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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 524
性別 女性
ブログのURL //www.jtnews.jp/blog/22089/
年齢 52歳
自己紹介 点数表記にむちゃくちゃムラが・・・。

9点以上 特別
7~8点 面白かった(人に基本的におススメできる)
5~7点 面白かった(人様におススメするのはちょっと・・・)
3~5点 そこそこ(なんとか)面白かった(でも難あり)
1~3点 むぅ・・・
↑上記例外あり(見直すのも面倒なのでこのまま)

3点とか5点、7点が重なっているのはご愛嬌。
細かな点数の上下は、そのときの気分ってことで。
こう見ると、なにげに3段階で点数つけてるよーな気が。

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301.  グレートレース 《ネタバレ》 嬉々として悪役になりきるジャック・レモンと、これまた嬉々としてスーパー・スターを演じるトニー・カーティス。ある種のハジケチャッタノネ演技がとてもいいのです。ジャック・レモンはずっこけ悪人なんだけれど、途中立ち寄った国でワガママ王子様と間違えられる(姿がそっくりなもので)。この頃から、なぜか私は「こ、この映画は、、、も、もしや『ウハウハザブーン』(正式名称『アップ・ザ・クリーク』)と同じでは……(汗)と思いはじめました。よくよく考えてみると、繋がるところはレースをしていろんな妨害・罠がしかけられ、ライバルたちを陥れながらレースが進んでいくところのみ。「いや、そんなハズはない。だってあの映画と一緒ってことは、ラストがとんでもないことに……ブルブルブル」と恐れていたのですが、本当にラストが恐れていたとおりになったときは逆にビックリ! そう、ゴール地点のパリでエッフェル塔があんなことに!!!『ウハウハザブーン』ではログハウスが粉々になっていただけなのに……。この作品より過去につくられた『グレートレース』のほうがスケールがでかい!というのがとってもいいです(笑)。6点(2004-12-26 01:30:53)

302.  帰らざる河 《ネタバレ》 ロバート・ミッチャムことマットが、ケイ(モンロー)に惹かれていく過程がわかりづらい。もうちょっといろんなエピソードとか、マットの表情・行動とかに表してくれれば、もっと面白くなったのにと残念でした。それでも、ケイの恋人に対する怒り+盲目的なケイへの苛立ち+ケイの色気→放っておけない存在+理性との闘い→むっつり顔……という流れはわからなくもないかも(笑)。基本的にはちゃめちゃなストーリーですが、私はコレくらいならオッケーです(笑)。許容範囲……というより、十分に楽しめました。インディアンがわかりやすいし、川下りだって適当だし、挙げ句の果ては猛獣だし!そんな節操のなさが私は好きです。そしてケイの人を観る目のなさも私は好きです。人を好きになったら、現実を見ずになるべく擁護したいですよね。いいように解釈したい病の女性をみると、ちょっと切なくもあり、そこに女らしさを感じたりもします。↓の方々が書かれていますが、モンローの色気と可愛さは文句なし!6点(2004-12-25 19:54:21)(良:1票)

303.  素晴らしき哉、人生!(1946) キャプラ作品って好きなんだけれど、あざとくって嫌い。ちょうど私の琴線にふれる映画を上手に作る。全部のキャプラ作品を観たわけではないので、まだ決めつけるのは時期尚早な気もするけれど、今のところそんな感じ(後で変更するかも 笑)。だいたい私の好きそうなネタを扱っているくせに、どうして、何がダメなのか考えてみた。おかげで1年以上レビューすることができなかった。それはさておき、キャプラ作品の苦手な理由は「善良」=「イノセンス(無垢)」という構図が見えてくるからではないだろうか。「イノセンス(無知)」=「罪」ととらえてしまう私としては、どーにもこーにも、後味の悪さが感じられてしょうがない。1年以上考えた挙げ句、結論がコレかよ!ってことで、『素晴らしき哉、人生!』のレビューは、後で変更されることでしょう。6点(2004-12-11 16:32:36)(良:1票)

304.  スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー 《ネタバレ》 はなっからバカ映画を期待していたので、けっこう楽しかったです。いろんなところにおバカなサービスショットのようなエピソードが転がっていて、観ていてあんまり飽きませんでした。ありえねーーっていう展開も良かったです。中でも(1)スカイキャプテンを呼び出す場面(RKOの映画のはじまりピピピピッという鉄塔)と、(2)スカイキャプテンが街だの海だの雪山だのを自由に飛び回るシーン、そして(3)アンジーの水中からの脱出シーン。この3つが観られただけで、けっこう満足(笑)。ただ、全編にわたるグゥイネスの今にも泣き出しそうな表情と、例の博士との最終決戦がなかったのが微妙に残念。そのためか、このおバカ映画が完全なるバカ映画になりきれなかったような気がします。6点(2004-12-09 21:15:14)

305.  暗黒街の顔役(1932) 《ネタバレ》 X[エックス]が×[バツ]に見えて、×=[消すぞ]という予告殺人的なところにドキドキ感が煽られます。秘書とうまく発音できないおじさんが、ずっと最後まで彼につきそっているあたり、(いかにもトニーがチンピラから成り上がったって雰囲気があって)ちょっと和むのですが、結局は破滅の道に突き進んでいくわけで……。作り手側が「デタラメな社会に提言する」って思想が入っている割には、重苦しくなく面白く見せてくれた映画ではあります。でもトニーがすんごくマヌケで執着心が強く、短気な性格という描かれ方をしているのが、なんとも哀れで。秘書のおじさんも哀れ。妹もやっぱりおバカで哀れ。できれば主役は死ぬにしても格好良く。自らが作らせたバカげた要塞にこもって……だなんて、あまりにも哀れすぎて、映画を楽しむどころではないのがマイナスでした。6点(2004-11-13 20:39:20)(良:1票)

306.  六月の夜 《ネタバレ》 バーグマンがとっても綺麗でかわゆいです。ふっくらした頬に意志の強そうな目。このアンバランスさがこの女性の美しくてかわいいというふたつの印象を醸し出しています。ただ、ここに出てくるバーグマン、かなりダメな女性です。痴情のもつれで男に撃たれ、裁判後にスキャンダルを避けて偽名を使い都会に出るも、そこで親切にしてもらったルームメイトの男をとってしまうというとんでもない役。そりゃあないでしょうという構成なのです。バーグマンを心配した看護婦のルームメイトは、恋人の医者に「一人でやっていける強い女」と言われ、そしてバーグマンも「そうよね」と手に手をとって愛の逃避行(何から逃げるのかはよくわからないけれど)。もう一人のルームメイトのおかげでどこにも逃げなくていいようになったのに、それでも彼女たちは逃げるのです。はっきりいってまともな男はほとんど登場しません。そしてバーグマンと同居していた3人のまともな女が取り残され(一人は男に去られ、一人は男に愛想をつかし、そして一人は男に関心を示さない哲学者(女は独身が長いと哲学者になるらしいby『ミンクの手ざわり』))ジ・エンド。えーーー、バーグマン、男に撃たれて生き方を改めるといっていたけれど、それでも友達の男をとって嬉しいか? そこで友達に対して「一人でやっていけるから」と捨てる男がいいのか? そんな男はきっと新しいか弱い女性をみつけると「今の奥さんは一人で大丈夫」とフラフラするはず。うわ、うわ、うわと思いながら、画面にかじりついておりました。ダメダメな展開なんだけれど、この昼メロちっくな雰囲気に完全にやられてしまったワタクシは、かんなり楽しんで観ることができました。友情をとるか、愛情をとるか……人類の永遠の課題なのかなぁと、ぼーーーっと考えさせられた映画です。っていうか、普通、女友達をとるか男をとるかなんて展開にはならないと思う。少なくともワタシはそんな究極の選択は一度もありませんでした。友達に恵まれたというべきか、男をとるほどの力量がなかったというべきか……。こちらも永遠の課題かもしれませぬ。6点(2004-09-26 05:14:44)

307.  スウェーデンイェルム家 スウェーデンで古くから続いている貴族(なのかな?)スウェーデンイェルム家は、家長がノーベル賞を狙う科学者(変な薬品を買っては財産を食いつぶしている)。長男はお父さんの発明を手伝う助手、次男は空軍の英雄だが借金まみれ、そして娘は自称女優の卵。気はいいがお金にルーズでマイペースなスウェーデンイェルム家をとりまとめているのはここで何十年と働いている老メイドなのです。彼女は、大掃除が大好きで、月に一度掃除をするけれど、家長の妙ちきりんな実験のあおりをうけてすぐに部屋をすすだらけにされてしまうのにプンプン怒っているのです。だけれど、火の車の家計のやりくりをし、家の人がいくらほしいといえば、なんとか工面をする心優しきしっかりもの。そう、この映画は肝っ玉のすわったメイドが主人公といっていいくらいかっこよく描かれているのです。ただのメイドのはずなのに、最後には家長から貴婦人と言われるのが凄い! 一方のスウェーデンイェルム家の面々は、だらしないやら情けないやら……。そう、男どもが、なんともダメダメちゃん。ふくらんだ借金はお父さんがノーベル賞をとらなければ返すことができないという危ない橋を渡っているのです。すべてはお父さんの研究成果にかかっている。こんなバカでダメなほーーんとダメダメ家族なんだけれども、これが何故か愛らしい存在に思えてくるから不思議。映画の力って魔法だなって思いますよ。いまや“スウェーデンイェルム家”ときいただけで、クックックッと笑いがこみあげてくるくらいの影響を受けてしまいました。メイドがいないとなーーんにもできない家族、育ちのよさからか先々のことなどなーーーーんも考えていない家族、そしてお金がないくせに正義感とプライドが高いもんだから、観ているこっちがハラハラしてしまう、そんな愛すべきダメな家族。ここの次男のフィアンセであるバーグマンには、こんな妙ちきりんな家に入って精神がおかしくならないか、他人事ながら心配になってしまいます。6点(2004-09-26 04:50:23)

308.  ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディー ブロードウェイのヒットメーカー、ジョージ・M・コーハンを、J・ギャグニーが演じきります。ちょうど太平洋戦争中ということもあって、星条旗のもと人心を集結させるのに、かなり役だったのではないでしょうか。だって、アメリカ人ではない私が見ても、アメリカって素晴らしい、自由な言論(大統領を槍玉にあげても大丈夫)が認められる本当に素晴らしい国だ!!と、一瞬思えてくるような仕上がり。体全体に星条旗をまとったようなJ・ギャグニーのパワーあふれる直線的な踊りに圧倒されます。が、挿入されている曲の出来にムラがあるのが難。軍人たちに向けて歌う音楽はとても素晴らしいのですが、なんとか使ってもらおうとプロデューサーのオーディションを受けるときに歌う曲は、ちょっと……あのプロデューサーじゃなくても、使いたくないよなぁって思うような仕上がりなんです。ジョージ・M・コーハンが生まれた7月4日。独立記念日に誕生したからジョージと名付けられた彼は、名前について人一倍敏感に反応していたようで、名前をあしらった歌がけっこう多かったように感じます。(そう、恋人には♪メアリー♪という歌を贈っている、この歌がけっこう頭の中でぐるんぐるんとリピートされる危険度の高いもの)。J・ギャグニーの踊りはなかなかのものですが、彼がもつ雰囲気っていうんでしょうか、これがこけたら後がない(実際にはある)ような、思い詰めたような容貌がショービジネスにあっていなかったような気がします。言いがかりでゴメン。[映画館(字幕)] 6点(2004-08-29 15:39:11)

309.  テキサスの五人の仲間 《ネタバレ》 (*ネタバレじゃないかもしれないけれど、念のためネタバレ)コトが終わったあと、妙にサバサバしすぎていたのに……目がテン……。酒場の女の歌も、バカにしたような♪コーディー、コーディー♪ってザッツ・繰り返し! この落差がたまらないのでしょうが、私はどうも……。この対比で受けを狙おうとしたところが逆についていけなかったよーな。いいじゃん、女がポーカーしたって、麻雀したって、競輪やったってーーー!(只今、錯綜中 汗) でも随所に出てくるマヌケな絵(特に列をなして歩いているところ)なんかは、けっこうツボにはまりました(笑)。理想の女性を夢みる地主、、、彼がちょっと可哀想だった。ところで西部の掛け金制限なしルールって、資本金をいっぱいもっているヤツが勝つのでは? かけひきとか関係ないのでは? どうなの? ポーカーしらないから私はこんなこと言っているの?(笑)。天井なし西部ルールに緊迫感がないように思う私は、見方を間違っていたのかなぁ。どうなんでしょう?? この西部ルールをもうちょっと改良してくれたら、とっても面白い映画になっていたかもしれません。6点(2004-08-09 23:56:50)

310.  ハリウッド的殺人事件 くだらないっちゃー、くだらないです。メイキングなどを見てみると、どうも「実話的エピソード」を集合させて作っちゃった映画のようで、「えええ!そんなのマジにあるの?ぐわっ、おもしろーーい!!」なんて出来事をごたまぜに入れちゃったもんだから、ストーリーにまとまりがないし、因果関係なんかも期待できません。事実は小説より奇なりとは言いますが、コネタを集合させてもやっぱり、ちゃっちーんですよね。ハリソン・フォードとジョシュ・ハートネットの二人なんで、ちょうどいいバカらしさかな……。邦題の“的”という表現もインチキ臭さを醸し出していていいじゃないっすか。K・ローを追いかけていたときの、アヒル公園の行ったり来たり追走劇?(ってほどのことでもないんだけれど)、あれ以上モタモタしているといらついてくるところを、ギリギリのところですったもんだやってくれています。全体的に暇つぶしのテレビドラマ風映画ですが、これはこれでいいんじゃないかなぁ。ちなみに私は着メロとか面倒なので、普通の「ルルルル、ルルルル」ってやつです。6点(2004-08-08 13:50:41)

311.  どん底(1936) 《ネタバレ》 ジャン・ギャバンは愛嬌があり、それでいてかっこいい。「泥棒の子は泥棒としかみてくれない、だからこうなっちまったんだ」と悪びれもせずに言う彼は、おバカかもしれないけれど、どこかにつきぬけた明るさ、たくましさが感じられました。そんな彼は恋しいナターシャという娘と一緒になれば、泥棒から足を洗うことができると、これまた根拠のない思い込みをしています。意志さえ強ければいつだってやめられるのに、ナターシャが側にいてくれるなら……って条件があるところ、やけにリアルです。ジャン・ギャバンにとって彼女はとても神々しい存在であり、大切にしたいんだろうなぁということが、ヒシヒシと伝わってきます。そしてギャンブルで身を持ち崩した男爵との奇妙な友情。男爵も変わり者だけれど(金に執着しないからギャンブルで負けるんだろう)、ジャン・ギャバンのほうも相当な変わり者。この二人の間には不思議な空気が流れています。この飄々とした浮き世離れしたような雰囲気と、人間の弱いところをリアルに描いている……そんな二面性がすべて、ジャン・ギャバンの魅力へとつながっているのです。ナターシャのほうは、シンデレラもびっくり!ってくらい姉夫婦にこきつかわれているわけですが、彼女の動きがマンガちっく。細くてRの小さな大仏のような眉とあいまって、ちょっと違和感を覚えましたが、基本的に働き者のいい娘さんなので、好きな人といっしょになれて良かった、良かった……といったラストを迎えるわけです。しかし、順風満帆、愛さえあればいいのさ!って雰囲気を出しながらも、その実、お金をほとんともっていない。周りから「それだけでやっていけるのか」と言われるくらいなので、主人公たちの心境に反して、観ているこっちが心配になってしまいます。「めでたし、めでたし」だけで終わらないのがルノワールか。そこのところのリアルさが、ちょいと寂しいのです。6点(2004-07-29 23:44:54)(良:1票)

312.  OK牧場の決斗 《ネタバレ》 ドク・ホリディ役のカーク・ダグラスがかっちょいい。もともとカーク・ダグラスは大好きなんですが、いつもピシッとした出で立ちで、姿勢よく歩く彼はとてもいいです。決闘に行かないでとすがる女に、男「ただ一人の親友の側で死なせてくれ」女「あたしはどうなるのさ!」男「おまえとはもともと何の縁もない、いきずりの女さ」むぅーーー男の友情って感じですね。ただ映画として観る分にはカーク・ダグラスなら許せるって感じですが(だってかっちょいいから)、実際に私がそれを言われたら「バチンと殴ってをしてバイバイ~♪」だろうなぁ。結局は、かっこつけたがりの情けない男なんでしょう。ウンウン。でも、カーク・ダグラスだから許す(笑)。そうそう蛇足ですが、私としてはドク・ホリディには決闘で死んでもらいたかったです。だって、「親友の隣りで死にたい」って言っていたんですよ。ワイアット・アープはカリフォルニアに行くんだから、希望が叶わないじゃん。ちょっとだけ腑に落ちないところがあったな。ちょっと、スッキリしないなぁ。6点(2004-07-11 13:34:53)

313.  ザ・ビーチ(2000) 中途半端なダメダメ主人公は、ぜひともユアンにやってもらいたかったです……というのは冗談ですが、アジアで一人旅をして沈没していく様が、すごくよく描かれていたように思います。欧米からアジアに一人でやってくる旅行者なんて、どっか変わっているし、人と同じコトなんてしたくない!なんて思っているんでしょうね。いろんなことをやってみたい、自分は特別なんだとか思って自意識過剰になっているんだけれど、結局は一人じゃ何にもできないってことに気付かされ、お互い傷をなめあって生きているのかも。と、ここまで酷く書くのも私自身、一歩間違うとパラダイスで共同生活を行っている人たちの一人に入り込んでしまう恐れを感じたから。オンリーワン(って言葉、最近の自治体のスローガンによく使われていますよね 汗)意識があるのはいいんですが、共同体にうまくなじめなくてその現実から逃れようとするとき、人はありったけのパワーを使って、幻想を作り上げ、その世界を守ろうとするもの。つくづく怖いなぁって思います。ちょっと教訓じみているのが鼻につきました。構成員を覗いてみると、レオちゃんと一緒にパラダイス入りしたフランス人男性のみが、まともな神経を持っていたように感じます。きっと坊ちゃんだったのでしょうが、あそこに入り込んだ彼は何をどう考えていたのか、、、怪我している仲間にずっとつきそっていたフランス人から見たパラダイスを見てみたいなと思いました。それでも宝探しのように、パラダイスを探そうという冒険心のあった前半部分は楽しかったです。退廃的で、ドラッグの臭いがプンプンするのは、ダニー・ボイルだからしょうがないっしょ(ちなみに私はダニー・ボイルが好きです)。6点(2004-07-10 21:11:20)

314.  デイ・アフター・トゥモロー 《ネタバレ》 よくある父と息子の愛情、信頼の物語。研究に忙しくて家族と一緒の時間がとれない父親と、お父さんが大好きなんだけれど、ちょっと放っておかれて寂しくて拗ねている息子。でも基本的にお父さんを信頼しているから、「絶対にそこを動くな、助けに行くから!!」という父の言葉を信じて、基本路線を守ったために凍死をまぬがれ、一方の父はただひたすら息子の待つ図書館に向けて、ひたすら歩く、歩く、歩く。その間、両者にちょっとしたドラマが……という構成。普通に楽しかったです。一つひとつのエピソードはしょぼいのですが、大筋に父息子の絆が見えるので安心して観ることができました。男同士の信頼感を描いた作品に、私は非常に弱いのです。ただ欲をいえば、登場人物たちが各々にもうちょっと活躍してほしかったかな。クイズ大会で知り合った他校の男の子は金持ちって以外、ろくな働きをみせず(せっかく頭いいって設定なのにもったいない)、主人公の恋のライバルになるかと思いきや、よくわからないうちにあっさり身を引いている……。また、クイズメンバーのもう一人の男の子は、ラジオを作った(修理した?)だけだし、浮浪者の男性にいたっては、紙を服の中に入れると温かいと言うことを教えただけ。連れていた犬も何の活躍もしなかったのが拍子抜け。一方の父親サイドにいる研究者チームの面々も、ろくな働きをしなかったような。非常にもったいない映画だったなぁ、と感じてしまいました。6点(2004-07-03 03:02:54)

315.  赤ちゃん教育 キャサリン・ヘプバーンの自己中な思考回路に脱帽。彼女に振り回されてたじたじなケイリー・グラントがなんとも不憫だけれど、自分からトラブルを招いている部分もあるので、きっと「いやだ、いやだ」といいながらトラブル好きな人間なんでしょう。とにかくこの映画、キャサリン・ヘプバーンが凄い。メガネをとったケイリー・グラントに見とれて、彼がいってしまわないようにあの手この手で引き留めようとする姿は、いじらしい……とも言えなくはないけれど、それにしてもやることなすこと迷惑なことばかりなので、アレをやられて彼女に好感を持てるとは到底思えません。最終的に女一人、縄一本で豹を捕まえるキャサリン・ヘプバーンを堪能してください(汗)。《教訓》君子危うきに近寄らず!6点(2004-06-27 20:16:02)(良:1票)

316.  ボルケーノ 《ネタバレ》 映画でしか味わえない、むちゃくちゃ設定がすばらしい。普通の道路から溶岩が出てくるところなんて、目を見開き、口をあんぐりあけたまま時間が停止してしまいました。んでもって、あんなに溶岩流れてきているのに、消防車でなんとかしようとしているし、溶岩の熱伝導を無視した設定は、とても嬉しくなってしまいましたです。だって、たとえ溶岩に囲まれたとしても、直接溶岩に触れさえしなければ平気なんですよ。同じ火山モノ(同じといっていいのか考えるところだが)の『世界崩壊の序曲』より、よっぽど世界崩壊って感じがしたけれど、それでもなんとなくジミーな感じがしてしょうがなかった。どうしてだろう?んーー、やっぱり公民館が一つあるくらいの小規模な地区にのみ溶岩が流れてきたからでしょうか?どうせありえない設定なんだから、もうちょっと大きな街(例えば、NYなんかでエンパイアステイトビルが溶岩に呑まれるとか、海の上にもかかわらず金門橋が溶岩で溶けるとか)だったら、すっげーー!って思えたかな。でも、これくらいショボかったから、逆に楽しめたよーな気もします。けっこうインパクトある映画でした。6点(2004-06-22 00:32:20)

317.  ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ あっちゃいけないことなんだけれど、でも現実にも起こっていそうな、イヤにリアルな映画ですね。んだから、あんまり笑えなかったなぁ。このコンビはいったい何を露そうとしていたんだろう?なんて変にかんぐっちゃって……映画を観る正しい姿勢じゃないですね。反省、反省。やることなすこと、大がかりといえばいいのか、みみっちいといえばいいのか、わからんよなぁ。実際のニュースも情報操作されているんだろうから、やっぱり「戦場で動物かかえた少女」って画もあながちバカにできない、怖ろしや。それはそうと、あんなにたくさんのエキストラ使ったら、絶対どっかで情報が漏れる……。どっちかといえばその秘密が漏れない統制力のほうが怖かったりして。6点(2004-06-20 02:25:32)

318.  足ながおじさん 不自然に広い「ジャンヌ・ダルク孤児院」の食堂兼教室。アステアがいつ踊る、いつ踊る~とワクワクしていたので、ちょっと肩すかしをくらってしまいました。いやぁ~ダメですね。画面の中にちょっとでもスペースを見つけてしまうと、ダンスを心待ちにしてしまい、期待感が高まってしまいます。だから、逆になんにもないとちょっと拍子抜けしてしまうのです。アステアのダンスシーンはそこそこあったのですが、もっともっとアステアのダンスを見たかったというのが正直な感想。『リリー』の頃からちょっと太ったかなって感じのレスリー・キャロンもかわいいんだけれど、お目当てがアステアなので……ゴメンちゃい。そうそう、アステアは下心いっぱいでいいのです。周りのことをほとんど考えず、自己チューで、自分勝手にふるまうアステア。そんな彼が私は好き。それから忘れてはいけないのが、執事の秘書?セルマ・リッター。レスリー・キャロンの手紙を読んで涙する、いざとなったらレスリー・キャロンのためにアステアに直訴?する、そんな彼女がとてもかわいらしくて好きです。そう、今後私のことはセルマ・リッター好きと呼んでください。彼女が出てくると、コミカルかつ人情味あふれる映画になりますね。ケチをつけるなら、レスリー・キャロンのソロ場面。ちょいと幻想的になりすぎて、ちょろっと退屈でした……でも、彼女が空想好きの女の子ってのはすごいハマルので許してあげよう。ウンウン。6点(2004-06-19 19:11:23)

319.  ブロードウェイのバークレー夫妻 またまた、たいていのことは↓【あまみ】さんが仰っています(笑)。これを観て思うのは、二人とも相変わらず芸達者だなぁってこと。イギリスの民俗衣装を着て(チェックの織りスカートみたいなやつね)、スコットランド訛?っぽいアクセントで歌を唄い、タップをふむアステアとロジャースがいいですね。やっぱり私はタップダンスが一番すきみたい。アステアの華麗で軽やかなタップが大好きで、それが観られるだけで、どんな映画も楽しい一本になっているような気がします。そうそう、【あまみ】さんも書かれていますが、この二人に演技力はいらない!(笑) そうですね。「夫婦喧嘩は犬も食わない」を地でいく彼らは相変わらずだなぁと思いつつ、この人たちって夫婦になっても似たようなことやっているのねって半ば呆れて、半ば楽しんで。アステアとロジャース好きじゃない方にはオススメできませんが、私は観て楽しかったです。そうそう、オスカー・レヴァントのピアノもすばらしいのですが、パーティや舞台、食事なんかで毎回違う女性を連れて歩いているのも笑えました。アステアとロジャースがおしどり夫婦で、彼がプレイボーイかぁ。プレイボーイっていう雰囲気とは違うけれど、そこんところもチェックポイントですよ。6点(2004-05-30 20:39:11)(笑:1票)

320.  クリフハンガー 私は好きです。このスタローン。半袖Tシャツでドタドタ雪山と格闘する彼は、雪崩なんかも素手でとめてしまいそうな勢い(んなわけないけれど)。雪山というじみーーーな世界でも、強引に力強くドラマを作ってしまうところなんて、凄いナァって思いますよ。だって皆さん、雪山ですよ、雪山。雪山のぼるって、自分の内面との葛藤なのにそんなのをエンタテイメントにしようと思ったら、無茶苦茶設定、こんなのありえねーーーっつていうようなものにしないと、なんら面白くはありません。それにしても、CMでさんざん流していた女性が転落するシーン……、スタローンの心にキズをつけるだけのために存在した彼女がなんとも哀れ。だってあんなに注目されているのに、ただ単に山をなめて恋人(←こいつも山岳レスキュー隊の一人っつーから呆れる)とやってきているだけのねーちゃんというのが可哀想だった。6点(2004-04-18 17:42:25)(笑:1票)

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