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プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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41.  母と暮せば 僕は本作を終始息子の立場から鑑賞していました。 愛する人を残してこの世を去った無念。 1人残された母を心配しながらもまだまだ母の傍にいたい思い。 様々な感情が入り混じる息子の思いを二宮和也が好演しています。 劇場には吉永小百合さん演じる母親と同年代、 あるいは年上の女性の方も沢山見に来ておられました。 息子を失った癒えることの無い悲しみ。 終盤には劇場の至るところから鼻をすする音が聞こえていました。 きっと皆さん、母親の立場から本作を見ておられたのでしょう。 ラストで吉永小百合と二宮和也の母子の姿が消えていく。 戦後長い年月が経過し、戦争の記憶も少しずつ薄れていく。 本作は松竹の120周年記念作品ということですが、昨年は戦後70周年の節目の年でもありました。 このタイミングでの本作。作品に込められた戦争で亡くなられた方々への鎮魂の思い。 エンドロールの合唱には、山田監督のそんな思いを特に強く感じました。[映画館(邦画)] 7点(2016-01-08 23:15:40)(良:1票) 《改行有》

42.  はじまりのうた 《ネタバレ》 ジョン・カーニー。この名前を見るのは「ONCE ダブリンの街角で」以来久しぶりですが、 本作も「ONCE~」と同じく、都会の片隅で少し淋しさを抱えた男女が出会う。その2人に共通するのは音楽。 その時々の登場人物の心を表すかのような作中で歌われるその歌詞も、 音楽が人の心を動かし人を結び付けていく様も、飾り気の無い素朴な描写がいい。 冒頭、1人の女性がバーでギター1本で弾き語っている。この歌詞がまたいい。 それに耳を傾ける、1人の音楽プロデューサー。 今は落ちぶれてしまっているが、まだ粗削りなその弾き語りに、彼の脳内であっという間に他の楽器が加わりその曲を肉付けしていく。 弾き語りの歌詞の素晴らしさと共に、この男の音楽を愛する気持ちとその才能が見事に伝わってくる。 ニューヨークの街角でアルバムを録音していく。キーラ・ナイトレイの歌もその表情も素晴らしい。 そのハイライトがビートルズの「レット・イット・ビー」のルーフトップ・コンサートを思わせるビルの屋上での録音風景。 そこに離れて暮らす、マーク・ラファロ演じるプロデューサーの娘のギターが加わる。 キーラの魅力を随所に見ることが出来る作品ですが、 才能はあるけど生き様は少々不器用、人間臭さのあるプロデューサーを演じたマーク・ラファロの好演がこの作品を支えていると思います。 ジョン・カーニーの作品を見るのは「ONCE~」以来2度目ですが、もっともっと映画を撮って欲しいと思います。[DVD(字幕)] 8点(2015-11-08 15:26:18)(良:1票) 《改行有》

43.  パレードへようこそ 《ネタバレ》 80年代のイギリス。サッチャー政権下、炭鉱ストライキと炭鉱町の人々の人間ドラマ。 「ブラス!」などイギリス映画でよく見られるテーマですが、イギリス映画らしさとその誇りが随所に垣間見える作品です。 本作は実話に基づく、ウェールズの田舎町の炭鉱労働者と、 それを支援しようと立ち上がった同性愛者の活動家達の共闘の物語。 重くなりがちなテーマですが、同性愛者の若者達が作品の中心にいることもあって、いい意味で明るさや躍動感がある。 ビル・ナイ、イメルダ・スタウントンらイギリスの名優達が演じたウェールズの炭鉱町の名も無き庶民達との心の交流の軌跡に心が温まる。 80年代、第2次ブリティッシュ・インベイジョンの時代でイギリスのミュージックシーンにも勢いがあった頃の挿入曲が作品に躍動感をもたらす。 「皆さんがくれたのはお金じゃない。友情だ。」とゲイバーでスピーチする炭鉱の組合の代表者。 まさにこの精神がこの実話を生み出したんだろうなと思う。 炭鉱夫の男達と同性愛者だけでなく、炭鉱町の妻達をはじめとする女性達の心情もうまく挿入されています。 実際に行われたというラストの労働者と同性愛者達のパレード。掲げられた数々の旗が誇らしげで感動的です。 まだまだ同性愛者たちが市民権を得る前の時代のお話ですが、 イギリスで彼らが市民権を得る第一歩になったのが、今度は炭鉱の労働組合の側から差し伸べられた連帯であったという。 人のつながり、確かな心のつながりを感じる実話に基づく人間ドラマでした。[DVD(字幕)] 8点(2015-10-25 13:50:07)(良:1票) 《改行有》

44.  バーニー/みんなが愛した殺人者 結末はちょっと悲しい実話なんですが、バーニーと事件を語る町に人々へのインタビューが軸となる、 一風変わったテイストが面白いドキュメンタリータッチの作品。 元々ジャック・ブラックという人は好きなんですが、彼が何度も演じてきた、 ちょっぴりだめだけど憎めない勢いのいいロック野郎とは雰囲気が異なりとても静かな印象を与えます。 本作の彼の風貌と確かな演技力はフィリップ・シーモア・ホフマンを思い出しました。 事件前も事件後も町の誰もから愛された殺人者と、誰からも嫌われた被害者。 「罪を憎んで人を憎まず」という言葉もありますが、こういう事件をどう裁くのか。 ジャック・ブラックやマコノヒーの存在もあり、終始コメディタッチですが考えさせられる内容です。 そしてもう1人、どんな役を演じても抜群の存在感があるシャーリー・マクレーン。 こういうふてぶてしさのある役もお手の物です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-09-17 21:37:09)《改行有》

45.  バンクジャック 《ネタバレ》 銀行のセキュリティ担当のウォーレン・ベイティが、 その立場を利用し悪党どもの金をまんまと盗み出す痛快サスペンス・コメディ。 相棒役のゴールディ・ホーンがとにかく可愛いです。パワフル・コメディエンヌのゴールディの魅力が全開。 実際に金を盗み出すまでの前半がちょっと長く感じるのですが、 金を盗み出し、悪党どもから執拗に追われる後半はとてもよく出来ています。 台詞をほとんど用いず、追いつ追われつのウォーレン&ゴールディと悪党どもの鬼ごっこをテンポ良く見せていく。 サスペンスとコメディのバランス配分も実にいい。 本作のMVPは勿論ゴールディ。彼女抜きではここまで面白い作品にはならなかったと思います。[DVD(字幕)] 7点(2015-09-02 23:23:14)《改行有》

46.  バーバレラ こういうバカバカしい映画、僕は好きです。 バーバレラは結構危ない目にあっている割には緊迫感が無いんですけど、本作はそれが大正解だったと思います。 60年代という時代を考えると、宇宙のとある星という作品の世界観もよく表現されているんじゃないでしょうか。 とか、そんなことよりもまだ若いジェーン・フォンダのコスプレとエロカワぶりが見られるだけで十分の作品です。 後に別れちゃいましたけど、この頃はロジェ・ヴァディムとジェーン・フォンダはご夫婦でしたよね。 自分の奥様に何をさせてるですか・・・。でも、ヴァディムさん、ありがとう!と言いたい作品です。 そしてあのデュラン・デュランの名前の由来がこのデュラン・デュランだったとは知りませんでした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-07-06 20:57:21)(良:1票) 《改行有》

47.  パワープレイ 《ネタバレ》 どこかの政情不安な状態の国の様子を伝える映像のような迫力ある冒頭。 軍部において同士が集められクーデターの計画が練られていく。 その過程での体制側との息詰まる駆け引きが描かれる前半から中盤。 そしてクーデターが実行される後半、更には思わぬ展開が待ち受ける最終盤まで、 作品は張り詰めた緊張感を見事に保ち続けます。 クーデター計画に対する体制側の大物登場人物は、 警察官僚のトップを演じるドナルド・プレザンスが1人で引き受けている感じですが、 こういう役を演じると流石の凄味を見せる名優プレザンスが充分に作品を引き締めます。 前から見たいと思っていた映画でしたが、 期待通りの「硬派」「骨太」「重厚」、こんな言葉が似合う見応えのあるポリティカル・サスペンスでした。[DVD(字幕)] 8点(2015-06-27 20:00:17)《改行有》

48.  薄氷の殺人 《ネタバレ》 グイ・ルンメイの映画を見る度に同じことをコメントしている気がしますが、 本作もやはり彼女がお目当てで見た作品で、期待通りの素晴らしい存在感を見せてくれます。 本作でもやはり彼女はあまり喋りません。 その表情で感情を見せる独特の存在感は本作でも際立っています。 彼女の微笑んだような表情が好きなのですが、本作には彼女の笑顔は全くありません。 夫を亡くし、クリーニング店で働く薄幸のヒロインという役どころ。 ストーリーの軸になるミステリとしては、犯人が誰なのかは序盤で予想はついてしまいます。 しかし本作はそこはあまり問題ではないと思う。 その上で彼女が演じる女性の今と過去の事情と事件の真相と、 1人の男とのドラマが展開されていく。 作品の舞台は華やかな上海や北京とは全く趣の異なる、 屋外スケートリンクがあるような中国の北部の地方都市。 夜のシーンが多いのですが、寂れた町並みにあやしく光るネオン。 寒々とした冬の風景と人間模様も印象的です。[DVD(字幕)] 7点(2015-06-06 15:23:35)(良:1票) 《改行有》

49.  バツイチは恋のはじまり 《ネタバレ》 こういうドタバタ・ラブコメのダイアン・クルーガーを見るのは初めてだったので新鮮味はあったのですが、 本作を楽しめるかどうかは彼女が演じるキャラクターを受け入れられるかどうかでしょうね。 ラブコメでヒロインのキャラに魅力が感じられないのは辛い。 ラブコメなので最後はこの2人がこうなるんだろうな・・・ とは分かっているものの途中までは何とも気の毒な役回りのダニー・ブーン。 しかし本作はこのダニー・ブーンがいいんです。 この人の映画はそんなに見ていませんが、 風貌にも演技にも独特のほんわかとした味がある素晴らしいコメディ俳優だと思います。 これから円熟味が増してくる年齢。今後ますます期待したい人です。[DVD(字幕)] 4点(2015-05-19 21:37:11)《改行有》

50.  8月の家族たち 《ネタバレ》 全く予備知識なしでこの豪華キャストに惹かれての鑑賞でしたが、 この顔触れの家族のドラマでまさかこんなヘビーな映画になるとは思いもしませんでした。 この豪華キャストの壮絶な演技バトルは見応え充分。 ヘビーなドラマですが、一気に見せてしまう力強さがある作品です。 なのですが、これだけ2時間みっちりやられると鑑賞後はさすがに疲れます。 最大の見所は葬儀の後、家族がテーブルを囲む中盤の長~い食事のシーン。 他の人物が喋っている間も一切の隙を見せない。 そんな鬼気迫るメリルの演技には、映画の中で縮み上がっている男性陣と同じく圧倒されまくりでした。 そんなメリルの演技に真っ向勝負を挑むジュリア・ロバーツも同じく。 男性陣が目立ちにくい作品ですが、クリス・クーパーは流石の存在感を見せます。 さて、この壊れかけた家族がどう再生していく過程を見せてくれるのだろう・・・? と思いながらの鑑賞でしたが、本当に壊れていく様を見せていくだけでした。 最後はささやかでもいいので再生への過程を歩み始めるのであろう、そんな家族の姿を見せてほしかった。[DVD(字幕)] 6点(2015-02-19 22:11:34)《改行有》

51.  ハート・オブ・ウーマン 《ネタバレ》 新しく会社にやって来た、やり手の職場のボスとなるヘレン・ハントと、 彼女に立場を奪われたメル・ギブソンの恋を軸にしたラブコメ・ファンタジー。 何と言ってもヘレン・ハントが醸し出す大人な雰囲気がとても素敵で、この2人の大人の恋の雰囲気もいい。 その一方でひょんなことがきっかけでメルが周りの女の心の内が全て声になって聞こえるようになったものだからさあ、大変というコメディでもあります。 この心の内が声になって聞こえてしまうという設定、ロマンスとしては×だと思うけど、コメディとしては面白い。パニクるメルの演技も可笑しい。 ヘレン・ハント演じる職場のボスに、コーヒーショップの店員のマリサ・トメイ。 その他にも職場の部下の女性たちに、娘に・・・。 ちょっとメルと絡む女性が多すぎましたかね。この内容で2時間越えは長く感じます。 でも、終盤のメルと職場の内気な女の子のエピソードは心温まるものがありました。[DVD(字幕)] 5点(2014-10-19 20:05:25)(良:1票) 《改行有》

52.  はじまりは5つ星ホテルから 《ネタバレ》 主人公のアラフォー独身女性の職業は世界中に存在する5つ星ホテルの覆面調査員。 ホテルでの出会い、元彼との関係、姉妹とその子ども達(姪っ子)、・・・。 彼女の仕事、周りにある人間関係と出来事を通してもう1度人生を見つめなおしていくストーリー。 最後の滞在地、ベルリンのホテルまでは本当に大したことは起こりません。 また、各地の5つ星ホテルを泊まり歩き、実際に5つ星ホテルでロケを行ったとのこと。 よって、その豪華なホテルの中をもっと探検して見る者に見せてほしかったのですが、 そちらの方はかなりあっさりしており、ちょっと勿体ない気がします。 映画のストーリーとしてはよく見られる内容なので、 本作の最大の特徴である豪華5つ星ホテルという作品の舞台を活かさない手は無いんじゃないかと思います。[DVD(字幕)] 5点(2014-09-24 22:15:02)《改行有》

53.  蜂の旅人 冒頭の娘の結婚式。その幸せの宴の席、どこか思いつめたような表情を見せる父。演じるのは名優マストロヤンニ。 その日、彼は長年務めた教師の仕事を辞め、家族とも別れ、教師をしながら営んでいた養蜂業の蜂と共に旅に出る。 孤独、老い・・・。本作のマストロヤンニの姿からはそんな言葉しか思い浮かばない。 これまでの人生において家族と何があったのか、過去に何があったのかにはほとんど触れていません。 あのラストシーンが旅の目的だとすれば、かつての仲間を訪ね歩いたり、離れて暮らす家族の顔を見に立ち寄る彼の行動があまりにも悲しい。 ラストシーン、彼は指で地面を打つ。その指で彼は一体何を語っていたのでしょうか。 マストロヤンニはこの後、「こうのとり、たちずさんで」再びアンゲロプロスの作品に出演します。 両作品とも、思いつめたようなあまりにも寡黙な姿が印象に残りますが、 やはりマストロヤンニには寡黙よりも陽気で饒舌な男の役が似合いますね。[DVD(字幕)] 7点(2014-09-15 18:16:26)《改行有》

54.  ハリウッドにくちづけ シャーリー・マクレーンとメリル・ストリープ、二大女優が母娘役で競演。その演技合戦が実に見応えのある作品。 しかも、演じる役が映画ファンなら誰でも知っている2人。 誰もが憧れるハリウッドスター。僕たちファンに見せてくれる表の顔からは分かり得ない苦悩やプレッシャーがあるのだと思いますが、 この2人にこんな一時期があったなんて全く知りませんでした。 ちょっとした役で思わぬ人が出てくる。ハリウッド内幕モノならではの豪華キャストもお楽しみの1つです。 そして本作の最大の見所は実はラストからエンドロールにかけてやってきます。 メリルの迫力満点のボーカルにびっくり。これは一聴の価値ありですよ![ビデオ(字幕)] 7点(2014-07-25 23:39:46)《改行有》

55.  晴れて今宵は(1942) 《ネタバレ》 久しぶりにアステアの映画を見ましたが、やっぱり楽しいなあ・・・。 な~んにも考える必要無く、ただ楽しい。 これはアステアの映画に限らず、昔のミュージカルに共通して言えることですけどね。 本作は、「踊る結婚式」に続くリタ・ヘイワースとコンビを組んだ作品ですが、ストーリーも面白く、「踊る結婚式」よりこちらの方が好きです。 本作は作品が始まって30分ほどは動きが少ないんです。しかしアステアのパワフルでコミカルなソロに始まり、 ラストまで3度ほど用意されているリタとのペアの舞いは曲調を変え、衣装を変え、 優雅に、パワフルに、たっぷり楽しませてくれます。 まあ、冒頭にリタが「私は結婚なんてしない」みたいなことを言う時点で、最後は誰と誰がどうなるのか分り切ってはいるのですが、 気軽に見られる楽しいストーリーとミュージカルシーンがたっぷり堪能できれば、ミュージカルというジャンルはそれで十分なんだと思います。[DVD(字幕)] 7点(2014-06-21 20:21:24)《改行有》

56.  ハイ・フィデリティ ジョン・キューザック、ジャック・ブラックの持ち味がとてもうまく引き出された音楽愛にあふれるラブコメ。 見る者に語りかけるようにカメラに向かって少々理屈っぽく恋愛を語るキューザック。終始結構あつく語り続けるのでちょっとくどくも感じますが、その様は若くて勢いのあるウディ・アレンといったところです。ジャック・ブラックも濃いキャラクター全開で笑わせてくれます。(で、最後は見事に聴かせてくれますよ!) あの中古レコード屋の雰囲気がたまらなくいい。僕の場合レコードはせいぜい高校の頃まででしたが、自分の世代(今の40代)がまだCDではなく、レコードを聞いていた最後の世代だと思う。特に中古レコード屋はお宝の山みたいな感覚でしたね。次は何が出てくるか、1枚1枚棚に収められたレコードを指でめくっていく作業が妙にワクワクして楽しかった。そんな懐かしい感覚も思い出させてくれる作品です。[DVD(字幕)] 7点(2014-01-10 21:36:25)《改行有》

57.  バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 大晦日にBSで3部作を一挙に放送していたので、この2だけでしたが本当に久しぶりに見ました。前に見たのは少なくとも10年以上前ですが、面白い映画は細部まできちんと覚えているものですね。 第1作のストーリーと、未来と過去の新しいストーリーと登場人物を実にうまく絡ませており、何度見ても楽しいしいい映画です。特に第1作の過去のストーリーの中への第2作のストーリーのまぎれ込ませ方など、よく考えられているし笑いドコロも十分。お正月とか、みんな揃って見るのに楽しい映画無いかな?って時には最高の映画です。 本作の未来の世界である2015年がいよいよ来年に迫って来ました。どうやらクルマは空を飛びそうにありませんが、こんな風に楽しい未来をカタチにして見せてくれる夢のある映画ってやはりいいものです。[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-01-03 00:09:47)(良:1票) 《改行有》

58.  バベットの晩餐会 《ネタバレ》 バベットの料理を味わい、心までも癒されていくような寒村の人々と同じく、見る者の心までもじんわりと温めてくれるような映画。控え目に挿入されるユーモアのセンスも良かった。彼らは「料理の話は一切しない」と誓い合い、度々将軍が料理の感想を求めても天候の話などではぐらかす。しかし、彼らが心から料理を味わい、食事を心から楽しんでいるのが伝わってくる。それは料理のおいしさだけでなく、バベットの心からのおもてなしの気持ちが彼らに伝わったからでしょう。村人から尊敬されていた牧師とその娘である姉妹だけでなく、若かりし頃にこの村にやってきた将軍やパパンといった登場人物の心もとても美しい作品でした。[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-12-16 22:48:00)

59.  パリより愛をこめて トラボルタの映画であるという大前提で見たので、彼だと分かりましたが、でなければあのスキンヘッドにヒゲのゴツいオヤジがトラボルタとはすぐには気付かなかったかもしれません。本作は男2人のバディムービーではあるのですが、とにかくトラボルタ演じるワックスの豪快なキャラが凄すぎる分、相棒はかなり分が悪くなってしまいましたね。しかし95分という短めの尺の中、実に楽しそうに映画の中でひたすら暴れ回っていたトラボルタを見ているだけでも十分楽しい映画でした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-10-25 22:28:46)(良:1票)

60.  バグジー アメリカの犯罪史やマフィア・ギャング関係の本などを見ると、本作にも登場するかつてのアメリカ犯罪界の影の重鎮として有名だったマイヤー・ランスキーなどと共に必ず登場するバグジー・シーゲル。僕のイメージする彼の人物像は、派手で女好き、ダンディな色男にしてギャング界有数の凶暴な男。そしてラスベガスを作った男。演じるウォーレン・ベイティはそんな彼のイメージにすごく良くはまっていた。他にもランスキーを演じたベン・キングズレーにミッキー・コーエンを演じたハーヴェイ・カイテルといった名優達もさすがのシブい存在感を醸し出しています。その一方で本作のバグジーの人物像に関しては、彼の凶暴さは抑え気味にされておりソフトに描かれています。娘の誕生パーティーのくだりはどはかなりコメディタッチでしたね。その分、実在する大物を主人公としたギャング・マフィア映画としては重厚感や見応えには欠けていたように思います。[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-10-09 19:17:23)

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