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61.  タレンタイム~優しい歌 《ネタバレ》 これは傑作です。 再見する機会がなくて残念ですが、今でも私的ベスト1と言える作品です。 民族や宗教の違う人たちが心を合わせて暮らしていく難しさ・大切さを、 若い彼らの初々しい恋を軸に優しい眼差しで描き出しています。 監督は51歳という若さで急逝して、こんな素晴らしい作品がもう見れないのかと思うととても残念です。 たくさんのエピソードで民族や宗教や環境の違いを描き、若い二人の交際も宗教が違うからと反対されます。 耳が聞こえないから話せないマヘシュの綺麗で真っ直ぐで純粋な眼差しと表情。 見るだけで、言葉はいらないほどの想いが伝わってきます。 ムルーのあの美しいピアノと歌声はマヘシュへは届きません。 あんなに切なく「あなたに恋をした」と歌っても、メロディーは伝わらない。 でも、ピアノを弾いてるムルーを見つめるマヘシュの眼差しに胸を打たれました。 二人の他にも、出場者に選ばれたマレー系のハフィズという男子生徒のお話も 考えさせられました。 母子で暮らしてきたけど、母は重い病気で入院中。 病院での母との会話、ライバル(と相手が勝手に思ってる)の中華系カホーとの絡みなど、 各々の環境と心情も丁寧に描かれています。 理不尽な叔父さんの死も、いくらでもメッセージを盛り込めるところを 女たちの涙で淡々と描写しています。 全編通して、決して泣かせようとしている演出ではなく、どちらかというと温かいユーモアに満ちているのに、 自分でも知らないうちにずっと泣いていたらしく、終わってからトイレで鏡を見たら目が腫れててビックリしました。 今もすべてが鮮やかに甦るほどの感動作です。[映画館(字幕)] 10点(2020-07-08 00:33:51)《改行有》

62.  建築学概論 《ネタバレ》 初恋あるある満載、そして結ばれないお話。 実は両想いだったというのも良くある話。 何で聞かないんだろう、何で言葉で伝えないんだろう、と思うのは大人の意見で、 自分も昔々は何も言えなかったなぁ(遠い目)というノスタルジーに浸れました。 ただ、これは大学生にしては幼すぎる。まるで中学生みたい。 大学生を演じたイ・ジェフンがとても巧くて良かったです。 島の自然も美しかったです。 ただ、肝心の家が、どこかの公民館みたいで、私には全然良い家に思えないのが残念でした。[インターネット(字幕)] 6点(2020-07-08 00:18:48)《改行有》

63.  ペコロスの母に会いに行く 《ネタバレ》 何故雄一の妻のことは一切触れられてないのか、 竹中直人のハゲネタはいらないんじゃないかとか、 多少不満はありますが、ともかく、赤木春江さんの演技が素晴らしかったです。 徐々に進行していく認知症のお婆さんを、もう本当にそうなってるんじゃないかとしか思えないような演技でした。 寿命が延びるとともに認知症の人も増えるといわれているので、 人事と思わずに見たほうが良いと思う映画でした。[DVD(邦画)] 7点(2020-07-07 17:44:10)(良:1票) 《改行有》

64.  怪物團 《ネタバレ》 今では絶対に作れない作品。 フリークスたちのインパクトが凄すぎて、よくこんな映画が撮れたものだと驚きました。 いろんな身体的特徴の人たちが出てきますが、皆不足している部分を補う技術を身につけて逞しく生きています。 四肢が欠損してる男性が、口だけでマッチに火をつけて咥えてる煙草に火をつけスパスパ吸うシーンが特に印象的でした。 怪物とは何か。 人の心を言うのなら、間違いなくクレオは怪物。 ハンスをヘラクレスと一緒に嘲笑う顔や、仲間だと言われて激怒する顔の醜いこと。 最後、その醜い心に相応しい姿になります。 有り得ない姿で怖かったです。 フリーダは本物の淑女。 クレオに心を奪われて別れを切り出すハンスに「私の望みはあなたが幸せになることだから」と一言も恨み言を言わずに受け入れます。 そしてラストも、自責の念から引きこもりになったハンスを救います。 クレオたちに復讐する嵐のシーンがおどろおどろしく怖かったので、この光の差し込むラストを見れて良かったです。 怖いシーンもあったけどホラーではなく、ストーリーも平凡ですが、いろいろ考えさせられました。 機会があれば見るべき作品だと思います。[インターネット(字幕)] 9点(2020-07-07 17:40:42)《改行有》

65.  亜人 《ネタバレ》 原作・アニメとも見ていません。 そのせいか、見終わって疑問だらけでした。 永井が佐藤と敵対関係になるまでの二人の関わりが描かれないので、 地獄から救ってくれた恩人なのに、何で逆に戸崎の味方になってるの? としか思えません。 「嫌いだから」という問題じゃないでしょう。 大体、亜人だからってあんな残酷な人体実験をやる政府の方が悪いでしょ。 佐藤が20年も地獄にいたと知ったら、そっちに肩入れしたくなります。 永井はたった3日で救ってもらったのに、なんで政府の味方するのか、 自分と妹さえ平穏に暮らせればいいってのも、全然共感できません。 戸崎と女性亜人の関係も良く分からないままだし、 黒い幽霊が何でどのタイミングで出るようになるのか、 政府は佐藤が逃げた後何の対策もしてなかったのか、 ただの研修医の永井が何故傭兵並みに戦えるのか、 猛毒ガスの保管があれほど杜撰なのはあり得ないとか、 もう疑問だらけ。 原作読んでない人は放置ということですか。 アクションやCGは良くできてるので、その点だけ見ごたえありました。[インターネット(邦画)] 4点(2020-07-07 17:35:50)《改行有》

66.  世界の中心で、愛をさけぶ 《ネタバレ》 テレビでやってるから見てみるか、くらいの気持ちで見ましたが、 物語が薄っぺら過ぎて無理でした。 高校生の二人、長澤まさみと森山未来は良かったです。 亜紀の才色兼備でしっかりもので、でも少女らしい可愛らしさが眩しいくらい。 朔太郎のちょっと頼りないけどピュアで真っ直ぐな高校生男子らしさ。 イケメンでもなく特別魅力的とも思えない朔太郎に、 何故亜紀が惹かれたのかを、もう少し描写してほしかったけれど。 いっそ高校時代だけのお話でじっくり描いてくれたほうが良かったです。 現代のとこ、丸々いらないです。 朔太郎は未練たらたらのただの回顧厨だし、 律子に至っては全く無理やりの偶然設定なだけでした。[地上波(邦画)] 4点(2020-07-07 17:31:22)《改行有》

67.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 まったく予備知識無く見たのが良かったみたいです。 最初のグダグダもギャーギャーも、普通のゾンビ映画みたいに楽しめました。 後半は、映画製作の裏方作業を見学してるみたいで面白かった。 映画の作品としては微妙で、繰り返し見たいとは思いませんが、こういうのも有りかなと思います。[インターネット(邦画)] 7点(2020-07-07 17:26:39)《改行有》

68.  名探偵ピカチュウ 《ネタバレ》 ポケモンGOはほとんどしてないけど、TVアニメは見てたので 初代ポケモンがいっぱい出てきて懐かしかったです。 ピカチュウは文句無い質感が出てるけど、他はちょっとお金のかけ方が足りないCGでしたが、 実際ポケモンがいたら、こういうのかなと思わせてくれました。 悪役の手下としてロケット団が出てたらもっと良かったな。 何故ティムにだけピカチュウの言葉がわかるのか、何故おっさんの声なのかは、きちんと説明してハッピーエンドという、 安心して見れる王道映画。 子どもだましではなく、バディ物としても、親子関係の再構築物語としても、ちゃんとしてて大人でも楽しめると思います。[映画館(字幕)] 7点(2020-07-07 17:23:47)《改行有》

69.  ラ・ラ・ランド 《ネタバレ》 ミュージカルは好きです。舞台も結構見ます。 でも、この作品はもう一度見ようとは思えません。 OPのフラッシュモブみたいなのは、まとまり無くてチグハグで長く感じたので、 もしかして好きになれない映画かもと思ったら、そのとおりでした。 ありきたりなストーリーだし、歌やダンスもそれほど見所無く乗れないまま終わりました。 ライアン・ゴズリングの繊細な演技は好きですが、エマ・ストーンに魅力を感じません。 ただ、最後のシーンは良かったです。 別の未来もあったかもしれないけど、これで良かったんだよね、と無言で見つめ合って少し笑顔になるところ。 二人は別々の道を行ったからこそ、自分の夢を叶えられたと思うので。[地上波(吹替)] 4点(2020-07-07 17:20:44)(良:1票) 《改行有》

70.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 《ネタバレ》 最初から最後まで、ただ悲劇へまっしぐらの作品なので見てて辛いです。 アナキンがますます単純バカになってて、パルパティーンの手中にはまってくのを見てるのが嫌でした。 多分そのせいだと思うけど、今作は劇場で見ただけで、その後一度も見てないと思います。 いかにして銀河帝国とダースベイダーが誕生したのかを、丁寧にしなくていいのに丁寧に描いています。 クローン兵たちが一斉に敵に転じてジェダイたちを殺していくのと アナキンが子供ジェダイたちまで手にかけるのが何とも胸糞悪いです。 一番の目的だったパドメの命を救うことが、逆に自分のせいで死んじゃったのをもっと自覚しろよアナキンと思いました。 ケノビのせいにするんじゃないよ。 避けて通れないEPだけど、多分あと5年くらいは見ないでしょう。 すぐにEP4を見て口直しをしました。[DVD(字幕)] 6点(2020-07-07 17:15:22)《改行有》

71.  スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 《ネタバレ》 成長したアナキン役のヘイデン・クリステンセンとナタリーの美しい二人の恋愛物語がメインのような今作。 ナブーの自然の美しさとともに眼福の作品。 それでいて、後の旧三部作につながる伏線がたくさんあって、 それらがすべて次回作の悲劇につながると思うと、二人の幸せそうな笑顔も美しい自然も、切なさが増すばかりでした。 それにしても、少年時代のアナキンは、もっと利発で思慮深い子だったような気がするけど、 成長したアナキンは自信過剰で聞き分けのない反抗期のような青年になってたのは何故なのでしょうか。 そういう精神面の危なさや繊細さをヘイデンはしっかり演じてたと思います。 ラジー賞取ったらしいけど、そこまで下手とは思わなかったです。 感情を抑えられないので、後々ダークサイドに落ちるのだけど、10年もジェダイの修行をしてて、 武術はともかく精神面の鍛錬はできなかったのか疑問。 これは、次回作でオビワンが自ら言うように、導き方を間違ったということですね。 やはり師匠としては力不足だったからとしか言えません。 クワイガンジンのパダワンだったら、精神面から鍛えたと思います。 この辺の流れは上手いですね。 EP1でクワイガンジンが死んでしまったのも、ダースベイダー誕生の布石だったんだと思いました。 今作での見どころは、ヨーダのライトセイバーでのバトルが見られたところ。 フルCGらしいけど、今見ても良くできてるし、普段杖ついてるのに、戦いの時めちゃくちゃ早い動きで強い。 思わず「カッコイイ」と声が出ました。 リピート率が低かった今作ですが、久しぶりに見たらやっぱり面白かったです。[DVD(字幕)] 8点(2020-07-07 17:09:31)《改行有》

72.  スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 《ネタバレ》 EP9を見てから、もう一度全部見直したくなったので まず、旧三部作より16年後に公開されたEP1から。 内容は、TVでも度々放送されたのを見てたので覚えてるつもりでしたが、 実際見たら細部はほとんど忘れてました。得した気分。 ダースベイダーの始まりってわかってるから、この新三部作はダークな感じが漂ってるので、前作のように冒険活劇感は無いです。 CGが進化した分、宇宙空間や船やロボットは見ごたえがあります。 今作では、幼いアナキンと可愛いアミダラの出会いがあり、 ふたりはまだ全然子供なので、アナキンのポッドレースなどを楽しく見ていられました。 評判の悪かったジャージャービンクスも、私はそれほど嫌いじゃないです。 ヴィジュアルがもっと愛らしかったら、あのウザキャラももう少し受け入れられたのではないかと思いました。 若きオビワンケノビのパダワン時代もいいし(ユアン・マクレガーがぴったり) リーアム・ニーソンのクワイガンジンも役にはまってました。 アミダラ役のナタリー・ポートマンは少女のころから美しいし、のちに成長しても美しいままという奇跡的な女優ですね。 観客だけわかってるパルパティーンの正体を、映画の中の皆は知らないで尊敬と信頼を寄せてるのがなんとも切ない。 新三部作の中では最初でもあるので、ストーリーが一番しっかりしてると思います。 バトルシーンを多用してガチャガチャする後の作品とは違ってました。[DVD(字幕)] 7点(2020-07-07 17:04:15)《改行有》

73.  スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 《ネタバレ》 前作が酷過ぎたので見るのをためらってたけど、 やはり壮大なスターウォーズの物語の最後を見届けねばと見に行きました。 結果、EP8でぶっ壊された世界観から、頑張って軌道修正してまとめ上げたなと思ったので見て良かったです。 レイの出自については、無理やりの後付け感があるし、スカイウォーカー家の物語だったはずだけど、 もう血筋じゃなくて絆なんだよねってことになるのはどうかと思うけど、 フォースやジェダイの神話性は壊されてるので仕方ないですね。 何でもありでこの先またこのコンテンツが使われるのでしょう。 レイ役のデイジーはとても意志の強い女性にぴったりな面構えと目力で適役だと思います。 でも、新キャストで魅力的なのはレイだけ。 他は全然共感も親しみもわかないまま終わりました。 キャスティングもキャラ付けも残念。 文句はいろいろあっても、いずれまた見たいと思うくらいには楽しめました。[映画館(字幕)] 7点(2020-07-07 16:57:46)《改行有》

74.  ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 《ネタバレ》 原作もアニメも見たこと無いので、原作と比べてどうこうとは言えません。 いろいろ訳わかんないところも多いし、前半じいちゃんエピソードが長くてだれるけど、 思ったより面白かったです。思ったより。 ただ、実写化とはいえ、ある程度は何の知識も無い人が見てもわかるように作ってほしいのですが、 その辺スルーしてます。 この監督は、心情とか状況とか関係とか、何でもセリフで説明しがちなのに、初見の人への説明は省略したようです。 形兆の弓矢って、最初それが形兆の能力なのかと思ってたら違うみたい。じゃ何で持ってるの?誰かにもらったの? 虹村兄弟の父親はなんでバケモノになったの? 康一君のスタンドの能力は?ただ出てきてお終わり? 等々わからないままだったので、見終わってからネットで検索しました。 そういう前提の映画ですか? 出演者の中では、やっぱり神木くんが上手だと思いました。 それと、意外と真剣祐がいい演技してると思いました。 第一章というからには、続編あるんでしょうか。 またテレビでやったら見ます。[地上波(邦画)] 5点(2019-02-19 19:48:16)《改行有》

75.  きっと、うまくいく 《ネタバレ》 3時間もあったけど全然中だるみせずに見れました。 ただ謎の発明家が誰かは大体わかるので、正体がわかってからのシーンをテンポ良くすれば、 もう少し短く出来るのではと思いました。 また、いろいろ突っ込みどころ多いです。 仮病で飛行機Uターンさせたら損害賠償されないのかとか、ピアが10年も婚約者がいるのに独身のままとか。 それと「消音機」は、他の学生が存在感が無い分憎まれ役を一手に引き受けて気の毒でした。 自分でも言ってるとおり、そこまで酷い目に合わされるほどのことはしてない気がします。 でも、冒頭ランチョーてどんな奴なのか興味を引かれ、学生時代と10年後の現代を交互に描きながら、 行方不明のランチョーを探すというのは、ありがちだけど話の織り込み方は上手くて面白かったです。 途中挟み込まれるお約束の歌と踊りはシーンに合ってて楽しかったし、カラフルで綺麗でした。[インターネット(字幕)] 7点(2019-02-19 19:42:34)《改行有》

76.  ボヘミアン・ラプソディ 《ネタバレ》 特にファンではなく、曲も誰でも知ってる曲を知ってる程度です。 でも、その程度なのに作中のほとんどの曲を知ってたのは、 当時それだけクイーンの曲が周りに流れていたのだろうと思うと、 本当に凄いバンドだったんだなと改めて思います。 ただ、映画の内容は、フレディの孤独感の根源がどこにあるのかが曖昧で良くわかりませんでした。 「運命の人」であるメアリーを女性として愛せないけど側にいてほしい、 でもそれが叶わないのが辛い、に終始しているように見えてしまいました。 仮にそれが事実としても、最期まで寄り添ってくれた恋人が、 最後にサラっと出てきて終わりなのはどうかと思います。 家族(主に父)との軋轢やセクシャルマイノリティとしての葛藤、メンバーとの確執が 表面的に描かれていて焦点がぼやけているようでした。 また、私の記憶ではフレディはもっとカルスマ性のある人物だったような気がするので、 その力強さが主役の人から感じられなかったのも残念でした。 あくまでも曲の素晴らしさが映画の評価を上げているのだと思いました。 エンドロールで流れたご本人映像が一番興奮しました。[映画館(字幕)] 6点(2019-02-19 19:37:03)《改行有》

77.  息もできない 《ネタバレ》 公開当時、見終わった後、普段なら絶対買わないノベライズ本を買って帰りました。何か手元に残したくて。 その後何度か見返してますが、何度見ても胸が詰まります。 サンフンの暴力でしかコミュニケーションが取れない哀れさ。 ヨニの辛い環境でも無くさない自尊心と母性の健気さ。 どちらも、やり場の無い気持ちをもてあまして自分がつぶれそうになってる。 言葉で表現できたり人に伝えられたりできれば、少しは気持ちが軽くなるけど、 二人ともそれができません。 サンフンは言葉を持たず、ヨニは高校生には抱えてるものが大きすぎて、できません。 サンフンの末路は予想できるものだし、ラストにも救いがありません でも、生育環境や生活環境が、いかに子供に大きな影響を与えるかとか、暴力の連鎖や因果応報とか、この作品はそんな教訓めいたことを言ってません。 何も分からせようとか教えようとか、そんな意図が無く、あるがままをぶつけてくるから見てて苦しくなります。 ただ見る者に何かを感じさせ、振り返ったり決意させたりする。 救いが無いからこそ、何とかしないとけいないと思わせてくれる作品だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2019-02-19 19:25:36)(良:2票) 《改行有》

78.  暗黒女子 《ネタバレ》 原作未読。前知識も無く期待もしていなかったおかげで、思いのほか面白く見れました。 ただ、退屈はしなかったけど、いろいろ無理な設定が多くて見終わってからモヤモヤしました。 まず、闇鍋と、やけに意味ありげなカメラワークで、最初からオチの予想がついてしまうのはどうなのかなと。 また「皆の憧れの太陽のような完璧な美少女」という設定なのに、 普通の地味な人がキャスティングされているのも納得いきませんでした。 何より「いつみが死んだ」という事が、何故曖昧のまま許されているのか疑問。 噂と小百合の演技だけで納得できるものではないでしょう。 最後も、本当に小百合がいつみを殺めたのだとしたら、普通に考えて小百合の方が弱みを握られることになるのでは? そんなわけで、最後無理にホラーにしなくても、小百合が自作の小説を朗読してオチをつければ良かったなと思いました。 例えば、いつみは本当に転落死した。何故なら私が花壇に置くはずのマットやネットを用意しなかったから。 というのや、自殺の理由は脇役たちへの復讐ではなく、先生に捨てられ絶望したから。 だって、先生の本命は私だったんだもの、 とかなら、もっと面白かったのに。[インターネット(邦画)] 6点(2019-02-19 19:19:54)《改行有》

79.  ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 《ネタバレ》 本当にトラと漂流したと思って、キャッチコピーどおり「どうやって少年は生き延びたのか」という海洋サバイバル物語として見てたので、最後にポカーンとなりました。 どうやら、実際は日本人の保険調査員に語ったもうひとつの物語が事実のようだけど、どちらが事実かを考えさせるのではなく、哲学だから、何を信じたいのか、ということなんですね。 そうやって少年は生き延びたのか・・・と考えると怖いお話です。 どんな神様でも信じるパイは、一つの神様を信仰してる人たちからは不思議がられるかもしれないけど、無宗教でクリスマスパーティもするし初詣出にも行くしお寺巡りもする私のような日本人には、宗教観のお話はピンとこないのではないかと思いました。 映像はとても綺麗でした。[映画館(字幕)] 6点(2018-06-10 18:01:44)《改行有》

80.  パフューム/ある人殺しの物語 《ネタバレ》 映像は深い色合いが美しく、 音楽も映像にぴったりで素晴らしい。 特に色は、ラベンダー畑や山など自然の景色はもちろん、 美女たちの肌や髪の色も綺麗で、横たわる死体さえ一枚の絵葉書のような美しさ。 反対に、市場やゴミ溜は思わず鼻をつまみたくなるような汚さ。 公開当時さかんに宣伝してたように、映像から臭い、匂い、香り、が感じられる(ような気がする) 孤独で誰からも愛されず愛さず、香りの追求しか関心の無いグルヌイユが 狂ったように追い求める究極の香り。 香りのために女性たちを殺すことに何の躊躇もない。 彼にとって女性たちは人間ではなく、香りを抽出する花のように、ただの材料なのだから。 香りを作り出す過程の求道者のような顔。 ベン・ウィシューの、ちょっと困ったような純朴そうに見える外見がハマリ役だったと思います。 彼に関り彼を手放した途端死んでゆく人たち。 産み落として捨てようとした母親、お金目当てで子どもたちを引き取っている孤児院の院長、 残忍な皮職人の親方、調合師のマスター(ダスティン・ホフマン) 最後は、究極の香りを完成させた後、それを使って大金持ちになることもなく 貧民たちに身を投げ出して消えてしまいます。文字通り肉体が消滅する。 香りによって存在価値を見出したかったのに、結局誰も彼自身を認めなかった。 現在だけでなく過去の彼のことを知る人も誰もいないという、 つまり彼は最初から存在しなかったも同然になります。 こんなに終始一貫して孤独な主人公のお話は初めてです。 せめて、この映画を見た人は覚えておいてあげましょうかグルヌイユのことを。 そんな気にもさせられる作品でした。[インターネット(字幕)] 7点(2018-06-10 17:50:12)《改行有》

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