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1.  最強のふたり 《ネタバレ》 交通事故で障害者になった僕にとって、オープニングの暴走は不快でした。でも、最後は涙が流れました。いっぱい笑えました。今後「熊蜂の飛行」を聴くとこの映画のことを思い出して笑いそうです。元になった実話があったなんて知りませんでした。『最高の人生の見つけ方』と設定に似たところがあるけど、あれがどんだけくだらない映画か…こちらは本当に心がこもった映画です。[DVD(吹替)] 9点(2013-06-09 09:25:35)

2.  サイコ(1960) 《ネタバレ》 予備知識なしで観るにしても、有名なシャワーシーンだけはとっくに知っており、だから彼女がシャワーを浴びながらどうなるかは分かっていたのに・・・。分かっていたはずなのに、初めて見た時はガーンと頭が真っ白に。お金を盗って逃げた彼女の運命やいかに、というスリルにまんまと引き込まれていたのに、「えっ! え~~~~っ!???」と、彼女の運命など心配する必要のない事態へシャキーンと唐突に断ち切られる。じゃあ、そこから先に何を見続ければ良いのかってところが、彼女に突然降り掛かる予想外の運命を起因にスタート。この作品に関してはヒッチコックへの評価より、この斬新な展開を考えだしたシナリオライターに高い敬意を持ちます。初めて観たときは全くの作り話だと思っていましたが、現実にあった犯罪をもとにした原作本があったんですね! そこから大胆に観客を欺く導入を付け足した脚本家のアイデアがすごいなと思いました。で、もちろんそれをしっかりセンスある映像に仕上げたヒッチコックも素晴らしい。この作品は、怖い怖くないのレベルで観るよりは、美術館のモノクロ写真展を観るような気持ちで接した方が、得るものがあるような気がします。シャワーシーンを筆頭に、この映画の映像は『アート』だなと感じます。そして、全く動かないジャネット・リーの瞳はそれこそ静止したフォトをカメラでなめているのかと思いきや、そこから雫が滴って動いた時には驚きと感心のため息が漏れました。[ビデオ(字幕)] 9点(2010-09-23 10:22:07)(良:1票)

3.  猿の惑星:創世記(ジェネシス) 《ネタバレ》 ジョン・リスゴーの出てる映画をそれほどたくさんは観てないですが、彼の演技にというか存在感に好印象を持ったのは『トワイライト・ゾーン』以来です。奇異な感じなく、とても自然に観られました。映画全体に関しては、壁に窓を描くシーンと、それを消すシーンがこの映画の一番の名シーンだと思います。心に焼き付いてます。終わり方も好きでした。お隣のパイロットから世界中に感染していく経路をバックにしたエンドクレジットにゾクゾク。人間は絶対にシーザーをそのままそっとしてはおかないだろうし、みるみる蔓延していくバイオの脅威に翻弄されながら、同時に世界中で利口になっていく猿たちをどうにかしようともがくのでしょう。1作目は言葉を持たない原始人と文明を持った猿の話でしたから、今回の物語の後に、人間は絶滅するのではなく文明を失っていくことになるのでしょうけど、その成り行きを観てみたいなと思いました。たしか一作目の舞台はおよそ2000年後だったと思いますが、人間が言葉を持たない原始生活に退行するのにどのくらいの年数かかったのか気になります。細菌感染もののホラーが掃いて捨てるほど作られたので、それらの二番煎じにならない人類衰退の歴史を見てみたいと思いながら、映画館を出ました。なお、一作目の主人公テイラーはこの一大事件を知らずに壮大な宇宙探索プロジェクトに出かけていなければならないわけですが、現実の地球の科学技術はまだそこまで進んでないですね。[映画館(吹替)] 8点(2011-10-21 00:16:31)(良:1票)

4.  3時10分、決断のとき 《ネタバレ》 首をフォークで刺される俳優さんを「どっかで見たよね」って気になって気になって、しばらくそっちに気を取られっぱなし(『LOST』で見たんでした)。映画はテンポがゆっくり目で少々眠かったですが、最後はとてもいい感じでした。ラストただ素直に列車に乗ったら、家族で「あり得んよねー!」と言ってたと思いますが、脱獄2度もやったことが語られた上に、口笛で馬を呼んだから「うんうん」と納得。この物語を好きになれたのは、上っ面の善悪を冷笑するようなスタンスが心地いいから。刑に処せられる人間に対して意地悪く絞首刑の歌をうたってみせる「社会的法的には悪でない人」も、フェアな状況じゃないから死にたくないと犯罪者を野放しにする「その程度の志でなるなよ保安官」も、人の命というか魂とかを何とも思ってないような「畜生」も、全部始末してくれるので気持ちいい。かといって「生きてりゃいい」ってものでもない結末で、ダンは悪人たちと同じく死んじゃうけど、彼には悪人たちが決して味わうことのない「幸福感」のなかに死にます。息子に「スゴい!」って尊敬されて、その息子は父を立派に手助けできるほどに成長した姿を見せてもくれて、そんななかで死んでいけるのは良いです。ベン&ダン&ウィリアムが観る者に刻み込む共通のものは『心意気』だなーと思いました。ベンとダンは心の底の部分で繋がりが出来たはずだけど、ベタな友情表現などをしなかったのは良かったです。ベンはおとなしく目的地まで列車に運ばれる気はさらさらなかったはずですが、金に目がくらんで見境無く銃をぶっ放す馬鹿どもの中で、ダンのためにうったお芝居は「命がけ」であって、それはダンの息子ウィリアムが言った通り「優しい」ことだと思います。その命がけのお芝居をぶち壊しにかかった仲間を始末する気持ちは難なく理解できたし、そもそもベンは他の連中の「腕」を買っていただけで「魂」の部分では人間とすら見ていなかったでしょう。僕にとっては男らしさナンバーワンの映画かも。テンポ良ければ10点あげたい作品。クリスチャン・ベールはジェームズ・ブローリンを見てるようでした。[DVD(吹替)] 8点(2010-12-01 05:20:19)

5.  ザ・ハリケーン(1999) 《ネタバレ》 好きな作品なだけに単なるボクシング映画ぽく見えるパッケージなどのビジュアルに不満。映画の尺に分かりやすくまとめるために、少年とともに協力した大人は3人のキャラクターに集約されているそうだが、そうした便宜的修正はあるものの実話だというのも胸を打たれる。主人公に手紙を書いてみようと思う、純粋な若者の好奇心とエネルギーは羨ましい。この映画と『小説家を見つけたら』は、いつかセットで鑑賞してみたいと思ってます。冤罪ものとしても、フィクションなのに救いようのない『それでもボクはやってない』とは比べ物にならない良さで、こういう映画を見ると、映画の最も大事な仕事は「人間(あるいは世の中)に失望しない」気持ちを鑑賞者に与えることだと思います。[DVD(吹替)] 8点(2010-01-10 03:33:19)

6.  猿の惑星 《ネタバレ》 レンタルに吹替えがなく、子どもが字幕について行ける日が来るのを待ち遠しく思っています。公開当時小学生だった私には、かなり衝撃的なラストでしたが、異星の住人が地球人と同じ言語を喋るはずがないことを当たり前に感じる時代になってしまえば、最初から「変だな」と思われる危うさがあり、我が子が字幕映画を見れる頃、どう感じるのか少し気になります(ティムバートン版も、そこがリメイクのネックだったのでしょうか)。本作は最近DVDで再見し、議長らオランウータンが3匹並んで「見ざる言わざる聞かざる」をやっているのに気付き笑いました。あのジョークは万国で理解されるものなのか気になっている今日この頃です。 小学生の頃テレビで見たときは、紙飛行機を握りつぶすザイウス議長を無知の分からず屋だと思っていましたが、大人になって見直してみると、ザイウス議長の見え方が全く変わって深みを感じました。 【追記】最近、小学生の息子に見せましたが、テイラー大佐が猿に捕らえられて、とうとう言葉を発するシーンで「わ、喋っちゃった!」と反応。現代の鑑賞では、このシーンの緊迫感を感じられたら、それでOKと思います。[DVD(字幕)] 8点(2008-12-11 01:15:40)《改行有》

7.  ザ・ブリザード 《ネタバレ》 主人公の命を思うフィアンセと、人命救助の仕事に忠実な司令官の掛け合い、とっても良かったです。どっちの正義も痛いほどにわかる。そしてどっちの正義も相入れることがない。司令官、フィアンセに冷たく返し続ける言葉、内心辛かったろうな。その内心を表現し得ないところを、見た目に優しさと強い誠実さを感じられるエリック・バナという配役にしたのは良かったと思います。 ボートに遭難者を乗せた後の主人公と司令官の掛け合いも、同じくgood! これ、もし全員死亡してたら「だから言わんこっちゃない、無理せず人数に見切りをつけるべきだった」「司令官の指示に従ってれば無駄に死人を増やさなかった」など世間は言いたがるもの。 この奇跡的幸運の数々が現実にあったということは貴重。 フィアンセ役の女性、僕的に顔は好みじゃないけれど、それでも役柄はとっても健気でチャーミングで好きになりました。[DVD(字幕)] 7点(2016-11-16 02:40:32)《改行有》

8.  THE GREY 凍える太陽 《ネタバレ》 犬に本気で走られたらどんだけ速いか知ってる人は、この映画で狼に追いかけられて走って逃げるシーンで気が抜けるかもしれません。川に落ちて水浸しになって、震えてもいない主人公に「どういうこと?」と思う人も多そうな気がします。そういう嘘っぽさゆえに7点が限界ですが、生き延びるためにこれ以上もう歩かなくていいと諦める男のリアルや、主人公が(信じていない)神に「インチキ野郎」と叫ぶシーンが好きです。大自然は休暇のキャンプなら美しい景色に癒されもするでしょうが、本当の自然というのは、とっても心細く淋しい雰囲気が漂っていると感じることがあります。この作品の自然景観には、その寂しさが出てるなぁと思いました。[DVD(吹替)] 7点(2013-05-06 21:46:52)

9.  ザ・コーポレーション 《ネタバレ》 「『法人』てなに? ま、いいわ、自分に関係ないし」みたいに生きてきましたが、この映画で「法人」がどういうものか知りました。バカみたいな屁理屈をのほほんと受け入れた法律に愕然としました。自分がそんなバカな世界で生きているのを、ちゃんと知らなかった。昔、ある有名デザイナーからお聞きした話ですが、ある大企業のロゴを依頼されて制作したとき、企業の担当者から「私自身は大変気に入っているんですが、会社としては・・・」なんてことを言われたそうで、それに対してデザイナーはこう返したんだそうです「じゃあ、その会社ってやつをここに連れて来てください」。おー、ナイスな返しじゃーん! と感心したことを思い出しました。「その『会社』ってやつは、どいつなんだ? どいつと話し合ったらいいんだ?」ってことですよね。その代表としての担当者のはずなのに「自分は気に入ってるんだけど・・・」と言う。じゃあお前は何なの?? みたいな・・・。「気に入ってるなら説得しろよ」とか「説得できなかったんなら、会社の意向に納得できてるんでしょ、それをきちんと説明しろよ」って気分になります。会社って、いろんな個性の人が集合して働いている所であって、しかもそこには意見の違いとか派閥とかなんだかんだあるだろうに、そういうものに一個の人格を設定するって、なんてバカなことがまかり通ってるのだろう? 「会社としては・・・」と言いながら、その構成員が1人の人間の立場になれば全く逆のことを言う。そこが精神的にもう病気のはじまり。で「私個人としては、好ましくないと思っているんですが、会社としては人に害を及ぼしてもやるしかないわけで・・・」っていうことが、いろいろとあってるわけで「赤信号みんなで渡れば怖くない」だし、ヤバくなればトップを入れ替えて「ハイ生まれ変わりました!」みたいな安直な解決策でお茶を濁す。そういうものに奴隷解放の為に弱者救済として誕生した法律が利用されているということに唖然。報道を隠蔽しようとする企業の抑圧などNHK事件思い出すし、この作品で示される「イメージ戦略」や「洗脳」も、「自分は別に洗脳されてない。自分が欲しいものを買っているだけ」と思うことは容易だけれども、ふと最近ちょっと目を通した『ぼくたちの洗脳社会』に書いてあったことなども思い出し、考えさせられました。自然界の動植物の発見に特許が許されていたとかも怖い。[DVD(字幕)] 7点(2011-09-19 01:32:22)

10.  三十四丁目の奇蹟(1947) 《ネタバレ》 子供と観る場合、子供がサンタをまだ信じているなら、ちょっと注意した方がいいかも。「やっぱりサンタっていないの?」と思わせそうなシーンがいくつもあります。もちろん、それなりに考慮されて良いオチになりますが、頭のいい子だと大人たちのセリフや行動から悟ってしまいますね。とくに証言台に子供を立たせるシーンは、大人側からは微笑ましい場面ですが、分かる子は「大人は子供の為に嘘を言っているんだ」ということを確信できると思います。サンタが実在するという真実を大人が知らないだけという解釈のしようもあるけど、そう捉えても「信じてもいないのに、いると言っているんだ」ということになります。まぁ、うちの子はおそらくもうサンタを信じてないと思うんですが、サンタを信じているフリをしています。多分「サンタはいない」という態度を親に見せたら、親が用意する『サンタからのプレゼント』もなくなると恐れているからでしょう。というわけで、うちの子は法廷シーンでニヤニヤ笑っておりました。その姿を見て「お前、本当はおらんて知ってるやろ!」と内心確信した次第であります。この映画は「現実直視に行き詰まる時が来る、その時は目に見えない美しいものを思い出すんだね」みたいなセリフがとっても気に入りました。サンタが教える『想像の世界』の弁も好きでした。[DVD(吹替)] 7点(2011-06-07 23:41:32)

11.  刺さった男 《ネタバレ》 工事現場に落ちて後頭部に鉄筋が刺さってしまった男の話。身がよじれるようなシチュエーションだけで紆余曲折を描いていくのだと思っていたら、ハイエナのようなメディアへの風刺や「なんでそんな話に?」なデタラメ噂や金儲けの話が織り込まれて予想以上に楽しめました。不況の中、職が見つからない主人公の「存在の価値」の話になっていて、結構真面目なつくり。ちょい考えさせられました。見終わって全体的な印象は『[リミット]』を思い出す感じ。ラストぐっと上がってくる作りではないから、人に勧めるには弱いかなと思いますが、オチを期待しなければ話の流れは面白かったです。[DVD(吹替)] 6点(2015-09-03 23:32:39)

12.  砂漠でサーモン・フィッシング 《ネタバレ》 広報室の女性のチャットが笑えました。イエメンの大富豪が魅力的な人物で、主人公に養殖の鮭でも大丈夫だと思う根拠を尋ねて返ってきた言葉に、間を置いてから返したセリフが好きでした。事実はどうなのか知りませんが、映画を見る限り大富豪の志は高いもので、単に砂漠で鮭釣りを楽しみたいがために金使ってるのではないところが予告編でも描かれていたので、そっちの話を期待していました。ところが物語の中心はそこになく、マクレガーと助手の女性の恋の行方が軸になっていて、それもなんだか恋敵の軍人さんがちょっと可哀想に思えて、イマイチ心地よさに欠けました。鮭釣りの話題を潰して注目を横取りし、大富豪を悪く言うことで、応援したくない人物に設定したつもりなのかもしれませんが、弱すぎます。[DVD(吹替)] 6点(2013-09-16 22:56:29)

13.  サマーウォーズ 夏の暑い日に、クーラーかけて真っ暗に閉め切った部屋でプロジェクタの大画面で観ると、わくわく感と清涼感を楽しめそうな気はしてます。バーチャルな世界の映像も、縁側のある由緒正しい田舎の大邸宅の映像も、気に入ってます。おばあちゃんも、そこに集まる大勢の親戚も、キャラが光っててワクワクしますが、そのワクワク期待した先に、あまりツボにはまるものがなかったというのが正直な感想です。『時をかける少女』に比べると、こっちの方が断然キャラとか話の運びとかステキなんだけど、心に強くグッと残るのは断然『時をかける少女』という感じでした。ちょっとバーチャル路線引っ張り過ぎな気もします。ゲーマーとかオタクとか、あまり親しみ持てないです。[地上波(邦画)] 6点(2011-06-11 18:05:49)

14.  サスペリアPART2 《ネタバレ》 ファースト・シーンの女性は僕好みでしたが水飲んで志村けんしたのは失笑しちゃいました。けど、このファースト・シークエンスはもしかすると『スキャナーズ』に影響与えてるかもしれない気がしました。観ている途中から『殺しのドレス』を思い出し、どっちが先なのか気になりました。こっちが5年先なのですね。どちらもヒッチコックの『サイコ』をリスペクトしてますが、『殺しのドレス』はこの映画からもインスピレーション受けてる気がします。黒の革手袋、扉が空くと刃物が振り下ろされて女の身体がザックリ、回廊の絵、回廊に潜む犯人の影、締めくくりは首シャキンなどなど。この映画、生爪剥ぐような生理的に痛〜い感じの描写がうまいなぁと思いました。熱湯に頭突っ込ませるとか、家具の角に歯を打ち付けるのとか。人形の持つ気味悪さも上手く使っていますし、子供が描いた殺しの絵も似たような物たくさんある中でコレが1番雰囲気の立て方がいいと思いました。ゴブリンの曲は好きですが劇内での使われ方がイマイチ。けれども壁から子供の絵が削ぎ出されるシーンだけは曲がバッチリ貢献したと思います。エレメントを楽しむ分には6点以上ですが、マニアックな目線なしに普通に鑑賞することを前提にすると5点て感じです。特撮は『ET』のカルロ・ランバルディだったんですね。[DVD(字幕)] 5点(2015-10-02 22:09:13)

15.  ザ・ファイター 《ネタバレ》 どうしようもなく教養のないバカママの演技は受賞納得でした。ベールも『マシニスト』での減量は有名だし、かなりストイックに役作りに入れ込む人なんだろうけど、なんかこの人の演技には僕はハマレナイです。ウォルバーグは試合リング上での鍛えあげられた体と練習中断後の鏡に映った贅肉つきまくりの腹のギャップに驚きましたが、あれはCGなのか、それとも『レイジング・ブル』のデニーロみたいに撮影期間に体型コントロールしたのか、気になります。本物じゃないから仕方ないかもしれませんが、ファイトシーンが全然リアルじゃないです。アマチュア・ボクシングの方がまだスピードも迫力も感じられます。いくらお芝居だからって、グローブはめてるんだし、ちょっと軽く小突くぐらいは実際の接触ありで撮影できないもんですかね。あまりにも安全で過保護な撮影がされてるような感じしかしないファイトシーンで、それだけでかなりテンション下がりまくりました。思うのですが、これ誰が主人公ですか? 戦うのはウォルバーグだし、彼のキャラはまともだし、彼の視点を中心にするのが普通だろうけど、役どころとしてオイシクいびつで引きずるものを持ってるのはベールの役。ベールが賞もらってウォルバーグはスルーってのは、そもそも脚本からしてウォルバーグの役にはアクがなさ過ぎ。この話は弟のための話ではなく兄をヒーローにするための話であり、弟は「兄は正しい」とする為の引き立て役じゃないですか。弟を主演にしたつもりなら脚本ダメでしょう。顔面とボディの撃ち分けなんて基本当たり前のことだし、あの母と兄がいなかったらもっと昇れた可能性だって十分考えられるし、この物語の作られ方自体、弟は利用されてると感じてしまいました。それでも「俺の話が映画になった」と知らしめ自負できるのだから、ま、いいんでしょうけど。弟が戦って弟が勝ってなければ、結局バカ母とジャンキー兄のイメージのままジャン。それに「家族の絆」がどうのこうのって良い話みたいに言われても、マジで自分の家族があんな人たちでも良いわけ??? って思う。エンドロールで実物が出てくるからって、彼らがカメラの向こうにいる大衆にどういう顔したいかは決まってるんだから、あれだって芝居入っててリアルな兄弟図じゃないかもよ。[DVD(吹替)] 5点(2012-01-16 16:48:53)

16.  ザ・ロード(2009) 《ネタバレ》 「信頼できる仲間がいなくなっても、人間として生きていたいか」といったテーマが『ゾンビ』や『ドラキュラ』映画にあるけれど、それをも少しリアリティある設定にすると、こういう映画になるかなーという気がしました。地下室で飼われてる人間のシーンは忘れないと思います(『第9地区』とか『アイ・アム・レジェンド』とか似たような映像は思い出すけど)。でもこの作品が大事にしたいことは「心の灯」のことだと思えたけれど、そこがなんだかうすらぼやけて感じられてイマイチ。心の灯を絶やさず後世に継ぐにしては、父親の行動はそこから逸脱した感じが大きいし、むしろ息子に軌道修正させられる。ただ、弱肉強食の世界で息子がたった一人でも生きていけるようにと願う父親の焦りはよく描けていたと思う。浜での別れのシーンは泣けました。劇中できちんと描かれない「心の灯」は、ラストの家族の姿で強烈に感じてほしかったのかもしれないけれど、僕はあの奥さんの語りで真実が示された時「あのとき息子が男の子を追いかけたのを止めなければ・・・」とか「この家族がこそこそ尾けてこなければ、父子はシェルターに長居できた」とか思えて、気分的にはちょっと後味良くなかったです。父親の存在は、そんなに近寄りがたいものがあったかなー? 父親は警戒し過ぎの人間だったということか? まじめに何かを伝えたい映画に感じるけれど、その主張がよく分かりませんでした。ガイ・ピアースのセリフに「賭け」という言葉が出てくるけど、結局「善い人と出会えるかどうか、人生は賭けだ」ということなのだろうか? 強いて挙げれば、シャーリーズ・セロンの陰鬱さと対照的な、ラストのガイ・ピアースの奥さんの表情から「微笑みを絶やさない女性の存在」は大事やね~、ということは感じられたと思います。[DVD(吹替)] 5点(2010-12-07 04:29:18)

17.  サスペリア(1977) 《ネタバレ》 映画そのものより「決して一人では見ないで下さい」のキャッチが印象的でした。公開当時は全く興味がわかず、数年後のテレビ放送を一度観たきりです。話しの内容もほとんど覚えてないし、ラストシーンで空港のドアを通る主人公が見せる笑顔の意味も「乗り移られた?」「解放された笑み?」と疑問に思う不明瞭なオチでした。けれど、強烈に印象に残したことが一つだけあります。ある女性が刃物で刺されるのですが、僕がそれまで観たものだと、たいてい一回刺されたらすぐ倒れて動かなくなっちゃうんですけど、この映画では刺されても元気よく腕を振り回して抵抗したんですね。実際に人が刃物で刺されたら、どんなリアクションになるか分かりませんが、一刺しで倒れたり死んだりするより、必死で抵抗しようと激しく動くのがすごくリアルに感じて、生理的に耐え難いものがありました。よく考えてみると「サイコ」のシャワーシーンでも刺されながら抵抗しますが、「サスペリア」のそれは段違いにリアルなものを感じました。それを初めて見たときのショックに対して5点。[地上波(吹替)] 5点(2009-11-10 18:26:22)

18.  31年目の夫婦げんか 《ネタバレ》 夫婦喧嘩というほどのものではないと思います。『おとなの喧嘩』くらいハチャメチャやっちゃうのを期待していたのでガックリ。淡々とじわーっと観る作品だと思います。そういう構えで見ればグッとくるところもあります。でもスティーブ・カレルがセラピストで、彼のカウンセリングがきっかけで、とか言われるとハチャメチャ騒動を期待しちゃうじゃありませんか。けど、この映画でのカレルは普通の人が遠慮して踏み込まない他人のセックスについて土足で踏み込んでくるという点でキャスティングに意味があったのかもしれませんが、全く存在感ないです。 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の彼女役(2作目から)のエリザベス・シューがバーのワイルド姉ちゃんなのは、ちょっとたまげた。[DVD(字幕)] 4点(2014-06-28 12:37:00)

19.  ザ・ディープ(2012) 《ネタバレ》 『奇跡体験アンビリーバボー』を見てる感じで「へぇー、凄く特別な体質の人がいるんだ」という事実に小さな驚きはあるけれど、『映画』という作品として見るとあまりそれ以外の伝えたい内容が見えてこない作品した。[DVD(字幕)] 4点(2013-09-16 21:39:12)

20.  388 《ネタバレ》 ストーカー犯罪版『パラノーマル・アクティビティ』という感じ。『388』というタイトル数字はターゲットになった家の番号というだけで、ど~でもよ過ぎ。ビルを疑い過ぎ。決めつけ過ぎ。やり過ぎ。警察無能過ぎ。主人公、猫首見つけたら何もせずそのまま警察に電話しなさい。会社の人間に同居人の失踪を告げないワケワカラナサ。妹を探しに来た男の家に勝手に上がり込み「妹になにしたの?」と言うバカ姉。銃がもたらす展開が安易過ぎ。またも警察無能過ぎ。話を面白くでっち上げるために、みんな脳足りんだったり分からず屋だったり。この映画は、ちょっとでも「ながら見」なんかしてると、さっぱり分からなくなって置いていかれます。内容はほとんどセリフでは進行していきません(ビルの復讐だと疑う展開ぐらい)ですから、画面ずっと見続けないとダメです。でも正直、目を釘付けにしたいほど引き込まれません。めんどくさい映画でした。ただひとつ「外の植木鉢とかポストとか、そんなとこにカギ隠してるつもりセキュリティーって、すげーアブねぇ!」という教訓だけは強烈に感じました。[DVD(吹替)] 4点(2013-05-22 21:46:21)(良:1票)

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