることで、 あの時代に引っ張り込まれる。 周防さん、ナイスジョブ![DVD(邦画)] 7点(2020-09-12 23:09:34)《改行有》

20.  火口のふたり 《ネタバレ》 最初は???って感じだった。 いとこ同士のセックスシーンばっかり。 でもある時、はたと気がついた。 これは神話の世界なんじゃないかと・・ 近親相姦、地殻変動・・ 国づくり神話でもこんなんばっかりじゃないかと・・ (古事記とかよく知らないけど(笑)) そんなんで最後は富士山が噴火で納得のラスト・・て? でも日本的ですよね。 同じようなラブストーリーでも欧米のベルトルッチ「ドリーマーズ」やメルヴィル「恐るべき子供たち」は ちょっと違ったテイストだったもんねぇ。 追記)荒井さんは「身も心も」で柄本親子両方の濡れ場を描いちゃったことになる。[DVD(邦画)] 7点(2020-06-13 13:25:16)《改行有》

000.00%
100.00%
200.00%
310.05%
400.00%
5773.57%
630614.19%
7110951.44%
847221.89%
91095.06%
10823.80%

全部

Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS