みんなのシネマレビュー
元みかんさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 524
性別 女性
ブログのURL //www.jtnews.jp/blog/22089/
年齢 52歳
自己紹介 点数表記にむちゃくちゃムラが・・・。

9点以上 特別
7~8点 面白かった(人に基本的におススメできる)
5~7点 面白かった(人様におススメするのはちょっと・・・)
3~5点 そこそこ(なんとか)面白かった(でも難あり)
1~3点 むぅ・・・
↑上記例外あり(見直すのも面倒なのでこのまま)

3点とか5点、7点が重なっているのはご愛嬌。
細かな点数の上下は、そのときの気分ってことで。
こう見ると、なにげに3段階で点数つけてるよーな気が。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1234
投稿日付順1234
変更日付順1234

21.  黄色いロールスロイス 黄色いロールスロイスの持ち主を巡るオムニバス映画。3つのストーリーで構成され、それぞれヒロインが大物そろいです。第1話がジャンヌ・モロー。相変わらずのへの字口だけれど、かなりキレイです。第2話がシャーリー・マクレーン。イタリアンマフィアの情婦という役がかなりお似合いでした。そして最後の第3話がイングリッド・バーグマン。かなりデカイ女性です。すごく逞しくて、運転とかむちゃくちゃで(笑)。三者三様のストーリーが楽しめます。その中で一番お気に入りなのが、第2話のシャーリー・マクレーンの話。思ったまんまを口に出す子どものようなシャーリー・マクレーンがホントにかわいい。そんな彼女がイタリアで出逢う軽薄な男性をアラン・ドロンがやっています。そして、ちょっと切ない結末。短いお話の中に、女性の変化が現れていて、とても味のあるお話になっています。この映画は、できれば3人の女優のキャラを知ったうえでみると、より楽しめますね。私自身、1回目に観たときは、バーグマンくらいしか認識できていない状態でした。それが、2回目、3回目とみる度に女優さんの認識度がアップして、あまりにも「らしい」人物設定にとっても楽しめるようになりました。8点(2004-11-29 23:59:08)(良:1票)

22.  逢う時はいつも他人 この『逢う時はいつも他人』! カーク・ダグラス!! キム・ノヴァク!!!というタイトルとクレジットだけで、観る前からいろんな想像をしていたためか、実際にみはじめたときにはすでに(私の中で)物語が終わっていた(トホホ)。どうってことないダブル不倫の話なんですが、両者ともどもお互いに何処に惹かれたのかわからないのですよ。まぁ、カーク・ダグラスとキム・ノヴァクが出てきただけで恋に落ちる理由になるといえばなります。二人が逢瀬を重ねるのは決まって海辺。そして建築家であるカーク・ダグラスの依頼主は山の中に家を作ります。依頼主の小説家は本が売れて成功しているんだけれど、生涯の伴侶には巡り会えていない。山に家を建てたということで、きっと、落ちつける“家”というものを見つけたいということになっているんでしょう……というのは深読みのしすぎかな。とにもかくにも、見つかるか、見つからないかとかあんまりドキドキすることもなく(一応、本人たちは焦ったり、ばれたりでそこそこいろんなことはあるのですが)、淡々と流れるBGMのような映画でした。ただ、カーク・ダグラスのアゴの窪みネタがとりあげられているので、そこんところがポイントにはなっています。5点(2004-11-13 20:56:03)

23.  黒衣の花嫁 《ネタバレ》 覚えていたのは白いハンカチが空を舞うところのみでした。改めて観てもやっぱり白いハンカチのところが印象的でしたね。とにかく白と黒が使われていて、この色合いってのにジャンヌ・モローの悲しみが表されていたのではないでしょうか。白いコートに黒いスカーフってのは『めまい』のキム・ノヴァックも着ていましたね。5人に復讐する彼女は、かなり鬼気迫るものがありましたが、3番目あたりから、ちょいとそれはないんじゃない?っていうような殺し方。階段の下の物置に閉じこめて窒息死……って、なんてまどろっこしいんだ~!! マッチをつけたときはそれで脱出を試みるのかなぁ~?とか思っていましたが、単に明かりをつけただけぇ~?酸素が余計になくなるし。で、4番目。モデルってしんどいことやってから殺さなくても……一瞬、もしやあの画家に惚れたのでは?と、ありえないことまで考えてしまった。お願いだから早くやっちまってくれ。5番目は……大袈裟すぎる音響が災いしました。ババ~ンってハゲ男が出てくるとき、いるの解っているからいいよぉ~と、ちょっと笑いが。バーナード・ハーマンの強い音響とは合っていなかったのが残念。マンダリンの音楽♪ズパパパ ズパパパ♪(『クレイマー、クレイマー』の主題歌)が3番目以降の殺人で出てこなかったのが心残りです。あの音楽、なにげに楽しみにしていたもので。なんで出てこなかったんだろう。あと、気になったのがセントポーリアにコップの水をかけるシーン。ああ~、葉っぱに水がかかってるじゃん!葉っぱが痛むからやめてくれ~と妙なところで止まってしまった。あの男性が彼女を思い出す重要なシーンなのに、1度目も2度目も水が気になって。花を大事にしないといえば、2番目の殺人でも毒の入った酒を、ユリがいけられた花瓶に入れてました。そんなところが妙に気になった時点で、ダメだったかも。ゴメンっ! 【追記】でも、この作品、あとからあとからジワジワ良くなってくるんです。印象深いシーン(ていうか忘れられないシーン)もいっぱいあるし。なもんで、点数大幅あげっ!6点(2004-11-07 23:35:33)(笑:1票)

24.  あなただけ今晩は 《ネタバレ》 ムスタッシュのキャラが冴えています。娼婦とヒモ、客と警官の経済輪廻を語ったかと思えば、「愛の国フランス」を弁護にもちだそうとする。主人公たちに花を添えるエッセンスとして、最高の存在でしたね。“余談ながら”そんな彼の前歴は、経済学の教授、軍の大佐、賭博や、銀行強盗に弁護士、そして産科医だったりとさまざま。つつけば、まだまだ出てきそうですねぇ~(笑)。つつきがいのある人って好きです。それはそうと、この映画の中で最も仰天したのが脱獄シーンです。鉄格子を素手で広げ(さすがに市場で力仕事をしていただけのことはある)、緑のストッキングをつたって降りる。その下には警官がいるが、簡単に煙に巻いて堂々と逃走。こんなに簡単な脱獄って見たことないかも。ところで、先日テレビでニュースを見ていたら、どこの国か忘れたけれど脱獄の話題が。映像を見ると、窓からヒモがぶらさがっていました。この映画と同じだったので、それにも仰天。本当にビックリです。ここでイルマに一言。「いいかげん気付けよっ!」。         <これ以降、2003.11.10更新>あの有名な「それはまた別の話」ってセリフ、どこだったんだろう?って気になっていたのが、やっと判明しました。私が観た字幕は「余談ながら」に変えられていたんです。コレって詐欺だと思いません?8点(2004-11-07 22:56:59)

25.  フィニアンの虹 これ、ミュージカルじゃありません。創作ダンスです。私の好みからすると、最低の部類に入ります。クレジットカードの発行でお金がなくても、洗濯機やら食器やら、いろんなものが手に入ることに喜んで、今まで使っていたものをポイポイポイポイ捨てるのは、かなりイヤな感じがしました。クレジットカードが夢のカードなんてとんでもない。時代、、、、なんでしょうか。アメリカのイヤな部分を見たような気がします。それから妖精が耳が悪くてしゃべることもできない女の子に求愛するときの歌が……♪好きなのは○○だけれど、彼女は振り向いていないから、近くにいる君が好きだよ~♪ふざけんじゃないっつーの。街の人々の動きも立ち位置も、すべてが舞台のダンスちっく……やっぱりこれは創作ダンスだ……。2点(2004-08-29 21:02:33)

26.  芝生は緑 セリフがいっぱいで疲れました。もしかしたら字幕の付け方がまずかったのかもしれません。なんせ外国の言葉に弱いもので……。どうも疲れてしまうのでした。私も『めぐり逢い』の二人の共演というので、むっちゃ楽しみにしていたのですが……なにやらケイリー・グラントの嫉妬心が変な方向に進んでいるのが、なんとも不思議でした。デボラ・カーは相変わらずキレイですし、零細伯爵家でキノコ栽培をしながら、家計?を助けているあたり、いじらしいとも思いましたが……。セリフが多いわりに、あっさり軽~く流れていく感じに、違和感を感じてしまいました。4点(2004-08-14 21:54:15)

27.  テキサスの五人の仲間 《ネタバレ》 (*ネタバレじゃないかもしれないけれど、念のためネタバレ)コトが終わったあと、妙にサバサバしすぎていたのに……目がテン……。酒場の女の歌も、バカにしたような♪コーディー、コーディー♪ってザッツ・繰り返し! この落差がたまらないのでしょうが、私はどうも……。この対比で受けを狙おうとしたところが逆についていけなかったよーな。いいじゃん、女がポーカーしたって、麻雀したって、競輪やったってーーー!(只今、錯綜中 汗) でも随所に出てくるマヌケな絵(特に列をなして歩いているところ)なんかは、けっこうツボにはまりました(笑)。理想の女性を夢みる地主、、、彼がちょっと可哀想だった。ところで西部の掛け金制限なしルールって、資本金をいっぱいもっているヤツが勝つのでは? かけひきとか関係ないのでは? どうなの? ポーカーしらないから私はこんなこと言っているの?(笑)。天井なし西部ルールに緊迫感がないように思う私は、見方を間違っていたのかなぁ。どうなんでしょう?? この西部ルールをもうちょっと改良してくれたら、とっても面白い映画になっていたかもしれません。6点(2004-08-10 00:02:23)

28.  恋愛専科 イタリアの観光映画としては、『ローマの休日』を超えた(観光名所の案内のみにおいて)。でもそれだけ。ちょろっとローマンな歴史が紹介(あくまで観光が主体だけれど 笑)されているのが興味深かったけれど……うーーーむ、それだけ。前半部分はむっちゃ面白そうな雰囲気がプンプンしていたのになぁ。「恋をするのよ!!」とアメリカからイタリアに渡った小娘が、恋をして、その相手の昔の女がなんたらかんたらって、それだけなんだよなぁ。なんだかみんなの恋心があっさりしすぎていて、イタリアーナな感じの熱い情熱っぽさがなーーーーんもなかったのが至極残念。5点(2004-07-14 11:14:36)

29.  いつも心に太陽を なーーんだ、みんないい子じゃん。大人の対応ひとつで、子どもっていろんな風になるんだなぁ。ひとつひとつのエピソードはちっちゃなことなんだけれど、それでもじんわりと温かくなれる映画ですね。オープニングの、バスの中でおばちゃん(なんでも笑いにしてしまう、大阪のおばちゃんっていうイメージ)に囲まれたポワチエの姿がちょこっと笑えた。だって大柄な彼がなんか、ちょこんと小さくなっていたんだもの。7点(2004-07-04 22:10:17)(良:1票)

30.  歩け走るな! まずは『シャレード』を観た後に観ることをオススメします(笑)。なぜって、私の一番好きなシーンが『シャレード』ネタだからです。そう、ケイリー・グラントがコーヒーを入れるシーン、あの場面は、『アパートの鍵貸します』のジャック・レモンのテニスラケットでパスタの湯切りをするシーンに匹敵します。なんていうのでしょうか、同じネタをしつこく繰り返す、このリピートにやられてしまう心境っておわかりになるでしょうか? アパートの階段にひつこくいる子どもやミルクをとるときに締め出しをくらう場面……最低2回は繰り返してくれるおとぼけお笑いシーンに、観ているこっちがニヤニヤしてしまいます。単純でくだらない映画が好き!って人はぜひとも『シャレード』を観た後にご覧ください。単純でくだらない映画ってことは保証します。そうそう、申し遅れましたが、この映画の舞台は東京オリンピックに沸く日本。作りモノっぽい日本を堪能できるという楽しみもあります。ベタベタなお約束展開映画をお楽しみくださいませ~(笑)。7点(2004-06-22 00:35:42)(良:1票)

31.  シャレード(1963) ケイリー・グラント演じるピーター・ジョシュアがインチキ臭くて……。善人なんだか悪人なんだか全然わかんな~い。どっちなんだろう?とレジーの気持ちになってドキドキしました。バカンスを終えて自宅に帰ると、家の中はがらんどう。何にも残っていないはずなのに電話が生きているのがちょいと謎ですが、それは置いておくとして、そんな状態で現れたピーターが怪しいだろう、普通。でも、ときめいちゃった相手だからね。第一印象が好みだと信用したくなるしね。それでもやっぱり怪しい。やっぱり誰を信じていいのやらわかんな~い、っていうレジーの焦燥感と恐怖がビシバシ伝わってきました。夫の葬式の場面だって、次々と怪しい男たちがやってきては、意味ありげなことをつぶやいていく。第三者的立場からみると滑稽ですが、レジーの立場だったら、そりゃもう怖いよなぁ~。でもレジーは落ち込むと食欲が出るタイプ。一般的な人は悩みがあるときには食欲をなくすものなのに。きっとレジーは華奢で守ってあげなくっちゃいけないようなナリをしているけれど、本当はとっても強いんです。怯えているのはポーズです、ポーズ。私にはそんな気がしてなりません。って、可憐なヘプバーンに対して、ヒガミ入っているのかなぁ??? それでもヘプバーンは大好きです。9点(2004-06-12 15:45:38)

32.  恋をしましょう あーー、もうっ、マリリンの魅力にやられっぱなし。彼女の登場シーンが忘れられない。場面はとある小さな劇団の稽古場。タイツにセーター一枚の格好で舞台におどりでたマリリンは、開口一番♪My name is Lolita~♪と唱いはじめる。周りには男性ダンサーがうにょうにょ。そりゃあんた、稀代の女たらしイヴ・モンタンもノックアウトよ。イヴ・モンタン演じるクレマン財閥の社長がダンサーに惚れて、芸人として劇団に所属するという少々?強引な設定。しかも、クレマンは彼女の相手役を勝ち取るために、金にものをいわせて&なりふりかまわず、芸を磨く。これが全然上達しないんだな(笑)。滑稽なくらいに。クレマンは奇行を繰り返すわけですが、普通だったら「変なヤツ~、何やってるんだよ」と半ば呆れてしまうでしょう。ところがところが、マリリンの登場シーンがあまりにも魅力的なので、クレマンの奇行も妙に納得してしまうんですね~。随所に出てくるコメディや歌なんかは、クレマンの芸が寒いのですべりっぱなし。こういうのはちょっと見ていて疲れるのですが、それでも彼なり(←ココがポイント)にひたむきに頑張っている姿に、思わず声援を投げかけたくなるんです。 【追記】なにわ君さん、はじめまして。マリリンファンの集いにようこそ!(っても、ここの部屋はまだ二人ですが(汗))6点(2004-06-05 23:55:15)(良:1票)

33.  ミクロの決死圏 期待しすぎて観たせいか、たるい展開に「うむむ……っ」ってうなり声をあげてしまいました。そう、タイムリミットがあって緊迫感があるはずなのに、ぬるーーく体の組織に襲われて、じたばたとゆったりした動きで、危機を脱出。のーーーんびりすぎるんですよね。でも、体内は液体だから、水中で動くことを考えたら、ゆったりになるのはしょうがないといえば、しょうがないですけれどね。シンクロナイズドスイミングとかやってキビキビ動く人がちっちゃくなって体内に入っていったら、もっと面白かったかもしれないなぁ。あっ、水の女王、エスター・ウィリアムズなんかが出ていたら、それだけで絶賛しちゃいそうなんだけれど……いかんせん時代が違うし……。そうだなぁ、シガニーなんかが出てきて、バッタバッタと攻撃してくるやつらをなぎ倒すとかしてくれても面白かったかも……。うーーむ、難しいなぁ。4点(2004-04-25 23:39:47)

34.  ワン・ツー・スリー/ラブハント作戦 とにかくすんごいセリフ量。ちょいとブラックだけれど笑えるセリフの数々に、細かな落としどころが、ビリー・ワイルダーの職人っぽさを感じさせてくれますね。あまりにも随所で落とされているため、ここで何を挙げればいいのかわからないくらいです。ドイツ人にロシア人などの気質が、ちょっと皮肉っぽく、それでいて面白く描かれているので、ぷぷぷっと笑うところがいっぱいあります。また、音楽もとってもいいですね。仰々しい音楽が主人公の慌ただしさを煽っています。東ベルリンのホテルでソ連代表者と会うときの音楽が♪Yes! We have no banana♪(『麗しのサブリナ』でヘプバーンが車を洗いながら鼻歌を唄うシーンの音楽)だったのでビックリ! ちょっと嬉しくなりましたよ(ウフフ)。しかしながらこの映画、観ていて本っ当に疲れるんですよぉ〜。何がって、はじめに申しましたとおりセリフが多すぎるからです。はい。頭が起きているときに、ちゃんと観てくださいませ(笑)。7点(2004-04-21 17:13:03)(良:1票)

35.  サボテンの花 《ネタバレ》 なんだかビリー・ワイルダーテイストだなって思って観ていたら、脚本をI・A・L・ダイアモンドがやっていたんですね。不倫をしている(と思い込まされている)女の子の自殺シーンからはじまるなんて、ホントにワイルダーっぽいです(笑)。皆さんも仰っていますが、この映画の魅力はゴールディの頑張りぶりでしょうか。彼女の妙ちきりんな正義感、お節介ぶりがうまーーくストーリーをかき回しています。本当にこんな子がいたら、迷惑なんですがね。ついつい妻(←いないけれど 笑)の立場から考えてしまうのです。もし私が妻だったら、離婚間近の旦那の愛人なんて会いたくなんかないんだけれどなぁ。それを「会わせろ!」と言い切る彼女の若さ(図々しさ)に頭が下がります。この訳のわからない理論をマッソー歯医者は可愛いと感じたのでしょうか。ところで、ゴールディに黒いミンクのストールは似合わないでしょう。はじめからバーグマンのために用意されたような衣装です。どっちかといえば、マッソーはゴールディに白いストールを贈って、それをバーグマンが譲り受けて似合わないストールを身につけているというほうがコメディっぽいんだけれどなぁって思ってしまいました。全体的にゴールディの衣装は原色いっぱいでかわいかったんだけれど、バーグマンのほうは微妙でしたね。もうちょっと上品な装いをしてもらいたかったような気がします。7点(2004-04-03 21:59:51)(良:1票)

36.  酒とバラの日々 《ネタバレ》 いやぁ、胸が痛くなりますね。チョコレートに目がない可愛い女の子が、愛する男性に合わせてお酒を飲むうちに、夫婦そろってアル中になる……。はじめは、妻が夫の要求で、愛しているからこそ酒に手を伸ばすのに、今度は立ち直った(立ち直ろうとしている)夫が、妻から離れたくないがために、再び酒に手を伸ばす。もう、なんでこうなっちゃうの?と、とても切ない思いで映画を観ていました。娘がアル中になってしまった、お父さんの悲しみ、母親から放っておかれる娘の寂しさが、とても痛いんです(涙)。ダメダメ人間の夫婦でしたが、お互いを愛する気持ちはホンモノなのに、どこかが掛け違っちゃったんでしょうね。ただ、ラストのジャック・レモン! 優しいのもほどほどにしろよ!と言いたい。お酒を止められない、止めたくないという妻を、どうして無理矢理にでも引き留めなかったの? きっと妻は引き留めてもらいたくて、会いにきたはずなのに。いまさらどんな面で娘に会えばいいかわからない彼女の自主性に任せるなんて、もうちょっと後押ししてあげてもいいじゃないか。立ち去る妻に「キミに部屋はいつも用意しているよ」と言うだけじゃあ、彼女は戻れないのです。もっと力ずくで引っ張り上げてもらいたいときもあることをわかってもらいたいなぁ。7点(2004-03-21 14:53:35)

37.  シェルブールの雨傘 《ネタバレ》 とにかくカトリーヌ・ドヌーヴがかわゆい♪ 色とりどりの傘に、部屋の壁紙、部屋着……原色のオンパレード、色の洪水の中でも光り輝くドヌーヴのかわいさに溜息。あのコートの着こなし、細い手足、大きな目……むっちゃくちゃ可愛いぞぉーーー。ずるい、ずるいなぁ。ストーリー自体は戦争に出ていった恋人を待ちきれなくて、パッと出の男と結婚ししてしまうって話なので、便りがないからといって心変わりしてしまった女の浅はかさを描いているものなのかもしれません。でも、でも、あんな可愛いジュヌビエーヴ(ドヌーヴ)を手紙も書かずに放っておくほうが悪い!と、彼女の肩をもってしまうのです(汗)。そりゃあ男が言い寄ってきて、そっちになびくわなぁ〜と、なにげに思ってしまいます。可愛いってズルイなぁ〜(笑)。8点(2004-03-08 23:12:34)(良:1票)

38.  ウエスト・サイド物語(1961) 《ネタバレ》 悲劇のミュージカルってあんまり好きじゃないなぁ。だって歌を唄って体を動かしたら、自然とハッピーになってくるものじゃないの? 喧嘩をしていてもなんだかわからないうちに仲直りしているミュージカルが好きな私は、最後まで抗争したあげく死人が出るようなミュージカルは認められません。ただ、マリアとトニーの恋の歌は好き♪ 「To Night」も楽しい。やっぱり私は男と女が出会って、歌を唄ってハッピーっていう単純なのが好みです。4点(2004-03-01 14:26:45)

39.  ねえ!キスしてよ ディーン・マーティンが、ほぼ本人のような役柄で出演しているという意味では『オーシャンと11人の仲間』と同じですね(笑)。ラスベガスのSandsカジノでジョークを交えながら歌う彼は、まったくいつもと同じなんでしょう。とはいっても、むっちゃスケベなスケコマシだったので、そこはちょいと違うのでしょうがね(笑)。それにしても、ディーン・マーティンって何故こんなにもいやらしい役が似合うんでしょうか。イタリア系っていうだけではなさそうな雰囲気です。また、キム・ノヴァクも娼婦がはまっています。ほどよく下品でハスッパだけれど純真って感じの雰囲気がばっちりでした。さて注目してもらいたいのが、キム・ノヴァクの男の観察能力の凄さ。ディーン・マーティンは女性の体重を抱き上げたり、ウエストを持ったりしながらも間違える(ただ、彼が女性を触りたいからワザと間違えている可能性あり 笑)のに対して、一目でピタリと小数点以下まで当ててしまうのです。また、彼女は男性が紳士的かどうかを爪で判断しています。爪の根元のほうに白っぽい半月状のものがありますよね。これが大きければ大きいほど紳士だっていうんです。キム・ノヴァクは、ディーン・マーティンの爪を見て、「月が全くないわ」と言います。こういう細かいところがとても面白いですね。ところで、私には爪に月がありません。これって紳士じゃないってことなのかな?でも一応私は女性なので、淑女じゃないってことになるのか? うーーん、困ったなぁーーと、我が爪を見つめて考え込んでしまいましたよ(汗)。まっ、そちらの真偽はともかくピアノ教室の先生をしているご主人の嫉妬深さ、テンポの遅さ、思い込みの激しさに対して、妻が愛情いっぱいで夫を見つめるところなど、見どころはたくさんあります。しかし……ちょっとコメディ、コメディにしようとしすぎるあざとさが表に立って、ストーリーに入っていけなかったのが残念でございました。7点(2004-02-06 09:18:29)(良:1票)

40.  カンカン 《ネタバレ》 セーヌ川を走る豪華船の婚約披露パーティで、泣きべそをかいたシャーリー・マクレーンが、婚約者になだめられて「お化粧を直すわ」というシーンが好き。この後、彼女は婚約者を追い出して「ちょっと待ってね」といって逃げ出すのですが……(笑)。さすがに逃げ出すとは思いませんでしたよ。なんたって船上。川に飛び込むしかありませんからね。ドレス姿のままで川からあがるシーンは、ドレスが重そうだったけれど、ちょいと色っぽかったです。とにもかくにも、シャーリー・マクレーンのドレス姿がかわいらしい。けっこう彼女は片方しか肩のついていないドレスを好んでいたようで、川からあがるシーンでもこの片肩ドレスだったため、妙に艶っぽかったのでしょう。また、黒い打ち掛けのような着物をはおっているのも色っぽかったです♪ ミュージカルってことでいくつかのナンバーが用意されているのですが、どれも出来としてはイマイチ。ただ、カンカン踊りだけは楽しかったです。歴史的に本当にカンカン踊りが「風紀上よくない」という理由で法的に禁止されたのかどうかはわかりませんが、カンカン撲滅運動を推進している婦人団体の老婦人が実際にカンカン踊りを見て、徐々に体でリズムを取りはじめる場面なんかも好きですね。さて、シャーリー・マクレーンのロマンスの行方はというと……ちょいと腑に落ちないラストを迎えてしまいました。結婚を拒んでいた弁護士役のシナトラが、名前を与えるためにするのが……「養女にすること」だなんて……(汗)。義理とはいえ親娘でイチャイチャはよくないだろう! カンカン踊りよりも風紀上よくないぞーーと釈然としない終わり方だったのが残念。どーせなら結婚しておくれよ。気をもたせたんだからさぁーー(そもそもこのカップルをあんまり応援はしていなかったけれどね 苦笑)。養子縁組みでお茶を濁されるようなら、やっぱり判事と結婚していたほうが幸せだと思うよ。うん。6点(2004-02-03 08:56:01)(良:1票)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS