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261.  画家と庭師とカンパーニュ 《ネタバレ》 自分には一回見たらもういい感じですし、他人にオススメするには面白みに欠けていると思いますが、ラストは不意に涙が出ました。他人に頼まれて描く絵に「何も感じない」と言っていたシーンや、「野菜を描くなんてベジタリアンのレストランにしか飾れない」みたいに言ったシーンがあるから、グッときました。思えば庭の作物は庭師の作品なわけで、でも主人公は自分の絵のことばかりで庭のことにはあまり関心を示していなかった。庭を指して「自分の人生だ」と言う庭師に対し、主人公は自分の絵を指して同じ思いがあるのかどうか…そんな彼が最後に作物に水をやるシーンと展覧会の絵が良かったです。それと、バイクと犬のシーンはずっと焼き付いて離れない気がします。[DVD(吹替)] 6点(2013-05-14 09:57:12)

262.  プロメテウス 《ネタバレ》 ここで散々なレビューを読んでいたので、期待なく観たことが良かったのか、結構楽しめました。ウェイランド(ガイ・ピアースだとかまるで気づけません)がホログラムで登場する時『エイリアン』のテーマが流れます。予備知識なしで見ても、エイリアンのファンだったらこれがエイリアンと絡む作品だと早いうちに気づく仕掛け。「作っておいてなぜ破壊するのか?」という問いは、いろいろなことに思いが及んで考えると楽しいです。「みんな結局死ぬのに何のために生まれるの?」とか、子殺しに対して「産んでおいて何で殺すの?」とか、「人間は神という存在を考え出し信じたのに、科学が進歩したら何で信じなくなって冒涜するの?」とか、逆に「神が人を創造したというけど、じゃ何で殺し滅ぼそうとしたりもするの?」とか、映画でも触れられるように「ロボットとか作る人間は? 作られるロボットは?」とか… 芸術家が何か作品を作って、納得できずに全て壊して一から作り直す場面を想像してみたり…。地球の人間が彼らによって作られたのだとしたら、人間は完璧な創造物でないから、納得できずに潰して一から作り直したかったのでしょうかね。そういえば『エイリアン』ではアンドロイドがエイリアンのことを「完璧な生命体だ」とか賞賛してた気がします。スペースジョッキの宇宙人がホログラムで走るシーンは嬉しかったです。冒頭シーンで自らの身体をバラしちゃうところ見ると、彼らも主ではなく「道具」なのでは? ところで、監督としては「せっかく名作『エイリアン』作ったのに、なんで駄作シリーズ化してぶち壊すの?」って気持ちもあったかもですよね。で、創造主が一旦駄作シリーズをぶち壊して再生を図ったという感じでしょうか。映像がいいです。開腹シーンも印象的でした。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2013-04-05 01:40:56)(良:1票)

263.  ファミリー・ツリー 《ネタバレ》 作られた感動をグイと持ってくることはなく「♪ なんでもないよ~なことが~ 幸せだったと思う~」的なオチをじっくり見せるラストシーンは印象には残りました。特別に気を張らずに、ただ同じ時と空間で過ごすだけでも、深刻な家庭崩壊は避けられるかもしれませんね。けれど、やっぱり全体的にインパクト弱かったかなと思います。妻の浮気相手と対面したのがピークでゆっくり着地していった感じです。『バックマン家の人々』でキアヌが演じた役どころのような、長女のボーイフレンドが「なんか、いい奴じゃん」みたいな印象を残しました。ハワイなんだけど、全体的に薄曇りふうに抑えられた色調や天候はどういう意図を狙ったんでしょう。奥さん役って、冒頭のボートシーンの一瞬以外、健康時の回想シーンも一切なく、徹底して植物状態の演技だけでしたね。彼女の人となりを全く本人の姿で描かない意図はどういう狙いなんでしょう。見終わったあと、そういうことが引っかかってしまう出来でした。[DVD(吹替)] 6点(2013-02-05 23:14:36)

264.  ミッドナイト・イン・パリ 《ネタバレ》 ウディ・アレンの作品はこれまで『カメレオン・マン』と『カイロの紫のバラ』しか観たことがありません。カイロの…にちょっと似た設定にも思えましたが、過去の有名人たちと交流していくストーリーはワクワクしました。僕個人は生きたヘミングウェイとロートレックと交友を深めてみたいです。同じ時を生きても場所が違えば出会わないことを思うと、人と人との出会いというのは奇跡的なものだなと思いますし、この映画のように時代を越えて人と人が交流できたら素敵でしょうね。想像力が豊かであれば、過去に遺された作品を通して作家と会話できるのかもしれません。雨のパリを歩くのが好きな主人公に付き合ってくれる人間が誰も現れないことに、とくに意識していませんでしたが、最後のシーンに「そういうの、けっこう大事だよねー」と、ほろっとしてしまいました。楽しめたし終わり方も好きですが、1回観ればもういいかな…という感じではありました。[DVD(吹替)] 6点(2013-02-04 21:38:53)

265.  ふたりにクギづけ 《ネタバレ》 結合双生児の人生について深く考えたことがなかったのですが、コメディながら「そうか!」と気づかされることが多々ありました。けっこう微笑ましいシーンや笑えるシーンがあって良かったです。メリルのシーンは意外と少なく、ラストも唐突に再登場ですが、シェールのやな女ぶりの演技がいっぱい見れます。物語のオチとして特別な感じはないですが、結合双生児の生き方というものについて初めて考えるきっかけを与えられた点でとても貴重に感じました。エンドロールが始まっても鑑賞をストップしないで見てもらいたいです。僕はエンドロールに一番感動しました。[DVD(吹替)] 6点(2012-12-20 03:50:18)

266.  ブレーキ(2012) 《ネタバレ》 「リミット」にすごく似た作品。「リミット」の観終わったあとの気分悪さに比べたら、この作品はそういう気分にさせられずにすみました。ただ、それが映画の質として良いことかといえば、この映画がラストに意図したことを思えば成功しなかったということだと思います。完全にネタバレになりますが、あまりに壮大なドッキリ。「ゲーム」に比べたら、よっぽど納得できるドッキリですけどね。そこに説得力が出るのは犬と飼い主が生きていたシーンがあるからですが、このオチからなかなか終わらずズルズル続く展開は「キャリー」「殺しのドレス」「エイリアン」「トゥルー・ライズ」などでパブロフ的にインプットされているので、もう一つ展開が待っているのがバレバレ。そうなると、当然最後のオチは誰もが考えてしまうところだと思います。そして思った通りになります。しかも、隠し通した秘密のバレ方が偶然を頼りすぎたお粗末さで「うっそ~」です。このために犬と飼い主のお芝居まで準備していたなんて、なんか細かすぎるというか、チャチというか…もっと頭脳戦による情報収集力があるんじゃないかとか、どうせ殺すなら物凄い拷問という野蛮な手も存在するんじゃないかとか、そういうことを考えてしまうので、最後の最後はやはりチャチです。やるとしても、やっぱりそうだったのかと匂わせたところでスマートに終わった方がいい余韻が生まれたような気がします。最後の方になってトム・ベレンジャーを初登場させる演出は良かったと思います。 他の方も仰ってますが、タイマーは意味不明ですね。タイマーの裏に存在するルールが全くない見えてこない(何度も何事もなく0になる)ので、思うほど緊張を高める効果はなかったと思います。[DVD(吹替)] 6点(2012-12-08 10:48:18)

267.  OUT(2002) 《ネタバレ》 初見は映画館でした。原作もテレビドラマも触れずに観て、かなり面白くて印象に焼き付いていたので、久々にDVD借りて見てみました。「よくやりました、許す!」と思ってしまう発端事件なんですが、その女が飄々と主人公を巧みに利用する展開に「どういう女じゃ」という呆れと怒りと、他人事ならではの可笑しさ…そのなんとも言えない微妙なバランスが好きです。発端を作る妊婦は映画館で見た時と変わらぬ印象で、冒頭以外とくに大して印象に残らない。映画館で見た時から印象に残るのは原田美枝子と倍賞美津子だけど、原田美枝子の演技はこんなにもリアリティがなかったかとDVDで見直してビックリ。その分、倍賞美津子は再見してみてなおさら印象に強く残ることになりました。もちろん寛平ちゃんもスゴイのでよく覚えてます。まるで覚えてなかったのは二段ルーおばさん室井滋。この殺人と解体の物語をコメディ色に染める大事な配役なはずですが、おそらく割り当てられたキャラが自分の生活圏では考えられないリアリティのないバカ女ぶりだからかもしれません。原田美枝子と倍賞美津子の演じる役は実際にたくさんいそう。原田美枝子のキャラは旦那と息子があんなふうなわけが描かれなさすぎて感情移入できませんが、倍賞美津子の位置はリアルで気が重くなります。原田美枝子が夫と息子を捨てて家を出て行くの、もっとスカッと気持ちよく感じれる前振りが欲しかったです。[DVD(邦画)] 6点(2012-11-14 18:09:44)

268.  デンジャラス・ラン 《ネタバレ》 結構ハラハラはできました。とは言え、そのハラハラは決してストーリー展開によるものではなく、つい今までしゃべっていた人が突然の銃声と血しぶきと共に魂のないものになったり、退屈すぎる日常に置かれていた主人公がいきなり一人で危機回避を迫られる序盤のみのことで、お化け屋敷タイプのもの。もともとこういう類の話は誰を信用すべきか分からないというのが極々当たり前な前提だったりするので、影の敵が見えてきても相当工夫してないと驚きがない。付き合っている彼女とのエピソードにも深い展開はなく、秘密と安全のために生じる隔たりをサラッと描写する程度のレベルで、観る者の感情にあまり響いてこないし、それでいてラストシーンに彼女の存在を持ってきても、イマイチぐっと来るものがない。こんなんなら、彼女のエピソードは割愛してデンゼルと主人公の魂の葛藤をもっと描きこんで、手強い悪に屈しない男と男の友情物語として徹底昇華してくれた方が印象が強くなったのでは? 調べてないけど、デンゼルを濡れタオルで拷問した人は、多分ターミネーター2のT-1000の役者さんでは? シャープで敏捷なヒョウのようなイメージだった彼がまたちょっと違うタイプのイメージでお年を召した姿に、時の流れを物凄く感じてしまいました。デンゼルの死の演技は印象的でした。[映画館(字幕)] 6点(2012-09-16 02:49:13)

269.  スマグラー おまえの未来を運べ 《ネタバレ》 レンタル店でズラリと並ぶ空ケースにたった1枚の在庫。そんなに面白いの? とパッケージを手にとり裏のストーリーと解説を読もうとしたらシールべったりで読めず。なんだかよく分からないけどレンタルしちゃえと、軽さと勢いで鑑賞。R指定とは気付かず11歳の子供と共に見始めた。かなりドギツイ! とは言え、クスクスと笑えるシーンもあって「ま、なんとかなるかな」とヒヤヒヤ混じりに見進めて、身代わり妻夫木くんへのイカレ高嶋くんの暴行シーンでとうとう鑑賞ストップ。あまりに酷い。調べたらPG12らしいけど、その程度の規制でいいのか? というくらい暴力描写がキッツイ。やり過ぎ。イカレテマス。後日一人で続きを見たけど、嫌いにはなりませんでした。ただ、心に何か残るのものがあるかといえば、全くないです。いや~、大した根拠もなく「妻夫木くん出てる作品なら、そんな危なくないやろ」という判断はバカでした。ビバリとルイにもどこまでやるのかハラハラしたな~。カオナシに飲み込まれたカエルの声で喋るヒゲおっちゃんが、ニセ郷ひろみ若人あきらと気付くときの軽い感動とか(青蛙の声は実際この人)、「この人『鮫肌男と桃尻女』でもおかしな役してたな」と思ったら監督さん同じ人だったとか、可笑し怖いヤクザのオヤビンが、がばいばぁちゃんの原作者とコンビだった洋八さんと気づく時のガチョーンとか、背骨を「バトルロワイアル」で出てたよねと気づいたり、永瀬ってこんな渋くてカッコ良くなるのかと感心したり、そんなとこを楽しみました。妻夫木くんが背骨を演じ切って起死回生する場面のお目出度さには笑うしかないですね。永瀬正敏の銃乱射を避けまくる背骨は笑えるレベルを通り過ぎてハズしまくりでしたが。なんだかすごくビョーキな映画でした。[DVD(邦画)] 6点(2012-08-10 02:59:00)

270.  エルム街の悪夢(1984) 《ネタバレ》 ホラーやスプラッターにそれほど興味がないのですが、これをはじめて観たときはとても新鮮なものを観た驚きがありました。「どうせ夢なんでしょ。夢でどう死ぬわけ」みたいな気分を持って観ていたのですが、シーツから出てきた時の映像は今でも記憶に残っているほどインパクトを感じました。それと、ドバーと部屋を満たしていく大量の血は『シャイニング』を思い出しもしたけれど、そういうことよりも、なんとも奇妙な「美しさ」を感じてしまいました。廊下を引きずった血の道も「きれいだ」と思いました。フレディのツメも。この作品は美術的に引き込まれるものがありました。[ビデオ(字幕)] 6点(2012-06-03 00:02:26)

271.  コンテイジョン 《ネタバレ》 エリオット・グールドをものすごく久々に見られたのが嬉しかったです。豪華でどっしりした出演者たちと、見応えあるストーリーでワクワクしましたし、ジュード・ロウの役どころが興味深かったです。遺伝的に感染しないマット・デイモンはその特性が物語をどう左右するのか気になっていたけれど、その点では肩透かし。物語はどういう方向へ収束し、何を骨格としたドラマとしてラストを迎えるのか、見る側はそこを期待して成り行きを見守るはずだけど、デジカメを手に涙するマット・デイモンの画はそこに至るまでのドラマがとくにないのでイマイチだし、グィネス・パルトロウのラストシーンもすごく当たり前なところを最後に持ってくるところが、なんだか「手はきちんと洗いましょうね」と教育ビデオぽい感じがして、ドッとこけてしまう気分でした。無垢な笑顔で握手する彼女の写真を見る時に、握手の起源のエピソードがスッと出てくれば、意味深いラストシーンに思えたかもしれないですが、自分の場合、残念ながら握手の起源のエピソードがすぐには出てきませんでした。お悔やみに来て追い返された少年がワクチン接種者のリストバンドをして彼女に会いに訪れる微笑ましいシーンなどから思うに、多分にこの映画では「接触」「握手」などの要素をもっと見る側に意識させたほうが良かったかなーという気がしました。[DVD(吹替)] 6点(2012-05-22 17:37:31)

272.  戦艦ポチョムキン 《ネタバレ》 「一人はみんなのために みんなは一人のために」この言葉、なにかにつけよく聞くなと思っていたのですが、この映画で連呼されるとは・・・。『三銃士』に出てくる言葉なんだそうですね。もともと良い言葉だろうし、素直な善人ばかりの小さなグループならば通用する誓いかもしれないけれど、価値観が多様化し過ぎて何が正しいことなのかもハッキリ分かりづらい社会においては、乗り切れない言葉だなーと思います。ただ映画の発端自体は、ウジのわいた腐った肉のスープに満足の意を強要される理不尽にあるので、こういうことにはきちんと怒ることが出来るのが正常だと思います。日本では怒りを表現すると正当な怒りでも「大人げない」なんて言われかねないですが・・・。水兵たちの当然の怒りが民衆に通じて良かったですが、現代社会でまじめに考えると「水兵たちの主張は事実なのか?」という第三者の冷静な疑問の余地や、「私なら文句言わずに働きますぜ」と仕事にあぶれた人々が混ぜくったりや、新聞やテレビの思惑忍ばせた記事に簡単に誘導されちゃう人々や、デマを流したりそれを鵜呑みにする人々などで、この映画のような単純構造には落ち着かないんだろうなーと、そんな冷めた気持ちで鑑賞していました。今や民衆そのものが「勝ち組」「負け組」「格差社会」とかに踊らされ一体化できない時代だし・・・たしか『蟹工船』の紹介でこの映画が取り上げられた記憶が・・・。けれどオデッサの階段の逃げ惑う人々に添って流れるカメラワークにかなり引き込まれました。作られた時代を考えると、あのシーンの演出はかなりスゴイと感じます。[DVD(字幕)] 6点(2012-05-03 00:49:26)

273.  ノーカントリー 《ネタバレ》 コーエン兄弟の映画って何が面白いんだ? というクチでしたが、これはなかなか楽しめました。けれど、ラストあたりのああいう描きって、やはり僕には「何が言いたいのかさっぱり分からん!」でした。「俺、頭悪いの?」「なに、雰囲気で感じればイイの?」「何か文学的情緒的ノリ?」「どういう意味? どういう意味???」と、ちょっと狼狽えて、それから「別にどうでもいいや、つまらねー終わり方!」と切り捨てました。この機会に、ここの他の方々のレビューを読んで、少し映画の見方をお勉強してみます。蛇足ですが『ウォー・ゲーム』で独特の目力で戦況パネルを見守って、最後は大らかに喜んでた将軍さんが、この映画の最後の方でヒゲハゲじいちゃんとして登場し、久々にお目にかかったのが何となく良かったです。このバリー・コービンさん、歳とっても目が放つ存在感は衰えてないなー。あの目はなんか惹かれるものがある。[DVD(吹替)] 6点(2012-03-04 05:58:27)

274.  デッドクリフ 《ネタバレ》 『クリフハンガー』とか『バーティカル・リミット』あたりの高所宙吊りハラハラな感じとか『フローズン』みたいな足止めサバイバルの映画を気楽に楽しめたらそれでいいとレンタル。もともとそれ以外の内容なんてまるで期待していなかったので、しっかり期待通りに楽しめました。そこに加えて『悪魔のいけにえ』のレザーフェイスや『13日の金曜日』のジェイソンを思い出すような展開がプラスされようとは、思ってもみないサプライズで、まぁ「この組み合わせはアリだな」と受け入れて楽しめました。実際に名もない山で人っ子一人来そうもないような奥地に、ぽつんと一軒なんて光景を目撃すると「買い物はどうしてるんだ?」「何して生活して、何食べて生きてるんだ?」と不思議に思ったりします。「イノシシ猟って自分でさばいて食べるのかな?」とか想像したりしたあと、まるで人気のない山奥に孤立した環境での「日常の常識」がどんなものか考えだしたりすると、想像の幅はいろいろ広がって、この映画に近いことも空想しなくはないです。邦画で樹海なんか舞台にしたらすごく怖いの作れそう。昔そこに捨てられた子供が、死人を食ってるとか・・・自殺名所なのでいろいろ気遣いあって作られないのかな?[DVD(字幕)] 6点(2012-03-04 05:01:05)

275.  暴行 《ネタバレ》 黒澤明の『羅生門』を観たことのある人は、それをアメリカ人向けに西部劇にアレンジしたらどうなるのかという視点で観ると楽しめるのではないでしょうか。どちらもモノクロだし、比較しやすいです。スタートレックでのエンタープライズ号初代船長カークとしてしか印象にないウィリアム・シャトナーが、こういうちょっとどこか文芸ぽい画の中に見られたのは、ちょっと意外感があって面白く感じました。そしてなによりもポール・ニューマンの若くてワイルドな外見が、これまで見たどの彼よりもカッコいいと思いました。というか、これまで彼を「カッコいい」と思ったことは一度もなかったんですが、この作品での彼の風貌は三船敏郎が演じた役どころとして釣り合いが取れていて納得できるものでした。[地上波(字幕)] 6点(2012-02-01 02:56:58)

276.  完全なる報復 《ネタバレ》 ジェラルド・バトラーの映画で初めて「面白い」と思える作品でした。ただ、なんだか惜しいなと思うのは、ジェイミー・フォックスの人物設定。「裁判で負ければ無罪放免で釈放されてたかもしれなんだぞ」という立場は、あそこまで執拗に追い込むほど憎むべき対象として見れない。だから主人公のやり過ぎに見えるし、ラストも「それでいいんじゃない・・・」な浅い気持ちで観終わってしまう。いっそ、ジェイミーをもっと悪いやつにして、主人公が完全なる報復を遂げる話にしてほしかった。そうでないなら、もっとジェイミーを応援したくなるような話の流れを作るべきではなかろうか? そして対決終了後のジェイミーはもっと心に重いものを引きずるような描写が必要だと思う。娘の発表会をちゃんと見に行くようになったというエピローグだけじゃ軽すぎる。原題は、不本意ながらも自らの持論により自らを裁く結果となった主人公への皮肉が利いているのに、変えられた邦題は『不完全なる報復』ではないか! 邦題考える奴、最近低能化著しい。[DVD(吹替)] 6点(2012-01-04 03:32:59)(良:1票)

277.  BOX 袴田事件 命とは 未解決の冤罪(?)事件を扱った作品。被疑者は今も生きて獄中。この映画は「袴田さんは無罪なのでは?」と思いながらも有罪(死刑)判決文を書かされた元裁判官の視点を中心に描かれています。当事者でもなんでもない自分が、いくら誰の言うことを聞いたところで真実などというものは分からないかもしれません。なので、この映画で語られることも鵜呑みにはしませんけれども、かといってこの映画をして「全てでたらめ」なんて否定できるものでもありません。100歩譲って、この物語のすべてがでたらめだとしても、この映画に出てくるような教養のない狂った警察を実際に何人も見ている自分は、あらためて現実社会の未熟で恐ろしい一面を突きつけられ縮み上がる思いでした。バカ警察と接触するという経験はあっても、非道法曹界と接触する機会というのは、よほどのことでもないとないので『それでも僕はやってない』の内容を記憶する程度でしたから、バカ警察+非道法曹という恐怖をあらためて思いました。無罪かもしれない一人の人間を死刑判決に追いやって、苦悩している人間がたった一人だけという異常さ。警察からは監視カメラで密室を奪い、法曹界からは守秘義務を隠れ蓑にできない仕組みを作ってほしいと思いました。「昔の出来事」と片付けようにも、今でもそれほどしっかり人権が守られる安全な仕組みにはなっていません。当事者が実際にまだ生きていて未解決という事件を扱う映画であるから、冒頭の列車で二人が同じ席になるというシーンは事実でもない限りやめてほしかったです。最後の雪原のシーンも伝わるものがなく、もうちょっと何とかならないかと思いました。[DVD(邦画)] 6点(2011-12-06 02:53:03)

278.  羅生門(1950) グリシャムの原作がけっこう映画化されてた頃、はじめてこの作品を観まして「この時代にこれだけ見られる裁判劇が日本にもあったんだ!」と感心したことを覚えています。また、それまでタブーとされていたらしい「太陽にカメラを向ける」ことで強烈な木漏れ日のイメージができていたことを強く印象に残しています。たしか、役者に枝葉の陰を落としたりしながら撮影してあった気もします。『情景』づくりに労することの大切さを感じる作品でした。『暴行』という西部劇にリメイクされてもいます。[地上波(邦画)] 6点(2011-12-05 23:48:13)

279.  勇気ある追跡 《ネタバレ》 主題歌が好きで高校生の頃たまに聴いていました。西部劇に関心がなく、映画そのものはずっとスルーしてきましたが、リメイクされたこともあり気になって観てみました。ジョン・ウェインのアカデミー賞はお情けな感じがしますが、演じている役柄には面白みがあると思います。ネズミの話で引き込まれました。作られた60年代に既に犯罪と人権の矛盾が語られたりしていたのかと、ちょっと感心しました。これは「本当の勇気」と関係してくる伏線なのかな? と思っていたら、結局は単純明快な復讐劇で完了。けれど娘さんの存在がこの映画をずっと引っ張ってくれて、観るのに飽きは来ませんでした。ただ、父の死を知って悲しむ場面などはすっ飛ばしていきなり復讐にやってきて、あっけらかんと元気でやり手の姿ばかりなので、復讐の動機付けが弱かった気がします。クライマックス4:1決闘シーンは笑うしかなかったけれど、全体的にのどかで大らかなユーモアで包まれていて、好感持ちました。娘が蛇に噛まれてから家路に急ぐ場面は画に疾走感があって印象に残りました。[DVD(字幕)] 6点(2011-11-03 08:44:24)

280.  インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 公開時、大学の仲間と大勢で劇場に観に行った。その時はみんなで思い切り大声で笑ったことを覚えている。相変わらずのゲテモノ演出はくだらないけど、アクションもコミカルな演出も前作に比べて遥かにてんこ盛り。非常に満足して劇場を出た。けれど今DVDで見直すと、あの時の感動は戻ってこない。我が子に見せる為にレンタルして吹き替えで見たのだけど、少年の声の吹き替えがあまりにもわざとらしい。999の鉄郎とかドラゴンボールの悟空の声の人だけど、やはりアニメ向きですね、実写の少年の声に合わせるのはノリが違和感あり過ぎ。台無しです。是非、吹き替えの改善をお願いしたいものです。[DVD(吹替)] 6点(2011-09-22 18:33:16)

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